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第八章 聖なる記憶と千年の封印
凍れる祈りの聖域
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北の空から吹き下ろす風が、肌を裂くような鋭さでイッセイたちを迎えた。
「うぅ……さむ……っ、凍えちゃうにゃん……!」
「こりゃあ思った以上の寒さだな……。みんな、防寒の結界を展開しておこう」
イッセイの指示で、フィーナとシャルロッテが氷耐性の魔法陣を描く。
「“霜除けの繭”展開ウサ。これで体温維持できるはずウサよ」
「気流操作も加えておきます……精霊たち、風を遮ってください」
淡い光が一行を包み、ようやく凍てつく地に立つことが可能となった。
眼前に広がるのは、雪に沈んだ静寂の世界。
ここが――《聖域ルクス》。
「……このあたりから、結界が崩れてるようです。瘴気の粒子が……雪に混じってます」
シャルロッテの警告に、セリアが剣に手をかける。
「つまり、魔物が出るってことよね。油断は禁物よ」
「イッセイくん、地図によると……この先に“氷の聖女像”っていう祈りの地があるわ。まずはそこを目指しましょう」
ルーナが旅の地図を指しながらそう言った。クラリスが隣で頷く。
「聖女リアナが最後に祈りを捧げた場所。そこに、“何か”があるかもしれない……」
「ま、早く行こうぜ。凍死する前にな」
サーシャがマントの襟元をぎゅっと握りしめて歩き出した。
だがそのとき、雪原の奥――。
「っ……来るぞ!」
イッセイが叫ぶと同時に、氷の地面が音もなく砕けた。
「氷の下に……潜んでたにゃん!?」
突如現れたのは、六脚の白き魔獣――《凍牙竜フロスト・ファング》。
「これは……中型魔竜種!? しかも二体、いや三体……!」
「囲まれてる!」
クラリスとミュリルが詠唱を開始するも、フロスト・ファングたちは既に突進態勢に入っていた。
「っ、セリア、サーシャ、前に出ろ!」
「了解!」
「心得た!」
鋼の剣が雪を裂き、刃が閃く。セリアの突きとサーシャの一閃が、最前列の一体の鱗に衝突した。
「硬い……!通常攻撃じゃ通らないにゃん!」
「なら、こっちはどうだ! 《穿氷剣・蒼牙突き》!」
イッセイの一撃が炸裂し、魔獣の右前脚が吹き飛ぶ。
「やるじゃない、イッセイ!」
だが、残りの二体が横合いから突進してくる。
「《防御展開・凍盾の聖環》ウサ!」
「援護、私も入ります! 《風障壁・双輪》!」
フィーナとシャルロッテの連携防御がかろうじて衝撃を緩和し、クラリスの《聖槍》が氷を貫いた。
「これで、どう……っ!」
しかし、それでも魔獣は倒れなかった。
「まずいにゃん……耐久も再生力も規格外にゃん……!」
そのとき――
「イッセイくん!」
ルーナが叫ぶ。
「聖女像のほう……氷が……溶けてる……!」
全員がそちらに目を向けた瞬間、魔獣たちが一斉に立ち止まり、頭を垂れた。
「えっ……何……?」
「……いや、違う。これは――」
聖女像の台座から、蒼白の光が空へ昇っていた。
凍った風が止まり、氷雪の精霊たちが舞い始める。
「これは……封印の痕跡……?」
シャルロッテが歩み出て、碑文を指先でなぞる。
「“ここに眠るは、祈りの光。千年の静寂の中に、再び始まる記憶の鐘”……」
「記憶……始まる? まさか、これは――」
「うん。ここから、“本当の聖女の記憶”が始まるのかもしれない……」
イッセイは剣を静かに収め、凍れる祈りの聖域に立ち尽くした。
物語の核心は、すぐそこまで来ていた。
「……なんだ、この光は……?」
イッセイが呟く中、蒼白の光はゆっくりと聖女像から広がり、一行を包み込むように降り注いだ。
