望月アグリと申します

有住葉月

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第7章 新生活

9、ヨウスケさんのお母さん

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望月アグリと申します。
私の夢のお話にお付き合いいただきありがとうございます。

さて、私は夢を追いかけるために、子供をどうしようかと悩んでおりました。
そんなある日、群馬のヨウスケさんのお母さんからお手紙が届きました。

「アグリへ。
一週間以上経ったっけど、中々帰ってこないね。もう三週間経ったけどね。
私が言いたいのは早く帰ってこいってことじゃないんだ。
実は、主人が大層な浮気をしていたことがわかってね。
それも今回が初めてじゃない。若い頃から方々で浮気をしては私を泣かせていたんだよ。
でも、なんで今回許せなかったかというと、女中と三年も隠して浮気してたんだよ。
同じ屋根の下と思ったら気持ち悪くてね。
それで、今、私が淳之介の面倒を見てるだろう?
私も、いっそのこと東京に行こうかと思ってね。
こう見えて、私はないものがあってもやってけるタチなんだ。
実家が呉服屋やってたから、大切に育てられたけど、親は忙しくてね。
淳之介もアグリと過ごしたいだろう。
そろそろ、私も主人から卒業してもいいかと思ってね。
と言うことで、来週にでも東京に引っ越そうと思う。
荷物はあまりも持たないから不安にならなくていい。
とりあえず、急いで帰らずに東京にそのままいておくれ。
私も一緒に東京に住むことにするよ。
ともよ」

手紙の内容にびっくりしてしまいました。
お母さんが東京に!
一軒家とはいえ、あまり大きくないお家です。
そんなお家にお母様大丈夫でしょうか?

でも、いいこともあります。
淳が東京に来るのです。
だから、もし修行に入られたとしても、週末はすぐに会えると言うことです。
お母さんに夢のことを言ったらやっぱり怒られてしまうでしょうか?
それだけが心配です。

嫁とはいえ、お母さんには本当に良くしていただきました。
だから、完璧とはいえなくても、うまくやっていけそうな気がしました。
ヨウスケさんはお母さんが東京に来ることを反対しそうですけどね。

でも、私の人生、お母さんの人生、ヨウスケさんの人生。
みんなの人生がうまい具合に回ることを祈って。
今日はこの辺りで失礼します。お粗末さまでした。
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