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最終章 俺だけの淫乱食堂~愛と絶頂で、世界を喰らえ~
プロローグ 決戦前夜の、五つの愛の味
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王都の宿屋、朝日が差し込む部屋の中。
俺の周りには、昨夜の愛の儀式を終え、満足しきった顔で眠る五人の美しい花嫁たちがいた。
俺の逞しい腕を枕に、子猫のように丸まって寝息を立てる者。
俺の胸板に頬を寄せ、幸せそうに微笑む者。
俺の腰に足を絡め、まだ昨夜の余韻に浸っているかのように、時折ぴくりと体を震わせる者。
五人分の柔らかい肌の感触と、甘い寝息、そして彼女たちそれぞれが放つ、愛らしい匂いが混じり合い、この部屋を世界で一番幸福な空間にしていた。
獣のように激しく俺を求めた、虎獣人のルナ。
その寝顔は、普段の野性的な雰囲気が嘘のように無防備で、愛らしい。
ぴくぴくと動く虎耳が、俺の首筋をくすぐる。
聖母のように優しく俺を癒した、エルフのシエル。
銀色の長い髪が、朝日に照らされてきらきらと輝いている。
その穏やかな表情を見ているだけで、俺の心まで洗われるようだ。
女王のように気高く俺に服従した、魔族のエリーゼ。
夜空のような黒髪がシーツに広がり、普段の冷徹な仮面の下にある、少女のようなあどけない寝顔を晒している。
俺にだけ見せる、この無防備な姿がたまらなく愛おしい。
太陽のように明るく俺を照らした、人間のリリー。
ふわふわの茶色い髪から、まだシャンプーの甘い香りがする。
俺の胸に抱き着いたまま、むにゃむにゃと何か幸せそうな寝言を呟いていた。
そして、聖女として、一人の女として、初めて純粋な愛を知った、元王女のユミナ。
穢れを知らないその寝顔は、神々しいほどの美しさを湛えている。
だが、その頬はほんのりと上気し、唇は昨夜の激しい交合のせいで、少しだけ赤く腫れていた。
一人ひとりの寝顔に、そっと自分の唇を重ねていく。
ルナの虎耳に吸い付くように口づけ、シエルの額に愛を込めて唇を触れさせ、エリーゼの血のように赤い唇をそっと啄み、リリーの柔らかな頬に唇を埋め、そしてユミナの閉じた瞼に、誓うように唇を押し当てた。
これは、ただの仲間じゃない。
俺がこの世界で得た、かけがえのない家族だ。
昨夜の、五つの愛の味が、脳裏に鮮やかに蘇ってくる。
決戦を明日に控え、宿屋の空気は重く張り詰めていた。
長旅の疲れと、これから対峙する強大な敵への不安が、彼女たちの美しい顔に、うっすらと影を落としていたのだ。
その空気を、俺が黙って見過ごせるわけがない。
「よし、決めた!今夜は俺がお前たち一人ひとりのために、最高のスペシャリテを振る舞ってやる!そして、心も体も、俺の愛で満たしてやるからな!」
俺のその一言で、彼女たちの瞳にぱっと光が灯った。
俺は厨房に立つと、五人の愛しい花嫁たちのために、全身全霊をかけて腕を振るった。
ルナには、野性的な彼女の本能を解放させる
「特製スパイスで丸焼きにした、ジューシーなローストチキン」。
皮はパリパリに、中は肉汁が溢れ出すほど柔らかく焼き上げる。
豪快に手づかみで喰らいつき、骨の髄までしゃぶり尽くすのが彼女にはお似合いだ。
シエルには、彼女の清らかな体に染み渡るように、森の恵みをふんだんに使った
「木の実と七種きのこのクリームリゾット」。
ポルチーニ茸の芳醇な香りと、生クリームの優しいコクが、アルデンテに仕上げた米の一粒一粒を包み込む。
心と体を癒す、聖なる一皿だ。
エリーゼには、彼女の高貴さと激しい気性を表現した
「地獄仕立ての激辛ブイヤベース」。
数種類の魚介から溶け出した濃厚な旨味のスープに、唐辛子とハーブを効かせた、燃えるような一品。
その刺激的な味が、彼女の高貴なプライドと、俺にだけ見せる従順な雌の顔を、同時に満たすはずだ。
リリーには、甘くて情熱的な
「幾重にも重なる、炎のクレープシュゼット」。
薄く焼いたクレープの上で、オレンジソースと高級ブランデーが青い炎を上げて燃え上がる。
これから俺が彼女に見せる、蕩けるような快楽を表現した、大人のデザートだ。
そしてユミナには、初めての戦いを前にした彼女の不安を優しく包み込む、日本の味
「鯛の出汁で丁寧に蒸し上げた、ふるふるの茶碗蒸し」。
黄金色の出汁が香る、絹のように滑らかな卵の食感。
その優しい味わいが、彼女の心をそっと解きほぐす、俺の故郷の、おふくろの味だ。
俺の【官能料理】は、彼女たちの不安を綺麗さっぱりと洗い流し、その代わりに、体の奥底に眠っていた熱く、甘い欲望の炎を灯らせた。
そして、夜が更け、俺は一人目の花嫁の部屋を訪れた。
最後に仲間になった、そして最も心を救ってやらねばならない、聖女ユミナの部屋だ。
扉を開けると、彼女はベッドの上で、少し不安そうに、しかし俺を信じきる瞳で、ちょこんと座っていた。
「アキト様…わたくし…明日、戦えるでしょうか…」
「ああ、大丈夫だ。俺がついてる」
俺は、彼女を優しく抱きしめ、その体をゆっくりとベッドに横たえる。
今夜は、懺悔室での荒々しい破瓜の儀式ではない。
呪いも、痛みも、恐怖もない。
ただ、愛する男に抱かれる、純粋な悦びだけを、彼女の心と体に刻み込むのだ。
「ユミナさん、綺麗だよ」
俺は、彼女の金の髪を優しく梳かし、その潤んだ碧眼を見つめながら、ゆっくりと唇を重ね合わせた。
「んっ…ふぁ…」
初めて交わす、愛のある口づけ。
最初は戸惑っていた彼女の唇も、俺が優しくリードしてやると、おずおずと、しかし確かに応えてくれる。
小さな舌が、恥ずかしそうに俺の舌に絡みついてくるその仕草が、たまらなく愛おしい。
唇を離し、俺は彼女の修道服を、一枚一枚、丁寧に脱がせていく。
あらわになった、神々しいほどに美しい裸身。
俺はその全てを祝福するように、首筋、耳、肩、背中、そして豊かな乳房へと、吸い付くように口づけを繰り返した。
「ひゃぅっ…!あ、アキト様…!そ、そこは…んんっ…!」
俺が硬く尖り始めた乳首を口に含むと、ユミナの体はビクンと大きく跳ね、甘い喘ぎ声を漏らす。
<ああ…!アキト様の、温かい舌が…私の、この胸を…。なんて、はしたない…。でも…すごく、気持ちがいい…。体の芯が、蕩けてしまいそうです…>
彼女の中に眠っていたMの素質が、俺の愛撫によって、ゆっくりと花開いていく。
そして俺は、彼女の聖域へと顔を埋めた。
そこは、俺との口づけと愛撫だけで、すでに聖水のように清らかな愛液で濡れそぼっていた。
「あ…!だめです、アキト様…!そこは、汚れて…!」
羞恥に足を閉じようとする彼女を、俺は優しくこじ開け、その中心にある固い蕾に、舌を這わせた。
「いやあああああっ!あ、頭が…真っ白に…!な、何が、なんだか…!」
脳天を貫くような未知の快感に、ユミナは絶叫する。
俺は、剥き出しになったクリトリスを唇で優しく吸い上げながら、濡れた指を、ゆっくりと膣の中へと滑り込ませた。
「ひっ…!また、入って…きます…!アキト様の、指が…!」
俺は、膣の奥にあるGスポットを探り当てると、内と外から同時に、執拗に、そして優しく刺激し続けてやる。
「んんんんっ!だめ、だめぇぇっ!お腹の奥が、変に…!いっちゃ、いっちゃいますぅぅぅ!」
指だけで何度も絶頂を繰り返し、完全に蕩けきった彼女の体に、俺はゆっくりと自分の分身を重ね合わせた。
「ユミナさん…入れるぞ」
「は、はい…アキト様の…全て、くださいませ…」
昨日とは違う、愛に満たされた結合。
痛みはなく、ただ、満たされる喜びに、ユミナの瞳から一筋の涙が零れ落ちた。
「あ…アキト様…。温かいです…。すごく、気持ちいいです…」
