大杉緑とは俺様だ（完結）

第3章 新しい女性関係を構築する

8、新時代の女

俺の名前は大杉緑だ。緑とは素晴らしい。山登りなんてすると、緑の青々とした景色に見惚れるだろう。しかし、緑なのに青なのがどうも気に入らない。

さて、俺は悪魔の四者面談が終わってサチに愛情がないことがわかった。

親父に早速話してみた。
「父さん。」
「なんだ？」
「俺さ、サチと婚約したけど、ちょっと合わないような気がして。」
「合わないからどうしたんだ？」
「今更だけどさ、婚約解消して、次の結婚を考えたいんだ。」
「お前、婚約は結婚と同じようなものだぞ。サチさんの経歴に傷がつく。」
「サチの経歴か。」
「お前は男と女の置かれている立場をわかろうとしていない。」
「でもさ、気の合わない女と暮らしたって。」
「お前はもう選んでしまったんだ。引き返せない。」
「じゃあさ、俺、一人暮らししたいよ。」
「何を突然。」
「サチと結婚するんなら、サチと自由に会うように」
「実家だってそれはできるし、結婚したら、2人で暮らすだろう。」
「いや、サチの父親が近所の物件を買ってるらしいんだ。」
「そうなのか。そんな大事になるまで、両親の顔合わせをしなかったお前にも責任はある。」
「費用は俺が工面するからさ、半年、1人暮らしさせてくれよ。もちろん顔合わせのにっても組む。」

親父は少し考えた。
「じゃあ、まあうちの実家の近くならいいだろう。」
ということで、俺は一人暮らしのアパートメントを借りることになった。
2ヶ月後に顔合わせの日程も決まった。


「あら、こちらが大杉さんのお家？」
最初に読んだのはサチである。
「これから2人のお揃いとか買わなきゃね。
「まあ、仮住まいだからな。」
「私とあなたの秘密の部屋ね。」

そうサチが言った時、俺は別のことを考えていた。
夜、俺の監視がないということは他の女性と会えるということだ。
ということで、俺は3人の女性でもない女性を探すことにした。

今度は、うるさくない、面倒じゃない女性を。
そして、吉田に連絡を取った。

ということで、今日はこの辺りでさらばである。