32 / 74
幕間 荒野を駆けるバス、それぞれの夜 ~アスリートの休息と焦燥~
「今日は私が勝つ!」 ~挑んだはずが、三回戦で泣かされるエース~
しおりを挟む
「……ふふふ~ん♪」 朝。
移動要塞バスのキッチンで、星奈歌恋(ほしな かれん)が鼻歌を歌いながら朝食の準備をしていた。
その姿を見て、私は――日向莉央(ひなた りお)は、持っていたプロテインシェイカーを握りつぶしそうになった。
「……カレン、なんか今日、やけにツヤツヤしてない?」
「え?そうかなぁ?」
歌恋が振り返る。
その顔は発光しているかのように輝いていた。
肌は昨日の乾燥した荒野の空気なんて嘘のように潤い、瞳はとろんと甘く、全身から「愛された女」特有のむせ返るようなフェロモンを放っている。
何より、首筋に見える赤いマーク。
隠そうともしていない、昨夜の情事の勲章だ。
「……したんだ」
「うん。……いっぱい愛してもらっちゃった♡」
歌恋は恥じらうこともなくむしろ誇らしげに微笑んだ。
「久しぶりだったからかな。相田くん、すごかったよ?何回も中に出してくれて……今もお腹の中、温かい気がするもん」
「ッ……!」
その言葉が私の胸に火をつけた。
羨ましい。
悔しい。
もどかしい。
私たちは「仲間」であり「姉妹」だけど、同時に「ライバル」だ。
カレンだけが一歩リードしていい思いをしているなんて許せない。
私だって相田くんのことが大好きなのに。
私だって、あんな顔になりたいのに。
(……負けてられない)
私の中で、競技開始のホイッスルが鳴った気がした。
その夜。
私は入念にストレッチをして、体をほぐしてから主寝室のドアをノックした。
「相田くん、入るよ!」
「莉央?どうぞ」
ベッドでくつろいでいた相田くんが本を置いて迎えてくれる。
私は部屋に入ると仁王立ちして彼を見下ろした。
今日の勝負服はくるみに作ってもらった新しいスポーツブラと、際どいハイレグのショーツだ。
「相田くん。……今日は私の番だよね?」
「ああ。待ってたよ」
「言っとくけど、今日の手加減はナシだから!」
私は宣言した。
「昨日のカレンより、もっとすごいの……記録更新するから。覚悟してよね!」
そう、これは私にとって「競技」だ。
オリンピックを目指していた私にとって、全力を出し切り相手とぶつかり合うことは最高のコミュニケーションであり、愛の形だ。
ベッドの上も同じ。
スタミナ、テクニック、そして情熱。
すべてをぶつけて、相田くんを圧倒し、私の虜にしたい。
「望むところだ。……おいで、莉央」
相田くんが笑って腕を広げる。
私は猛ダッシュで飛び込み彼を押し倒した。
「まずは、私から攻める!」
私は彼の上に跨り騎乗位の体勢を取った。
「見て、相田くん。私の体」
「ああ……綺麗だ。鍛え上げられた筋肉が美しいよ」
彼の手が私の腹筋や太ももを撫でる。
その熱い掌の感触にゾクゾクと震えが走る。
(くっ……やっぱり相田くんの手、気持ちいい……)
でも、ここで陥落したら負けだ。
私は自分で下着をずらし、怒張した彼のペニスを掴んだ。
「っ、硬っ……!もうこんなになってる」
「莉央が魅力的すぎるからだよ」
「口上手いんだから……。でも、この硬さ、私が全部飲み込んであげる♡」
私は腰を沈めた。
ヌプッ……。
「んっ、くぅ……!
