おにいちゃんはやんでる

あた

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誘惑

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「藍川くんって、どんな娘がタイプなの?」
 学校の廊下で、副会長の白鳥レイカが聞いてくる。
 誠司はボードに挟まれた紙を見ながら、曖昧に笑う。
「そうだな、優しい娘かな。白鳥さんは?」
「私は真面目な人かな」
「へえ、じゃ僕は除外されるね」
「誠司君がふまじめだったら他の人どうなっちゃうのかしら?」

 つまらない会話。

 だが白鳥レイカは美人なので、かろうじて会話を続ける気になる。
 男だから、もちろん美人は好きだ。
 さらさらした黒い髪に大きな瞳、それなりに豊かな胸にすらりとした足。

 なぜ彼女に性的興味を覚えないのか自分でも不思議だ。

「美月ー、ペンキ買ってきてー」
「わかったー」
 聞きなじみのある声が聞こえた。

 振り向くと、窓の向こうをジャージ姿の美月が走っていくのが見えた。
 せっかく今朝整えてやった髪が、ボサボサになっていた。

「誠司くん?」
「ああ、ちょっとごめん」
 レイカの側を離れて窓から声をかけた。

「美月」
 美月の肩が跳ねる。

 振り向いた顔は警戒心丸出しだった。

「……なによ」
「外に出るなら外出届けを出せ」
「いいじゃないちょっとくらい」
「ルールは守れ」

 美月はむっとしたように誠司を見る。

 茶色の髪に丸い瞳、柔らかい輪郭に収まった顔は愛嬌はあるが美形ではない。

 だがあの色気のない顔に快感が滲むところを何回も見た。
 濡れた瞳に欲情したことを覚えている。

「ちょっと来い」
「なによ」
「いいから」

 美月がしぶしぶ寄ってくる。

 人目があるから大丈夫だと思っているんだろう。

 近づいてきた美月の髪を撫でる。
 びく、と肩を震わせた彼女が、うろうろ視線をさまよわせた。不安がっている美月を見ると、なぜか満足感を覚える。

「髪、ボサボサ」
「う、うるさいわね、あんたと違って優雅にしてらんないのよ」
「僕が優雅にしているように見えるか?」
「見えるわよ、いつ見ても美人とイチャイチャしちゃって」
「妬いてるのか」
「はあ? ばかじゃないの。っていうか、いい加減離してよ」
「随分強気だな」

 す、と目を細めたら、彼女は怯えたように誠司の腕を押し退け、駆けて行った。
 レイカが背後で言う。

「誠司くんって、義妹さんにだけなんだか違うわよね」
「そうかな?」
「ええ、普通の高校生みたい」
「僕は普通の高校生だよ」

 そう言って笑った。

 白鳥は何も知らないのだ。普通の高校生は、義妹をレイプしたりはしない。

 特別美人でもなければ、突出したところもない。どこにでもいそうな女の子なのに。美月でなければダメな理由はなんだろう。恋というには、自分の感情は、あまりに歪んでいる気がした。



 その夜、誠司が自室で本を読んでいたら、ノックの音がした。ドアを開けたら、美月が立っている。目を合わせないようにしている彼女に、
「どうした」
と尋ねた。
「……文化祭、見回りとかするの?」
「ああ、一応するが」
「うちのクラスには来ないで」
その言葉に、首を傾げた。
「なぜ」
彼女は寝巻きの裾をぎゅっ、とつかみ、
「いいから、こないで。来るときは電話して。絶対だから」
そう言って、さっさと歩き出す。誠司は自室へ入った彼女を見送り、
「なんなんだ?」
とつぶやいた。



 文化祭当日、誠司はボードを手に、各クラスを回っていた。なにかやらかしていないか、チェックするための見回りだ。

 無事に始まったのにまだ仕事がある。うんざりだ。文化祭なんて興味がないから、べつに構わなかったが。

 美月のクラスの前を通りかかると、がらりと扉が開いた。

「あ、誠司先輩だー、どうですかー美月がサービスしますよー」
 いわゆるメイド服姿の、美月の友人が現れた。資料には「メイド喫茶」と書かれている。
 (誰だ?こんなふざけた催しを許可したのは)
 他でもない、自分である。極めて事務的に尋ねた。

「火気は使ってないだろうね」
「使ってないですよー、そんなことよりどうぞどうぞ」

 ぐいぐい自分を引っ張る。いい度胸だな、この女。さすが美月の友人と言うべきか。

「いらっしゃいませー」

 教室内に入ったら美月が見たこともない笑みを向けてきた。

「……」
 誠司をみとめるなり、みるみる内に真っ赤になる。
「電話してって言ったじゃない!」
 その言葉を無視して問う。
「なんて格好をしてるんだ」
「こ、これは、好きでしてるんじゃないわよ」

 秋なのに半そで。細い二の腕がさらされている。
 機能性がまるでない、ヘッドドレスにエプロン。
 ニーソックスとスカートとの合間にちらちら見える白い脚。
 下手をしたら下着が見えそうな短いスカート。

 誰だ許可したのは──またそう思う。

 美月は椅子に腰かけた誠司に、つっけんどんに言う。

「ご注文は? さっさと飲んでさっさと帰って」
「それが客に対する態度か?」
「忙しいんでしょ、ご注文。早く」
 確かに忙しいが、急かされるのは面白くない。テーブルの上を見たが、当然あるべきメニューが見当たらなかった。

「何がある?」
「紅茶」
「だけ?」
「だけ」
「それは……喫茶店と言えるのか?」
「私もそう思ったけど……あんた許可したんでしょ」
「覚えてない」

 しれっと言うと、美月が顔をしかめた。
「とにかく紅茶しかないの。それでいいでしょ」
 態度のでかいウエイトレスである。

 美月が裏に引っ込むと同時に、隣に座っていた男性客がひそひそ話す。

「なあなあ、今の娘結構かわいくね?」
「そーかなー、まあ胸は結構でかかったかな」
「連絡先聞こっかな」

 誠司はじっとその二人を見た。
 あの制服は──西高か。

 誠司の視線に気づいた二人がこっちを見てくる。よほど凶悪な顔をしていたのだろうか、びくりと震えた。

「な、なにか」

 おびえる彼らに穏やかに言う。

「いや、別に。妹なんだ、あの子」
「え」
「用事があるなら俺が伝えておくよ」
 そう言ってにこりと笑う。

 二人は顔を見合せ、バツの悪そうな顔で立ち上がる。

「い、いこーぜ」
「ああ……」

 去っていく二人を冷たい目で見た。

 来年から西高の生徒は出入り禁止にしてやる。

 美月が戻ってきて、紙コップに入った紅茶を置く。

「はい。あれ?ここにお客さんいなかった?」
「さあ。帰ったんじゃないか」

 涼しい顔で紅茶を飲む。

「とりあえず裏方に回れ、美月」
「は?」
「その格好、似合わない」 
 そう言ったら、彼女がかあっと赤くなった。
「知ってるわよ!私だって裏方のほうがいいもん!」

 怒った美月がエプロンを投げつけてきたので、キャッチする。
 来年からメイド喫茶なんて廃止にしてやる。
 誠司はチェック表にバツをつけた。


 *

 文化祭が終了し、他校生たちがぞろぞろ帰って行く。

 誠司は生徒会室からそれを眺めていた。

 文化祭の廃材がグラウンドに放置されている。

 虚しいな、祭りの後は。

 少し冷たい風が前髪をゆらす。
 背後に気配を感じた。

 振り替えると副会長の白鳥が立っていた。
 扉を開けたまま中に入ってくる。

「どうしたの?」
「いや? 終わったなあ、と思って」
「そうね。文化祭はあと一年しかない。藍川くんが辞めたら誰が会長になるのかしら?」

「だれだってできるよ」
「そうかしら、あなたのかわりは誰もできない」

 代わりの効かない人間なんて、はたしてこの世にいるのだろうか。白鳥が誠司に近づいてきて、寄り添う。彼女のさらりとした髪がブレザーに触れた。

「あのね、私今日告白されたの。でも断った。なんでだと思う?」
 どうでもいいな。
「さあ……どうして?」
「好きな人がいるから」

 黒目勝ちの瞳。
 きらきらひかるそれに自分の影が反射している。

 唇が近づいてきた。

 ぼんやりした頭で近くにある長い睫毛を見る。

 震える睫毛を思い出す。

 涙に濡れた茶色い瞳を思い出す。美月は情事の際、ひどく魅力的に見える。あれは、他の女でも同じなのだろうか。自分は美月しか知らないから、彼女に執着しているのだろうか。

 唇が触れ合う寸前、同時に廊下を過る影に気づく。スカートが翻る。あれは──美月のクラスの、喫茶店のメイド服。

 白鳥を押し退けて扉を開けた。
 かけていく茶色い髪。

 廊下に落ちたヘッドドレスを拾い上げた。

「藍川くん?」

 呼び掛ける白鳥の声を無視して駆け出す。

 弾飛ばしで階段をかけ降りていくと、茶色い髪が階下に見えた。

 手すりに手をつき、反動で乗り越え階段下に飛び降りる。だん、と床に着地した。

 ゆっくり立ち上がると、美月が目を見開いてこっちを見ていた。

「あ、あぶないじゃない!」
「落とし物」

 そう言って、ヘッドドレスを指で引っかけ、差し出した。

 ゆらゆら揺れるヘッドドレスに、美月が手を伸ばす。その手を掴んで引き寄せた。

 かしゃん。音を立てて、ヘッドドレスが落下した。あと少しで唇が合わさるほどの距離まで近づく。

 美月が目を伏せた。

「……なによ」
「見てた?」
「なにを」
「さっきの」
「見たくて見たんじゃない」
「なんで逃げた」
「逃げてない」

 目をそらしたままの美月にいら立って、顎をつかんだ。
 彼女がおびえた目をする。

「してみろよ」
「なにを」
「あの女みたいに、僕を誘惑してみろ」
「いや」
「しないとここで犯す」
 スカートの下に、ゆっくり手を這わす。
「や」

 美月が誠司の手を掴む。
 ゆるゆる首をふるその瞳を見つめたら、彼女が軽く爪先立ちになり、そろそろと唇を近づけてきた。

 ちゅ、と唇が合わさる。身体全体が震えているのが伝わる。
 許しを乞うような瞳にぞくぞくした。

 反らそうとした頭を掴んだ。

「!」

 もがく身体を抱き締める。

 潤んだ瞳に誘われるように口づけを深くし、脚の間に太ももを割り込ませた。
「ん、あ……」
 エプロンのひもをほどく。美月がブレザーの腕を掴んで、恨めしげな目を向けてきた。
「しないって、言った」
「黙ってろ」

 腕を引いて、近くの教室に連れ込んだ。

 誠司の腕から逃がれようとする身体を、机の上に押し倒して、首筋に顔を埋める。
 スカートを押し上げてニーソックスを脱がす。
 あらわになった白い素足を撫であげた。美月は肌を上気させながら、誠司の肩を押す。

「っ、やめてよ、あのひとと、すれば、いいじゃない」
「いいのか?」
「なにが、よ」
「妬いたくせに」

 美月が歯噛みした。
 胸を這う誠司の指をつかみ、震えた声で言う。

「勘違い、してんじゃないわよ」
「僕はお前以外とはしない」
 美月が目を見開いた。
「なん、で」

 なんで?
 そんなことは知らない。
 ただ彼女だけだから、自分の欲情を煽るのは。
 紅潮した美月の頬を撫でた。

「お前の泣き顔が見たいから」

 そう言って抱き起こした。椅子を引き寄せて座る。
「おいで」
 彼女の腕を引き、膝に乗せて、じっと見つめたら美月が顔を赤くした。

「なによ」
「そんな格好、似合わない」
「だから、言わなくても知ってるわよ」
「似合わないなりに、メイドらしくしろよ」
「どういう意味」
「メイドっていうのは、奉仕する生き物だろ」
「あ」
 短いスカートをめくり上げて、自身のジッパーを下した。
 脚の間にゆるゆる性器をこすりつける。

「い、や」
「熱い」
「っ……」
 下着に押し付けられた性器の感触に、美月は耐えるように眼をつむる。その表情を見ているだけで興奮した。彼女のそんな顔を、自分以外の誰も知らないのだ。

「へんたい」
「そんな格好してるのが悪い。男に媚を売るのは楽しかったか?」
「媚なんて売ってな、あ」
 薄っぺらいメイド服の肩掛けをするりと下ろし、開いた肩から手を入れた。
 下着のホックをはらりとはずして、胸をつかむ。

 やんわりもんだら息をつめた。
「んん」
「前より大きくなった、僕のおかげだな」
「ざけんじゃないわよ、ん」
 くにくに乳首をいじったら、声を堪えるように口を押さえた。
「気持ちいい?」

 美月が頭を振る。
「い、や、学校で、こんな」
「どこだろうがお前は僕の言うことを聞いてればいい」
 首筋を噛んでなめ、下着の中に性器を滑り込ませた。
「あ、や、いや」
「心配するな。入れないから」
「ん」

 先端で入口を刺激する。
 美月がブレザーをつかむ。
 耐えるような吐息に煽られるように腰を揺らした。
 肩に埋まった美月の頭をなでる。
 潤んだ瞳と目が合う。半端に脱げた服から覗く肩が扇情的だ。

「せ、いじ」
 誘うようにうごいた唇に、口づけた。そのまま彼女の胸に唇を滑らす。色づいた乳首を食み、ちゅう、とすったら美月が喘ぐ。
「ん、ふ……」
 頬を真っ赤にした美月が誠司の髪を乱す。
 無意識にか揺れる腰を掴んで囁いた。

「腰が揺れてる」
 美月はちがう、と言いたげに頭を振る。
「いれてほしい?」
「んっ」
 一度性器を引き抜いて、指で蜜口をなぞる。
「あ、っ」
「いれてほしいんだろ?」
 美月が首を振る。

「ああそう……じゃあ、帰ろうか」
 そう言って、彼女を膝から下す。美月が目をみひらいて誠司を見た。
 誠司はあざ笑うかのような瞳で美月を見た。

「なんだ?その目は」
「っ」
 美月がスカートをつかんだ。
 真っ赤になって上目づかいで言う。

「して」
「なに?」
「して……」
「なにを?」

 美月が誠司に抱きついてきたので、思わず目を見開いた。彼女が、震える声で懇願する。

「やさしくして、ひどいこと、しないで、いじわるしないで」
「……美月」
 抱きしめて腰を押しつけた。ゆっくり胎内に入っていくと、美月が身体を震わせる。

「あ、う」
「きもちいい?」
「ん」
「言えよ、気持ちいいって」

 机に押し付けて腰を揺らす。律動と同じリズムで、机がガタガタ鳴った。

「あ、あ、あ、あ」

 がくがく揺れる白い身体と、机上に散らばった髪が欲を煽る。

 快活な瞳が快感にゆがむ。快楽に酔う。
 白い肌が赤く染まる。

 他の人間に見せたくはない。

 他の人間に触れる気にはなれない。

 それはきっと──。

「や、あ、あ、あ、せいじ」

 自分を呼ぶ声に煽られるように抽送を激しくした。

 美月が手を伸ばす。その手を掴んで引き寄せた。強く抱きしめて、最後の突き上げを始める。そのまま、心ごと捕らえてしまいたかった。痛みも快感も、苦しみも、全部与えて壊してやりたかった。そうすれば、彼女の全部を手に入れられると思ったのだ。

 果てる瞬間に囁く。

「好きだ、美月」
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