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第15章 最高のハッピーエンドを君に
開幕は絶望の招待状
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「平和だ」
俺、アルト・フォン・レヴィナスは、工房のデスクで頬杖をつきながらしみじみとそう呟いた。
窓の外には復興が進む王都の青空が広がっている。
先日までの「世界攻略ギルド」のカイザーとかいうふざけた転生者によるゲーム盤のごとき騒動がまるで嘘のようだ。
バグった空もNPCのように同じ言葉を繰り返す村人たちももういない。
そこにあるのはただただ穏やかで、退屈で、そして何よりも愛おしい俺たちが守り抜いた日常だった。
「平和というのは退屈と同義ではない。 次なる飛躍のための助走期間だ」
俺は手元のマグカップを手に取り口元へ運ぶ。
中身はエミリアさんが淹れてくれた特製のハーブティーだ。
その芳醇な香りが鼻腔をくすぐり連日の徹夜でささくれ立った脳神経を優しく撫でていく。
「ふむ。カモミールとレモングラスの配合比率が前回よりも最適化されているな。 僕の疲労度に合わせて調合を変えてくれているのか。 彼女の観察眼とホスピタリティは、もはや一流のカウンセラーすら凌駕している」
独り言のように分析しながら俺は幸福なため息をついた。
そう、平和だ。 この瞬間までは間違いなく平和だったのだ。
しかし。
俺という人間の人生において、平和とは常に「嵐の前の静けさ」と同義である。
そしてその嵐は、大抵の場合物理的な破壊音と共にやってくる。
バンッ!
工房の扉が景気よく蹴り開けられた。
もはや、ノックという文化はこの工房には存在しないらしい。
「アルト!大変よ!」
飛び込んできたのは太陽の化身のごとき笑顔……ではなく鬼気迫る形相のリゼットだった。
彼女の手には湯気を立てるバスケットではなく、なぜか大量の「洗濯物」が抱えられている。
「リゼット?どうしたんだ、そんなに慌てて。まさか、また魔獣の残党が現れたとか、王都のパン屋がストライキを起こしたとか、そういう緊急事態か?」
俺が尋ねると彼女はズイズイと詰め寄り俺の目の前に洗濯物の山を突き出した。
「違うわよ!これを見て!」
彼女が指差したのは俺の白衣だった。
愛用している実験用の白衣だ。
だがその背中の部分にあるはずのない「痕跡」が残されていた。
「これは……口紅の跡、か?」
鮮やかな深紅のルージュの跡。
それが白衣の背中にべったりと付着している。
俺の脳内データベースがこの色合いと成分を瞬時に解析する。
この独特な色味、そして微かに香る高級な香油の匂い。
該当者は一名しかいない。
「ルージュだな」
俺が冷静に分析結果を口にした瞬間、リゼットの背後にゆらりと般若の幻影が浮かび上がった。
「そうよ!あの電撃女! 洗濯しようと思って預かったら、こんなマーキングがしてあるんだもの! アルト!あなた、昨日の夜研究室で一人で作業してるって言ってたわよね? まさかあの女と二人きりで背後から抱きつかれるようなシチュエーションになってたんじゃないでしょうね!?」
「いや、待ってくれ。論理的に説明させてほしい。 昨夜は確かにルージュ君が夜食を持ってきてくれたが、その際彼女が足を滑らせて転倒しそうになったところを僕が背中で受け止める形になっただけで……」
「それを!世間では!イチャイチャって言うのよ!」
リゼットの怒号が響き渡る。
やれやれ、平和な朝の始まりにしては少々カロリーが高い。
だが、これはまだ序の口だった。
「問答無用!」
天井の梁から黒い影が降ってきた。
菖蒲だ。
