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第八章 聖なる記憶と千年の封印
聖女の残響と始まりの封印
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――その場所は、世界の最も深い記憶が眠る場所だった。
礼拝堂の奥へと続く階段は、雪と時間に削られながらもなお、精霊の力に守られて崩れずにいた。イッセイたちは、敵の放った瘴気の魔物を撃退した後、そこへと進んでいた。
「ここが……リアナ様が最後に封印の儀を行った“起源の間”……」
シャルロッテが震える指で扉に触れると、精霊の紋章がほのかに光り、音もなく扉が開いた。
そこには、石造りの荘厳な空間が広がっていた。中央には半球状の祭壇があり、空間全体に淡い光が満ちている。まるで、空気そのものが“記憶”を帯びているようだった。
「……ここ、空気が違うウサ……」
フィーナが低くつぶやいた。
「まるで、誰かが――」
クラリスが言いかけた瞬間だった。
ふわり、と、空間に光の粒子が舞い上がった。
「――ようこそ。我が祈りの地へ」
それは、確かに“声”だった。だが、誰の口からも発せられていない。まるで記憶が語りかけるように、響いていた。
「この声……!」
シャルロッテの目に涙が浮かぶ。「精霊が伝える記憶……これは……聖女リアナ様の“残響”……!」
淡い光が祭壇の上に集まり、一人の女性の姿が浮かび上がる。金糸の髪に白銀の法衣、慈しみに満ちた微笑を湛えた“幻影”――それはかつて世界を救い、封印の代償として歴史から消えた存在。
「リアナ……様……」
ミュリルが呟くと、その幻影が微笑みながら口を開いた。
「あなた方は、世界を巡り、かつて私が果たせなかった“真の意味での封印”に至る者……」
「真の封印……だと?」
イッセイが前へ出る。
「俺たちが辿ってきた道、その先にあるものを知っているのか?」
幻影は頷く。けれど、その表情はどこか哀しげだった。
「封印とは、ただ“封じる”ものではありません……。その“怨念”ごと、抱きしめ、癒すもの。私の封印は……それが、果たせなかった」
シャルロッテの喉が鳴る。
「じゃあ……リアナ様は、自分の意志で……世界の記憶から消えたのですか?」
「はい。それが、私の“誓い”でした」
そう言って幻影が差し出したのは、精霊文字が刻まれた小さな宝珠だった。
「これは、“第二の封印鍵”。次なる旅路で、あなた方を導くでしょう」
イッセイがその宝珠を手に取った瞬間、幻影は微笑みながら、霧のように消えていった。
「……ありがとう、リアナ様」
静かな祈りとともに、一行は頭を垂れる。
だが、静寂の中に、どこか異なる“気配”が混じっていた。
「誰かいるのか?」
セリアが声を張る。礼拝堂の奥――石壁の隙間に、ローブ姿の人物が佇んでいた。
「……やはり現れたか。“封印の鍵”を継ぐ者よ」
その人物は、穏やかな声でそう告げると、ローブを払って姿を現す。
それは、聖教国の最高審問官――“カルマ・アヴァロン”。
そして、彼の背後には“瘴気に染まった聖騎士”たちの姿が……。
「こいつは――穏やかじゃないな」
イッセイが剣に手をかける。
次なる戦いの火種は、すでに始まっていた――。
「……カルマ・アヴァロン、だったか」
イッセイが前へ進み出ながら名を呼ぶ。その視線の先、ローブを脱ぎ捨てた男の姿が礼拝堂の光の中で浮かび上がった。銀の髪、冷たく整った顔立ち。そして背後に控える黒装束の騎士たち――瘴気に染まった“堕ちた聖騎士”。
「あなたが“記憶の殿堂”で言われていた審問官……なぜここに?」
クラリスが鋭く問うと、カルマはゆっくりと礼拝堂内を見回し、石の祭壇に視線を落とした。
「封印の鍵を継ぐ者……。まさか本当に選ばれし者たちが、この時代に現れるとはな」
「答えになってないウサ!」
フィーナが両手を広げて魔導術式を展開しながら前に出るが、カルマはそれを手で制した。
「焦るな。私は、お前たちを敵とは言っていない」
「なら、その背後の騎士たちはどういうつもりだ?」
セリアが即座に問い詰める。堕ちた聖騎士たちは既に剣を構えていた。瘴気が滲み、足元には焦げたような魔素が漂っている。
「この者たちは……私の“誓い”の証だ」
カルマはゆっくりと自身の胸元に手を当てた。
「私は見たのだ。聖女リアナが“封印”の代償に、何を失い、何を救えなかったのかを」
「……それを知っていて、なお、あなたは彼女の“残響”を踏みにじるのですか?」
シャルロッテの言葉に、カルマの眉がわずかに動いた。
「だからこそ、聖女の意志を継ぐには、汚泥にまみれてでも“真実”をこの世に知らしめねばならんのだ」
「それがこの瘴気か……?」
イッセイが剣を抜く。その刃は淡く、祈りのように光を宿す。
「瘴気の力で民を惑わすことが、聖女の遺志だと?」
「そうではない。“瘴気”とは、封印が押さえ込んだ“負の記憶”……すなわち、世界が隠し、葬ってきた“闇”そのものなのだ」
カルマの背後から、騎士の一人が動く。
「問答はここまでにしよう。主よ、我らに命を」
「殺る気か……!」
イッセイが一歩踏み出すと同時に、堕ちた聖騎士たちが一斉に動いた。
「来るよ!みんな、配置について!」
セリアが叫び、ルーナとクラリスが後衛支援の魔法陣を展開。
「防御結界、展開するにゃん!」
ミュリルが祈りを捧げると、淡い水の膜が仲間たちを包み込んだ。
「サーシャ、右から回り込め!」
「了解!」
サーシャの和装の裾が翻り、鋭く鍛えられた太刀が空を斬る。堕ちた聖騎士の一人がそれを受け、瘴気をまき散らしながら後退。
「くっ……この瘴気、防御を削ってくる!」
クラリスが呟く。詠唱の間に、フィーナが素早く仲間たちに回復魔法を施していく。
「泡と魔力で、ふわふわバリア発動ウサ!」
「支援は任せて!回復、優先!」
「やっぱり敵だよな……なら、容赦はしない!」
イッセイが剣を閃かせる。光と瘴気がぶつかり合い、石の祭壇がきしむような音を立てる。
「まだだ……まだ“主なき闇”の扉は開かれていない……!」
カルマが静かに呟いたその時――礼拝堂の奥に、亀裂のような“闇の渦”が現れ始めた。
「これは……封印が……」
「弱まってる!?いや、違う、何かが……!」
シャルロッテが声を上げる。その目には、碑文の一節が思い浮かんでいた。
“闇は、封印の記憶を喰らい、次なる器を求めん”
「……カルマ、あなたが“器”になろうとしているのか……!」
「否――私は“扉”だ」
カルマが笑う。堕ちた聖騎士たちが、彼の背後で溶けるように消えていく。
「来たるべき“主”のために――!」
「させるかぁあああ!!」
イッセイが光を込めた渾身の一撃を放つ。その刃がカルマのローブを裂き、瘴気の渦を断ち切った。
光と闇が爆ぜる――!