きつい。
私の筋肉質な膣が、侵入者を拒むようにそして逃がさないように締め付ける。
「はぁ、はぁ……入った……全部、根元まで……♡」
「莉央、熱いな。中はとろとろだ」
「当たり前でしょ……準備運動してきたもん……」
私は彼の胸に手を突き腰を動かし始めた。
イチ、ニ、イチ、ニ。
正確なリズムで上下運動を繰り返す。
「どう?私の締め付け、カレンとは違うでしょ?」
「ああ……すごい吸着力だ。腰が持っていかれそうだ」
「えへへ、私の勝ちだね……っ、あんっ、そこっ!♡」
自分で動いているのに、彼のモノが私の弱点(Gスポット)を的確に擦り上げてくる。
「くっ、だめ、私のほうが……気持ちよくさせるつもりなのに……!」
「無理しなくていいんだよ。……一緒に楽しもう」
彼が下から突き上げてくる。
ガツンッ!
「ひゃああっ!?」
強い。
私の動きに合わせてカウンターのように打ち込まれる一撃。
「あ、んっ、激しいっ、ペース乱されるぅっ!♡」
「莉央、いい表情だ」
彼の手が私の胸を掴み乳首を指先で弄る。
「あ、ちくび、だめぇ!そこ弱点だって知ってるくせにぃ!」
競技としての主導権争い。
でも彼の愛撫を受けるたびに、私の「アスリート」としての鎧が剥がれ「女の子」の部分が露出していく。
「もっと……もっと激しくして!私、壊れるくらいがいい!」
「わかった!」
彼が体を起こし私を抱きしめたまま激しく腰を振る。
パンッ!パンッ!パンッ!
肉と肉がぶつかり合う音。
汗が飛び散る。
息が切れる。
心臓が早鐘を打つ。
まるで全力疾走(スプリント)の最中のような高揚感。
「あ、あ、くる、きちゃう!ゴールしちゃうぅぅぅッ!♡」
「イケッ、莉央ッ!」
「んぎぃぃぃぃぃぃッ!!!♡♡」
一回目の絶頂。
私は彼の肩に噛みつきながら全身を痙攣させた。
私の膣が彼を強烈に締め上げ、彼もまた私の中に熱いものを吐き出した。
「はぁ、はぁ……」
勝負あり?
ううん、まだだ。
「……まだ、いけるよね?」
私は汗だくの顔を上げた。
「一回くらいじゃカレンには勝てないもん。……延長戦、しよ?」
「ハハッ、さすが莉央だ。……いいよ、とことん付き合う」
二回戦。
今度はバック(後背位)だ。
「莉央のお尻、最高にエロいよ」
「も、もう……じろじろ見ないでよ……」
恥ずかしさと快感が入り混じる。
彼が後ろから覆いかぶさ、首筋にキスをしながら腰を打ち付ける。
「あ、んっ、深いっ、後ろからお腹の奥までぇッ!♡」
「莉央、愛してる」
「あ、相田くん……好き、大好きぃッ!♡」
耳元で囁かれる愛の言葉。
それが私の闘争心を溶かしていく。
勝ちたい。
彼を降参させたい。
でも――負けるのも悪くない。
彼に征服され、彼の力に翻弄され、ただの雌として鳴かされる。
その「敗北」がたまらなく甘美で興奮する。
「あ、あ、もっと、もっと突いて!私をめちゃくちゃにしてぇッ!♡」
「ああ、莉央!最高だ!」
ドピュッ!ドピュルッ!
