初恋萌ゆ

さくらんぼ

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入学式

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入学式中、ずっと彼女を目で追っていた。


彼女は利発そうな親友らしき女の子と楽しそうにお喋りしていた。表情がくるくるかわって笑顔がとんでもなく可愛くて何でこんなに見ていて飽きないのだろうと不思議に思っていた



自分だけでなく、他の多数の男も彼女の方をチラチラと見ている。

ふと胸騒ぎがした。

「のの、同じクラス宜しくな」

「あ、ちはや!よろしくね~」

彼女がサッカーをやっていそうな爽やかな男に話しかけられている。

呼び捨てで呼ばれていて正直羨ましい。


「ちはや、よかったね。頑張りなさいよ。」と親友らしき女が彼の背中をバシッと叩く


痛った!と叫んで口論し合う二人をくすくすと笑うののがまた可愛くて早く僕も彼女と話したいと思った


彼女に早く話しかけたい、しかし新入生の挨拶を任せられているため、舞台袖で待機させられている状態だ。挨拶は面倒だが、彼女にいい所を見せるチャンスだ


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