彼女は着地と同時に俺とリゼットの間に割って入り、小太刀を抜かんばかりの勢いで俺に詰め寄る。
「主殿!不覚でござる! 拙者という妻がいながら、そのような不埒な女狐に背中を許すとは!忍びとして、そして妻として、この菖蒲、断じて看過できませぬ!」
「いや、菖蒲君。君は妻ではないし、そもそも背中を許したわけではなく物理的接触事故であって……」
「言い訳は無用! こうなったら、上書き保存でござる! 拙者の唇でその不浄な跡を浄化して差し上げるでござる!」
「待て待て待て!論理が飛躍しすぎている!」
菖蒲が目を閉じて唇を尖らせ俺に迫ってくる。
その距離、あと三十センチ。
「……非論理的極まりないわね」
そのカオスを凍り付かせたのは窓辺から響いた絶対零度の声だった。
クラウディアだ。
彼女は優雅に紅茶を啜りながら冷ややかな視線をこちらに向けている。
だが、その手元のカップがカタカタと微かに震えているのを俺は見逃さなかった。
「プロデューサーの管理不行き届きも甚だしいわ。ですが、それ以上に嘆かわしいのはあなたたちの低レベルな争いよ。口紅?マーキング? そんな小手先の手段で所有権を主張するなど品位が欠けているわ」
彼女はスッと立ち上がると俺の元へと歩み寄る。
そして、俺の白衣の襟元をグイッと掴んで引き寄せた。
「所有権を主張するというなら、もっと確実で論理的で、逃れられない方法を取るべきよ。
例えば……既成事実という名の契約完了の証を刻むとか」
彼女の顔が赤い。
耳まで真っ赤だ。
言っていることは強気だが、その瞳は潤み動揺で揺れている。
いわゆる限界ギリギリのツンデレ・アタックだ。
「ク、クラウディア君?君の言う既成事実の定義について、詳細な説明を求めたいのだが……」
「うるさい!黙って契約されなさい!」
リゼットの炎、菖蒲の突撃、クラウディアの強引な契約。
三方向からのプレッシャーに俺のSAN値が削られていく。
「あらあら、皆さん。朝からとっても情熱的ですねぇ」
そしてこの場をさらに混沌へと導く、天然の爆弾が投下される。
エミリアさんだ。
彼女は焼きたてのクッキーを載せた皿を手に聖母のような微笑みで戦場の中央に立った。
「でも、アルトさんが困っていらっしゃいますよ? 愛というのは押し付けるものではなく包み込むものだとわたくしは思いますわ」
彼女はそう言うと俺の背後に回り込みそっと俺を抱きしめた。
その豊満な胸の感触が背中にダイレクトに伝わってくる。
柔らかい。
温かい。
そして香しい。
「ほら、こうして優しくして差し上げればアルトさんも安心されるはずです。……ね?アルトさん、わたくしの胸で癒やされてくださいな」
「エ、エミリアさん!? これは包み込むというより窒息させる勢いでは!? それにこの体勢は他のメンバーの神経を逆撫でする可能性が極めて高いと推測されるのだが!」
俺の懸念は即座に現実のものとなった。
「「「抜け駆けはずるい(でござる)!」」」
三人の絶叫が重なる。
そして、最後に現れたのは全ての元凶である彼女だ。
「なによなによ、朝から騒がしいわねぇ。安眠妨害よ、このお子様たち」
工房の奥から気だるげにあくびをしながらルージュが現れた。
彼女が身に纏っているのは薄手のネグリジェ一枚。
そのダイナマイトボディが、朝の光に透けてあまりにも扇情的なシルエットを描き出している。
「あ、あんた!なんて格好してるのよ!」
リゼットが顔を赤くして指差す。
「あら、自分の家でくつろいで何が悪いの?それに、アルトに見せるならこれくらいサービスしないとねぇ」
ルージュは妖艶に笑うと、俺の正面に立ちわざとらしく胸元を強調してみせた。
「どう?アルト。昨日の夜の続き……しちゃう?」
「「「「続きって何よ(何でござるか)!!!!」」」」
ドッカーン!
