4人の勇者とЯΔMЦDΛ

無鳴-ヴィオ-

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第2章

第11篇 すれ違う思い

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あれから数日が経ち、ゼルから言い渡されたユーリはそれに従い実家に帰っていた。そうとも知らずセレン、ゼルが住む家にルイナとヴァレリが訪問してくる。
騎士団本部に顔を出さないユーリは「どうしているのか」をセレンに聞いていると、奥の部屋からゼルが出てきて「ユーリなら実家に帰ったぞ」と答えた。
2人はユーリが住んでいる所を知らないか質問してみると、どちらも聞かれていないとのことだ。
「役所に行けば何か手掛かりがあるんじゃないかしら」とセレンが提案するが横にいたゼルは「やれやれ」と首を横に小さく振り奥の部屋へと戻った。
「ナイスアイデア」とルイナは言い、ヴァレリを連れて役所へと向かった。
ちょっと冷たいんじゃないの?とセレンはゼルに言ったが「何のために帰るように行ったのかわからないのか」と返事をした。
ゼルは理由なく帰るよう伝えたわけではなく、議会や審問官に目を付けられているから少し離れた方が良いと提案したのだった。
更にゼルはユーリが住んでいる地域も理解しており、丁度良いと思っていた。

ルイナとヴァレリは役所へたどり着き、聖騎士の紋章を見せて可能な限り見せてもらえないかやり取りすると、あっさり資料を見せてもらえた。
住所の場所に【Gaea】と書かれている。役所の人はその部分を見て「読めませんね」と呟くがルイナとヴァレリは読めている。明らかに、あちら側で使う言語で書かれていた。
この瞬間、ルイナとヴァレリは確信した。「ユーリは、転生者」ではないかという事に。そして何故ユーリは、その事を隠していたのか少し分かる気がしている。
「ガイアという言葉に何かわかったりしますか?」とヴァレリが役員に聞いてみると「まさかそんな所に」なんて呟き近くにいた他の役員は言った。
「ガイアって、辺境の果てのどこかにある街の名前ですか?」
辺境の果て自体、城砦都市ヴルムから馬車でスピードを出しても2週間は掛かる距離だ。
実はユーリって凄い人のご子息なんじゃとルイナは想像していた。しかし、役員の話によればユーリの身なりは平民に近く騎士になるために上京してきたとか。
元々農家をしている家なので、騎士になれる事が誇らしいと話しているのを耳にしたと言っていた。
流石に2週間以上掛かる道のりのために行くのは馬鹿らしいと思えるが、この事をクーとエルザに話すと「行く価値あるよソレ!」と言われた。
その結果、ルイナ、クー、ヴァレリ、エルザ、レオン、ゼルという組み合わせでガイアがある辺境の果てに向かう事となった。「これからよろしくね」とルイナが言った。
「大丈夫なのかな」とゼルが小声でボソっと呟き、嬉しい反面、不安もあった。
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