二度目の中出し。
お腹の中が熱い。
彼のもので満たされていく感覚。
「はぁ、はぁ……」
さすがに息が上がってきた。
でも、まだ終わりたくない。
もっと欲しい
もっと深く、もっと長く。
「相田くん……」
私はベッドに仰向けになり足をM字に開いた。
「三回目……お願い♡」
「莉央……本当にタフだな」
「だって……相田くんのこと離したくないもん」
私は彼の手を取り自分の頬に寄せた。
「ねえ……普通の女の子みたいに、優しくして?」
競技は終わり。
ここからはただの恋人同士の時間。
「わかった」
彼が優しく覆いかぶさ、正常位で繋がる。
ゆっくりと慈しむようなピストン。
「ん……ぁ……♡」
目と目が合う。
彼の瞳に私が映っている。
汗で濡れた髪、上気した頬、とろんとした目。
(あぁ……私、こんな顔してるんだ)
カレンが言っていた「愛された女の顔」。
今の私はきっとカレンよりも幸せそうな顔をしているはずだ。
「莉央、可愛いよ」
「んふふ……相田くんもかっこいい……♡」
チュッ、とキスをする。
唇が触れ合うたびに体の奥がキュンと疼く。
「あ、そこ……優しいのに、深い……♡」
「莉央の中、あったかいな」
「うん……相田くんの温度、気持ちいい……♡」
激しいスポーツのようなセックスも好きだけど、こういう甘いセックスも大好きだ。
心と心が溶け合って一つになる感覚。
「あ、あ、だめ、またイッちゃう……!」
「僕もだ。……一緒にイこう」
「うん、出して!最後の一滴まで、全部ちょうだいッ!♡」
「愛してるッ、莉央ッ!」
ドピュッ!ドピュウッ!ドピュルルルッ!
三度目の射精。
一番深くて、一番熱い。
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!♡♡♡」
私は背中を反らし白目を剥いて絶頂した。
子宮口をノックされる感覚。
大量の精液が私の中に注ぎ込まれる。
それは勝利のトロフィーよりも価値のある彼の愛の結晶。
「はぁ、はぁ、はぁ……♡」
力が抜ける。
全身の筋肉が弛緩し泥のようにベッドに沈んでいく。
「……負けちゃった」
私は呟いた。
結局、彼を降参させるどころか私が完全に降参させられてしまった。
でも、この敗北感はどんな勝利よりも心地よかった。
「莉央?」
「……んぅ、相田くん。……抱っこ」
「よしよし」
彼は私を抱きしめ、汗ばんだ背中を撫でてくれた。
「すごかったよ、莉央。金メダル級だ」
「えへへ……ほんと?カレンより?」
「ああ。君だけの最高の記録だよ」
「やった……♡」
私は満足して彼の胸に顔を埋めた。
彼の心臓の音を聞きながら意識が遠のいていく。
明日の朝、きっと私は世界で一番綺麗な顔をして起きるだろう。
――翌朝。
「ん……」
小鳥のさえずり――ではなく荒野を走るエンジンの振動で目が覚めた。
「……重い」
目を開けると私の体の上に相田くんの腕と足が絡みついていた。
そして、股間には――。
「あ……」
まだ、入っていた。
昨夜、繋がったまま寝てしまったらしい。
相田くんのモノは、朝立ちで再び大きくなり私のナカを塞栓のように埋めていた。
動くと、タプン、とお腹の中で音がした気がした。
三回分の中出し。
それが一晩中私の中に留まっていたのだ。
「うわぁ……たっぷり入ってる……」
シーツには少し漏れ出た跡があるけれど、大部分は私の子宮が飲み込んで離さなかったみたいだ。
「ん……莉央、おはよ」
相田くんが目を覚まし私のおでこにキスをした。
「おはよう、相田くん」
「……まだ、繋がってるね」
「うん。……抜かないで?」
私は甘えた声で言った。
「せっかく相田くんのエキス、吸収してるんだもん。……もうちょっとこのままでいたい♡」
「莉央……」
「それに……朝練、するでしょ?♡」
私は悪戯っぽく微笑み腰をくねらせた。
中のモノがビクンと反応してさらに大きくなる。
「……君には敵わないな」
「ふふっ、私の勝ちだね♡」
朝日が差し込むベッドルームで四回戦のゴングが鳴った。
もちろん、最終的にはまた私が「負かされる」んだけど、それは幸せな敗北だ。
移動要塞は、今日も私たちの愛を乗せてどこまでも走っていく。
次の目的地は青い海。
そこでもきっと、私たちは愛し合い、競い合い、そして深まっていくんだ。
移動要塞バスのキッチンで、星奈歌恋(ほしな かれん)が鼻歌を歌いながら朝食の準備をしていた。
その姿を見て、私は――日向莉央(ひなた りお)は、持っていたプロテインシェイカーを握りつぶしそうになった。
「……カレン、なんか今日、やけにツヤツヤしてない?」
「え?そうかなぁ?」
歌恋が振り返る。
その顔は発光しているかのように輝いていた。
肌は昨日の乾燥した荒野の空気なんて嘘のように潤い、瞳はとろんと甘く、全身から「愛された女」特有のむせ返るようなフェロモンを放っている。
何より、首筋に見える赤いマーク。
隠そうともしていない、昨夜の情事の勲章だ。
「……したんだ」
「うん。……いっぱい愛してもらっちゃった♡」
歌恋は恥じらうこともなくむしろ誇らしげに微笑んだ。
「久しぶりだったからかな。相田くん、すごかったよ?何回も中に出してくれて……今もお腹の中、温かい気がするもん」
「ッ……!」
その言葉が私の胸に火をつけた。
羨ましい。
悔しい。
もどかしい。
私たちは「仲間」であり「姉妹」だけど、同時に「ライバル」だ。
カレンだけが一歩リードしていい思いをしているなんて許せない。
私だって相田くんのことが大好きなのに。
私だって、あんな顔になりたいのに。
(……負けてられない)
私の中で、競技開始のホイッスルが鳴った気がした。
その夜。
私は入念にストレッチをして、体をほぐしてから主寝室のドアをノックした。
「相田くん、入るよ!」
「莉央?どうぞ」
ベッドでくつろいでいた相田くんが本を置いて迎えてくれる。
私は部屋に入ると仁王立ちして彼を見下ろした。
今日の勝負服はくるみに作ってもらった新しいスポーツブラと、際どいハイレグのショーツだ。
「相田くん。……今日は私の番だよね?」
「ああ。待ってたよ」
「言っとくけど、今日の手加減はナシだから!」
私は宣言した。
「昨日のカレンより、もっとすごいの……記録更新するから。覚悟してよね!」
そう、これは私にとって「競技」だ。
オリンピックを目指していた私にとって、全力を出し切り相手とぶつかり合うことは最高のコミュニケーションであり、愛の形だ。
ベッドの上も同じ。
スタミナ、テクニック、そして情熱。
すべてをぶつけて、相田くんを圧倒し、私の虜にしたい。
「望むところだ。……おいで、莉央」
相田くんが笑って腕を広げる。
私は猛ダッシュで飛び込み彼を押し倒した。
「まずは、私から攻める!」
私は彼の上に跨り騎乗位の体勢を取った。
「見て、相田くん。私の体」
「ああ……綺麗だ。鍛え上げられた筋肉が美しいよ」
彼の手が私の腹筋や太ももを撫でる。
その熱い掌の感触にゾクゾクと震えが走る。
(くっ……やっぱり相田くんの手、気持ちいい……)
でも、ここで陥落したら負けだ。
私は自分で下着をずらし、怒張した彼のペニスを掴んだ。
「っ、硬っ……!もうこんなになってる」
「莉央が魅力的すぎるからだよ」
「口上手いんだから……。でも、この硬さ、私が全部飲み込んであげる♡」
私は腰を沈めた。
ヌプッ……。
「んっ、くぅ……!