「魔力反応じゃないウサ……これは、記憶の断片……!」
フィーナが思わず後ずさるが、光は害意を持たず、むしろ優しさすら感じさせる温もりだった。
シャルロッテが膝をつき、碑文の前で目を閉じる。
「……視える。これは……“記憶の刻印”。封印に組み込まれた聖女の意識……っ」
彼女の声に合わせて、周囲の景色がゆっくりと揺れ始めた。
凍てついた聖域が、次第に鮮やかな光景へと塗り替えられていく。
「こ、これは……幻影?」
ルーナが声を上げたとき、彼らの前に現れたのは、若き日の聖女リアナその人だった。
「……この地に最後の祈りを捧げます。私が封ずるは、世界に満ちる“主なき闇”。それが再び目覚めしとき、記憶は風となって導きを示すでしょう……」
幻影の中で、聖女リアナは涙を流しながら手を天に翳していた。
「これは……彼女の記憶……。世界から忘れ去られた“祈り”の記録……」
クラリスが手を組み、息を呑む。
「リアナ……あんなにも優しい顔をしていたんだね」
ミュリルがぽつりと呟く。
「この姿、どこかで……」
イッセイは既視感に打たれるように立ち尽くしていた。
──光が再び揺れた。
幻影の聖女の背後に、歪んだ影が蠢き始める。
「っ、これは……!」
闇の形をした何かが、ゆっくりと聖女に迫っていた。黒い瘴気の塊、意思すら宿しているような圧迫感。
「彼女は……これをひとりで……!」
「うそ……。誰も……助けなかったの?」
「ううん……助けられなかったんだわ、きっと……」
クラリスとルーナが言葉を重ねたとき、幻影の中のリアナが、すっと振り返った。
まるで、こちらを見ているかのように。
「……あなたたちが、次の光をつなぐ者であることを……願います……」
その瞬間、光の全てが弾け飛び、聖域の現実の雪景色へと戻った。
静寂。
冷たい風だけが、凍れる地に流れていた。
「……リアナ様……」
シャルロッテがそっと両手を胸元で組み、祈りの言葉を呟く。
「やはり、“封印”は聖女自身の魂そのものだったのか」
イッセイが硬い表情で言った。
「それって……つまり、リアナ様の魂は……まだこの世界に?」
「封印が維持されているうちは、“彼女は生きている”とも言えるウサ……」
フィーナがそっと答える。
「でも、それも……もう長くはない。瘴気の力が、確実に封印を蝕んでいるわ」
クラリスの言葉に、皆の表情が険しくなる。
「……だからこそ、急がなきゃいけないにゃん。このままじゃ……」
ミュリルの言葉に、イッセイが頷いた。
「“主なき闇”を蘇らせるわけにはいかない。聖女の想いに、応えなければならない」
彼はそっと剣の柄に手を置いた。
「行こう。次の目的地は――聖教会が管理している“封印の祭壇”。そこに、真実があるはずだ」
その時、背後でパチパチと音が響いた。
「拍手、拍手~。感動的ですねぇ……」
振り返った一行の前に、黒衣の男と、仮面の少女が立っていた。
「貴様は……!」
「申し遅れました。僕は“黒の旅団”監察役、レメルト。こちらは我らが人形師、ミルフィリア」
少女が仮面の下から舌を出し、くすくすと笑う。
「あなたたち、なーんにもわかってないわ。“聖女”なんてね、本当は――」
「その口、慎め」
サーシャの声が凍てついた空気を断ち切った。
「侮辱を許せば、次に来るのは地獄だと、教えてやろう」
「うふふ、怖いわね。でも、もうすぐわかるわ。“真実”は、ひとつじゃないんだから」
仮面の少女が踵を返すと、レメルトも軽く頭を下げた。
「封印の祭壇で、また会いましょう。次は……本気で殺しに行きますから」
氷の結晶が舞い、ふたりは姿を消した。
「……やっぱり、連中も動いてきたにゃん」
ミュリルが耳を伏せた。
