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◆アズールの思い出~アズールside~◆

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同調したのに、俺の返答にシャルロットはひどくショックを受けた顔をした。顔は青白くなり、肩がわなわなと震えている。

「……じゃあなぜ断ってくれなかったの?私はジャンクと結婚したいのに」

消え入りそうな声で呟くと、シャルロットから一筋の涙がこぼれた。

そんなことを言われても……というのが本音だ。

俺が返答に困っていると、シャルロットは突然テラスへ出てそのまま下へ身を投げた。止める間もなかった。

すぐに駆けつけたが、もうすでにシャルロットの息はなかった。抱き上げた俺の手、そして地面一体には、シャルロットの血糊がたっぷりと広がっている。

「シャルロット!しっかりしろ!」

呼び掛けには反応しない。
当然だ、もう息がないのだから。

その時、キラキラとシャルロットが一瞬輝いたように見えた。すると手に付いた血も地面に流れた血も、徐々に消えていく。

その不思議な光景に、俺はシャルロットを抱いたまま動くことができなかった。
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