きつい。
私の筋肉質な膣が、侵入者を拒むようにそして逃がさないように締め付ける。
「はぁ、はぁ……入った……全部、根元まで……♡」
「莉央、熱いな。中はとろとろだ」
「当たり前でしょ……準備運動してきたもん……」
私は彼の胸に手を突き腰を動かし始めた。
イチ、ニ、イチ、ニ。
正確なリズムで上下運動を繰り返す。
「どう?私の締め付け、カレンとは違うでしょ?」
「ああ……すごい吸着力だ。腰が持っていかれそうだ」
「えへへ、私の勝ちだね……っ、あんっ、そこっ!♡」
自分で動いているのに、彼のモノが私の弱点(Gスポット)を的確に擦り上げてくる。
「くっ、だめ、私のほうが……気持ちよくさせるつもりなのに……!」
「無理しなくていいんだよ。……一緒に楽しもう」
彼が下から突き上げてくる。
ガツンッ!
「ひゃああっ!?」
強い。
私の動きに合わせてカウンターのように打ち込まれる一撃。
「あ、んっ、激しいっ、ペース乱されるぅっ!♡」
「莉央、いい表情だ」
彼の手が私の胸を掴み乳首を指先で弄る。
「あ、ちくび、だめぇ!そこ弱点だって知ってるくせにぃ!」
競技としての主導権争い。
でも彼の愛撫を受けるたびに、私の「アスリート」としての鎧が剥がれ「女の子」の部分が露出していく。
「もっと……もっと激しくして!私、壊れるくらいがいい!」
「わかった!」
彼が体を起こし私を抱きしめたまま激しく腰を振る。
パンッ!パンッ!パンッ!
肉と肉がぶつかり合う音。
汗が飛び散る。
息が切れる。
心臓が早鐘を打つ。
まるで全力疾走(スプリント)の最中のような高揚感。
「あ、あ、くる、きちゃう!ゴールしちゃうぅぅぅッ!♡」
「イケッ、莉央ッ!」
「んぎぃぃぃぃぃぃッ!!!♡♡」
一回目の絶頂。
私は彼の肩に噛みつきながら全身を痙攣させた。
私の膣が彼を強烈に締め上げ、彼もまた私の中に熱いものを吐き出した。
「はぁ、はぁ……」
勝負あり?
ううん、まだだ。
「……まだ、いけるよね?」
私は汗だくの顔を上げた。
「一回くらいじゃカレンには勝てないもん。……延長戦、しよ?」
「ハハッ、さすが莉央だ。……いいよ、とことん付き合う」
二回戦。
今度はバック(後背位)だ。
「莉央のお尻、最高にエロいよ」
「も、もう……じろじろ見ないでよ……」
恥ずかしさと快感が入り混じる。
彼が後ろから覆いかぶさ、首筋にキスをしながら腰を打ち付ける。
「あ、んっ、深いっ、後ろからお腹の奥までぇッ!♡」
「莉央、愛してる」
「あ、相田くん……好き、大好きぃッ!♡」
耳元で囁かれる愛の言葉。
それが私の闘争心を溶かしていく。
勝ちたい。
彼を降参させたい。
でも――負けるのも悪くない。
彼に征服され、彼の力に翻弄され、ただの雌として鳴かされる。
その「敗北」がたまらなく甘美で興奮する。
「あ、あ、もっと、もっと突いて!私をめちゃくちゃにしてぇッ!♡」
「ああ、莉央!最高だ!」
ドピュッ!ドピュルッ!
