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第45話 誘いと思惑
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「……いやいや」
沈黙の中、声を発したのはカインだった。
「むう」
答えを出さない俺。そして否定的な反応を示したカインに対してリリアは頬を膨らませる。
「何でダメなの?」
そして純粋な眼差しでそんな問いを投げた。
「いや、ダメというか……」
カインは困ったように頭を掻く。
「リリア様、ディランはまだ見習いになったばかりなんです。基礎的な仕事もこれからで――」
「基礎なんて、私が教えながらやればいいじゃん」
リリアはあっけらかんと言ってのける。
「そういう問題じゃなくて……」
カインは俺に助けを求めるような視線を向けてくる。
俺は――正直、どう答えるべきか分からなかった。
もちろん、その提案は願ってもない機会だ。
だが、いま俺は国に仕える身分であり、ゼノンやエリナ、そしてカインの面子もある。
我ながら臆病過ぎるかもしれないが、無邪気に頷くことなどできなかった。
「あの……突然過ぎて俺としてもどうしたらいいのか」
なので恥ずかしながらも素直に気持ちを吐き出した。
分からないのだから仕方がない。
「うーん? どういうこと?」
リリアは少し考え込むように首を傾げた。
「ええっと、リリア様って弟子に取るようなことって今までしてきたんですか?」
俺は尋ねるとリリアは元気よく首を横に振った。
まさかの初めて。
光栄ではあるが、前例がない以上俺も冒険はしずらい。
「初めてなんですね……」
乾いた笑みを浮かべる。
つまり、前例がない。手続きも何もない。
リリアの思いつきに、俺もカインも巻き込まれている形だ。
「うん! だってお兄さんみたいに面白い人、初めて見たんだもん」
彼女はなおも素直に称賛のように聞こえる言葉を俺に向けてくれる。
嬉しいのは間違いない。
だが、この場においては困る。
今度は、俺がカインに助けを求めるべく視線を向けた。
「……まあ、宮廷魔法師様が誰かを弟子にするってことは今までもある」
カインは少し考えるように顎に手を当てた。
「ただ、普通は見習い期間を終えた者や、ある程度実績のある者が選ばれるもんだ」
カインの言葉はもっともなことだ。
つい先日来たばかりの俺があっという間に任用される。そのことに対して異を唱える者は当然出てくるだろう。
宮廷は学院以上に秩序の場だ。貴族、官僚、騎士、そして魔法師――それぞれが立場と責任を持ち、決められた手順と序列がある。
それを無視して物事を進めれば、必ず軋轢が生まれる。
そしてそういったことを自分のやりたいようにやった結果、ディランというキャラクターの破滅へと繋がった。
――まあディランの場合はそれ以前の問題かもしれないが。
「でも、私がお兄さんを教えたいって言ってるんだから、いいじゃん」
リリアは不満そうに頬を膨らませる。
その態度は、まるで欲しいおもちゃを買ってもらえない子供のようだ。
「リリア様。ディランはゼノン様の推薦で来た身です。一度ゼノン様に話を通されたほうが良いのでは?」
カインの提案は、至極真っ当なものだった。
リリアは「むー」と唸りながら、しばらく考え込んでいる。
「わかった」
やがて、彼女は少し残念そうに頷いた。
「じゃあ、ゼノンに話してみる。お兄さんも、それでいい?」
リリアの視線が俺に向けられる。
「はい、それが一番良いと思います」
俺は素直に頷く。
ゼノンを通せば、少なくとも手続き上の問題はクリアできるはずだ。
そして何より――リリアの申し出自体は、俺にとって願ってもない機会なのだから。
「じゃあ、ゼノンのところ行ってくるね!」
「え、今からですか?」
カインの言葉を他所に、リリア風のように工房を出て行った。
「……行ったな」
カインが呆然と呟く。
「あの、すみません……」
「いや、お前が悪いわけじゃないさ」
カインは苦笑しながら肩をすくめた。
「ただ彼女が他人に興味を見せるなんてあまりない。お前がそれだけ逸材なんだろう」
そういうカインの顔は少し複雑そうだ。
彼としても俺という新人に機会を奪われた人であることに間違いはない。
