40 / 41
アースベル家の日曜日
しおりを挟む
※おまけ。レイのかーちゃんととーちゃんの話
私の息子は変わっている。昔から、息子はぼんやりした子供で、なにを考えているのかさっぱり分からなかった。リュミエール学院に通っていた息子は、その当時セーレ・バーネットという少女と婚約をしていた。バーネットは大手製菓会社を営んでおり、家柄も財力も申し分のない相手だった。
セーレはアーカード・コーンウェルという少年と婚約していたのだが、彼がセーレを拒否したらしく、彼女はフリーとなった。なんでも、アーカードは庶民の娘に恋をしたらしい。
くだらない。恋愛感情など、いずれ風化するものだ。
結婚は感情だけでするものではない。しかし、相性というものはあるだろう。私がこの世で最も理解できないのは、レイではない。私の妻だ。
朝はダージリンを飲むことに決めている。新聞を読んでいたら、レイが起き出してきた。あくびまじりに眠たげな目をこすっている。乱れた銀髪が前髪にかかっていた。寝巻きのボタンがずれているのが見苦しい。とても私の息子とは思えない格好だ。
「おはよう、父さん」
私はおはよう、と返した。
「明日、日曜日だから家にいるだろ? セーレを連れてくるから」
その言葉に、私は紅茶を飲む手を止めた。
「彼女は入院しているはずだろう」
「外出許可が出たんだ。記憶が戻ったし、身体もだいぶ回復したから」
レイはパンをかじりながら言う。
「そうか。私は外出する」
「なんで?」
「おまえが誰と交際しようが興味はない」
「でも、セーレは父さんに挨拶したいって」
セーレ・バーネット。彼女のせいでレイの人生は狂ったのだ。そんな娘に会う気は無かった。私は、規定路線を外れた人間が何より嫌いなのだから。
日曜日、まだレイが寝ている時間に、私は屋敷を出た。運転手に申しつけ、行きつけのカフェへ向かった。日曜日だからか、カフェはなかなか混んでいる。私は窓際の席に座り、片付けなくてはいけない書類をめくる。店内のざわめきを耳に入れないよう、意識を集中する。
「ここ、よろしいかしら」
聞き覚えのある声に顔をあげたら、理解できない存在がそこにいた。
「……ミレイ」
「あら、あなた。偶然ね」
ミレイはそう言って微笑んだ。偶然のわけがなかった。彼女はなんの遠慮もせず、私の正面に腰掛ける。座っていいとは一言も言っていないのに。私は書類をめくりながら、ミレイに尋ねた。
「レイに聞いたのか」
「なにを?」
ミレイは首を傾げた。レイに生き写しな銀髪が揺れる。初めて会ったときから、まるで変わらぬ容姿が不気味に思えた。ミレイはおっとりと店員を呼び止める。
「すいません、ココアを」
ココアが運ばれてくるあいだ、ミレイはのんびり窓の外を眺めた。
「天気がいいわね。後で公園でも散歩しない?」
「断る。仕事があるんだ」
あらそう? ミレイは残念がるでもなく答えた。こういう何の生産性もない会話に苛立ってしまう。
「セーレさんが目覚めたんですって」
「知っている。だから来たんだろう」
おそらく、レイはミレイと私が揃った屋敷にセーレを招くつもりだったのだろう。私が苦手なミレイを呼び、味方に付けようとしたのだ。
「なぜここに?」
「あなたがいると思ったの」
ミレイは私の行動を読んでいたわけだ。
「昔、よく連れて来てくれたでしょう?」
「昔の話をするのは嫌いだ。生産性がない」
会話が途切れたテーブルに、ココアが運ばれてきた。彼女がカップに口を付けようとしたので、素早く防いだ。ミレイはキョトンとした顔でこちらを見る。
「猫舌だろう。冷ませ」
「あら、心配してくれるの?」
優しいわね、とミレイが言った。優しいなどという理由ではない。猫舌のくせに学習せず、毎回火傷するのを見ているとイライラするからだ。ミレイはココアを置いたまま、私に笑みを向ける。
「あなたは優しいわ。初めて会ったとき、私を起こしてくれたでしょう」
初めてミレイと出会ったのは社交界だった。ミレイは庭の噴水にもたれ、寝息を立てていた。若い女性が笑いものになっているのを見ていられず、私は彼女を起こした。その時は、まさかそれがクーゼル家の令嬢だとは思っても見なかったのだ。ミレイの父親は変わり者の娘に困り果てていたようで、縁談は瞬く間に進んだ。