<ああ…これが、本当に愛する方と、一つになるということ…。私のこの中が、アキト様の形で、熱で、愛で、いっぱいになってる…。もう、私は、アキト様だけのもの…。アキト様だけの、聖女…いいえ、純潔の奴隷です…>
俺は、彼女の不安が完全に消え去るまで、その清らかな体に、愛と、必ず守り抜くという誓いの精子を、何度も、何度も、優しく注ぎ続けた。
彼女が幸せな絶頂の涙と共に、俺の腕の中で穏やかな寝息を立て始めたのは、空が白み始める頃だった。
次に訪れたのは、獣のような荒い息遣いが聞こえる、ルナの部屋だった。
俺が扉を開けるなり、彼女は飢えた獣のように飛びかかってきて、壁に俺を押し付けると、貪るように唇を奪ってきた。
「アキトぉ…!もう我慢できないにゃん!ステーキ食べたら、力が有り余って…!今すぐ、アキトと本気でやりあわないと、暴れだしそうだにゃん!」
ルナとのセックスは、もはや戦いだ。
俺たちは、互いの力をすべてぶつけ合うように、激しく体を絡ませる。
ベッドの上、床の上、壁際で、あらゆる体勢で、何度も、何度も交わった。
「にゃあああっ!アキト、すごい!全然バテないにゃん!でも、私も負けない!」
彼女は、俺の上で野獣のように腰を振りながら、咆哮する。
その黄金の瞳は、狩人のようにギラギラと輝いていた。
<ああ、アキトのこれ、最高にゃん!硬くて、熱くて、私の奥をめちゃくちゃにしてくれる!このまま、アキトと一つになって、溶けちゃいたい!アキトの子供、いっぱい産んで、最強の家族を作るにゃん!>
俺は彼女の野性的な要求に応え、その弾力のある尻を力強く掴むと、下から容赦なく突き上げた。
「あああああっ!でちゃう、でちゃうにゃあああん!」
何度目かの絶頂で、凄まじい量の潮を噴き上げるルナ。
俺は、その生命力溢れる奔流を全身に浴びながら、彼女の野性的な子宮の奥に、俺の全ての精力を叩きつけた。
シエルの部屋は、静かな祈りの空間だった。
「アキト様…お待ちしておりました。わたくしの不安を、貴方様の愛で、どうか鎮めてくださいませ…」
彼女との交合は、魂の対話だ。
激しい動きはない。
ただ、深く、ゆっくりと、互いの存在を確かめ合うように、愛を交わす。
彼女の体は、俺の愛撫だけで何度も清らかな潮を噴き、俺はその聖なる子宮に、癒しの精子を注ぎ続けた。
エリーゼの部屋では、支配と服従のゲームが繰り広げられた。
「…その生意気な口、この私の体で、聞けなくしてやる…!」
気高く俺を見下ろす彼女を、俺はベッドに組み伏せ、その手足を拘束する。
「ああんっ!くっ…!悔しい…!だが…!アキト様の、乱暴なのが…たまらない…!」
高貴なプライドをズタズタに引き裂かれ、快感に喘ぐ彼女の姿は、たまらなく扇情的だった。
俺は、俺への完全な服従を誓わせながら、その気高い子宮の奥に、支配の証を何度も刻み込んだ。
最後に訪れたリリーの部屋は、甘いチョコレートの香りに満ちていた。
「アキトさん、だーいすき!」
彼女とのセックスは、いつも明るくて、楽しい。
好奇心旺盛な彼女は、次から次へといろんな体勢をねだってくる。
その元気な絶叫と、太陽のような笑顔に、俺は最後の力を振り絞り、彼女の中にたっぷりと愛を注ぎ込んだ。
…そして、朝。
俺の周りには、満足しきった顔で眠る、五人の美しい花嫁たちがいた。
俺は、彼女たちの寝顔を見つめ、静かに誓う。
必ず、全員で生きて帰る、と。
「…よし、行くか」
俺は、彼女たちの誰一人として失わないと、心に固く誓った。
王都の地下深くに眠る【魔王の残滓】。
この世界のすべてを懸けた最後の戦いが、今、始まろうとしていた。
俺は愛用の調理器具を【ストレージ】に仕舞い、五人の愛しい花嫁たちと共に、決戦の地へと向かう。
待ってろよ、魔王の残りカス。
俺の料理と、俺の愛で、お前を跡形もなく喰らい尽くしてやる!
俺の周りには、昨夜の愛の儀式を終え、満足しきった顔で眠る五人の美しい花嫁たちがいた。
俺の逞しい腕を枕に、子猫のように丸まって寝息を立てる者。
俺の胸板に頬を寄せ、幸せそうに微笑む者。
俺の腰に足を絡め、まだ昨夜の余韻に浸っているかのように、時折ぴくりと体を震わせる者。
五人分の柔らかい肌の感触と、甘い寝息、そして彼女たちそれぞれが放つ、愛らしい匂いが混じり合い、この部屋を世界で一番幸福な空間にしていた。
獣のように激しく俺を求めた、虎獣人のルナ。
その寝顔は、普段の野性的な雰囲気が嘘のように無防備で、愛らしい。
ぴくぴくと動く虎耳が、俺の首筋をくすぐる。
聖母のように優しく俺を癒した、エルフのシエル。
銀色の長い髪が、朝日に照らされてきらきらと輝いている。
その穏やかな表情を見ているだけで、俺の心まで洗われるようだ。
女王のように気高く俺に服従した、魔族のエリーゼ。
夜空のような黒髪がシーツに広がり、普段の冷徹な仮面の下にある、少女のようなあどけない寝顔を晒している。
俺にだけ見せる、この無防備な姿がたまらなく愛おしい。
太陽のように明るく俺を照らした、人間のリリー。
ふわふわの茶色い髪から、まだシャンプーの甘い香りがする。
俺の胸に抱き着いたまま、むにゃむにゃと何か幸せそうな寝言を呟いていた。
そして、聖女として、一人の女として、初めて純粋な愛を知った、元王女のユミナ。
穢れを知らないその寝顔は、神々しいほどの美しさを湛えている。
だが、その頬はほんのりと上気し、唇は昨夜の激しい交合のせいで、少しだけ赤く腫れていた。
一人ひとりの寝顔に、そっと自分の唇を重ねていく。
ルナの虎耳に吸い付くように口づけ、シエルの額に愛を込めて唇を触れさせ、エリーゼの血のように赤い唇をそっと啄み、リリーの柔らかな頬に唇を埋め、そしてユミナの閉じた瞼に、誓うように唇を押し当てた。
これは、ただの仲間じゃない。
俺がこの世界で得た、かけがえのない家族だ。
昨夜の、五つの愛の味が、脳裏に鮮やかに蘇ってくる。
決戦を明日に控え、宿屋の空気は重く張り詰めていた。
長旅の疲れと、これから対峙する強大な敵への不安が、彼女たちの美しい顔に、うっすらと影を落としていたのだ。
その空気を、俺が黙って見過ごせるわけがない。
「よし、決めた!今夜は俺がお前たち一人ひとりのために、最高のスペシャリテを振る舞ってやる!そして、心も体も、俺の愛で満たしてやるからな!」
俺のその一言で、彼女たちの瞳にぱっと光が灯った。
俺は厨房に立つと、五人の愛しい花嫁たちのために、全身全霊をかけて腕を振るった。
ルナには、野性的な彼女の本能を解放させる
「特製スパイスで丸焼きにした、ジューシーなローストチキン」。
皮はパリパリに、中は肉汁が溢れ出すほど柔らかく焼き上げる。
豪快に手づかみで喰らいつき、骨の髄までしゃぶり尽くすのが彼女にはお似合いだ。
シエルには、彼女の清らかな体に染み渡るように、森の恵みをふんだんに使った
「木の実と七種きのこのクリームリゾット」。
ポルチーニ茸の芳醇な香りと、生クリームの優しいコクが、アルデンテに仕上げた米の一粒一粒を包み込む。
心と体を癒す、聖なる一皿だ。
エリーゼには、彼女の高貴さと激しい気性を表現した
「地獄仕立ての激辛ブイヤベース」。
数種類の魚介から溶け出した濃厚な旨味のスープに、唐辛子とハーブを効かせた、燃えるような一品。
その刺激的な味が、彼女の高貴なプライドと、俺にだけ見せる従順な雌の顔を、同時に満たすはずだ。
リリーには、甘くて情熱的な
「幾重にも重なる、炎のクレープシュゼット」。
薄く焼いたクレープの上で、オレンジソースと高級ブランデーが青い炎を上げて燃え上がる。
