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前篇
四重奏③
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「計希くうん、今度は二人同時にして」
「きゃ、すごそう。きてください、かずさん」
二人が腰をうねらせる。
「同時にっていっても……」
棒は一本しかないからなあ……と思っていたら、なぜか二本になっていた。ああ、夢みたいなものだから、こういうのもできるのか。
「じゃあ、いくよ」
上向きの棒を友美ちゃんに、下向きのを結衣ちゃんに入れた。
「あああっ、やっ、んんんっ!」
「ああっ、メリメリって入ってきますぅ!」
同時に入れ終わり、しばらく静止した。が、二人が口づけしたり胸をもみあって「うふんっ」とか「やんっ」とか嬌声を上げてきたので、僕はがまんできなくなった。ゆっくりと腰を振り始め、やがて激しくつき始めた。
「はんっ、あああっ、ふうんっ!!」
「ひゃっ、はっ、ああん!!」
パンパンという音が二重奏のように響く。こんな経験、初めてだ。清楚な結衣ちゃんとおとなしそうな友美ちゃんの乱れた姿に興奮してくる。
「二人とも、すてきよ」
由香さんが言いながら、後ろから僕の胸を触ってきた。そして僕の手を自分のお尻に回す。
「ほんと、まるで可憐な花が艶やかに変わっていくみたい……」
由希姉は僕に口づけをしてくる。二本になった棒は、絶頂を同時に迎えて二人の割れ目に一気に発射した。今までの中で一番出たような気がする……。
「やあん、もうすごおい……」
「はあ、はあ……かずさん、気持ちよかったですぅ……」
僕もさすがに限界にきて、布団に寝転んだ。少し休み、また四人と四重奏のようにしまくった。本当に夢のようで、このまま終わらないでほしいと願った……。
目が覚めると、いつもの布団にいた。時刻は五時半を指している。
(現実か…まあ、こんなものだよな)
手にはダリア・クロックが握られていた。
(あーあ、あの夢が現実だったらなあ……)
そうすれば、ぐうたら妻と顔を合わす必要もない。仕事と家事育児のダブルワークに苦しむこともない。あの夢が現実だったら……そう思った。
それからというもの、僕は毎晩、ダリア・クロックを使った。結衣ちゃん、由香さん、由希姉、友美ちゃんと、夢……というか仮想空間で楽しく過ごした。
そんな日々が一カ月続いたある日のこと。
(ん?)
ふとダリア・クロックを見ると、妙なことに気付いた。時計を覆うガラスにひびが入っているのだ。
まさか……使いすぎて壊れたのか?
数日後。この前のとおりからあの店に入った。すると、例の老女がいる。
「すみません、この前買った時計、ひびが入ってしまって……」
ダリア・クロックを見せると、老女はじいっと見て、それから僕の方を見た。
「ずいぶん使ってくださったんですね……」
本来なら「商品を愛用してくれてありがとう」というニュアンスだろうが、この時計の使い道を考えると、その台詞を聞くこと自体が恥ずかしい。
「しかしながら、この時計はあと数回しか使えません」
「え!?」
僕は思わず声をあげた。
「しょせんは夢のような出来事。いつかは泡となって消えゆくものです」
「で、でも……」
それでは癒やしがなくなり、またぐうたら妻のいる現実のみになってしまう。そんなの嫌だ。
「……何人の女性を抱きましたか?」
「よ、四人ですけど」
恥ずかしい気持ちで正直に答えた。
「では、お一人につきあと一回ずつお使いください。それで、今後の行く末が分かります」
店を出て帰宅した僕は、その夜からまた四人と会うことにした。
「きゃ、すごそう。きてください、かずさん」
二人が腰をうねらせる。
「同時にっていっても……」
棒は一本しかないからなあ……と思っていたら、なぜか二本になっていた。ああ、夢みたいなものだから、こういうのもできるのか。
「じゃあ、いくよ」
上向きの棒を友美ちゃんに、下向きのを結衣ちゃんに入れた。
「あああっ、やっ、んんんっ!」
「ああっ、メリメリって入ってきますぅ!」
同時に入れ終わり、しばらく静止した。が、二人が口づけしたり胸をもみあって「うふんっ」とか「やんっ」とか嬌声を上げてきたので、僕はがまんできなくなった。ゆっくりと腰を振り始め、やがて激しくつき始めた。
「はんっ、あああっ、ふうんっ!!」
「ひゃっ、はっ、ああん!!」
パンパンという音が二重奏のように響く。こんな経験、初めてだ。清楚な結衣ちゃんとおとなしそうな友美ちゃんの乱れた姿に興奮してくる。
「二人とも、すてきよ」
由香さんが言いながら、後ろから僕の胸を触ってきた。そして僕の手を自分のお尻に回す。
「ほんと、まるで可憐な花が艶やかに変わっていくみたい……」
由希姉は僕に口づけをしてくる。二本になった棒は、絶頂を同時に迎えて二人の割れ目に一気に発射した。今までの中で一番出たような気がする……。
「やあん、もうすごおい……」
「はあ、はあ……かずさん、気持ちよかったですぅ……」
僕もさすがに限界にきて、布団に寝転んだ。少し休み、また四人と四重奏のようにしまくった。本当に夢のようで、このまま終わらないでほしいと願った……。
目が覚めると、いつもの布団にいた。時刻は五時半を指している。
(現実か…まあ、こんなものだよな)
手にはダリア・クロックが握られていた。
(あーあ、あの夢が現実だったらなあ……)
そうすれば、ぐうたら妻と顔を合わす必要もない。仕事と家事育児のダブルワークに苦しむこともない。あの夢が現実だったら……そう思った。
それからというもの、僕は毎晩、ダリア・クロックを使った。結衣ちゃん、由香さん、由希姉、友美ちゃんと、夢……というか仮想空間で楽しく過ごした。
そんな日々が一カ月続いたある日のこと。
(ん?)
ふとダリア・クロックを見ると、妙なことに気付いた。時計を覆うガラスにひびが入っているのだ。
まさか……使いすぎて壊れたのか?
数日後。この前のとおりからあの店に入った。すると、例の老女がいる。
「すみません、この前買った時計、ひびが入ってしまって……」
ダリア・クロックを見せると、老女はじいっと見て、それから僕の方を見た。
「ずいぶん使ってくださったんですね……」
本来なら「商品を愛用してくれてありがとう」というニュアンスだろうが、この時計の使い道を考えると、その台詞を聞くこと自体が恥ずかしい。
「しかしながら、この時計はあと数回しか使えません」
「え!?」
僕は思わず声をあげた。
「しょせんは夢のような出来事。いつかは泡となって消えゆくものです」
「で、でも……」
それでは癒やしがなくなり、またぐうたら妻のいる現実のみになってしまう。そんなの嫌だ。
「……何人の女性を抱きましたか?」
「よ、四人ですけど」
恥ずかしい気持ちで正直に答えた。
「では、お一人につきあと一回ずつお使いください。それで、今後の行く末が分かります」
店を出て帰宅した僕は、その夜からまた四人と会うことにした。
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