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第3章 発情する武闘家、管理する委員長 ~古代遺跡で咲く背徳の華~
汗と愛液でレベルアップ!? 異世界スーパー銭湯、開店しました ☆
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翌朝。
「ふわぁ……よく寝たぁ……」
目覚めた僕は、いつもとは違う「音」に気づいた。
チョロチョロ……ザザーッ……。
水の音だ。
それもシャワーのような小さな音ではなく、もっと大量の水が流れるような音。
「まさか……」
僕は跳ね起きリビングへ出た。
「おはよう、相田くん!」
「おはようネ、相田くん。……すごいことになってるアル!」
すでに起きていたヒロインたちが興奮した様子で窓の外を指差していた。
《条件達成を確認》
《対象者:王美鈴より、純粋な『感謝』および『悦楽の汗』の供給を確認しました》
《規定値を超過。拠点レベルアップ(Lv.5)を開始します》
《新設備:『癒やしの湯処(スーパー銭湯モード)』を解放》
ログハウス風ヴィラの横にさらに巨大な日本風の建物が出現していた。
立派な瓦屋根に暖簾がかかった入り口。
そこには『男湯』『女湯』の文字――ではなく、『混浴』の看板が堂々と掲げられていた。
「い、行ってみよう!」
暖簾をくぐり脱衣所を抜ける。
そこに広がっていたのは異世界ダンジョンの最深部とは思えない極上の癒やし空間だった。
「うわぁぁぁぁっ!!」
「ひっろーい!!」
全員の歓声が木霊する。
高い天井には太い梁が渡り、壁は芳醇な香りを放つヒノキ作り。
そして視界いっぱいに広がる、湯気を立てる浴槽の数々。
『大浴槽(ヒノキ風呂)』
『ジェットバス(寝湯)』
『薬湯(日替わり・今日はラベンダー)』
『電気風呂(魔力微弱電流)』
さらにガラス戸の向こうには――。
「露天風呂だ!」
岩で組まれた広大な露天風呂。
そこからは、ダンジョン内部の幻想的な鍾乳洞の景色が見渡せるようになっている(マジックミラー仕様で、外からは見えない)。
「サウナもあるわよ!」
莉央が指差した先には本格的な『ロウリュサウナ』と、キンキンに冷えた『水風呂』、そして『外気浴スペース(インフィニティチェア完備)』があった。
「これ……完全にスーパー銭湯だ」
しかもただの風呂ではない。
システムの説明書きにはこうある。
【美鈴の汗と代謝への欲求が具現化した、究極のデトックス施設】
【効能:HP・MPの完全回復、状態異常の解除、肌質の劇的改善、疲労物質の完全除去】
【サウナ効果:『整う』ことにより、一時的に全ステータスが20%アップ】
「すごい……。これなら、昨日の毒なんて一発で治ったネ」
美鈴が呆れたように、しかし嬉しそうに笑う。
「汗をかくのが、こんなに素晴らしいことになるなんて……」
彼女にとって「汗」は恥ずべきものだった。
だが、この拠点はそれを「最高の設備」へと変換したのだ。
自分の存在が肯定されたようで美鈴の目頭が少し熱くなる。
「ねえねえ!入ろうよ!出発前に朝風呂!」
莉央が提案する。
「ええ、そうね。ステータスアップの効果もあるみたいだし、ボス戦の前には最適だわ」
清花も賛成し全員が脱衣所へ向かった。
数分後。
湯気が立ち込める大浴場に五人の裸体が並んだ。
「はぁ~~~~……極楽ぅ……」
「気持ちいい……お肌がツルツルになるわ」
歌恋と清花がヒノキ風呂に浸かってとろけそうな顔をしている。
「見て見て! ジェットバスすごいよ!お尻のお肉がブルブルする!」
莉央が寝湯で燥いでいる。
「ふぅ……サウナ、最高ネ……」
美鈴は一人、サウナ室で汗を流していた。