認められたのだから当然だ、なんて発想ができればもう少し楽に生きられるのだろうが、生憎と今の俺には無理な話だった。
「さて、と」
カインが気を取り直したように手を叩いた。
「リリア様が戻ってくるまで、仕事を続けよう。ディラン、次の燭台を頼む」
「分かりました」
俺は頷き、再び作業に戻る。
頭の中はリリアの申し出でいっぱいではあるが、昨日と同じミスをするわけにはいかない。
魔力を通し、感知する。
魔力感知のその先。
せっかく得た感覚だ。忘れるわけにはいかない。
しかしその度に思い知る。
この魔道具の凄さを。
この技術を第一人者から教授される機会が今目の前に転がっている。
それを拾うか拾わないか、なんて贅沢な悩みだろう。
▼
「よし、今日はここまでだ」
そうこうしている内に時間は経過していた。
結局あの後、リリアは現れず、肩透かしを食らった気分だ。
ゼノンと揉めているのか、それとも別の用事が入ったのか。
「お疲れさん、ディラン」
カインが片付けをしながら声をかけてくる。
「はい、お疲れ様です」
俺も工具を元の位置に戻しながら答える。
今日の作業は、昨日と比べて遥かに充実していた。
魔力感知の新しい使い方を発見できたし、何より集中して取り組めた。
「……お前はあれだな、変な奴だ」
工房に二人だけとなった時、カインが俺にそう告げた。
「え?」
「俺の単なる感想だよ」
カインは肩をすくめて苦笑した。
そこには呆れと、どこか楽しげな色が混じっている。
「あまり自覚はないんですけどね……」
むしろ前のディランに比べたら圧倒的に普通だと自覚している。
ただ兄上にも似たようなことを言われたような。
「そうか? 俺からすりゃ、お前は“宮廷魔法師”らしさがある。落ち着いてるようで、時々とんでもないことをやらかしそうな空気がな。……まあ、雰囲気だけだけどな」
「それ、褒めてます?」
俺があの奇天烈な人たちと同じ雰囲気――いや、失礼ながらもそれってあまり良くないことな気が……。
「さあな。俺にも分からん」
カインは肩をすくめて笑った。
「まあ、リリア様の件もあるが――お前はやっぱり普通じゃない。謙遜もいいがな」
カインは片手で机を軽く叩き、少し真面目な声になった。
「自分がどれだけ目立ってるかは、自覚しておいたほうがいい。ここは案外、才能より“空気”が支配してる場所だ。昨日みたいに失敗すりゃ笑い者、今日みたいに注目されりゃ嫉妬の的。そういう場所なんだ、宮廷ってやつは」
そう言ってから、再び苦笑を浮かべる。
「まあ、それでもリリア様に気に入られるんだからな。……やっぱり変な奴だよ、お前は」
「……そうかもしれませんね」
思わず苦笑が漏れた。
自分でも、自分が何をしているのか分からなくなるときがある。
「ってことで、明日からもよろしくな」
「はい。お疲れ様でした」
そうしてカインと別れ、俺は部屋へと戻った。
▼
部屋に戻ると、机の上に――あの黒い封筒が見えた。
見るたびに嫌な思いをするんだから、そろそろどこかに仕舞っておいたほうが良いかも知れない。
しかしあの紋章は一体何なのだろう。
ゲーム上で『影の教団』のシンボルは出てきていない以上、その可能性も捨てきれないが、断定もできない。
俺は封筒を手に取り、改めて封蝋を眺める。
奇妙な紋章だ。
どこから見ても同じになるような幾何学的模様。
何だか見ているだけで目が回ってくる。
見るたびに右にズレているような、左にズレているような。
まるでだまし絵のようである。
『ディランさん、その手紙どうするんですか?』
「……引き出しにでも入れておく。もう見たくないからな」
俺は封筒を机の引き出しに押し込み、扉を閉めた。
少しホッとしたような気持ちになる大きく伸びをする。
『ディランさん、今日もお疲れ様でした!』
「ああ、ありがとう、ルー」
俺は窓辺に立ち、夜の王城を眺める。
星が瞬く空の下、静かに眠る石造りの建物たち。
この場所で、俺はどこまで行けるだろうか。
破滅を避け、未来を変えるために。
手紙のこと、そしてリリアのことは気がかりだが、前向きに考えなければやっていけない。
長い一日が、ようやく終わりを告げる。
明日もまた、新しい挑戦が待っているだろう。