二度目の中出し。
お腹の中が熱い。
彼のもので満たされていく感覚。
「はぁ、はぁ……」
さすがに息が上がってきた。
でも、まだ終わりたくない。
もっと欲しい
もっと深く、もっと長く。
「相田くん……」
私はベッドに仰向けになり足をM字に開いた。
「三回目……お願い♡」
「莉央……本当にタフだな」
「だって……相田くんのこと離したくないもん」
私は彼の手を取り自分の頬に寄せた。
「ねえ……普通の女の子みたいに、優しくして?」
競技は終わり。
ここからはただの恋人同士の時間。
「わかった」
彼が優しく覆いかぶさ、正常位で繋がる。
ゆっくりと慈しむようなピストン。
「ん……ぁ……♡」
目と目が合う。
彼の瞳に私が映っている。
汗で濡れた髪、上気した頬、とろんとした目。
(あぁ……私、こんな顔してるんだ)
カレンが言っていた「愛された女の顔」。
今の私はきっとカレンよりも幸せそうな顔をしているはずだ。
「莉央、可愛いよ」
「んふふ……相田くんもかっこいい……♡」
チュッ、とキスをする。
唇が触れ合うたびに体の奥がキュンと疼く。
「あ、そこ……優しいのに、深い……♡」
「莉央の中、あったかいな」
「うん……相田くんの温度、気持ちいい……♡」
激しいスポーツのようなセックスも好きだけど、こういう甘いセックスも大好きだ。
心と心が溶け合って一つになる感覚。
「あ、あ、だめ、またイッちゃう……!」
「僕もだ。……一緒にイこう」
「うん、出して!最後の一滴まで、全部ちょうだいッ!♡」
「愛してるッ、莉央ッ!」
ドピュッ!ドピュウッ!ドピュルルルッ!
三度目の射精。
一番深くて、一番熱い。
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!♡♡♡」
私は背中を反らし白目を剥いて絶頂した。
子宮口をノックされる感覚。
大量の精液が私の中に注ぎ込まれる。
それは勝利のトロフィーよりも価値のある彼の愛の結晶。
「はぁ、はぁ、はぁ……♡」
力が抜ける。
全身の筋肉が弛緩し泥のようにベッドに沈んでいく。
「……負けちゃった」
私は呟いた。
結局、彼を降参させるどころか私が完全に降参させられてしまった。
でも、この敗北感はどんな勝利よりも心地よかった。
「莉央?」
「……んぅ、相田くん。……抱っこ」
「よしよし」
彼は私を抱きしめ、汗ばんだ背中を撫でてくれた。
「すごかったよ、莉央。金メダル級だ」
「えへへ……ほんと?カレンより?」
「ああ。君だけの最高の記録だよ」
「やった……♡」
私は満足して彼の胸に顔を埋めた。
彼の心臓の音を聞きながら意識が遠のいていく。
明日の朝、きっと私は世界で一番綺麗な顔をして起きるだろう。
――翌朝。
「ん……」
小鳥のさえずり――ではなく荒野を走るエンジンの振動で目が覚めた。
「……重い」
目を開けると私の体の上に相田くんの腕と足が絡みついていた。
そして、股間には――。
「あ……」
まだ、入っていた。
昨夜、繋がったまま寝てしまったらしい。
相田くんのモノは、朝立ちで再び大きくなり私のナカを塞栓のように埋めていた。
動くと、タプン、とお腹の中で音がした気がした。
三回分の中出し。
それが一晩中私の中に留まっていたのだ。
「うわぁ……たっぷり入ってる……」
シーツには少し漏れ出た跡があるけれど、大部分は私の子宮が飲み込んで離さなかったみたいだ。
「ん……莉央、おはよ」
相田くんが目を覚まし私のおでこにキスをした。
「おはよう、相田くん」
「……まだ、繋がってるね」
「うん。……抜かないで?」
私は甘えた声で言った。
「せっかく相田くんのエキス、吸収してるんだもん。……もうちょっとこのままでいたい♡」
「莉央……」
「それに……朝練、するでしょ?♡」
私は悪戯っぽく微笑み腰をくねらせた。
中のモノがビクンと反応してさらに大きくなる。
「……君には敵わないな」
「ふふっ、私の勝ちだね♡」
朝日が差し込むベッドルームで四回戦のゴングが鳴った。
もちろん、最終的にはまた私が「負かされる」んだけど、それは幸せな敗北だ。
移動要塞は、今日も私たちの愛を乗せてどこまでも走っていく。
次の目的地は青い海。
そこでもきっと、私たちは愛し合い、競い合い、そして深まっていくんだ。
31
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる