【R18】【拠点設営】で守る乙女達の尊厳 〜世界を救うのは聖剣じゃなくて、清潔なお風呂と愛し合う夜〜

のびすけ。

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第4章 完全なるハーレム、そして拠点は「移動要塞」となる

二日酔いの朝と艶めく委員長 ~移動要塞キャンピングカー、始動~ ☆

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「うぅ……あたま、いたい……」
「み、水……お水ください……」
「世界が回ってるアル……」

翌朝。 
ログハウス風ヴィラのリビング――昨夜の宴会場は屍の山と化していた。 

日向莉央(ひなた りお)はソファから半身をずり落ちさせ、星奈歌恋(ほしな かれん)はテーブルに突っ伏し、王美鈴(ワン・メイリン)は床で大の字になっている。 
昨夜の「無礼講」が過ぎた代償だ。

異世界のアルコールは現代のものより魔力を含んでいる分酔いが残りやすいらしい。 
僕、相田ミナトはそんな彼女たちの無防備な姿(めくれた服からお腹や太ももが見えている)に苦笑しながらコーヒーを淹れていた。

「はい、みんな!いつまで寝てるの!起きて!」

パパンッ!と小気味よい柏手の音が響いた。 
その場に現れたのはエプロン姿の一ノ瀬清花(いちのせ さやか)だ。

「うぅ……委員長、声が大きいよぉ……」

莉央が耳を塞ぐ。

「シャキッとする!今日は出発の日よ。いつまでもグダグダしてたら置いていくわよ?」

清花はテキパキとカーテンを開け朝日を室内に取り込んだ。
その姿を見て僕は息を呑んだ。

(……綺麗だ)

昨日の彼女とは纏っている空気がまるで違う。 
肌は内側から発光するように白く透き通り、瞳は潤み、表情には憑き物が落ちたような晴れやかさがある。

何よりその全身から「愛されている女」特有の甘く柔らかいフェロモンが立ち上っていた。
二日酔いの三人とは対照的に生命力に満ち溢れている。

「……ん?」

歌恋が重いまぶたを擦りながら顔を上げた。
そして清花の姿をじっと凝視する。

「……清花ちゃん?なんか雰囲気変わった?」
「えっ?」

清花がビクリと肩を震わせる。

「なんていうか……お肌ツルツルだし、髪も艶々だし……それになんか色っぽい」

莉央もむくりと起き上がり鼻をヒクヒクさせた。

「匂い……する。カレンや私と同じ相田くんの匂い……」

美鈴が這いずりながら近づいてくる。

「まさか……委員長、昨日の夜、抜け駆けしたアルか?」

三人の視線が清花に集中する。
清花は顔をカァッと赤らめお盆で胸元を隠した。

「ぬ、抜け駆けじゃないわよ……。みんなが寝ちゃったから、その……報告とお世話をしに行っただけで……」
「嘘だぁ!その顔は『スッキリしました』って顔だよ!」

莉央がニシシと笑いながら指差す。

「で?どうだったの?相田くんに『責任』とってもらった?」

歌恋が悪戯っぽく尋ねる。 
清花は逃げ場がないと悟り、観念したようにしかし幸せそうに小さく頷いた。

「……うん。とってもらった。……最後までたっぷりと♡」

その告白にリビングが爆発した。

「キャーーーーッ!!♡」
「やったー!ついに委員長も陥落ー!」
「おめでとうネ!これで全員『相田くんの女』アル!」

三人は二日酔いも忘れて清花に飛びつきもみくちゃにした。

「ちょ、ちょっと!頭痛いんじゃなかったの!?」
「そんなの吹っ飛んだよ!ねえ、どんなことしたの?相田くん優しかった?」
「清花ちゃん、お漏らしプレイした?」
「なっ!?な、なんでそれを……!」
「だってシーツ交換されてたしぃ~♡」
「うぅ……恥ずかしい……!」

清花は顔を覆ってしゃがみ込むが、その隙間から見える表情は満更でもなさそうだ。
仲間外れの疎外感はもうない。 
ここにいるのは、秘密と快楽を共有する最強の姉妹たち(ハーレム)だ。

「よし、みんな揃ったな。……改めてよろしく頼むよ」

僕が声をかけると、4人は一斉に振り返り満面の笑みで答えた。

「「「「はーいッ!旦那様♡」」」」 

……旦那様呼びは定着させないでほしいがまあ悪い気はしない。

その時だった。 
ピロリンッ♪ いつものシステム音が脳内に響きヴィラ全体が大きく振動し始めた。

《条件達成を確認》
《対象者:一ノ瀬清花より、積年の『羞恥』からの解放、および『全排泄・全受容』による絶対的信頼を確認しました》
《ハーレム形成完了:全ヒロイン攻略達成》
《規定値を超過。拠点進化形態(移動モード)を解放します》

「えっ、また地震!?」
「違う、進化だ!みんな、外へ!」

僕たちは庭へと飛び出した。

ズズズズズズズッ……!!! 