俺はベッドに倒れ込み、目を閉じた。
今度こそ、ぐっすりと眠れそうだ。
沈黙の中、声を発したのはカインだった。
「むう」
答えを出さない俺。そして否定的な反応を示したカインに対してリリアは頬を膨らませる。
「何でダメなの?」
そして純粋な眼差しでそんな問いを投げた。
「いや、ダメというか……」
カインは困ったように頭を掻く。
「リリア様、ディランはまだ見習いになったばかりなんです。基礎的な仕事もこれからで――」
「基礎なんて、私が教えながらやればいいじゃん」
リリアはあっけらかんと言ってのける。
「そういう問題じゃなくて……」
カインは俺に助けを求めるような視線を向けてくる。
俺は――正直、どう答えるべきか分からなかった。
もちろん、その提案は願ってもない機会だ。
だが、いま俺は国に仕える身分であり、ゼノンやエリナ、そしてカインの面子もある。
我ながら臆病過ぎるかもしれないが、無邪気に頷くことなどできなかった。
「あの……突然過ぎて俺としてもどうしたらいいのか」
なので恥ずかしながらも素直に気持ちを吐き出した。
分からないのだから仕方がない。
「うーん? どういうこと?」
リリアは少し考え込むように首を傾げた。
「ええっと、リリア様って弟子に取るようなことって今までしてきたんですか?」
俺は尋ねるとリリアは元気よく首を横に振った。
まさかの初めて。
光栄ではあるが、前例がない以上俺も冒険はしずらい。
「初めてなんですね……」
乾いた笑みを浮かべる。
つまり、前例がない。手続きも何もない。
リリアの思いつきに、俺もカインも巻き込まれている形だ。
「うん! だってお兄さんみたいに面白い人、初めて見たんだもん」
彼女はなおも素直に称賛のように聞こえる言葉を俺に向けてくれる。
嬉しいのは間違いない。
だが、この場においては困る。
今度は、俺がカインに助けを求めるべく視線を向けた。
「……まあ、宮廷魔法師様が誰かを弟子にするってことは今までもある」
カインは少し考えるように顎に手を当てた。
「ただ、普通は見習い期間を終えた者や、ある程度実績のある者が選ばれるもんだ」
カインの言葉はもっともなことだ。
つい先日来たばかりの俺があっという間に任用される。そのことに対して異を唱える者は当然出てくるだろう。
宮廷は学院以上に秩序の場だ。貴族、官僚、騎士、そして魔法師――それぞれが立場と責任を持ち、決められた手順と序列がある。
それを無視して物事を進めれば、必ず軋轢が生まれる。
そしてそういったことを自分のやりたいようにやった結果、ディランというキャラクターの破滅へと繋がった。
――まあディランの場合はそれ以前の問題かもしれないが。
「でも、私がお兄さんを教えたいって言ってるんだから、いいじゃん」
リリアは不満そうに頬を膨らませる。
その態度は、まるで欲しいおもちゃを買ってもらえない子供のようだ。
「リリア様。ディランはゼノン様の推薦で来た身です。一度ゼノン様に話を通されたほうが良いのでは?」
カインの提案は、至極真っ当なものだった。
リリアは「むー」と唸りながら、しばらく考え込んでいる。
「わかった」
やがて、彼女は少し残念そうに頷いた。
「じゃあ、ゼノンに話してみる。お兄さんも、それでいい?」
リリアの視線が俺に向けられる。
「はい、それが一番良いと思います」
俺は素直に頷く。
ゼノンを通せば、少なくとも手続き上の問題はクリアできるはずだ。
そして何より――リリアの申し出自体は、俺にとって願ってもない機会なのだから。
「じゃあ、ゼノンのところ行ってくるね!」
「え、今からですか?」
カインの言葉を他所に、リリア風のように工房を出て行った。
「……行ったな」
カインが呆然と呟く。
「あの、すみません……」
「いや、お前が悪いわけじゃないさ」
カインは苦笑しながら肩をすくめた。
「ただ彼女が他人に興味を見せるなんてあまりない。お前がそれだけ逸材なんだろう」
そういうカインの顔は少し複雑そうだ。
彼としても俺という新人に機会を奪われた人であることに間違いはない。
認められたのだから当然だ、なんて発想ができればもう少し楽に生きられるのだろうが、生憎と今の俺には無理な話だった。
「さて、と」
