時計仕掛けのダリア

クレシャス・ブレイク

文字の大きさ
26 / 40
前篇

結衣ちゃんと

しおりを挟む
 最後の夜。ついに結衣ちゃんとの夜。
 思えば初恋の相手だった。小学校の頃によく話したり遊んだりした女の子。転校してから会うことはなかった。だけど、もう一度会いたいと思っていた。
 ダリア・クロックのおかげでその希望が叶った。でも、それも今日で終わり……。

 気が付くと、僕はある部屋にいた。ピンクのカーテンにかわいらしいうさぎや熊のぬいぐるみがある。自分の格好は……高校のブレザーの制服のようだ。そして、僕の太ももには高校の制服らしきものを着た結衣ちゃんが頭を載せている。
(え? 高校生の設定?)
 自分が転校しなかったら同じ高校に行っていたのだろうか。というより、この状況は……。
「ん……」
 結衣ちゃんが目を開く。
「あれ、私寝ちゃってたかな?」
 ゆっくりと頭を上げる。短めのスカートから出ている足がきれいだ。
 そうだ。ここは結衣ちゃんの部屋だ。幼い頃、何度か遊びに来た。地元ではお金持ちで、家も大きくて、世界が違うと思ったものだ。
「計希、どうしたの? ぼーっとして?」
「あ、いや……」
 計希くん、じゃなくて計希。もしかして僕たち……。
「ふふっ、彼女のかわいい寝顔に見とれちゃった?」
 やっぱり、彼氏彼女になった設定なのか。夢での出来事だけど……最後の夜は素敵なプレゼントだな。
「そうだね、結衣……は、今日もかわいくてきれいだよ」
 僕は彼女の長い髪に手を入れてかき上げる。高校生の彼女は、本当にかわいくてきれいだ。
「うれしい……」
 結衣ちゃんは抱きついてきて、唇を重ねてくる。
「きて……」
「うん」
 僕は彼女の制服を脱がす。ブラウスのボタンを外すと、ピンクの花柄の下着が現れた。
「きれいな胸……」
「やん……」
 僕は膨らみに口を当てて軽い力で吸う。
「あんっ」
 色っぽい声で喘ぐ。白いブラウスがじゅうたんに降り、下着だけになった上半身の背中に手を回す。片手でもできるけど……両手でいそいそとホックを外す。すると、先が桜色に染まった彼女の胸が露わになる。その右側に口を当て、左側は手で軽く触る。
「やっ、あんっ」
 今度はスカートを軽くめくり、股に空いている手を這わせる。上下の下着は同じ柄で、とてもかわいい。
 真ん中の筋を指でなぞると、彼女は「ふうんっ、んっ」と声を上げる。下の下着の中に指を入れ、割れ目を軽くなでる。
「あああんっ、やんっ」
 顔を真っ赤にして目を潤ませる結衣ちゃん。高校生の彼女とできるなんて、本当に夢みたいだ。
「計希、私も……」
 彼女は僕のズボンのチャックをおろし、下着を探って棒を取り出した。手でゆっくりしごき、親指で先をスリスリと触る。
「あっ、んっ」
 僕も思わず声を出してしまった。
「ふふっ、気持ちいい? 計希、かわいい」
 頬を赤らめながら微笑むと、彼女はその柔らかくて美しい唇で棒をくわえた。
「ああっ!」
「んん、んんんん!」
 口内を真空状態にして、舌を絡めながら前後に動かしてくる。こんなに密着するなんてすごい。彼女の胸をもみながら感じていると、口内に発射してしまった。
「ん……」
 ドクドクドクッと脈打つ棒をくわえたまま、彼女は白い液をゴクゴクッと飲んでしまった。
「おいしい、ごちそうさま」
 艶やかに微笑む結衣ちゃん。すると自分からスカートと下着を脱ぎ、脚をM字に広げる。黒い靴下は履いたままなのがいい。
「きて……」
 僕は服を脱ぎ、棒を彼女の割れ目に入れた。
「んっ……」
 結衣ちゃんは恥ずかしそうな顔をしていたが、やがて恍惚となってきた。それを合図に、僕は腰をパンパン、と振り始める。
「やっ、あっ、いい、いいわ!」
 腰を振りながら胸をわしづかみしてもむ。さらに彼女の首筋に口づけしてみる。
「やんっ、計希、私、いやらしくなっちゃう!!」
「いやらしくなっていいよ」
 激しく突き続け、たっぷりと発射した。僕の棒と彼女の内側の壁が痙攣している。本当に一つになったみたいだ。
 発射が終わった後、僕は彼女の上に覆い被さって抱きついた。
「結衣、好きだ」
「私も大好きよ、計希」
 彼女も僕の背中に手を回す。
「でも……」
 彼女が言う。とうとうお別れか。
「今日で終わり。夢の中だけど、また会えてよかった。さよなら、私の初恋の人……」

 そう言って、白い光の中に消えていった。


 目が覚めると、時刻は午前三時を指していた。妻も娘も寝ている。
 手に持ったダリア・クロックを見ると、ガラスにひびが入っている。時計の針は……止まっていた。やがてダリア・クロックは光り始め、パキンと音を立てて砕け散った。


 これで、夢のような時間は終わった――。


 それからは、いつもと同じ日々が始まった。朝食を作り、仕事に行き、帰ってきたら家事育児をする。
 しかし、あのダリア・クロックのおかげでいい夢を見せてもらえた。たまにあの四人の女性との夜を思い出しながら、日々の活力にしていけたら……と思った。




 それから半年後――事態は新しい展開を迎えることになる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...