以前なら「汗をかきたくない」と思っていた彼女が今は自ら進んで汗をかき、それを水風呂で流して「整って」いる。
「相田くん、こっち来て♡背中流してあげる」
歌恋が手招きする。
「ずるい!私も洗う!」
「じゃあ私は前を……♡」
いつものように、歌恋と莉央、そしてサウナから出てきた美鈴によるミナトの洗いっこ(という名の愛撫合戦)が始まった。
その様子を清花は湯船の隅から見つめていた。
(……幸せな光景)
湯気越しに見る彼らは、まるで家族のように、恋人のように睦み合っている。
自分の体を見る。
白く、まだ誰にも触れられていない肌。
お湯に浸かって紅潮した胸の膨らみ。
(この体も……いつか、相田くんに)
清花はそっと自分のお腹を撫でた。
想像するだけで、お湯の温度以上に体が熱くなるのを感じた。
「……清花もおいでよ」
ミナトが優しく声をかけてくれた。
「えっ……い、いいの?」
「もちろん。背中、届かないところがあるだろ?」
彼は自然に手を差し伸べてくれた。
清花はお湯を蹴って彼の元へと進んだ。
「……お願いします」
彼に背中を預ける。
温かい掌が背筋を滑る。
ただ洗っているだけなのに清花の心臓は破裂しそうだった。
(あぁ……相田くんの手……)
それは彼女にとっての「予行演習」であり、来るべき本番への甘い助走だった。
一時間後。
風呂上がりでピカピカになった僕たちはフルーツ牛乳(瓶入り)を腰に手を当てて一気飲みした。
「ぷはーっ!最高!」
「生き返ったネ!」
全員の肌は発光するように輝き瞳には力が漲っている。
ステータス画面を確認すると、全員に【湯治効果:全能力上昇(大)】のバフがかかっていた。
「よし、行こう。ダンジョン攻略、あと少しだ」
「「「おーっ!♡」」」
僕たちは装備を整え、ログハウス風ヴィラ(スーパー銭湯付き)を後にした。
目指すは最深部。
この迷宮の主が待つ最後の部屋へ。
心も体も、そして装備も万全。
僕たちに敗北の二文字はなかった。
「ふわぁ……よく寝たぁ……」
目覚めた僕は、いつもとは違う「音」に気づいた。
チョロチョロ……ザザーッ……。
水の音だ。
それもシャワーのような小さな音ではなく、もっと大量の水が流れるような音。
「まさか……」
僕は跳ね起きリビングへ出た。
「おはよう、相田くん!」
「おはようネ、相田くん。……すごいことになってるアル!」
すでに起きていたヒロインたちが興奮した様子で窓の外を指差していた。
《条件達成を確認》
《対象者:王美鈴より、純粋な『感謝』および『悦楽の汗』の供給を確認しました》
《規定値を超過。拠点レベルアップ(Lv.5)を開始します》
《新設備:『癒やしの湯処(スーパー銭湯モード)』を解放》
ログハウス風ヴィラの横にさらに巨大な日本風の建物が出現していた。
立派な瓦屋根に暖簾がかかった入り口。
そこには『男湯』『女湯』の文字――ではなく、『混浴』の看板が堂々と掲げられていた。
「い、行ってみよう!」
暖簾をくぐり脱衣所を抜ける。
そこに広がっていたのは異世界ダンジョンの最深部とは思えない極上の癒やし空間だった。
「うわぁぁぁぁっ!!」
「ひっろーい!!」
全員の歓声が木霊する。
高い天井には太い梁が渡り、壁は芳醇な香りを放つヒノキ作り。
そして視界いっぱいに広がる、湯気を立てる浴槽の数々。
『大浴槽(ヒノキ風呂)』
『ジェットバス(寝湯)』
『薬湯(日替わり・今日はラベンダー)』
『電気風呂(魔力微弱電流)』
さらにガラス戸の向こうには――。
「露天風呂だ!」
岩で組まれた広大な露天風呂。
そこからは、ダンジョン内部の幻想的な鍾乳洞の景色が見渡せるようになっている(マジックミラー仕様で、外からは見えない)。