閃光の中、祭壇の周囲が沈黙し、ゆっくりと崩れていった。
カルマの姿は、そこにはもうなかった。
「……消えた……?」
「いえ、“消えた”のではありません。……“扉”としての役割を果たしたのでしょう」
シャルロッテが小さく呟いた。
「つまり、“主”が……!」
セリアが警戒を強める。
「まだ、完全には現れていない。だが……その“兆し”は確かに、始まっている」
イッセイが剣を鞘に納め、静かに言った。
「このままじゃ……世界はまた、同じ過ちを繰り返す」
「なら、繰り返させない。私たちがいる限り――!」
クラリスが力強く頷いた。
残された祭壇の上には、封印の鍵とは別の“魔法石”が残されていた。
それは、“次なる聖域”への道標――。
そして物語は、次なる地へと、深く静かに動き出す。
礼拝堂の奥へと続く階段は、雪と時間に削られながらもなお、精霊の力に守られて崩れずにいた。イッセイたちは、敵の放った瘴気の魔物を撃退した後、そこへと進んでいた。
「ここが……リアナ様が最後に封印の儀を行った“起源の間”……」
シャルロッテが震える指で扉に触れると、精霊の紋章がほのかに光り、音もなく扉が開いた。
そこには、石造りの荘厳な空間が広がっていた。中央には半球状の祭壇があり、空間全体に淡い光が満ちている。まるで、空気そのものが“記憶”を帯びているようだった。
「……ここ、空気が違うウサ……」
フィーナが低くつぶやいた。
「まるで、誰かが――」
クラリスが言いかけた瞬間だった。
ふわり、と、空間に光の粒子が舞い上がった。
「――ようこそ。我が祈りの地へ」
それは、確かに“声”だった。だが、誰の口からも発せられていない。まるで記憶が語りかけるように、響いていた。
「この声……!」
シャルロッテの目に涙が浮かぶ。「精霊が伝える記憶……これは……聖女リアナ様の“残響”……!」
淡い光が祭壇の上に集まり、一人の女性の姿が浮かび上がる。金糸の髪に白銀の法衣、慈しみに満ちた微笑を湛えた“幻影”――それはかつて世界を救い、封印の代償として歴史から消えた存在。
「リアナ……様……」
ミュリルが呟くと、その幻影が微笑みながら口を開いた。
「あなた方は、世界を巡り、かつて私が果たせなかった“真の意味での封印”に至る者……」
「真の封印……だと?」
イッセイが前へ出る。
「俺たちが辿ってきた道、その先にあるものを知っているのか?」
幻影は頷く。けれど、その表情はどこか哀しげだった。
「封印とは、ただ“封じる”ものではありません……。その“怨念”ごと、抱きしめ、癒すもの。私の封印は……それが、果たせなかった」
シャルロッテの喉が鳴る。
「じゃあ……リアナ様は、自分の意志で……世界の記憶から消えたのですか?」
「はい。それが、私の“誓い”でした」
そう言って幻影が差し出したのは、精霊文字が刻まれた小さな宝珠だった。
「これは、“第二の封印鍵”。次なる旅路で、あなた方を導くでしょう」
イッセイがその宝珠を手に取った瞬間、幻影は微笑みながら、霧のように消えていった。
「……ありがとう、リアナ様」
静かな祈りとともに、一行は頭を垂れる。
だが、静寂の中に、どこか異なる“気配”が混じっていた。
「誰かいるのか?」
セリアが声を張る。礼拝堂の奥――石壁の隙間に、ローブ姿の人物が佇んでいた。
「……やはり現れたか。“封印の鍵”を継ぐ者よ」
その人物は、穏やかな声でそう告げると、ローブを払って姿を現す。
それは、聖教国の最高審問官――“カルマ・アヴァロン”。
そして、彼の背後には“瘴気に染まった聖騎士”たちの姿が……。
「こいつは――穏やかじゃないな」
イッセイが剣に手をかける。
次なる戦いの火種は、すでに始まっていた――。
「……カルマ・アヴァロン、だったか」
イッセイが前へ進み出ながら名を呼ぶ。その視線の先、ローブを脱ぎ捨てた男の姿が礼拝堂の光の中で浮かび上がった。銀の髪、冷たく整った顔立ち。そして背後に控える黒装束の騎士たち――瘴気に染まった“堕ちた聖騎士”。
「あなたが“記憶の殿堂”で言われていた審問官……なぜここに?」
クラリスが鋭く問うと、カルマはゆっくりと礼拝堂内を見回し、石の祭壇に視線を落とした。
「封印の鍵を継ぐ者……。まさか本当に選ばれし者たちが、この時代に現れるとはな」
「答えになってないウサ!」
フィーナが両手を広げて魔導術式を展開しながら前に出るが、カルマはそれを手で制した。
「焦るな。私は、お前たちを敵とは言っていない」
「なら、その背後の騎士たちはどういうつもりだ?」
セリアが即座に問い詰める。堕ちた聖騎士たちは既に剣を構えていた。瘴気が滲み、足元には焦げたような魔素が漂っている。
「この者たちは……私の“誓い”の証だ」
カルマはゆっくりと自身の胸元に手を当てた。
「私は見たのだ。聖女リアナが“封印”の代償に、何を失い、何を救えなかったのかを」
「……それを知っていて、なお、あなたは彼女の“残響”を踏みにじるのですか?」
シャルロッテの言葉に、カルマの眉がわずかに動いた。
「だからこそ、聖女の意志を継ぐには、汚泥にまみれてでも“真実”をこの世に知らしめねばならんのだ」
「それがこの瘴気か……?」
イッセイが剣を抜く。その刃は淡く、祈りのように光を宿す。
「瘴気の力で民を惑わすことが、聖女の遺志だと?」
「そうではない。“瘴気”とは、封印が押さえ込んだ“負の記憶”……すなわち、世界が隠し、葬ってきた“闇”そのものなのだ」
カルマの背後から、騎士の一人が動く。
「問答はここまでにしよう。主よ、我らに命を」
「殺る気か……!」
イッセイが一歩踏み出すと同時に、堕ちた聖騎士たちが一斉に動いた。
「来るよ!みんな、配置について!」
セリアが叫び、ルーナとクラリスが後衛支援の魔法陣を展開。
「防御結界、展開するにゃん!」
ミュリルが祈りを捧げると、淡い水の膜が仲間たちを包み込んだ。
「サーシャ、右から回り込め!」
「了解!」
サーシャの和装の裾が翻り、鋭く鍛えられた太刀が空を斬る。堕ちた聖騎士の一人がそれを受け、瘴気をまき散らしながら後退。
「くっ……この瘴気、防御を削ってくる!」
クラリスが呟く。詠唱の間に、フィーナが素早く仲間たちに回復魔法を施していく。
「泡と魔力で、ふわふわバリア発動ウサ!」
「支援は任せて!回復、優先!」
「やっぱり敵だよな……なら、容赦はしない!」
イッセイが剣を閃かせる。光と瘴気がぶつかり合い、石の祭壇がきしむような音を立てる。
「まだだ……まだ“主なき闇”の扉は開かれていない……!」
カルマが静かに呟いたその時――礼拝堂の奥に、亀裂のような“闇の渦”が現れ始めた。
「これは……封印が……」
「弱まってる!?いや、違う、何かが……!」
シャルロッテが声を上げる。その目には、碑文の一節が思い浮かんでいた。
“闇は、封印の記憶を喰らい、次なる器を求めん”
「……カルマ、あなたが“器”になろうとしているのか……!」
「否――私は“扉”だ」
カルマが笑う。堕ちた聖騎士たちが、彼の背後で溶けるように消えていく。
「来たるべき“主”のために――!」
「させるかぁあああ!!」
イッセイが光を込めた渾身の一撃を放つ。その刃がカルマのローブを裂き、瘴気の渦を断ち切った。
光と闇が爆ぜる――!
閃光の中、祭壇の周囲が沈黙し、ゆっくりと崩れていった。
カルマの姿は、そこにはもうなかった。
「……消えた……?」
「いえ、“消えた”のではありません。……“扉”としての役割を果たしたのでしょう」
シャルロッテが小さく呟いた。
「つまり、“主”が……!」
セリアが警戒を強める。
「まだ、完全には現れていない。だが……その“兆し”は確かに、始まっている」
イッセイが剣を鞘に納め、静かに言った。
「このままじゃ……世界はまた、同じ過ちを繰り返す」
「なら、繰り返させない。私たちがいる限り――!」
クラリスが力強く頷いた。
残された祭壇の上には、封印の鍵とは別の“魔法石”が残されていた。
それは、“次なる聖域”への道標――。
そして物語は、次なる地へと、深く静かに動き出す。
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