四人の怒りのオーラが爆発し工房の窓ガラスがビリビリと震える。
俺は頭を抱えた。
「……平和だ」
前言撤回。
これは平和ではない。
ただの甘くて騒がしい極上の地獄だ。
だが、不思議と嫌ではない。
この騒がしさこそが俺たちが守り抜いた証なのだから。
俺はやれやれと肩をすくめ、このカオスを鎮めるためのプロデューサーとしての最適解を導き出そうと口を開いた。
「皆、落ち着きたまえ。まずは朝食を摂り、血糖値を安定させることから始めよう。感情の起伏は空腹時に増幅される傾向にあるからね」
その、いつもの俺の言葉が彼女たちに届くことはなかった。
なぜなら。
その瞬間、世界の「色」が変わったからだ。
俺、アルト・フォン・レヴィナスは、工房のデスクで頬杖をつきながらしみじみとそう呟いた。
窓の外には復興が進む王都の青空が広がっている。
先日までの「世界攻略ギルド」のカイザーとかいうふざけた転生者によるゲーム盤のごとき騒動がまるで嘘のようだ。
バグった空もNPCのように同じ言葉を繰り返す村人たちももういない。
そこにあるのはただただ穏やかで、退屈で、そして何よりも愛おしい俺たちが守り抜いた日常だった。
「平和というのは退屈と同義ではない。 次なる飛躍のための助走期間だ」
俺は手元のマグカップを手に取り口元へ運ぶ。
中身はエミリアさんが淹れてくれた特製のハーブティーだ。
その芳醇な香りが鼻腔をくすぐり連日の徹夜でささくれ立った脳神経を優しく撫でていく。
「ふむ。カモミールとレモングラスの配合比率が前回よりも最適化されているな。 僕の疲労度に合わせて調合を変えてくれているのか。 彼女の観察眼とホスピタリティは、もはや一流のカウンセラーすら凌駕している」
独り言のように分析しながら俺は幸福なため息をついた。
そう、平和だ。 この瞬間までは間違いなく平和だったのだ。
しかし。
俺という人間の人生において、平和とは常に「嵐の前の静けさ」と同義である。
そしてその嵐は、大抵の場合物理的な破壊音と共にやってくる。
バンッ!
工房の扉が景気よく蹴り開けられた。
もはや、ノックという文化はこの工房には存在しないらしい。
「アルト!大変よ!」
飛び込んできたのは太陽の化身のごとき笑顔……ではなく鬼気迫る形相のリゼットだった。
彼女の手には湯気を立てるバスケットではなく、なぜか大量の「洗濯物」が抱えられている。
「リゼット?どうしたんだ、そんなに慌てて。まさか、また魔獣の残党が現れたとか、王都のパン屋がストライキを起こしたとか、そういう緊急事態か?」
俺が尋ねると彼女はズイズイと詰め寄り俺の目の前に洗濯物の山を突き出した。
「違うわよ!これを見て!」
彼女が指差したのは俺の白衣だった。
愛用している実験用の白衣だ。
だがその背中の部分にあるはずのない「痕跡」が残されていた。
「これは……口紅の跡、か?」
鮮やかな深紅のルージュの跡。
それが白衣の背中にべったりと付着している。
俺の脳内データベースがこの色合いと成分を瞬時に解析する。
この独特な色味、そして微かに香る高級な香油の匂い。
該当者は一名しかいない。
「ルージュだな」
俺が冷静に分析結果を口にした瞬間、リゼットの背後にゆらりと般若の幻影が浮かび上がった。
「そうよ!あの電撃女! 洗濯しようと思って預かったら、こんなマーキングがしてあるんだもの! アルト!あなた、昨日の夜研究室で一人で作業してるって言ってたわよね? まさかあの女と二人きりで背後から抱きつかれるようなシチュエーションになってたんじゃないでしょうね!?」
「いや、待ってくれ。論理的に説明させてほしい。 昨夜は確かにルージュ君が夜食を持ってきてくれたが、その際彼女が足を滑らせて転倒しそうになったところを僕が背中で受け止める形になっただけで……」
「それを!世間では!イチャイチャって言うのよ!」
リゼットの怒号が響き渡る。
やれやれ、平和な朝の始まりにしては少々カロリーが高い。
だが、これはまだ序の口だった。
「問答無用!」
天井の梁から黒い影が降ってきた。
菖蒲だ。
彼女は着地と同時に俺とリゼットの間に割って入り、小太刀を抜かんばかりの勢いで俺に詰め寄る。
「主殿!不覚でござる! 拙者という妻がいながら、そのような不埒な女狐に背中を許すとは!忍びとして、そして妻として、この菖蒲、断じて看過できませぬ!」
「いや、菖蒲君。君は妻ではないし、そもそも背中を許したわけではなく物理的接触事故であって……」
「言い訳は無用! こうなったら、上書き保存でござる! 拙者の唇でその不浄な跡を浄化して差し上げるでござる!」
「待て待て待て!論理が飛躍しすぎている!」
菖蒲が目を閉じて唇を尖らせ俺に迫ってくる。
その距離、あと三十センチ。
「……非論理的極まりないわね」
そのカオスを凍り付かせたのは窓辺から響いた絶対零度の声だった。
クラウディアだ。
彼女は優雅に紅茶を啜りながら冷ややかな視線をこちらに向けている。
だが、その手元のカップがカタカタと微かに震えているのを俺は見逃さなかった。
「プロデューサーの管理不行き届きも甚だしいわ。ですが、それ以上に嘆かわしいのはあなたたちの低レベルな争いよ。口紅?マーキング? そんな小手先の手段で所有権を主張するなど品位が欠けているわ」
彼女はスッと立ち上がると俺の元へと歩み寄る。
そして、俺の白衣の襟元をグイッと掴んで引き寄せた。
「所有権を主張するというなら、もっと確実で論理的で、逃れられない方法を取るべきよ。
例えば……既成事実という名の契約完了の証を刻むとか」
彼女の顔が赤い。
耳まで真っ赤だ。
言っていることは強気だが、その瞳は潤み動揺で揺れている。
いわゆる限界ギリギリのツンデレ・アタックだ。
「ク、クラウディア君?君の言う既成事実の定義について、詳細な説明を求めたいのだが……」
「うるさい!黙って契約されなさい!」
リゼットの炎、菖蒲の突撃、クラウディアの強引な契約。
三方向からのプレッシャーに俺のSAN値が削られていく。
「あらあら、皆さん。朝からとっても情熱的ですねぇ」
そしてこの場をさらに混沌へと導く、天然の爆弾が投下される。
エミリアさんだ。
彼女は焼きたてのクッキーを載せた皿を手に聖母のような微笑みで戦場の中央に立った。
「でも、アルトさんが困っていらっしゃいますよ? 愛というのは押し付けるものではなく包み込むものだとわたくしは思いますわ」
彼女はそう言うと俺の背後に回り込みそっと俺を抱きしめた。
その豊満な胸の感触が背中にダイレクトに伝わってくる。
柔らかい。
温かい。
そして香しい。
「ほら、こうして優しくして差し上げればアルトさんも安心されるはずです。……ね?アルトさん、わたくしの胸で癒やされてくださいな」
「エ、エミリアさん!? これは包み込むというより窒息させる勢いでは!? それにこの体勢は他のメンバーの神経を逆撫でする可能性が極めて高いと推測されるのだが!」
俺の懸念は即座に現実のものとなった。
「「「抜け駆けはずるい(でござる)!」」」
三人の絶叫が重なる。
そして、最後に現れたのは全ての元凶である彼女だ。
「なによなによ、朝から騒がしいわねぇ。安眠妨害よ、このお子様たち」
工房の奥から気だるげにあくびをしながらルージュが現れた。
彼女が身に纏っているのは薄手のネグリジェ一枚。
そのダイナマイトボディが、朝の光に透けてあまりにも扇情的なシルエットを描き出している。
「あ、あんた!なんて格好してるのよ!」
リゼットが顔を赤くして指差す。
「あら、自分の家でくつろいで何が悪いの?それに、アルトに見せるならこれくらいサービスしないとねぇ」
ルージュは妖艶に笑うと、俺の正面に立ちわざとらしく胸元を強調してみせた。
「どう?アルト。昨日の夜の続き……しちゃう?」
「「「「続きって何よ(何でござるか)!!!!」」」」
ドッカーン!
四人の怒りのオーラが爆発し工房の窓ガラスがビリビリと震える。
俺は頭を抱えた。
「……平和だ」
前言撤回。
これは平和ではない。
ただの甘くて騒がしい極上の地獄だ。
だが、不思議と嫌ではない。
この騒がしさこそが俺たちが守り抜いた証なのだから。
俺はやれやれと肩をすくめ、このカオスを鎮めるためのプロデューサーとしての最適解を導き出そうと口を開いた。
「皆、落ち着きたまえ。まずは朝食を摂り、血糖値を安定させることから始めよう。感情の起伏は空腹時に増幅される傾向にあるからね」
その、いつもの俺の言葉が彼女たちに届くことはなかった。
なぜなら。
その瞬間、世界の「色」が変わったからだ。
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