「面白い女」を回避せよ 〜 部族の皇子と、成り代わり姫(中身は男) 〜

いんげん

文字の大きさ
2 / 4

中編

しおりを挟む
移動して、停留して。
また、移動して、停留して。

牧歌的な生活が始まった。
一人で馬なんて乗れない俺は、ザーン様の前に座っている。
ザーン様も仲間たちも、馬とは一心同体、手足の様に扱っていた。

俺的には馬と言うと、時代劇に出てくる馬か、競馬のサラブレッドくらいしか馴染みがなかったので、彼らの馬の太さに驚いた。
首も胴体も太めで、足はそんなに長くない。
だけど馬は速いし、ずっと走っている。

馬車馬のように働くとかいうけれど、俺は全然働いていなかった。
馬、すごい。

「いやああああ!」

「馬が疲れてきた」と言い出したザーン様は、沢山並走する馬から一頭選び、引き寄せると走行しながら乗り移った。
ついでに、俺の体も毟り取るように移動させられた。

「ど、どうして、一回とまらないのぉぉ」
「面倒だし、遅くなるだろう」
「そ、そんな……」
「私たちは、世界の端から端まで移動する」
「……」

まぁ、確かに、この男たちが支配する地域は、もはや大陸横断レベルの国土だった。
汽車もない時代、内陸を移動するのは馬しかない。
だから、今も一人一頭ではなく、民族大移動みたいに沢山の馬が走っている。

「みんな、ちゃんとついて来るの偉いですね」
「たまに家出する馬もいる」
「そうなんですか⁉」

後ろに乗るザーン様を振り返ると、彼は楽しそうに笑っていた。
その顔は、少年のようで、なんだか可愛かった。

この男、よくよく考えてみれば、まだ24歳だ。
それって、人によっては まだ大学生とかで……俺より11歳も年下。
可愛い坊やなのでは?
思わずニヤニヤ眺めていたら、ザーン様の目が不機嫌そうに細められた。

「何だ?」
「いいえ、何でもないです。それより、私にはずっと同じ景色に見えるのですが、迷う事はないのですか」
「馬鹿にするな。あんなに山があるだろうが」
「山? え? どこですか?」
「は? そこら中にあるだろう」
「え、嘘です無いですよ」
「では、あそこの花は見えるか?」
「早すぎるし、遠いですよ!」
「お前、目が悪いのか?」
「いいえ、普通でしたよ」

お互いに顔を見合わせて首を傾げた。


ザーン様の視力に興味を持って、昼食の時間、俺は検査をすることにした。

「じゃあ、ザーン様、そこに居てくださいね」
「……」
あきれ顔のザーン様だが、とりあえず嫌とは言っていない。

俺は走ってザーン様から離れた。
あれ? これ花嫁脱走とか思われる?
そう不安に思ったけれど、みんな「何遊んでるんだ?」くらいの視線しか送ってこない。

まぁ、確かに、馬盗んでも秒で追いつかれるわな。

「じゃあ、ザーンさま。私と同じ顔してみてください!」

遠くなったザーン様に声をかけ、イーっと歯をむき出しにした。
そして、ザーン様を見て気が付いた。
俺、ザーン様の表情、もう見えないわ。

「ザーン様、ごめんなさい、私見えません!」
「……」

見えないけどわかる。
きっと呆れた顔している。

「えっと、じゃあ、これ指何本ですか」

人差し指を立てて、突きあげた。
ザーン様の手が動いたけど、見えない。

「言葉で答えてくださーい!」
「……」

無視された。

「ザーン様!」
「一本立ててますよ」

近くに居た年若い青年が教えてくれた。
ちょっと眠そうな半目の青年は、ニコニコと微笑んでいる。
確か、ザーン様にタルカンと呼ばれていた。
唯一の気安い関係っぽい人のようだ。

「あっ、ありがとうございます」

彼に頭を下げて、もっと下がった。

「じゃあ、これは」

今度は指を三本立てた。
もはや、俺にはザーン様なのか判別できない距離だ。
教えて、とタルカンを見たら「三本ですね」と答えてくれた。

「すごーい、あれ? というか、貴方もすごい」
「いえ、そのくらいなら皆、見えます」

笑われてしまった。
現代のスマホに毒された俺ならいざ知らず、アリスの視力は悪くないはずだ。

「DNAの差だな」
「は?」
「皆さんも生まれ持った能力が凄すぎます」

そう話していると、いつの間にかザーン様が近くまで来ていた。

「もう遊びは終わりか? 俺は暇じゃない」
「あ、はい! ありがとうございます。 ザーン様の視力は、花丸満点ですね」
「ああ?」
「えー、とても良くできましたということです。お花の丸がつきます」
俺は空中に、花丸を描いた。
ザーン様も青年も、きょとんとしていて可愛い。
「面白いお方ですね」
タルカンが言った。
「いやいやいや、全然、面白くないです! つまらない、退屈な女です!」
彼の言葉に慌てた俺は、全力で否定した。
「ね、ザーン様」
「変な女だ」
「駄目、それ駄目です、いいですか、私はつまらない女、さぁ言ってください」
「……」
「つ、ま、ら、な、い、おんな! リピート!」
「確かに変な方ですね」
タルカンが同意し、ザーン様が
「そうだろう、タルカン」
と楽しそうに笑った。

