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1章
25話
しおりを挟むあれから三ヶ月が経った。ロベルトは宣言通り騎士団長にまで上り詰めていたが、この国の闇と呼ばれる情報を私たちは何一つ掴めてなかった。
「やべぇな...この調子じゃあと三ヶ月で見つかんのか?」
「難しいわね...でも私たちに止まってる時間なんてない、絶対に見つけ出さなきゃいけないの」
「だが探せるところは全て探しただろ?もうどこにも情報なんて残ってねぇよ」
「っ!そうだわそれよ!ここには情報は元からなかったんだわ、あるはずのない情報を見つけられるわけがない」
「は?どういうことだよ」
「精霊よ、きっとこの事件精霊が関係してるんだわ」
「なんでそこに行き着くんだよ」
「この国には精霊除けの結界がされている...まずそこから疑うべきだったの、精霊は居ても得はすることはあっても損することはない。じゃ何でこの国は精霊除けなんかしてると思う?」
「えっと...精霊がいると何かまずいことが起こるのか?」
「そう、その通りよ。何か精霊がいてはダメな理由がここにはある。でも精霊の情報なんて記せるわけがない、この国の闇はきっと精霊と関係している」
「そんなこと言ったってどうするんだよ、無い情報を探すことなんて俺たちには出来ねぇぞ?」
「いいえ、私たちには大きな味方がいるわ。私は誰の愛し子だと思って?」
「っ!そうか!大精霊様に聞けばいいのか!」
「そうよ、それしか私たちにできる方法はない。ここにくる前ルナが念話をすることができるって言ってたわ。それを試してみるしかないわね」
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