前世で犬用の徳を積んだ僕は、前世犬の人間を愛の奴隷にできるらしい。

いんげん

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ワンワン日記 2

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風邪もすっかり治った、土曜の夜。
今日は、蛍が泊まりに来る。

ここ数日は風邪のせいで滞った仕事を片付けていたので、蛍とは会えていない。

久々に、蛍に会える喜びと、アナルセックスを知った蛍がどんな事をしでかすかの不安と期待で、変な汗を掻いている。
だから、蛍が来る前にとシャワーを浴びているのだが…ペニスを入念に洗う自分を許して欲しい。

「犬飼!お邪魔します」
玄関の方から、蛍の元気な声が聞こえて来た。
しまった…洗うついでに抜いておこうと…時間を忘れて手淫してしまった。
急いでシャワーを済ませ、下着をつけてバスローブを着た。

「すまない、蛍。直ぐに行く」
リビングの方に向かって声を掛けた。
手早く髪を拭いた。
コンコンとドアを叩く音がした。

「犬飼?シャワー?」
「あぁ」
「お邪魔します」
「っ!」
蛍が洗面室に入ってきた。
私は眼鏡を掛けて、バスローブの前をキッチリ合わせた。

「……犬飼…お風呂だったんだ。良い匂い」
蛍が私に近づいて、鼻をクンクンした。
細めの可愛い鼻がヒクヒクしていて、愛おしい。
「髪の毛、まだ濡れているよ…僕が乾かしてあげるね」
ドライヤーを手にした蛍に椅子を勧められて、そこに腰掛けた。
私が着席すると、ドライヤーのスイッチを入れて、蛍が髪を乾かし始めた。
「……幸せは此処にあった…」
「え?」
馬鹿な事を呟いてしまったが、ドライヤーの音で蛍には聞こえていなかった。
鏡に映る蛍は、幸せそうにニコニコと私の髪を梳きながら、乾かしてくれている。
胸の中の温かい感情がフワフワ膨らむ。
自分の顔がだらしなく微笑んでいるのが分かる。

「はい、おしまい」
「…ありがとう蛍」
もう終わってしまった…。最高だった。
あぁ私の髪が、もっと長ければ……いや、それは、ちょっと気持ち悪いな。

「えへへ、おいで犬飼」
ドライヤーをしまった蛍が、用意してあった私のシャツを広げて呼んでいる。
なんだ…蛍のお世話スイッチが入っているのか…それとも、卑猥な罠か…。
「すまない」
私は恐る恐る、バスローブを脱ぎ捨てた。
ふふ…蛍、私はちゃんと下着を着けている、裸と思っただろうか、残念だったな。
何故か勝ち誇った気分になり、シャツに腕を通した。

「犬飼って、見た目に反する筋肉質だよね…プロテインの広告塔になれるよ、美しい筋肉つくれますって」
「……」
どうやら、卑猥な罠では無かった。
馬鹿みたいな事を考えた自分が恥ずかしい。
私は、いそいそとシャツのボタンを留めて、ズボンを履いた。

それから、二人で楽しく食事を作り、ワインを嗜みながら、楽しい時を過ごした。

今は、蛍が入浴している。

私は、チェストを開けて、無駄に買いそろえたコンドーム数枚と、ディスポーザブルの個別包装ローションをソムリエエプロンのポケットに忍ばせた。
普段なら、この後、蛍による地獄の兜合わせと、尻しご…臀部陰茎刺激があるからな。
アナルセックスを理解した蛍に合わせて、忠犬として一歩先の用意をしておかなければ。

「…くっ…静まれ…」
先走りそうになる己のペニスに言い聞かせた。

□□□

「それじゃあ…お休み、犬飼」

入浴を済ませた蛍が、爽やかに挨拶をして、蛍用の寝室に消えた。

「………」

私は、立ち尽くした。

「………」

私は、その場で歩き回った。

「………」

私は…崩れ落ちた。

地獄の兜合わせは!?
尻扱きは!?

アナルセックスは!?
どうした、蛍!!
君らしくない!アナルセックスを理解したのだろう!?
なぜ…なぜ、エッチな暴走をしないのだ。
なぜ…いつもの性的接触すらない!

「っ!?」

ま…まさか…、もう渋谷と試したとか?
まさか…渋谷と開発中とか?

「蛍!!」
うっかり舞い上がって、ちゃんと蛍の匂いも嗅いでなかった!
まさか…もう渋谷と…。

私は、蛍の寝室へと走った。
ノックも忘れ、部屋へ走り込んだ。

お休み3秒の蛍は、もうスヤスヤと眠っている。
私は、蛍の毛布を床に投げ捨てた。
うつ伏せに眠る蛍のパジャマのズボンを、パンツごとそっと脱がせた。

「んん…」
警戒心ゼロで危機感の無い蛍は起きない。

「すぐに分かる渋谷の精の匂いはしない…」
私は少し安心したが、まだ疑いは晴れていない。中に残っているかも知れない。
ポケットから取り出したローションを手に取り、蛍の後孔へと宛がった。

くちょ…くちょ…

ゆっくりと肉襞を解しながら、人差し指を中へと進めた。
蛍の中は温かく、キツい抵抗もなく、するすると指は奥へ進んでいった。

「…ん…ふ…」

指を二本に増やしても、蛍は起きない。
蛍の中からは、渋谷の匂いは一切ない。
しかし、私は中を探る指が止められない。後ろめたい興奮が私を突き動かしている。

蛍の前立腺はどこだろうか…。

中に入れた指を蛍のペニスの方へ向かってクイクイと押し、少しずつずらして探していく。
すると、ぷっくりと膨れた前立腺に当たった。
とてもわかり易い…まるで、私のペニスに早く突いて欲しいと言っているような、可愛らしい膨らみ…。

「……んー…」
蛍の声に鼓動が高まる。
しかし、辞めることが出来ない。

くちゅ…くちゅ…

私は、蛍の肉襞を愛撫し、ふくれた前立腺をスリスリと撫でた。

「…っ…う…」
蛍の腰が浮いてきた。
すこしペニスが兆してきて、苦しくなったようだ。

蛍が起きる前に辞めるべきだ…

しかし…

辞められない

くちゅ…くちゅ…

勃起してきて、さらに大きくなった前立腺がぷっくりと主張している。

あぁ…これを、私のもので擦り上げて、ぐちゃぐちゃに捏ね回したい!!

蛍の中を掻き回し、蛍のよがる声が聞きたい!

私の匂いで溢れるくらい射精したい!
私は無意識で、ポケットのコンドームを投げ捨てた。

蛍は私の人だ…蛍は…

「んぁ…ん? 犬飼!?」
「ワオーン!」

私の征服欲に支配された思考は、怒気を含んだ蛍の一言で散った。
体が条件反射で床に正座をした。




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