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第三章 キミと初めての、温泉旅行
最強パーティ、結成!
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最高の、最高の温泉旅行から帰ってきた翌日。
あたしの心と身体は、まだ翔太の愛でいっぱいに満たされた、幸せな余韻に浸っていた。
でも、いつまでもぽわぽわしているわけにはいかない。
だって、あたしたちは、ただの恋人同士だけじゃなくて、ダンジョンを攻略する、最高の「パーティ」なんだから!
「よーっし! みんな、準備はいい!?」
「はい! いつでもいけますわ、陽奈美さん!」
「データ上は、問題ない」
「おう! 早く暴れたいアル!」
あたしの掛け声に、エレオノールさん、凛花さん、麗華ちゃんが、頼もしい声で応えてくれる。
あたしたち五人は今日、A級ダンジョン『龍神の巣』の、未踏破領域である百階層フロアボスの討伐に挑む。
今日の目的は、パワーレベリングで進化した、みんなの新しいジョブの習熟と、四人での連携を、本当の意味で完成させること。
翔太は、あたしたちの後ろで、優しい目で見守ってくれている。
今回は、あくまであたしたち四人の戦い。彼は、本当に危なくなった時だけの、お守り役だ。
百階層のフロアは、巨大な鍾乳洞になっていた。
天井からは、龍の牙のような鋭い鍾乳石が垂れ下がり、地面には、不気味な光を放つ地底湖が広がっている。その湖の中央から、轟音と共に、フロアボスが姿を現した。
三つの首を持つ、巨大な水龍(ヒュドラ)だ。
「いくわよ!――【聖域挑発(ホーリー・タウント)】!」
エレオノールさんが、パーティの盾として、真っ先に飛び出した。
聖なる光が、ヒュドラの三つの首全ての敵意(ヘイト)を、彼女一人に集める。
「麗華ちゃん、右の首を! 凛花さん、左の首の詠唱を止めて!」
「任せるアル!――【拳聖奥義・破山龍神撃】!」
「承知した!――【沈黙の魔眼(サイレント・ゲイズ)】!」
麗華ちゃんの拳が、龍の鱗を砕き、凛花さんの魔法が、厄介なブレス攻撃を封じる。
完璧な立ち上がり! あたしは、三人に、すかさず補助魔法をかける。
「みんなに、女神の守りを!――【全体加護(パーティ・プロテクション)】!」
しかし、A級ダンジョンのボスは、そんなに甘くなかった。
中央の首が、甲高い咆哮を上げると、地面の地底湖が、まるで生き物のように隆起し、無数の水の触手を形成して、あたしたち全員に襲い掛かってきたのだ。
「きゃっ!?」
「くっ…! 全方位攻撃ですって!?」
盾役のエレオノールさんだけでは、防ぎきれない!
あたしたちの連携が、一瞬で崩される。まずい!
その、誰もが焦った、一瞬の隙だった。翔太の、静かで、でも、よく通る声が、あたしたちの耳に届いた。
「――凛花さん、敵の魔力の源は首じゃない、湖全体だ! 湖そのものを凍らせて、動きを封じて!」
その一言で、凛花さんの、賢者としての思考が、一気にクリアになる。
「! そういうことか…! 全員、飛んで!」
凛花さんの叫びに応え、あたしたち三人が跳躍した、その刹那。
「――【絶対氷獄(コキュートス)】!」
凛花さんの放った絶対零度の魔法が、広大な地底湖を、一瞬で、巨大な氷塊へと変えた。
水の触手も、凍り付いたまま、動きを止める。
「ナイスアル、凛花!」
「エレオノールさん、今ですわ!」
「ええ!――【聖鎖方陣(ホーリー・チェーン)】!」
エレオノールさんの足元から、無数の光の鎖が伸び、氷に足を取られて身動きが取れなくなったヒュドラの三つの首を、完全に拘束する。
「陽奈美!」
「うん! 麗華ちゃん、あたしの、ぜんぶをあげる!」
あたしは、自分の持てる全ての魔力を、麗華ちゃん一人に注ぎ込んだ。
「――【最終強化(ファイナル・エンハンス)】!」
「うおおおおおおっ! みなぎるアルーーーーっ!」
黄金のオーラに包まれた麗華ちゃんが、天高く跳躍する。
その姿は、まさしく、戦いの女神だった。
「これが! ワタシたちの、全力アルーーーーっ!」
「【天破究極龍神拳(てんはきゅうきょくりゅうじんけん)】!!!!」
龍の気を纏った拳が、ヒュドラの中央の首に、炸裂した。
凄まじい轟音と共に、巨大な水龍の身体が、頭から、粉々に砕け散っていく。
あたしたちは、疲労困憊で、その場にへたり込んだ。
でも、その顔は、最高の達成感と、笑顔で、満ち溢れていた。
大量の魔石と、貴重な龍の素材、そして、レアドロップの魔法の槍。
あたしたちは、戦利品を、公平に四人で分配した。
そして、百階層ごとにある、地上への転移ゾーン。
その手前の、セーフティーゾーンで、あたしたちは、回復薬を飲みながら、今日の戦いを振り返っていた。
ーーーーー
「いやー! 今日のワタシ、めちゃくちゃカッコよかったアルな!」
「ええ。麗華さんの最後の一撃、見事でしたわ」
「凛花さんの機転がなければ、危なかったですけどね」
「ううん、みんながいたからだよ」
あたしたち四人は、もう、すっかり、最高の仲間になっていた。
(…うん、今、だよね)
あたしは、隣に座る翔太の脇腹を、つんつん、とつついた。
「ほら、翔太。みんなに、ちゃんと、伝えなきゃ」
「え、あ、ああ…」
翔太は、ごほん、と一つ咳払いをすると、少しだけ、照れくさそうに、三人に切り出した。
「えーっと…エレオノールさん、凛花さん、麗華。今日のダンジョン攻略、お疲れ様。みんな、すごく、強くなったね。…それで、その、これは、そのお祝いも兼ねて、なんだけど…」
翔太が、しどろもどろになっている。もう、可愛いんだから。
「一人ずつ、なんだけど、僕と、デート、してくれないかな?」
その言葉に、三人の動きが、ぴたり、と止まった。
「で、で、で、でーと!?♡」
エレオノールさんが、顔を沸騰したみたいに真っ赤にして、叫ぶ。
「わ、わたくしと、翔太さまが、二人きりで!?♡ しょ、承知いたしました! 主君の御命令とあらば、どこへなりとも!」
もう、命令になっちゃってるし。
「でーと…。定義によれば、特定の男女が、日時と場所を定めて会合し、親睦を深める行為…。解析、開始」
凛花さんが、眼鏡をくいっと上げながら、早口で呟いてる。
「感情パラメータ上昇率、予測値を三〇〇%超過…。エラー、エラー…。結論、承諾以外の選択肢、論理的に存在せず…♡」
こっちも、ポンコツになっちゃってる。
「やったーーーーー! 翔太と二人きりの〝組手〟ネ! 今度こそ、一本取ってやるアル!」
麗華ちゃんは、うん、通常運転だね。
三人の、あまりにも可愛すぎる反応に、あたしは、ついつい、意地悪したくなっちゃった。
「ちなみに、あたしは、この前、翔太と、箱根に温泉デートしてきたんだよ~♡ お泊りでね♡」
「「「なっ…!?」」」
三人が、一斉に、ものすごーーーーく、羨ましそうな目で、あたしを見てくる。
ふふん、これが、正妻の余裕ってやつよ。
「さあさあ! 遠慮しないで! 翔太、みんな、どこに行きたいってさ?」
翔太に促されて、三人は、顔を赤くしながらも、自分の希望を、ぽつり、ぽつりと語り始めた。
「わ、わたくしは…その、浴衣を着て、下町や、お祭りに行ってみたい、ですわ…♡ 日本の、伝統的な文化に、触れてみたくて…♡」
「ワタシは…普段のワタシとは、全く違うことを、してみたい…。本や、計算とは無縁の…例えば、その、遊園地のような、賑やかな場所に…♡」
「ワタシも! いつも戦ってばっかりだから、戦いとは全然関係ない、女の子らしい、可愛いことがしてみたいアル…♡ お買い物とか、クレープ食べたりとか!」
三人とも、すっごく、すっごく、可愛い!
「うん、わかった。じゃあ、順番なんだけど…。どうやって決めようか。公平に決めたいし…陽奈美、何かいい案はないかな?」
翔太に振られて、あたしは、にぱっと笑った。
「はいはーい! それなら、あたしに良い考えがありまーす! 題して、『第一回! 翔太王決定戦~!』」
「「「しょうたおう?」」」
「そう! 今から、翔太に関する、超個人的なクイズを出します! 早押しで、正解した人から、順番にデートの権利をゲットできるってわけ!」
それからのあたしたちは、もう、大変だった。
「第一問! 翔太が、小学生の時に飼っていた、カブトムシの名前は?」
「はいっ! ヘラクレス!」
「はい! 武蔵!」
「相川くんのことだから…『カブトムシくん』とか、そういう安直な…」
「正解は、『ちびた』でしたー!」
「「「なんでだよ!」」」
あたしたちの、きゃあきゃあ騒ぐ声が、セーフティーゾーンに響き渡る。
なんだか、ドタバタで、楽しくて、あたしは、心から、笑っていた。
(ああ、そっか。これが、あたしの、望んだ未来なんだ)
大好きな翔太がいて。最高の仲間たちがいて。みんなで笑って、戦って、そして、恋をする。
結局、クイズの結果、デートの順番は、凛花さん、麗華ちゃん、エレオノールさん、ってことになった。
「それじゃあ、まずは今度の週末、凛花さんと、だね。楽しみにしてるよ」
「は、はいぃ♡!」
翔太の言葉に、嬉しそうに、真っ赤になって、固まってる凛花さん。
それを見て、あたしは、ちょっぴり、ほんのちょっぴりだけ、やきもちを焼きながらも、心の底から、良かったね、って、微笑んでいた。
あたしの心と身体は、まだ翔太の愛でいっぱいに満たされた、幸せな余韻に浸っていた。
でも、いつまでもぽわぽわしているわけにはいかない。
だって、あたしたちは、ただの恋人同士だけじゃなくて、ダンジョンを攻略する、最高の「パーティ」なんだから!
「よーっし! みんな、準備はいい!?」
「はい! いつでもいけますわ、陽奈美さん!」
「データ上は、問題ない」
「おう! 早く暴れたいアル!」
あたしの掛け声に、エレオノールさん、凛花さん、麗華ちゃんが、頼もしい声で応えてくれる。
あたしたち五人は今日、A級ダンジョン『龍神の巣』の、未踏破領域である百階層フロアボスの討伐に挑む。
今日の目的は、パワーレベリングで進化した、みんなの新しいジョブの習熟と、四人での連携を、本当の意味で完成させること。
翔太は、あたしたちの後ろで、優しい目で見守ってくれている。
今回は、あくまであたしたち四人の戦い。彼は、本当に危なくなった時だけの、お守り役だ。
百階層のフロアは、巨大な鍾乳洞になっていた。
天井からは、龍の牙のような鋭い鍾乳石が垂れ下がり、地面には、不気味な光を放つ地底湖が広がっている。その湖の中央から、轟音と共に、フロアボスが姿を現した。
三つの首を持つ、巨大な水龍(ヒュドラ)だ。
「いくわよ!――【聖域挑発(ホーリー・タウント)】!」
エレオノールさんが、パーティの盾として、真っ先に飛び出した。
聖なる光が、ヒュドラの三つの首全ての敵意(ヘイト)を、彼女一人に集める。
「麗華ちゃん、右の首を! 凛花さん、左の首の詠唱を止めて!」
「任せるアル!――【拳聖奥義・破山龍神撃】!」
「承知した!――【沈黙の魔眼(サイレント・ゲイズ)】!」
麗華ちゃんの拳が、龍の鱗を砕き、凛花さんの魔法が、厄介なブレス攻撃を封じる。
完璧な立ち上がり! あたしは、三人に、すかさず補助魔法をかける。
「みんなに、女神の守りを!――【全体加護(パーティ・プロテクション)】!」
しかし、A級ダンジョンのボスは、そんなに甘くなかった。
中央の首が、甲高い咆哮を上げると、地面の地底湖が、まるで生き物のように隆起し、無数の水の触手を形成して、あたしたち全員に襲い掛かってきたのだ。
「きゃっ!?」
「くっ…! 全方位攻撃ですって!?」
盾役のエレオノールさんだけでは、防ぎきれない!