カインが気を取り直したように手を叩いた。
「リリア様が戻ってくるまで、仕事を続けよう。ディラン、次の燭台を頼む」
「分かりました」
俺は頷き、再び作業に戻る。
頭の中はリリアの申し出でいっぱいではあるが、昨日と同じミスをするわけにはいかない。
魔力を通し、感知する。
魔力感知のその先。
せっかく得た感覚だ。忘れるわけにはいかない。
しかしその度に思い知る。
この魔道具の凄さを。
この技術を第一人者から教授される機会が今目の前に転がっている。
それを拾うか拾わないか、なんて贅沢な悩みだろう。
▼
「よし、今日はここまでだ」
そうこうしている内に時間は経過していた。
結局あの後、リリアは現れず、肩透かしを食らった気分だ。
ゼノンと揉めているのか、それとも別の用事が入ったのか。
「お疲れさん、ディラン」
カインが片付けをしながら声をかけてくる。
「はい、お疲れ様です」
俺も工具を元の位置に戻しながら答える。
今日の作業は、昨日と比べて遥かに充実していた。
魔力感知の新しい使い方を発見できたし、何より集中して取り組めた。
「……お前はあれだな、変な奴だ」
工房に二人だけとなった時、カインが俺にそう告げた。
「え?」
「俺の単なる感想だよ」
カインは肩をすくめて苦笑した。
そこには呆れと、どこか楽しげな色が混じっている。
「あまり自覚はないんですけどね……」
むしろ前のディランに比べたら圧倒的に普通だと自覚している。
ただ兄上にも似たようなことを言われたような。
「そうか? 俺からすりゃ、お前は“宮廷魔法師”らしさがある。落ち着いてるようで、時々とんでもないことをやらかしそうな空気がな。……まあ、雰囲気だけだけどな」
「それ、褒めてます?」
俺があの奇天烈な人たちと同じ雰囲気――いや、失礼ながらもそれってあまり良くないことな気が……。
「さあな。俺にも分からん」
カインは肩をすくめて笑った。
「まあ、リリア様の件もあるが――お前はやっぱり普通じゃない。謙遜もいいがな」
カインは片手で机を軽く叩き、少し真面目な声になった。
「自分がどれだけ目立ってるかは、自覚しておいたほうがいい。ここは案外、才能より“空気”が支配してる場所だ。昨日みたいに失敗すりゃ笑い者、今日みたいに注目されりゃ嫉妬の的。そういう場所なんだ、宮廷ってやつは」
そう言ってから、再び苦笑を浮かべる。
「まあ、それでもリリア様に気に入られるんだからな。……やっぱり変な奴だよ、お前は」
「……そうかもしれませんね」
思わず苦笑が漏れた。
自分でも、自分が何をしているのか分からなくなるときがある。
「ってことで、明日からもよろしくな」
「はい。お疲れ様でした」
そうしてカインと別れ、俺は部屋へと戻った。
▼
部屋に戻ると、机の上に――あの黒い封筒が見えた。
見るたびに嫌な思いをするんだから、そろそろどこかに仕舞っておいたほうが良いかも知れない。
しかしあの紋章は一体何なのだろう。
ゲーム上で『影の教団』のシンボルは出てきていない以上、その可能性も捨てきれないが、断定もできない。
俺は封筒を手に取り、改めて封蝋を眺める。
奇妙な紋章だ。
どこから見ても同じになるような幾何学的模様。
何だか見ているだけで目が回ってくる。
見るたびに右にズレているような、左にズレているような。
まるでだまし絵のようである。
『ディランさん、その手紙どうするんですか?』
「……引き出しにでも入れておく。もう見たくないからな」
俺は封筒を机の引き出しに押し込み、扉を閉めた。
少しホッとしたような気持ちになる大きく伸びをする。
『ディランさん、今日もお疲れ様でした!』
「ああ、ありがとう、ルー」
俺は窓辺に立ち、夜の王城を眺める。
星が瞬く空の下、静かに眠る石造りの建物たち。
この場所で、俺はどこまで行けるだろうか。
破滅を避け、未来を変えるために。
手紙のこと、そしてリリアのことは気がかりだが、前向きに考えなければやっていけない。
長い一日が、ようやく終わりを告げる。
明日もまた、新しい挑戦が待っているだろう。
俺はベッドに倒れ込み、目を閉じた。
今度こそ、ぐっすりと眠れそうだ。
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