これから俺が彼女に見せる、蕩けるような快楽を表現した、大人のデザートだ。
そしてユミナには、初めての戦いを前にした彼女の不安を優しく包み込む、日本の味
「鯛の出汁で丁寧に蒸し上げた、ふるふるの茶碗蒸し」。
黄金色の出汁が香る、絹のように滑らかな卵の食感。
その優しい味わいが、彼女の心をそっと解きほぐす、俺の故郷の、おふくろの味だ。
俺の【官能料理】は、彼女たちの不安を綺麗さっぱりと洗い流し、その代わりに、体の奥底に眠っていた熱く、甘い欲望の炎を灯らせた。
そして、夜が更け、俺は一人目の花嫁の部屋を訪れた。
最後に仲間になった、そして最も心を救ってやらねばならない、聖女ユミナの部屋だ。
扉を開けると、彼女はベッドの上で、少し不安そうに、しかし俺を信じきる瞳で、ちょこんと座っていた。
「アキト様…わたくし…明日、戦えるでしょうか…」
「ああ、大丈夫だ。俺がついてる」
俺は、彼女を優しく抱きしめ、その体をゆっくりとベッドに横たえる。
今夜は、懺悔室での荒々しい破瓜の儀式ではない。
呪いも、痛みも、恐怖もない。
ただ、愛する男に抱かれる、純粋な悦びだけを、彼女の心と体に刻み込むのだ。
「ユミナさん、綺麗だよ」
俺は、彼女の金の髪を優しく梳かし、その潤んだ碧眼を見つめながら、ゆっくりと唇を重ね合わせた。
「んっ…ふぁ…」
初めて交わす、愛のある口づけ。
最初は戸惑っていた彼女の唇も、俺が優しくリードしてやると、おずおずと、しかし確かに応えてくれる。
小さな舌が、恥ずかしそうに俺の舌に絡みついてくるその仕草が、たまらなく愛おしい。
唇を離し、俺は彼女の修道服を、一枚一枚、丁寧に脱がせていく。
あらわになった、神々しいほどに美しい裸身。
俺はその全てを祝福するように、首筋、耳、肩、背中、そして豊かな乳房へと、吸い付くように口づけを繰り返した。
「ひゃぅっ…!あ、アキト様…!そ、そこは…んんっ…!」
俺が硬く尖り始めた乳首を口に含むと、ユミナの体はビクンと大きく跳ね、甘い喘ぎ声を漏らす。
<ああ…!アキト様の、温かい舌が…私の、この胸を…。なんて、はしたない…。でも…すごく、気持ちがいい…。体の芯が、蕩けてしまいそうです…>
彼女の中に眠っていたMの素質が、俺の愛撫によって、ゆっくりと花開いていく。
そして俺は、彼女の聖域へと顔を埋めた。
そこは、俺との口づけと愛撫だけで、すでに聖水のように清らかな愛液で濡れそぼっていた。
「あ…!だめです、アキト様…!そこは、汚れて…!」
羞恥に足を閉じようとする彼女を、俺は優しくこじ開け、その中心にある固い蕾に、舌を這わせた。
「いやあああああっ!あ、頭が…真っ白に…!な、何が、なんだか…!」
脳天を貫くような未知の快感に、ユミナは絶叫する。
俺は、剥き出しになったクリトリスを唇で優しく吸い上げながら、濡れた指を、ゆっくりと膣の中へと滑り込ませた。
「ひっ…!また、入って…きます…!アキト様の、指が…!」
俺は、膣の奥にあるGスポットを探り当てると、内と外から同時に、執拗に、そして優しく刺激し続けてやる。
「んんんんっ!だめ、だめぇぇっ!お腹の奥が、変に…!いっちゃ、いっちゃいますぅぅぅ!」
指だけで何度も絶頂を繰り返し、完全に蕩けきった彼女の体に、俺はゆっくりと自分の分身を重ね合わせた。
「ユミナさん…入れるぞ」
「は、はい…アキト様の…全て、くださいませ…」
昨日とは違う、愛に満たされた結合。
痛みはなく、ただ、満たされる喜びに、ユミナの瞳から一筋の涙が零れ落ちた。
「あ…アキト様…。温かいです…。すごく、気持ちいいです…」
<ああ…これが、本当に愛する方と、一つになるということ…。私のこの中が、アキト様の形で、熱で、愛で、いっぱいになってる…。もう、私は、アキト様だけのもの…。アキト様だけの、聖女…いいえ、純潔の奴隷です…>
俺は、彼女の不安が完全に消え去るまで、その清らかな体に、愛と、必ず守り抜くという誓いの精子を、何度も、何度も、優しく注ぎ続けた。
彼女が幸せな絶頂の涙と共に、俺の腕の中で穏やかな寝息を立て始めたのは、空が白み始める頃だった。
次に訪れたのは、獣のような荒い息遣いが聞こえる、ルナの部屋だった。
俺が扉を開けるなり、彼女は飢えた獣のように飛びかかってきて、壁に俺を押し付けると、貪るように唇を奪ってきた。
「アキトぉ…!もう我慢できないにゃん!ステーキ食べたら、力が有り余って…!今すぐ、アキトと本気でやりあわないと、暴れだしそうだにゃん!」
ルナとのセックスは、もはや戦いだ。
俺たちは、互いの力をすべてぶつけ合うように、激しく体を絡ませる。
ベッドの上、床の上、壁際で、あらゆる体勢で、何度も、何度も交わった。
「にゃあああっ!アキト、すごい!全然バテないにゃん!でも、私も負けない!」
彼女は、俺の上で野獣のように腰を振りながら、咆哮する。
その黄金の瞳は、狩人のようにギラギラと輝いていた。
<ああ、アキトのこれ、最高にゃん!硬くて、熱くて、私の奥をめちゃくちゃにしてくれる!このまま、アキトと一つになって、溶けちゃいたい!アキトの子供、いっぱい産んで、最強の家族を作るにゃん!>
俺は彼女の野性的な要求に応え、その弾力のある尻を力強く掴むと、下から容赦なく突き上げた。
「あああああっ!でちゃう、でちゃうにゃあああん!」
何度目かの絶頂で、凄まじい量の潮を噴き上げるルナ。
俺は、その生命力溢れる奔流を全身に浴びながら、彼女の野性的な子宮の奥に、俺の全ての精力を叩きつけた。
シエルの部屋は、静かな祈りの空間だった。
「アキト様…お待ちしておりました。わたくしの不安を、貴方様の愛で、どうか鎮めてくださいませ…」
彼女との交合は、魂の対話だ。
激しい動きはない。
ただ、深く、ゆっくりと、互いの存在を確かめ合うように、愛を交わす。
彼女の体は、俺の愛撫だけで何度も清らかな潮を噴き、俺はその聖なる子宮に、癒しの精子を注ぎ続けた。
エリーゼの部屋では、支配と服従のゲームが繰り広げられた。
「…その生意気な口、この私の体で、聞けなくしてやる…!」
気高く俺を見下ろす彼女を、俺はベッドに組み伏せ、その手足を拘束する。
「ああんっ!くっ…!悔しい…!だが…!アキト様の、乱暴なのが…たまらない…!」
高貴なプライドをズタズタに引き裂かれ、快感に喘ぐ彼女の姿は、たまらなく扇情的だった。
俺は、俺への完全な服従を誓わせながら、その気高い子宮の奥に、支配の証を何度も刻み込んだ。
最後に訪れたリリーの部屋は、甘いチョコレートの香りに満ちていた。
「アキトさん、だーいすき!」
彼女とのセックスは、いつも明るくて、楽しい。
好奇心旺盛な彼女は、次から次へといろんな体勢をねだってくる。
その元気な絶叫と、太陽のような笑顔に、俺は最後の力を振り絞り、彼女の中にたっぷりと愛を注ぎ込んだ。
…そして、朝。
俺の周りには、満足しきった顔で眠る、五人の美しい花嫁たちがいた。
俺は、彼女たちの寝顔を見つめ、静かに誓う。
必ず、全員で生きて帰る、と。
「…よし、行くか」
俺は、彼女たちの誰一人として失わないと、心に固く誓った。
王都の地下深くに眠る【魔王の残滓】。
この世界のすべてを懸けた最後の戦いが、今、始まろうとしていた。
俺は愛用の調理器具を【ストレージ】に仕舞い、五人の愛しい花嫁たちと共に、決戦の地へと向かう。
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