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第19話 精霊の力
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精霊会の会場は、学院の中庭で行われる。
普段は学生たちが雑談したり、食事を取ったりと憩いの場所として知られるそこは、普段とはまるで別の場所のように飾り付けられていた。
花々のアーチ、夜空を思わせる深紺の天幕、宙に浮かぶ光球がほのかに周囲を照らし、幻想的な光景を作り出している。
会場には既に数人の人たちが集まり、それぞれが談笑していた。
もちろん見知った顔以外にも、学院内でも滅多に見ないような顔ぶれが揃っていた。
この場にいるということは、彼ら全てが契約者なのだろう。
兄上もそうだが、学院外からも少なからず招待されているようだ。
彼らの手にはワインや軽食。
緊張よりも期待に満ちた雰囲気だが、同時にどこか張り詰めた空気もある。
確かにこれは単なる情報共有会というよりは、貴族の社交場としての意味合いが強そうだ。
俺は胸の内で一つ深呼吸してから会場に足を踏み入れた。
「ディラン様、こちらへ」
マルタが軽く会釈し、控えていた給仕に目配せをする。
彼女のおかげで、俺が迷わず動けるのはありがたい。
「来たか、ディラン」
「兄上、おはようございます」
クラウディオは既に来賓として相応しい立ち居振る舞いで場に馴染んでいた。
端正な立ち姿と落ち着いた眼差し――普段よりも少し厳しく見えるのは、この場が公の場であるからか。
「遅れずに来られて何よりだ。……緊張しているな?」
「……分かりますか」
「顔に出ている」
兄上は口元だけで笑うと、そっと俺の肩に手を置いた。
「だがそれでいい。この場で軽薄に見えるよりは、よほどましだ」
『わー、きらびやかですね! ねえディランさん、あのテーブルのケーキおいしそうですよ!』
俺の中には軽薄な奴がいるが、まあ流石に慣れてきた。
こういった脳天気な言葉は、強張っていた肩の力を少しだけ抜いてくれる。
「ディラン殿、それにクラウディオ殿も。ようこそお越しいただいた」
穏やかで、しかし芯の通った声。
振り返ると、そこにはこの会の主催者であるユリウス・デ・アルティウスが立っていた。
黄金の髪が光球の灯りを反射し、きらきらと輝いている。
「ユリウス公。今宵はご招待いただき、感謝申し上げる」
兄上が一歩前に出て、完璧な貴族の礼を返す。
「此度の誓約の儀では、多くの者が精霊との縁を得た。これは王国にとって大きな力となる。だが、力は正しく導かれねば意味をなさない。この会が、我々の進むべき道を探る一助となれば幸いだ」
ユリウスの言葉は、ここにいる者たち全員に向けられているようだった。
彼の涼やかな紫の瞳が、真っ直ぐに俺を見据える。
「……微力ながら、その責務に恥じぬよう努める所存です」
自分でも驚くほど真っ直ぐな声が出た。
ユリウスはわずかに目を細め、満足そうに頷く。
「うむ。では此度の集い、まずは互いに挨拶を交わし、縁を深める場としよう」
ユリウスの合図と共に、場の緊張が少しだけ和らぐ。音楽隊が柔らかい調べを奏で始め、談笑の声があちこちで再び広がった。
「ではディラン、まずは挨拶回りだな」
クラウディオ兄上が促す。
兄上が先導する形で、俺は次々と契約者たちへ紹介されていく。
「ベルモンド侯爵家のご次男、ディラン・ベルモンド殿だ」
兄上が簡潔に紹介すると、相手はそれぞれ礼を取る。
貴族の子息もいれば、平民出身でありながら特待生として学ぶ者の姿もあった。
「初めまして、フィリベール子爵家のロイと申します」
そう名乗った青年は、どこか線の細い顔立ちをしていた。
気弱そうな第一印象だが、その眼差しには好奇心が宿っている。
「ディラン殿も契約者となられたのですね。おめでとうございます」
「ありがとうございます。……ロイ殿はどのような精霊と?」
「私は水の下位精霊です。便利ではありますが、戦闘向きではなくて」
ロイは少しだけ苦笑する。
こうして会話を交わすと、貴族同士というよりも同じ学院生同士という距離感に感じられる。
『ねえねえ、私も自己紹介したいです! ディランさん、声に出して!』
脳内の騒がしい声を振り切りつつ、俺は笑みを作った。
「それでも水精霊は生活に欠かせません。羨ましいですよ」
「そう言っていただけると救われます」
ロイはほっとしたように息を吐き、僅かに頬を緩めた。
次いで、別の貴族子弟が声をかけてくる。
精霊の契約相手や得意な術の話題で場は盛り上がり、自然と小さな輪がいくつもできていった。
「さて――」
澄んだ声が場のざわめきを制した。
振り向けば、ユリウス公が既に会場中央へと歩み出ていた。
その一歩ごとに、談笑していた者たちも動きを止め、自然と視線が集まる。
彼が軽く片手を挙げると、周囲のざわめきが自然と収まった。
給仕が音もなく動き、中央のテーブルが片付けられる。
場の視線が一斉に集まる中、ユリウスは一歩前に出た。
「皆、顔合わせは済んだようで何よりだ」
短く周囲を見渡して、ユリウスは満足げに頷いた。
「では、これより――契約者たちの力を披露していただこう」
その言葉に、会場に小さなどよめきが走る。
緊張と期待が入り混じった空気に、俺はごくりと喉を鳴らした。
『おお、ついに見せ場ですよ! さあ派手にいきましょう!』
(いや、ちょっと待て。お前、披露できる力あるのか?)
『あ……ま、まあ、何とかなりますよ!』
今までと違って、明らかに歯切れの悪いルーの言葉に、俺の背筋を冷たい汗が伝う。
今までのお調子者の態度はどこへやら、その声には明らかな動揺が滲んでいた。
いや、まあ精霊術を披露することを想定していなかった俺も悪い。
前もって想定していたなら、事前にユリウス公に相談しておくこともできただろう。
しかし参ったな。
この空気感で「何もできません」とはとても言い出せない。
「では、私から披露しよう」
ユリウス公が一歩前に進むと、会場全体が静まり返る。
彼は目を閉じ、軽く手を掲げる。
それだけで、足元から淡い風が立ち昇った。
次の瞬間、宙に浮かぶ光球が一斉に明滅し、風の渦が会場全体を撫でるように駆け抜ける。
ひらひらと花弁が宙を舞い、音もなく整然と円を描きながらユリウスの周囲に集まった。
花弁が光に包まれ、ぱっと弾けると同時に、風もすっと消える。
その残滓だけが、しばらく柔らかく輝いていた。
場から感嘆のため息がもれる。
「美しい……」
誰かが呟いたのを皮切りに、拍手が湧き起こる。
あれが精霊術。
魔法とは異なり、詠唱も紋章も必要とせず、ただ契約者と精霊の結びつきによって紡がれる力。
洗練された制御と優雅な演出――さすがはアルティウス公爵家の嫡男だ。
『シルフィードも粋なことをしますね!』
ルーはさっきのことなど、忘れてしまったかのように楽しそうにしていた。
彼女にとっては知り合いの宴会芸でも見ている気分なのだろう。
そうしているうちに、次々と契約者が前へ出ては精霊術を披露していく。
水が弧を描いて舞い、炎が花火のように散り、石畳から芽吹いた草花が一瞬で花を咲かせた。
そして、俺の番が来た。
「ディラン・ベルモンド殿」
ユリウスの声が静かに響き、会場の視線が一斉に俺へ集まる。
(……逃げたい)
『大丈夫です! 私に任せてください!』
決して頼りにならない言葉を受け、俺は背中に冷たい汗をかきながら一歩前へ出た。
この場で何も見せられないのは、さすがにまずい。
最悪、何か一つでも見せてやれば――。
「……頼むぞ、ルー」
『お任せよ! ド派手に――あれ? あれ? ちょっと光が……えいっ!』
俺がそっと手を掲げると、指先に小さな光が灯った。
……以上だった。
会場が一瞬だけ静まり返る。
ぱちん、とその光が弾けると、場の空気が緩み、ぽつぽつと笑い声が広がった。
「……これが、光の精霊術です」
開き直って言うと、逆に場の空気が和み、何人かは楽しげに拍手さえしてくれた。
腐っても精霊術ということだろうか。
憐れみのような色は見えない。
……まあ兄上の顔を見るのは怖いので見ていないが。
「悪くない」
ユリウスがふっと笑った。
それは嘲笑ではなく、どこか楽しんでいるような色を帯びた笑みだった。
「力の大小ではない。契約が確かに成された証があるだけで十分だ」
「……ありがとうございます」
思わず頭を下げると、周囲から再び拍手が起こった。
緊張で強張っていた背筋が、ようやく少しだけ緩む。
『ほら、うまくいったじゃないですか! 会場の空気も和んでますし!』
(……お前、絶対もっと何かできただろ)
『ええと、今度までには……頑張ります!』
どこか言い訳がましい声に、俺は苦笑するしかなかった。
「ディラン・ベルモンド殿、ありがとう。それでは最後になるが――」
ユリウス公の声が場に響く。
次の名が告げられる前に、場の空気が僅かに張り詰めた。
誰もが察している。
最後に残ったのは――あの男。
視線が自然と会場の一角へと集まる。
そこに立つのは、銀髪の青年。
クライス・フォン・アルトナ。
その涼やかな表情は、こちらの心を見透かしているかのようだった。
普段は学生たちが雑談したり、食事を取ったりと憩いの場所として知られるそこは、普段とはまるで別の場所のように飾り付けられていた。
花々のアーチ、夜空を思わせる深紺の天幕、宙に浮かぶ光球がほのかに周囲を照らし、幻想的な光景を作り出している。
会場には既に数人の人たちが集まり、それぞれが談笑していた。
もちろん見知った顔以外にも、学院内でも滅多に見ないような顔ぶれが揃っていた。
この場にいるということは、彼ら全てが契約者なのだろう。
兄上もそうだが、学院外からも少なからず招待されているようだ。
彼らの手にはワインや軽食。
緊張よりも期待に満ちた雰囲気だが、同時にどこか張り詰めた空気もある。
確かにこれは単なる情報共有会というよりは、貴族の社交場としての意味合いが強そうだ。
俺は胸の内で一つ深呼吸してから会場に足を踏み入れた。
「ディラン様、こちらへ」
マルタが軽く会釈し、控えていた給仕に目配せをする。
彼女のおかげで、俺が迷わず動けるのはありがたい。
「来たか、ディラン」
「兄上、おはようございます」
クラウディオは既に来賓として相応しい立ち居振る舞いで場に馴染んでいた。
端正な立ち姿と落ち着いた眼差し――普段よりも少し厳しく見えるのは、この場が公の場であるからか。
「遅れずに来られて何よりだ。……緊張しているな?」
「……分かりますか」
「顔に出ている」
兄上は口元だけで笑うと、そっと俺の肩に手を置いた。
「だがそれでいい。この場で軽薄に見えるよりは、よほどましだ」
『わー、きらびやかですね! ねえディランさん、あのテーブルのケーキおいしそうですよ!』
俺の中には軽薄な奴がいるが、まあ流石に慣れてきた。
こういった脳天気な言葉は、強張っていた肩の力を少しだけ抜いてくれる。
「ディラン殿、それにクラウディオ殿も。ようこそお越しいただいた」
穏やかで、しかし芯の通った声。
振り返ると、そこにはこの会の主催者であるユリウス・デ・アルティウスが立っていた。
黄金の髪が光球の灯りを反射し、きらきらと輝いている。
「ユリウス公。今宵はご招待いただき、感謝申し上げる」
兄上が一歩前に出て、完璧な貴族の礼を返す。
「此度の誓約の儀では、多くの者が精霊との縁を得た。これは王国にとって大きな力となる。だが、力は正しく導かれねば意味をなさない。この会が、我々の進むべき道を探る一助となれば幸いだ」
ユリウスの言葉は、ここにいる者たち全員に向けられているようだった。
彼の涼やかな紫の瞳が、真っ直ぐに俺を見据える。
「……微力ながら、その責務に恥じぬよう努める所存です」
自分でも驚くほど真っ直ぐな声が出た。
ユリウスはわずかに目を細め、満足そうに頷く。
「うむ。では此度の集い、まずは互いに挨拶を交わし、縁を深める場としよう」
ユリウスの合図と共に、場の緊張が少しだけ和らぐ。音楽隊が柔らかい調べを奏で始め、談笑の声があちこちで再び広がった。
「ではディラン、まずは挨拶回りだな」
クラウディオ兄上が促す。
兄上が先導する形で、俺は次々と契約者たちへ紹介されていく。
「ベルモンド侯爵家のご次男、ディラン・ベルモンド殿だ」
兄上が簡潔に紹介すると、相手はそれぞれ礼を取る。
貴族の子息もいれば、平民出身でありながら特待生として学ぶ者の姿もあった。
「初めまして、フィリベール子爵家のロイと申します」
そう名乗った青年は、どこか線の細い顔立ちをしていた。
気弱そうな第一印象だが、その眼差しには好奇心が宿っている。
「ディラン殿も契約者となられたのですね。おめでとうございます」
「ありがとうございます。……ロイ殿はどのような精霊と?」
「私は水の下位精霊です。便利ではありますが、戦闘向きではなくて」
ロイは少しだけ苦笑する。
こうして会話を交わすと、貴族同士というよりも同じ学院生同士という距離感に感じられる。
『ねえねえ、私も自己紹介したいです! ディランさん、声に出して!』
脳内の騒がしい声を振り切りつつ、俺は笑みを作った。
「それでも水精霊は生活に欠かせません。羨ましいですよ」
「そう言っていただけると救われます」
ロイはほっとしたように息を吐き、僅かに頬を緩めた。
次いで、別の貴族子弟が声をかけてくる。
精霊の契約相手や得意な術の話題で場は盛り上がり、自然と小さな輪がいくつもできていった。
「さて――」
澄んだ声が場のざわめきを制した。
振り向けば、ユリウス公が既に会場中央へと歩み出ていた。
その一歩ごとに、談笑していた者たちも動きを止め、自然と視線が集まる。
彼が軽く片手を挙げると、周囲のざわめきが自然と収まった。
給仕が音もなく動き、中央のテーブルが片付けられる。
場の視線が一斉に集まる中、ユリウスは一歩前に出た。
「皆、顔合わせは済んだようで何よりだ」
短く周囲を見渡して、ユリウスは満足げに頷いた。
「では、これより――契約者たちの力を披露していただこう」
その言葉に、会場に小さなどよめきが走る。
緊張と期待が入り混じった空気に、俺はごくりと喉を鳴らした。
『おお、ついに見せ場ですよ! さあ派手にいきましょう!』
(いや、ちょっと待て。お前、披露できる力あるのか?)
