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飲みすぎ注意!『ちょっと一杯のはずだったのに』(志賀晃)

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元々、お酒はあまり飲めませんが、よく考えてみたら、3月に病気になってから、一滴も飲んでいません。

『スマホを落としただけなのに』の作者による二作目です。さしづめ、「のに」シリーズでしょうか。

ラジオ局を舞台にした本格密室殺人事件なので、タイトルの付け方は少々強引な感じは否めませんが(笑)

主人公はお酒で酔って寝てしまったため、自分が犯人なのか犯人ではないのかわからなくなります。

タイトルは割とライトな感じですし、前回の『スマホ』も軽く読めます。今作は、意外にミステリーとしても面白かったです。いずれにしても、最近流行りのテイストなので、本をじっくり読む時間があまり無い方にはおすすめです。簡単に読めます。

著者はラジオ局勤務。五十嵐メソッド(作家の五十嵐さんの小説作法)の教え子でもあります。要するに、自分の得意分野を舞台に勝負するという方法です。
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