「……」

これはまずい。つい、数日経って慣れが生じて来た。
こういう時が一番、やらかしやすいのだ。
俺は、口を閉じて姿勢を正し、黙った。
今日からは話すのを控えよう。

「なんだ? 機嫌を損ねたのか」

私は黙ったまま、首を振った。

「干し肉あるぞ」

ザーン様が、懐に手を差し入れたので、無言で手のひらを差し出した。
 

□□□□

「それでですね、その蠅が来たから、もう、ひーってなって、手で追い払って!」
「お前は、よくしゃべるな」
「あっ」

黙る、と決めたのに、つい話してしまった。
移動中は、そんなに話せないし、夕食食べてお腹いっぱいになって、つい気が抜けて昼の分も取り戻すように話してしまった。
目の前で、やっと夕食にありついているザーン様と、矢継ぎ早に話す俺。
まさに、夫婦みたいじゃんか。

いや、でもいいのか?

もういっそ、五月蠅くてウザい妻でいいのか?

「ザーン様、私何歳に見えますか?」

俺が思いついた、ウザいセリフをお見舞いしてみた。
実際、婚活中に何度か聞かれたが、ウザいというよりは、困る感じだったけど。

「は?」

ほら、ほら、眉よっている。

「ザーン様は、24歳に見えないですけど、可愛いですよ」
「……」

面倒になったのか、もはや答えもしないし、こちらも見ない。
ただ肉をほうばっている。
良い調子だ。

「ザーン様、しりとりしましょう」

無視して、馬乳酒を煽るザーン様。

膝くらいの高さの正方形のテーブルには、所狭しと食事が並べられている。
テーブルは真っ赤な塗装と繊細な模様の絵付けが施されている。
椅子は木の簡易的なものだが、その上には洒落た布が敷かれている。

「しりとりって、言葉をつなげていく遊びです。最後に“ん”がついたら負けです。お手本しますね」

時々、ちらりと視線を送られるが、表情に変化はない。

「ザーン様、マント、と……と? トマト知ってます? 赤くて甘い野菜です。あ、これがですね、パスタのソースとか、スープにすると、とっても美味しいのですが」
「お前、ゲームはどうなった」
「あ……あー、えっと、馬にします。馬、まご、ごはんは駄目だから、ごま。あ、ごまっていうのは、小さな種みたいな黒と白の粒なんですけど、おだんごにつけたり、お赤飯っていう赤いご飯につけたりします」
「おい、そのゲーム、向いていないだろう」
「そんな事ないですよ! 子供とやると負けなしでした」
「子供に勝って、いばるな」
「勝ち負けの問題じゃないんですけどね、子供とのしりとり、凄い可愛いんですよ。みかんとか、ライオンとかすぐ言っちゃうんですけど、言ってから気付くお顔がもうキュン、キュンです、癒しです」
ほわっと担当した子供たちを思い浮かべ、思わず頬が緩む。
「子供が好きなのか?」
「もちろん!大好きです」
「そうか、好きなだけ作ってやる」
「は?」
にやりと笑うザーン様に、俺は首を振った。
「結構です。産みたくないです」
そう言ってから、ふと思った。
俺、家族や子供が欲しくて婚活してたけど、いざ産めますよと言われたら「いや、ちょっとそれは」とか思ってしまう。
最低だ。
俺、最低な男だった。
「なに馬鹿なことを言っている」
「だって!ザーン様も真剣に考えてください! もし、ザーン様が明日、女性になって子供産めますよってなって、やったー産みたい、なんて思いますか?」
「お前は、頭がおかしいのか?」
「お股から、こんな大きなもの出すなんて死んじゃいますよ」
俺は新生児の頭を想像して、手で表現した。
「まぁ、確かにお産は命懸けだが。その代わり、私も命を懸けて戦い、お前の望みの物を手に入れ、お前や子を守る」
「う……それでも、いやです。私たちは結婚式をしても清い関係でいましょう」
「私は後継者を望まれている。お前が子を産まないなら側室を宛がわれるだろう、いいのか」
「どうぞ」
ドーンと両手を広げた。
すると、ザーン様が酒のカップをドンと叩きつけるように置いた。
思わず、びくっと体を引いた。
「話にならん」
「……」
ザーン様のご機嫌を損ねたことは、ぴりぴりしている空気からも明らかだ。
怖いし
気まずい
「結局、お前は俺に触れられるのが嫌だと言いたいのだろう」
ザーン様の声がいつもより低く、地を這うかのようだ。
怒ってる?
というか、なんだか傷ついている?
目線が合わない。
“先生、僕の事きらい?”
なぜか、そう聞かれているような気がした。
「そんなことないです。ザーン様の事は割と好きですよ」
ザーン様の背後に移動して、膝をついて、その大きな背中に額をつけた。
「ならば、なぜだ」
ザーン様の背中は固い。
きっと俺の背中はこんなに硬くなくて、ふにゃっとしていたに違いない。
うん、男として勝てるところが何もない。
男の俺から見ても、カッコいい。
「なぜ?うーん、何と言っていいか、とにかく、ザーン様だけじゃなくて、人類の男、誰でも嫌です。あ、でも……」
「でも、何だ」
ザーン様が振り返った。
そして、彼のクリっとした目と見つめ合う。
可愛いかもしれない。
真剣に俺と向き合ってくれている、ザーン様は、ちょっとキュンかもしれない。
アリス、この人、結構いい人かもしれないよ。
「抱き合ったり、くちづけしたり――それくらいなら、いい、かも……しれない?」
関係悪化を回避する妥協案だけど、恥ずかしくてうつむいた。
俺は、何を言い出しているのだ。
「……」
うんともすんとも言わないし動かないザーン様に耐えかねて、ちらりと見上げた。

やばい、面白いものを見る目をしているじゃないか⁉

「では、してみろ」
「わ、私からですか⁉」
「してもいいのか?」

ザーン様の腕が伸びて、私の後頭部に当てられた。

「だめ!」

やっぱり可愛くないかも。
強い眼差しは、少しもブレず、獲物をロックオンしている。

「う、動かないでください」
「あぁ」

低めの椅子に腰掛けているザーン様は、足が有り余っている。その間に立って身を寄せて、至近距離でその顔を眺めた。

日に焼けて、傷もある顔だけど、圧倒的に作りが端正だ。少し傷んだハーフアップの髪も魅力でしかない。

くそぉ……顔面が良すぎて、嫌悪感が仕事しない。

「目を閉じてください」
「ああ」

素直に目を瞑るザーン様に、ちょっとドキンとした。

まつ毛は、そんなに長くない。
でも、それも有りだな、ちょっと触りたい。

誘惑に負けて、ザーン様のまつ毛を、ちょんと触った。まぶたがピクリと動いた。

「遊ぶな」
「……」

キスってどうやってするんだっけ?

ザーン様に顔を寄せたら、アリスの美しい金の髪がサラサラと流れた。
つい、出来心で髪の先をつかんで、ザーン様の唇を撫でた。

「おい!」

それでも目を開けないザーン様。
素直か!

楽しくなってきて、テンションが上がった俺は、勢いでちゅっとキスをした。

すぐに身を翻して逃げようとしたけれど、捕まった。
そして後ろから抱き寄せられた。

「わああ」
「お前も呑むか?」
「いいです、結構です!」

もがいて腕から抜け出し、椅子を手にして離れた場所に座った。

「どーぞ、お食事を!」

挙動不審な俺を、ザーン様は面白そうに眺めていた。

やばい!
色々、やばいよアリス!



□□□□


その夜、夢を見た。

現代にいる俺は、引っ越しをしていた。
物流倉庫の会社の寮に。

ん?

アリスさん……転職しました?

その最新のスマホ……どうしたの?


え、え?

冷蔵庫に満杯のスイーツ。
積み上げられた漫画。

アリスさん、まさか……エンジョイしてる?


俺は、悪寒を感じ目が覚めた。




  
 

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!

花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」 婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。 追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。 しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。 夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。 けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。 「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」 フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。 しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!? 「離縁する気か?  許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」 凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。 孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス! ※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。 【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました

春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。 名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。 誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。 ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、 あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。 「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」 「……もう限界だ」 私は知らなかった。 宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて―― ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。

冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件

水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」 結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。 出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。 愛を期待されないのなら、失望させることもない。 契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。 ただ「役に立ちたい」という一心だった。 ――その瞬間。 冷酷騎士の情緒が崩壊した。 「君は、自分の価値を分かっていない」 開始一分で愛さない宣言は撤回。 無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。 以後、 寝室は強制統合 常時抱っこ移動 一秒ごとに更新される溺愛 妻を傷つける者には容赦なし宣言 甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。 さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――? 自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。 溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ

淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる

柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった! ※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。

【完結】悪役令嬢の身代わりで処刑されかけた侍女、悪人面強面騎士にさらわれる。

雨宮羽那
恋愛
 侍女リーリエは、処刑される予定の主・エリーゼと容姿がそっくりだったせいで、身代わりとして処刑台へ立たされていた。  (私はエリーゼ様じゃないわ!)と心の中で叫んだ瞬間、前世の記憶がよみがえり、ここが読みかけだった悪役令嬢ものの小説の世界だと気づく。  しかも小説ではエリーゼが処刑されるはずなのに、リーリエが処刑されかけているという最悪の展開。  絶体絶命の瞬間、リーリエの前に現れたのは強面で悪人面の騎士ガウェイン。  彼はなぜかリーリエを抱えあげ連れ去ってしまい――? ◇◇◇◇ ※全5話 ※AI不使用です。 ※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...