『あ……ま、まあ、何とかなりますよ!』
今までと違って、明らかに歯切れの悪いルーの言葉に、俺の背筋を冷たい汗が伝う。
今までのお調子者の態度はどこへやら、その声には明らかな動揺が滲んでいた。
いや、まあ精霊術を披露することを想定していなかった俺も悪い。
前もって想定していたなら、事前にユリウス公に相談しておくこともできただろう。
しかし参ったな。
この空気感で「何もできません」とはとても言い出せない。
「では、私から披露しよう」
ユリウス公が一歩前に進むと、会場全体が静まり返る。
彼は目を閉じ、軽く手を掲げる。
それだけで、足元から淡い風が立ち昇った。
次の瞬間、宙に浮かぶ光球が一斉に明滅し、風の渦が会場全体を撫でるように駆け抜ける。
ひらひらと花弁が宙を舞い、音もなく整然と円を描きながらユリウスの周囲に集まった。
花弁が光に包まれ、ぱっと弾けると同時に、風もすっと消える。
その残滓だけが、しばらく柔らかく輝いていた。
場から感嘆のため息がもれる。
「美しい……」
誰かが呟いたのを皮切りに、拍手が湧き起こる。
あれが精霊術。
魔法とは異なり、詠唱も紋章も必要とせず、ただ契約者と精霊の結びつきによって紡がれる力。
洗練された制御と優雅な演出――さすがはアルティウス公爵家の嫡男だ。
『シルフィードも粋なことをしますね!』
ルーはさっきのことなど、忘れてしまったかのように楽しそうにしていた。
彼女にとっては知り合いの宴会芸でも見ている気分なのだろう。
そうしているうちに、次々と契約者が前へ出ては精霊術を披露していく。
水が弧を描いて舞い、炎が花火のように散り、石畳から芽吹いた草花が一瞬で花を咲かせた。
そして、俺の番が来た。
「ディラン・ベルモンド殿」
ユリウスの声が静かに響き、会場の視線が一斉に俺へ集まる。
(……逃げたい)
『大丈夫です! 私に任せてください!』
決して頼りにならない言葉を受け、俺は背中に冷たい汗をかきながら一歩前へ出た。
この場で何も見せられないのは、さすがにまずい。
最悪、何か一つでも見せてやれば――。
「……頼むぞ、ルー」
『お任せよ! ド派手に――あれ? あれ? ちょっと光が……えいっ!』
俺がそっと手を掲げると、指先に小さな光が灯った。
……以上だった。
会場が一瞬だけ静まり返る。
ぱちん、とその光が弾けると、場の空気が緩み、ぽつぽつと笑い声が広がった。
「……これが、光の精霊術です」
開き直って言うと、逆に場の空気が和み、何人かは楽しげに拍手さえしてくれた。
腐っても精霊術ということだろうか。
憐れみのような色は見えない。
……まあ兄上の顔を見るのは怖いので見ていないが。
「悪くない」
ユリウスがふっと笑った。
それは嘲笑ではなく、どこか楽しんでいるような色を帯びた笑みだった。
「力の大小ではない。契約が確かに成された証があるだけで十分だ」
「……ありがとうございます」
思わず頭を下げると、周囲から再び拍手が起こった。
緊張で強張っていた背筋が、ようやく少しだけ緩む。
『ほら、うまくいったじゃないですか! 会場の空気も和んでますし!』
(……お前、絶対もっと何かできただろ)
『ええと、今度までには……頑張ります!』
どこか言い訳がましい声に、俺は苦笑するしかなかった。
「ディラン・ベルモンド殿、ありがとう。それでは最後になるが――」
ユリウス公の声が場に響く。
次の名が告げられる前に、場の空気が僅かに張り詰めた。
誰もが察している。
最後に残ったのは――あの男。
視線が自然と会場の一角へと集まる。
そこに立つのは、銀髪の青年。
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その涼やかな表情は、こちらの心を見透かしているかのようだった。
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