ログハウス風ヴィラが光の粒子に包まれて変形していく。

「今度は何になるの……?」
「次の目的地は『死の海』だ。移動手段が必要だからな……!」

光が収束するとそこにはとてつもない代物が鎮座していた。

「……でっか」 

莉央が口を開けて見上げる。 
それは家一軒分はある巨大な車両だった。 



全長12メートル超。
装甲車のような堅牢なボディに悪路をものともしない巨大な6輪タイヤ。 

白と銀を基調とした流線型のデザインは未来的で屋根の上にはテラスのようなスペースまである。

「これ……キャンピングカー?」
「いや、もはや『移動要塞』だな」

システムウィンドウには
**《拠点設営 Lv.6:超巨大ラグジュアリー・キャンピングカー(モービル・ヴィラ)》**
と表示されている。

「すごい……これなら魔物が来ても轢き殺せるアル」

美鈴がタイヤをぺたぺたと触る。

「中に入ってみよう」

自動ドアが開きステップが降りてくる。 
車内に入った瞬間女性陣から歓声が上がった。

「うわぁ!広い!ホテルみたい!」

運転席の後ろには広々としたラウンジが広がっていた。 
高級革張りの対面ソファ、大型モニター、そして機能的なシステムキッチン。 

窓はマジックミラーになっており外の景色は見えても中からは見えない仕様だ。

「冷蔵庫もある!あ、アイス入ってる!」
「キッチンも使いやすそうネ。揺れても食器が落ちないようにロック機能がついてるアル」

「奥はどうなってるの?」

清花が廊下を進む。 
そこには驚愕の設備が待っていた。

「これ……トイレ?」

ガラス張りの個室。
そこには近未来的なデザインの便器が設置されていた。

『最新鋭バイタル・トイレ』

「説明によると……座るだけで健康状態、特に尿検査ができる医療用トイレらしい」

僕が読み上げると清花がビクッと反応した。

「にョ、尿検査……?」
「しかも、走行中の振動をサスペンションで調整して、わざとトイレに伝える機能があるみたいだ」 「はぁ!?な、なによそれ!」
「さらに……使用中は壁が透明になって外の流れる景色を見ながら用を足せる『開放感モード』付きだ」 「いやぁっ!なんでそんな機能が!?絶対に使わないわよ!」

清花が真っ赤になって叫ぶ。 
だが、その目は揺れていた。

「見られる」興奮を知ってしまった彼女にとってそれは恐怖であると同時に抗いがたい誘惑でもあるのだ。

さらに、洗面所の棚には怪しげなグッズが補充されていた。

「なにこれ……『冒険用インナー・吸水タイプ』?」

莉央がパッケージを手に取る。 
どう見てもレースがあしらわれた高級なおむつだ。

「こっちは……『携帯用緊急トイレ(アロマ消臭機能付き)』?」 

歌恋が小瓶のようなものを振る。

「えっと……これは、清花用かな」

僕が言うと清花は涙目で後ずさった。

「そ、そんな赤ちゃんみたいなの履かないわよ!」
「でも清花、移動中はいつトイレに行けるかわからないぞ?リーダーとして、万が一に備えるのも責任じゃないか?」
「うっ……『責任』……」

その言葉に弱い彼女はもじもじと俯いた。

「……わかったわよ。履けばいいんでしょ、履けば……」
「似合うと思うよ♡」
「もう!相田くんの変態!」

「あ!奥にすごいベッドがあるよ!」

莉央の声に呼ばれて最後尾の部屋へ。 
そこには、キングサイズを超える壁一面の巨大なベッドルームがあった。

天井にはサンルーフがあり星空を見ながら眠れるようになっている。

「ふわふわ~!これなら全員で寝れるね!」

莉央がダイブする。

「ちょっと莉央、いきなり飛び込んだら……きゃっ!」

歌恋も続いて飛び込むが予想以上のバネ(サスペンション)に弾まされる。

「わわっ!揺れる揺れる!」
「きゃあ!相田くん、危ない!」

バランスを崩した歌恋と莉央が入り口に立っていた僕に突っ込んでくる。

「うおっ!?」 

ドサッ! 

僕はベッドに押し倒されその上に歌恋と莉央が重なった。 
さらに、後ろから来た美鈴と清花も揺れに足を取られて倒れ込んでくる。

「んぐっ!?」 

僕の顔が莉央の豊満な胸と歌恋の柔らかいお尻に埋もれる。

「あはは!相田くん、埋まってる!」
「ちょ、莉央!どきなさいよ!」
「やだもーん。相田くんの上が一番落ち着くし♡」
「……私も、ここがいいアル」

美鈴が僕の足の間にすっぽりと収まり抱きついてくる。

「みんな……重いって……」
「幸せな重みでしょ?♡」

清花が僕の耳元で囁き頬にキスをした。 
柔らかい肢体、甘い香り、そして弾けるような笑い声。 

僕は美女たちの肉の山に埋もれながらこれが「ハーレム」の完成形なのだと実感した。 
誰も遠慮しない。
誰も嫉妬で足を引っ張らない。 
ただ全員が、愛し、愛されることを楽しんでいる。

「……さて、そろそろ出発するか」 

僕は名残惜しくも彼女たちをどかし(少し胸を揉んだりしつつ)運転席へと向かった。

「目指すは『死の海』。まずはそこまでの陸路だ」
「了解!お弁当作るね!」
「私はルート確認するわ!」
「敵が来たら撃ち落とすアル!」
「私は……トイレの点検をしておくわ……念のためよ!」

エンジン始動。 
重低音が響き巨大なタイヤが回転を始める。

「出発進行ーっ!」
「「「おーっ!♡」」」

超巨大キャンピングカーが走り出す。 
窓の外を流れる異世界の風景。 
快適な空調、冷えたドリンク、そして最高のパートナーたち。 

僕たちの冒険はここからさらに加速していく。 
死の海?魔王? 今の僕たちなら、どんな困難も「夜のスパイス」に変えて乗り越えられるはずだ。

「あ、相田くん!ちょっと揺れが大きいかも……トイレが……振動する……っ♡」
「清花ちゃん、顔赤いよー? 見に行こっか?」
「こ、来ないでぇ!」

賑やかな悲鳴と共に、移動要塞は地平線の彼方へと爆走していった。
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