113 / 172
「キャリアの語源は轍 ~キャリアは自然とつながっていく~」
しおりを挟む
砂の道は歩くと疲れます。それでも砂の道は足跡が残るのです。
今までトンネルの出口の明かりはなかなか見えてきませんでした。しかし、今は少し希望の光が灯っています。
病気になって、東京に押し潰されたと思わざるを得なかったけれど、そうではありませんでした。
やはり、東京が好きだし、今の人生に後悔はありません。
キャリアは点ではなく、線にも面にもなる、幾度となく学生にも伝えてきたことです。
私は中学の修学旅行で仏像に魅せられ四体も購入しました。中学三年生で野球に目覚めました。(見る方です)
恥ずかしながら、15~20歳までプロ野球選手名鑑を読まなかった日はありません。それほど野球に夢中でした。特に地元ダイエーホークスが弱い時代から応援していました。
高校になってからも、家では来る日も来る日も【脳内は】野球漬けの日々です。余談ですが、親友の一人が高校から硬式野球に入部した時は驚きました。
高校卒業後、目的もなく予備校に通っていました。母からは「祖父も父も大学を出ているので、あなたも大学だけは出てほしい」とだけ言われていました。目的がないので勉強に頑張れない時、親友の影響で、東京進学を固めました。親友は千葉大学に進み、もう一人は医学部受験のため、東京の予備校に通っていたのです。
親友に「なんで、関東に行ったん?」と聞きました。すると、彼は「政治も経済も日本の中心だから」と答えてくれました。なるほど、大きな世界を見てみたい、単純な私は東京行きを決めました。
その頃に、五木寛之先生と一緒に本を出した方が、親友のおじさんで、サイン本をいただき読みました。
五木寛之先生は親鸞に傾倒して、売れた後に龍谷大学で仏教を学んでいると知りました。
たまたま私の家は浄土真宗、つまり親鸞です。
今では、私の愛読書、座右の銘は「大河の一滴」です。もちろん、五木寛之先生の本です。
中学の仏像は今も実家に眠っています。
大学で仏教を学び、就職はスポーツ新聞社が第一志望でした。
就活中の出来事です。「報道ステーション」がまだ「ニュースステーション」の時代。中学の同級生がドラフトの特集に出ていました。自分はプロ野球担当になって同級生に取材すると夢想したのを覚えています。
スポーツ新聞の記者にはなれませんでしたが、ありがたいことに大学に拾っていただきました。当時、就職部の人には無理だと言われました。今となっては、思い出の一コマですが言われた本人は忘れません(笑)
私は学生の可能性を常に信じています。学生から学んだことも多くありました。
大学では、プロ野球選手や監督にもお会いできました。NPBの公式キャップにサインをいただいたこともありました。某監督の就任パーティーには、あの長嶋茂雄さんや松井秀喜さんもいらっしゃいました。中三の私に言ってやりたい。「大人になったら夢叶うよ」
大学院では、キャリアを勉強することになります。
そこでは、一人を除いて、全員が私よりも年上でした。就職する直前に父を亡くしたので、周りの同級生に父を重ねていろいろ勉強させてもらいました。
生前、父がはまっていたゴルフ。職業柄、私はゴルフはやることはないと思っていました。家の倉庫には、父のゴルフ道具が眠ったままです。
ここでも、話はつながります。同級生にゴルフ関係の方がいて、プレーの機会がおとずれたのです。
東京に出ていなければ、今の妻とも出会っていません。
ほとんど喧嘩のない夫婦です。ひとえに妻のおかげでしょう。
そして、病気になった今、あらためて人生(キャリア)はつながっていると感じます。
今、頼りにしている方の一人は、龍谷大学と縁があったり、前述した元プロ野球選手の同級生から温かいメッセージもいただきました。もちろんその他の方からもたくさんメッセージ、すべてに感謝しかありません。
元プロ野球選手の彼は、同級生ですが、ほとんど接点ありません。一年生のときにボウリングに数名で行ったこと、卒業式のときにサインをもらったことくらいです。
なぜなら、彼は中学生の頃からスターでした。勉強もトップ、スポーツもトップ、学年のリーダーです。
一方、私はというと、勉強は一度だけ一番になりましたが、基本的に読書やゲーム、漫画が趣味のインドアの目立たない少年です。因みにこの頃から目が悪くなったのは、小説の読みすぎです。決して、勉強のやり過ぎではありません(笑)
唯一、そこそこ勉強ができたのが救いでした。高校では一切勉強しませんでしたが、中学のときの名残で、就活の試験SPIが苦労せずに解け、大学にも落とされずにすんだからです。
くだんの彼とは、社会人になり一度だけ経営する焼肉屋にお邪魔させていただきました。印象深い言葉があり、今でもよく覚えています。「プロ野球選手の頃のことを考えれば、何も怖くない」という主旨の発言でした。
やはり、頭のよい人は成功します。彼はプロ野球選手としては大成しませんでしたが、ビジネスの世界で大成功しています。以前、故郷の母から見せられた新聞記事で、彼が小学生時代から確固たるビジョンを持った人だと改めて知りました。
陰ながら応援していました。独立リーグの運営や震災での復興支援、プロ野球の人脈をいかした仕事、今年の松坂大輔投手の復帰にも一役買っているようです。
そんな彼からの支援。感謝しかありません。
何とか復帰し、社会に生産性をもたらしたいです。
復帰したら、セミナーで講師をお願いしたい、私はまた一人夢想するのでした。
そう自分の歩んだ道を振り返れば、轍のように足跡が残っているのです。
今までトンネルの出口の明かりはなかなか見えてきませんでした。しかし、今は少し希望の光が灯っています。
病気になって、東京に押し潰されたと思わざるを得なかったけれど、そうではありませんでした。
やはり、東京が好きだし、今の人生に後悔はありません。
キャリアは点ではなく、線にも面にもなる、幾度となく学生にも伝えてきたことです。
私は中学の修学旅行で仏像に魅せられ四体も購入しました。中学三年生で野球に目覚めました。(見る方です)
恥ずかしながら、15~20歳までプロ野球選手名鑑を読まなかった日はありません。それほど野球に夢中でした。特に地元ダイエーホークスが弱い時代から応援していました。
高校になってからも、家では来る日も来る日も【脳内は】野球漬けの日々です。余談ですが、親友の一人が高校から硬式野球に入部した時は驚きました。
高校卒業後、目的もなく予備校に通っていました。母からは「祖父も父も大学を出ているので、あなたも大学だけは出てほしい」とだけ言われていました。目的がないので勉強に頑張れない時、親友の影響で、東京進学を固めました。親友は千葉大学に進み、もう一人は医学部受験のため、東京の予備校に通っていたのです。
親友に「なんで、関東に行ったん?」と聞きました。すると、彼は「政治も経済も日本の中心だから」と答えてくれました。なるほど、大きな世界を見てみたい、単純な私は東京行きを決めました。
その頃に、五木寛之先生と一緒に本を出した方が、親友のおじさんで、サイン本をいただき読みました。
五木寛之先生は親鸞に傾倒して、売れた後に龍谷大学で仏教を学んでいると知りました。
たまたま私の家は浄土真宗、つまり親鸞です。
今では、私の愛読書、座右の銘は「大河の一滴」です。もちろん、五木寛之先生の本です。
中学の仏像は今も実家に眠っています。
大学で仏教を学び、就職はスポーツ新聞社が第一志望でした。
就活中の出来事です。「報道ステーション」がまだ「ニュースステーション」の時代。中学の同級生がドラフトの特集に出ていました。自分はプロ野球担当になって同級生に取材すると夢想したのを覚えています。
スポーツ新聞の記者にはなれませんでしたが、ありがたいことに大学に拾っていただきました。当時、就職部の人には無理だと言われました。今となっては、思い出の一コマですが言われた本人は忘れません(笑)
私は学生の可能性を常に信じています。学生から学んだことも多くありました。
大学では、プロ野球選手や監督にもお会いできました。NPBの公式キャップにサインをいただいたこともありました。某監督の就任パーティーには、あの長嶋茂雄さんや松井秀喜さんもいらっしゃいました。中三の私に言ってやりたい。「大人になったら夢叶うよ」
大学院では、キャリアを勉強することになります。
そこでは、一人を除いて、全員が私よりも年上でした。就職する直前に父を亡くしたので、周りの同級生に父を重ねていろいろ勉強させてもらいました。
生前、父がはまっていたゴルフ。職業柄、私はゴルフはやることはないと思っていました。家の倉庫には、父のゴルフ道具が眠ったままです。
ここでも、話はつながります。同級生にゴルフ関係の方がいて、プレーの機会がおとずれたのです。
東京に出ていなければ、今の妻とも出会っていません。
ほとんど喧嘩のない夫婦です。ひとえに妻のおかげでしょう。
そして、病気になった今、あらためて人生(キャリア)はつながっていると感じます。
今、頼りにしている方の一人は、龍谷大学と縁があったり、前述した元プロ野球選手の同級生から温かいメッセージもいただきました。もちろんその他の方からもたくさんメッセージ、すべてに感謝しかありません。
元プロ野球選手の彼は、同級生ですが、ほとんど接点ありません。一年生のときにボウリングに数名で行ったこと、卒業式のときにサインをもらったことくらいです。
なぜなら、彼は中学生の頃からスターでした。勉強もトップ、スポーツもトップ、学年のリーダーです。
一方、私はというと、勉強は一度だけ一番になりましたが、基本的に読書やゲーム、漫画が趣味のインドアの目立たない少年です。因みにこの頃から目が悪くなったのは、小説の読みすぎです。決して、勉強のやり過ぎではありません(笑)
唯一、そこそこ勉強ができたのが救いでした。高校では一切勉強しませんでしたが、中学のときの名残で、就活の試験SPIが苦労せずに解け、大学にも落とされずにすんだからです。
くだんの彼とは、社会人になり一度だけ経営する焼肉屋にお邪魔させていただきました。印象深い言葉があり、今でもよく覚えています。「プロ野球選手の頃のことを考えれば、何も怖くない」という主旨の発言でした。
やはり、頭のよい人は成功します。彼はプロ野球選手としては大成しませんでしたが、ビジネスの世界で大成功しています。以前、故郷の母から見せられた新聞記事で、彼が小学生時代から確固たるビジョンを持った人だと改めて知りました。
陰ながら応援していました。独立リーグの運営や震災での復興支援、プロ野球の人脈をいかした仕事、今年の松坂大輔投手の復帰にも一役買っているようです。
そんな彼からの支援。感謝しかありません。
何とか復帰し、社会に生産性をもたらしたいです。
復帰したら、セミナーで講師をお願いしたい、私はまた一人夢想するのでした。
そう自分の歩んだ道を振り返れば、轍のように足跡が残っているのです。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?
無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。
どっちが稼げるのだろう?
いろんな方の想いがあるのかと・・・。
2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。
あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる