虐待され続けた少女は何を願う

みな

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1章

9話

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「アナ!今日は何して遊ぶ?」


「今日は街をお散歩しましょ‼︎」


「そういえばいつまでその仮面つけてるんだよ」


「これは外しちゃダメって言われてるの。私の顔は醜すぎて見るとみんな不幸になるからって」


「誰だよそんなこと言ったやつ!俺が殴ってきてやるよ!」


「ダメだよそんなことしちゃ!」


「なら俺に見してみろよ!俺が証明してやるよ。アナの顔を見ても不幸にならねぇってことを!」


「もし不幸な目に会っちゃったらどうするの...?」


「俺もともとスッゲー運いいんだ!アナと出会ったのだってたまたま俺が道に迷ったところにアナがいたわけだし...俺にとっちゃアナと出会えたのが今までの人生の中で1番幸運なことだって思ってる!」


「っ!!ありがとう...確かに顔見ただけで不幸になるなんておかしいもんね!」


「そうだぜ!ほらここには俺たちしかいねぇしとってみろよ!」


「っ!!お前それは反則すぎる...」


「えっそれどうゆうこと?醜い顔すぎた...?」


「ちげーよ...なんていうか...その...可愛すぎたってこと...ってそんなこと言わせんなよ!!」


「ほんと?あたしの顔醜くない?」


「あぁ!全然醜くねぇーよ!醜いとは正反対だな!!」


「ありがとう○○!!」


「じゃ今日はこの街まで行ってみよーぜ!!」



(今日はすごく楽しかったわ!私の顔を見せても○○くんに変な事は起きなかったし、あたしの顔が不幸を呼び寄せるなんて嘘なのかもしれない)
家に帰ってそんなことを考えていると、いつもとは違う時間にマリア様が入ってきた。


「醜い子、あなた今まで私に黙って外に抜け出していたでしょう。」


「そんなことしていませんマリア様!」


「嘘をついても無駄よ!勝手に外に抜け出すだけでは飽き足らず、見ず知らずの男にまでその顔を見せるなんて‼︎なんて聞き分けのない醜い子なのかしら?私あなたに忠告して差し上げたはずだけれど...あなたの顔を見たものは不幸な目にあうと...」


「まさか...そんなわけありませんよね?マリア様...」


「あなたが顔を見せたせいでこの子はとある山賊に襲われたらしいわ?あの子には大事な家族がいたのにね、可哀想な子...あなたのせいで家族全員が殺害されたそうよ。刃物で切りつけられ、拷問された痕跡が残っていたと言っていたわ。嘘だと思うのならこの写真を見ておくことね。あなたのためを思って男の子の写真は持ってこなかったけれど、この写真を見て今後の行動をよく改めることね。」


「いやっ...そんな...うそで...しょ...?あたしの...せい...?あたしが勝手に外に出て顔を見せてしまったから...ごめんなさいごめんなさいごめんなさい...嫌だいやだいやだいやだイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤァァァァ!!!」

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