「サウナもあるわよ!」
莉央が指差した先には本格的な『ロウリュサウナ』と、キンキンに冷えた『水風呂』、そして『外気浴スペース(インフィニティチェア完備)』があった。
「これ……完全にスーパー銭湯だ」
しかもただの風呂ではない。
システムの説明書きにはこうある。
【美鈴の汗と代謝への欲求が具現化した、究極のデトックス施設】
【効能:HP・MPの完全回復、状態異常の解除、肌質の劇的改善、疲労物質の完全除去】
【サウナ効果:『整う』ことにより、一時的に全ステータスが20%アップ】
「すごい……。これなら、昨日の毒なんて一発で治ったネ」
美鈴が呆れたように、しかし嬉しそうに笑う。
「汗をかくのが、こんなに素晴らしいことになるなんて……」
彼女にとって「汗」は恥ずべきものだった。
だが、この拠点はそれを「最高の設備」へと変換したのだ。
自分の存在が肯定されたようで美鈴の目頭が少し熱くなる。
「ねえねえ!入ろうよ!出発前に朝風呂!」
莉央が提案する。
「ええ、そうね。ステータスアップの効果もあるみたいだし、ボス戦の前には最適だわ」
清花も賛成し全員が脱衣所へ向かった。
数分後。
湯気が立ち込める大浴場に五人の裸体が並んだ。
「はぁ~~~~……極楽ぅ……」
「気持ちいい……お肌がツルツルになるわ」
歌恋と清花がヒノキ風呂に浸かってとろけそうな顔をしている。
「見て見て! ジェットバスすごいよ!お尻のお肉がブルブルする!」
莉央が寝湯で燥いでいる。
「ふぅ……サウナ、最高ネ……」
美鈴は一人、サウナ室で汗を流していた。
以前なら「汗をかきたくない」と思っていた彼女が今は自ら進んで汗をかき、それを水風呂で流して「整って」いる。
「相田くん、こっち来て♡背中流してあげる」
歌恋が手招きする。
「ずるい!私も洗う!」
「じゃあ私は前を……♡」
いつものように、歌恋と莉央、そしてサウナから出てきた美鈴によるミナトの洗いっこ(という名の愛撫合戦)が始まった。
その様子を清花は湯船の隅から見つめていた。
(……幸せな光景)
湯気越しに見る彼らは、まるで家族のように、恋人のように睦み合っている。
自分の体を見る。
白く、まだ誰にも触れられていない肌。
お湯に浸かって紅潮した胸の膨らみ。
(この体も……いつか、相田くんに)
清花はそっと自分のお腹を撫でた。
想像するだけで、お湯の温度以上に体が熱くなるのを感じた。
「……清花もおいでよ」
ミナトが優しく声をかけてくれた。
「えっ……い、いいの?」
「もちろん。背中、届かないところがあるだろ?」
彼は自然に手を差し伸べてくれた。
清花はお湯を蹴って彼の元へと進んだ。
「……お願いします」
彼に背中を預ける。
温かい掌が背筋を滑る。
ただ洗っているだけなのに清花の心臓は破裂しそうだった。
(あぁ……相田くんの手……)
それは彼女にとっての「予行演習」であり、来るべき本番への甘い助走だった。
一時間後。
風呂上がりでピカピカになった僕たちはフルーツ牛乳(瓶入り)を腰に手を当てて一気飲みした。
「ぷはーっ!最高!」
「生き返ったネ!」
全員の肌は発光するように輝き瞳には力が漲っている。
ステータス画面を確認すると、全員に【湯治効果:全能力上昇(大)】のバフがかかっていた。
「よし、行こう。ダンジョン攻略、あと少しだ」
「「「おーっ!♡」」」
僕たちは装備を整え、ログハウス風ヴィラ(スーパー銭湯付き)を後にした。
目指すは最深部。
この迷宮の主が待つ最後の部屋へ。
心も体も、そして装備も万全。
僕たちに敗北の二文字はなかった。
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