「いよいよ、“本丸”か……」
イッセイが前を見据える。
聖なる封印の向こうに待つのは、果たして“真実”か、それとも……。
物語は、より深い核心へと踏み込もうとしていた――。
「うぅ……さむ……っ、凍えちゃうにゃん……!」
「こりゃあ思った以上の寒さだな……。みんな、防寒の結界を展開しておこう」
イッセイの指示で、フィーナとシャルロッテが氷耐性の魔法陣を描く。
「“霜除けの繭”展開ウサ。これで体温維持できるはずウサよ」
「気流操作も加えておきます……精霊たち、風を遮ってください」
淡い光が一行を包み、ようやく凍てつく地に立つことが可能となった。
眼前に広がるのは、雪に沈んだ静寂の世界。
ここが――《聖域ルクス》。
「……このあたりから、結界が崩れてるようです。瘴気の粒子が……雪に混じってます」
シャルロッテの警告に、セリアが剣に手をかける。
「つまり、魔物が出るってことよね。油断は禁物よ」
「イッセイくん、地図によると……この先に“氷の聖女像”っていう祈りの地があるわ。まずはそこを目指しましょう」
ルーナが旅の地図を指しながらそう言った。クラリスが隣で頷く。
「聖女リアナが最後に祈りを捧げた場所。そこに、“何か”があるかもしれない……」
「ま、早く行こうぜ。凍死する前にな」
サーシャがマントの襟元をぎゅっと握りしめて歩き出した。
だがそのとき、雪原の奥――。
「っ……来るぞ!」
イッセイが叫ぶと同時に、氷の地面が音もなく砕けた。
「氷の下に……潜んでたにゃん!?」
突如現れたのは、六脚の白き魔獣――《凍牙竜フロスト・ファング》。
「これは……中型魔竜種!? しかも二体、いや三体……!」
「囲まれてる!」
クラリスとミュリルが詠唱を開始するも、フロスト・ファングたちは既に突進態勢に入っていた。
「っ、セリア、サーシャ、前に出ろ!」
「了解!」
「心得た!」
鋼の剣が雪を裂き、刃が閃く。セリアの突きとサーシャの一閃が、最前列の一体の鱗に衝突した。
「硬い……!通常攻撃じゃ通らないにゃん!」
「なら、こっちはどうだ! 《穿氷剣・蒼牙突き》!」
イッセイの一撃が炸裂し、魔獣の右前脚が吹き飛ぶ。
「やるじゃない、イッセイ!」
だが、残りの二体が横合いから突進してくる。
「《防御展開・凍盾の聖環》ウサ!」
「援護、私も入ります! 《風障壁・双輪》!」
フィーナとシャルロッテの連携防御がかろうじて衝撃を緩和し、クラリスの《聖槍》が氷を貫いた。
「これで、どう……っ!」
しかし、それでも魔獣は倒れなかった。
「まずいにゃん……耐久も再生力も規格外にゃん……!」
そのとき――
「イッセイくん!」
ルーナが叫ぶ。
「聖女像のほう……氷が……溶けてる……!」
全員がそちらに目を向けた瞬間、魔獣たちが一斉に立ち止まり、頭を垂れた。
「えっ……何……?」
「……いや、違う。これは――」
聖女像の台座から、蒼白の光が空へ昇っていた。
凍った風が止まり、氷雪の精霊たちが舞い始める。
「これは……封印の痕跡……?」
シャルロッテが歩み出て、碑文を指先でなぞる。
「“ここに眠るは、祈りの光。千年の静寂の中に、再び始まる記憶の鐘”……」
「記憶……始まる? まさか、これは――」
「うん。ここから、“本当の聖女の記憶”が始まるのかもしれない……」
イッセイは剣を静かに収め、凍れる祈りの聖域に立ち尽くした。
物語の核心は、すぐそこまで来ていた。
「……なんだ、この光は……?」
イッセイが呟く中、蒼白の光はゆっくりと聖女像から広がり、一行を包み込むように降り注いだ。
「魔力反応じゃないウサ……これは、記憶の断片……!」
フィーナが思わず後ずさるが、光は害意を持たず、むしろ優しさすら感じさせる温もりだった。