あたしたちの連携が、一瞬で崩される。まずい!
その、誰もが焦った、一瞬の隙だった。翔太の、静かで、でも、よく通る声が、あたしたちの耳に届いた。
「――凛花さん、敵の魔力の源は首じゃない、湖全体だ! 湖そのものを凍らせて、動きを封じて!」
その一言で、凛花さんの、賢者としての思考が、一気にクリアになる。
「! そういうことか…! 全員、飛んで!」
凛花さんの叫びに応え、あたしたち三人が跳躍した、その刹那。
「――【絶対氷獄(コキュートス)】!」
凛花さんの放った絶対零度の魔法が、広大な地底湖を、一瞬で、巨大な氷塊へと変えた。
水の触手も、凍り付いたまま、動きを止める。
「ナイスアル、凛花!」
「エレオノールさん、今ですわ!」
「ええ!――【聖鎖方陣(ホーリー・チェーン)】!」
エレオノールさんの足元から、無数の光の鎖が伸び、氷に足を取られて身動きが取れなくなったヒュドラの三つの首を、完全に拘束する。
「陽奈美!」
「うん! 麗華ちゃん、あたしの、ぜんぶをあげる!」
あたしは、自分の持てる全ての魔力を、麗華ちゃん一人に注ぎ込んだ。
「――【最終強化(ファイナル・エンハンス)】!」
「うおおおおおおっ! みなぎるアルーーーーっ!」
黄金のオーラに包まれた麗華ちゃんが、天高く跳躍する。
その姿は、まさしく、戦いの女神だった。
「これが! ワタシたちの、全力アルーーーーっ!」
「【天破究極龍神拳(てんはきゅうきょくりゅうじんけん)】!!!!」
龍の気を纏った拳が、ヒュドラの中央の首に、炸裂した。
凄まじい轟音と共に、巨大な水龍の身体が、頭から、粉々に砕け散っていく。
あたしたちは、疲労困憊で、その場にへたり込んだ。
でも、その顔は、最高の達成感と、笑顔で、満ち溢れていた。
大量の魔石と、貴重な龍の素材、そして、レアドロップの魔法の槍。
あたしたちは、戦利品を、公平に四人で分配した。
そして、百階層ごとにある、地上への転移ゾーン。
その手前の、セーフティーゾーンで、あたしたちは、回復薬を飲みながら、今日の戦いを振り返っていた。
ーーーーー
「いやー! 今日のワタシ、めちゃくちゃカッコよかったアルな!」
「ええ。麗華さんの最後の一撃、見事でしたわ」
「凛花さんの機転がなければ、危なかったですけどね」
「ううん、みんながいたからだよ」
あたしたち四人は、もう、すっかり、最高の仲間になっていた。
(…うん、今、だよね)
あたしは、隣に座る翔太の脇腹を、つんつん、とつついた。
「ほら、翔太。みんなに、ちゃんと、伝えなきゃ」
「え、あ、ああ…」
翔太は、ごほん、と一つ咳払いをすると、少しだけ、照れくさそうに、三人に切り出した。
「えーっと…エレオノールさん、凛花さん、麗華。今日のダンジョン攻略、お疲れ様。みんな、すごく、強くなったね。…それで、その、これは、そのお祝いも兼ねて、なんだけど…」
翔太が、しどろもどろになっている。もう、可愛いんだから。
「一人ずつ、なんだけど、僕と、デート、してくれないかな?」
その言葉に、三人の動きが、ぴたり、と止まった。
「で、で、で、でーと!?♡」
エレオノールさんが、顔を沸騰したみたいに真っ赤にして、叫ぶ。
「わ、わたくしと、翔太さまが、二人きりで!?♡ しょ、承知いたしました! 主君の御命令とあらば、どこへなりとも!」
もう、命令になっちゃってるし。
「でーと…。定義によれば、特定の男女が、日時と場所を定めて会合し、親睦を深める行為…。解析、開始」
凛花さんが、眼鏡をくいっと上げながら、早口で呟いてる。
「感情パラメータ上昇率、予測値を三〇〇%超過…。エラー、エラー…。結論、承諾以外の選択肢、論理的に存在せず…♡」
こっちも、ポンコツになっちゃってる。
「やったーーーーー! 翔太と二人きりの〝組手〟ネ! 今度こそ、一本取ってやるアル!」
麗華ちゃんは、うん、通常運転だね。
三人の、あまりにも可愛すぎる反応に、あたしは、ついつい、意地悪したくなっちゃった。
「ちなみに、あたしは、この前、翔太と、箱根に温泉デートしてきたんだよ~♡ お泊りでね♡」
「「「なっ…!?」」」
三人が、一斉に、ものすごーーーーく、羨ましそうな目で、あたしを見てくる。
ふふん、これが、正妻の余裕ってやつよ。
「さあさあ! 遠慮しないで! 翔太、みんな、どこに行きたいってさ?」
翔太に促されて、三人は、顔を赤くしながらも、自分の希望を、ぽつり、ぽつりと語り始めた。
「わ、わたくしは…その、浴衣を着て、下町や、お祭りに行ってみたい、ですわ…♡ 日本の、伝統的な文化に、触れてみたくて…♡」
「ワタシは…普段のワタシとは、全く違うことを、してみたい…。本や、計算とは無縁の…例えば、その、遊園地のような、賑やかな場所に…♡」
「ワタシも! いつも戦ってばっかりだから、戦いとは全然関係ない、女の子らしい、可愛いことがしてみたいアル…♡ お買い物とか、クレープ食べたりとか!」
三人とも、すっごく、すっごく、可愛い!
「うん、わかった。じゃあ、順番なんだけど…。どうやって決めようか。公平に決めたいし…陽奈美、何かいい案はないかな?」
翔太に振られて、あたしは、にぱっと笑った。
「はいはーい! それなら、あたしに良い考えがありまーす! 題して、『第一回! 翔太王決定戦~!』」
「「「しょうたおう?」」」
「そう! 今から、翔太に関する、超個人的なクイズを出します! 早押しで、正解した人から、順番にデートの権利をゲットできるってわけ!」
それからのあたしたちは、もう、大変だった。
「第一問! 翔太が、小学生の時に飼っていた、カブトムシの名前は?」
「はいっ! ヘラクレス!」
「はい! 武蔵!」
「相川くんのことだから…『カブトムシくん』とか、そういう安直な…」
「正解は、『ちびた』でしたー!」
「「「なんでだよ!」」」
あたしたちの、きゃあきゃあ騒ぐ声が、セーフティーゾーンに響き渡る。
なんだか、ドタバタで、楽しくて、あたしは、心から、笑っていた。
(ああ、そっか。これが、あたしの、望んだ未来なんだ)
大好きな翔太がいて。最高の仲間たちがいて。みんなで笑って、戦って、そして、恋をする。
結局、クイズの結果、デートの順番は、凛花さん、麗華ちゃん、エレオノールさん、ってことになった。
「それじゃあ、まずは今度の週末、凛花さんと、だね。楽しみにしてるよ」
「は、はいぃ♡!」
翔太の言葉に、嬉しそうに、真っ赤になって、固まってる凛花さん。
それを見て、あたしは、ちょっぴり、ほんのちょっぴりだけ、やきもちを焼きながらも、心の底から、良かったね、って、微笑んでいた。
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