シャルロッテが膝をつき、碑文の前で目を閉じる。
「……視える。これは……“記憶の刻印”。封印に組み込まれた聖女の意識……っ」
彼女の声に合わせて、周囲の景色がゆっくりと揺れ始めた。
凍てついた聖域が、次第に鮮やかな光景へと塗り替えられていく。
「こ、これは……幻影?」
ルーナが声を上げたとき、彼らの前に現れたのは、若き日の聖女リアナその人だった。
「……この地に最後の祈りを捧げます。私が封ずるは、世界に満ちる“主なき闇”。それが再び目覚めしとき、記憶は風となって導きを示すでしょう……」
幻影の中で、聖女リアナは涙を流しながら手を天に翳していた。
「これは……彼女の記憶……。世界から忘れ去られた“祈り”の記録……」
クラリスが手を組み、息を呑む。
「リアナ……あんなにも優しい顔をしていたんだね」
ミュリルがぽつりと呟く。
「この姿、どこかで……」
イッセイは既視感に打たれるように立ち尽くしていた。
──光が再び揺れた。
幻影の聖女の背後に、歪んだ影が蠢き始める。
「っ、これは……!」
闇の形をした何かが、ゆっくりと聖女に迫っていた。黒い瘴気の塊、意思すら宿しているような圧迫感。
「彼女は……これをひとりで……!」
「うそ……。誰も……助けなかったの?」
「ううん……助けられなかったんだわ、きっと……」
クラリスとルーナが言葉を重ねたとき、幻影の中のリアナが、すっと振り返った。
まるで、こちらを見ているかのように。
「……あなたたちが、次の光をつなぐ者であることを……願います……」
その瞬間、光の全てが弾け飛び、聖域の現実の雪景色へと戻った。
静寂。
冷たい風だけが、凍れる地に流れていた。
「……リアナ様……」
シャルロッテがそっと両手を胸元で組み、祈りの言葉を呟く。
「やはり、“封印”は聖女自身の魂そのものだったのか」
イッセイが硬い表情で言った。
「それって……つまり、リアナ様の魂は……まだこの世界に?」
「封印が維持されているうちは、“彼女は生きている”とも言えるウサ……」
フィーナがそっと答える。
「でも、それも……もう長くはない。瘴気の力が、確実に封印を蝕んでいるわ」
クラリスの言葉に、皆の表情が険しくなる。
「……だからこそ、急がなきゃいけないにゃん。このままじゃ……」
ミュリルの言葉に、イッセイが頷いた。
「“主なき闇”を蘇らせるわけにはいかない。聖女の想いに、応えなければならない」
彼はそっと剣の柄に手を置いた。
「行こう。次の目的地は――聖教会が管理している“封印の祭壇”。そこに、真実があるはずだ」
その時、背後でパチパチと音が響いた。
「拍手、拍手~。感動的ですねぇ……」
振り返った一行の前に、黒衣の男と、仮面の少女が立っていた。
「貴様は……!」
「申し遅れました。僕は“黒の旅団”監察役、レメルト。こちらは我らが人形師、ミルフィリア」
少女が仮面の下から舌を出し、くすくすと笑う。
「あなたたち、なーんにもわかってないわ。“聖女”なんてね、本当は――」
「その口、慎め」
サーシャの声が凍てついた空気を断ち切った。
「侮辱を許せば、次に来るのは地獄だと、教えてやろう」
「うふふ、怖いわね。でも、もうすぐわかるわ。“真実”は、ひとつじゃないんだから」
仮面の少女が踵を返すと、レメルトも軽く頭を下げた。
「封印の祭壇で、また会いましょう。次は……本気で殺しに行きますから」
氷の結晶が舞い、ふたりは姿を消した。
「……やっぱり、連中も動いてきたにゃん」
ミュリルが耳を伏せた。
「いよいよ、“本丸”か……」
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