「あのときなにをしていたんだ」
初夜にそう尋ねたら、ミレイはこう言った。
「星を見ていたの。そしたら眠くなってしまって」
おかしな女だと思った。それでも、あの夜のミレイは妙に可憐に見えたのだ。私は彼女に口づけて、今夜は途中で眠るなと返した。
嫌なことを思い出した。過去を振り返るのは嫌いだ。私は書類に集中しようとするが、目の前にいるミレイの挙動が視界に入って邪魔だ。彼女はココアのカップを手で包み込んだ。美しい眉根が、困ったように寄る。
「なかなか冷めないわ」
「注文するときにぬる目で頼めばいい」
「だって、暖かいのが好きなんだもの」
知るか。ミレイが醸し出す生温い空気に耐えられず、私はコーヒーを飲み干し、立ち上がった。
「会計は済ませておく」
「ココアを飲むまで、待っていてくれない?」
ミレイの声が追いかけてくる。私は会計を済ませて、店から出た。車に乗り込もうとしたら、店の窓から男がミレイの正面に座るのが見えた。彼女は男に口説かれるような歳ではないが、見た目だけなら若々しい。
子供じゃないんだ。あれくらい退けられるだろう。私は車に乗り込もうとして、動きを止める。ミレイは見知らぬ男相手ににこにこ笑っている。一人が長いから、他人との会話に飢えているのだろうか。そうさせているのは私だ。動けずにいる私に、運転手が不思議そうな声をかけてきた。
「旦那さま?」
「……」
私はドアを閉め直し、喫茶店に入った。男が興奮ぎみにまくし立てる声が響く。
「ですからね、この壺は神の力をじかに集めることができるんですよ」
「まあそうなの。すごいわね」
ミレイはおっとりと返す。一体なんの話をしているんだ。
「あなたのような美しい方には、特別価格でご提供させていただ……」
私はまくし立てる男を遮るように、声をかぶせた。
「商品は適正価格で売るべきだ。他の消費者に対して不誠実だろう」
「へ」
男は私を見上げ、顔を引きつらせた。
「えっ、帰ったんじゃ?」
「彼女は私のつれだ。帰るわけがないだろう」
「そ、そうですか。てっきりただの相席かなって」
そそくさと退いた男のいた場所に腰掛け、ミレイに向かって顎をしゃくる。
「早く飲め」
ミレイはカップに触れ、にこりと笑った。
「あ、冷めたわ。よかった」
彼女はココアを飲み、ふう、と息を吐いた。
「やっぱり最初からぬるいものより、暖かいものがいいわ」
「なぜ。長居をしたせいで、へんな男にからまれたのに?」
「だって、そのぶんあなたと一緒にいられる」
「……別居中の夫に言うセリフか」
「別居中だからよ」
ねえ、シオン。ミレイが私の名を呼んだ。
「セーレさんはいい子よ」
「……だから?」
「認めてあげて。レイとセーレさんのこと」
「私がどうしようが、レイは気にしないだろう」
「そんなことないわ。あの子はあなたが好きよ」
まさか。私は鼻を鳴らした。
「私も、あなたが好きよ」
私は君が苦手だ。君といると、私ばかりが悪者になる気がしてしまう。ミレイがココアを飲みおわるまで、私は苦い顔で座っていた。
店を出たミレイは、じゃあここで、と手を振った。
「乗らないのか」
「乗らないわ。私を屋敷に降ろして、どこかに行っちゃうんでしょう?」
図星をつかれた。
「また今度、一緒にセーレさんと会いましょう」
ミレイは銀髪を揺らしながら歩いていく。私は彼女を見送り、車に乗り込んだ。
レイが幼いころ、ミレイとレイを別荘で二人きりにした。ミレイは居眠りし、バルコニーから転落した。様々な噂がたち、ミレイの様子がおかしくなった。私は苛立った。
なぜ普通にできないのかと、ミレイをののしった。当然のように彼女との距離は離れていった。一番腹がたっていたのは、自分にだった。
その夜帰宅すると、レイが声をかけてきた。
「ねえ、母さんと会った?」
「ああ」
「そう」
レイはセーレのことを口にしなかった。彼にしてみれば、私とミレイを引き合わせる方が重要だったのかもしれない。夫婦のことは、レイが考えるほど簡単ではないのに。彼も結婚すればそれを理解するだろう。
「今度セーレ・バーネットを呼ぶときは、余裕を持って知らせなさい」
そう言ったら、レイが目を瞬いた。私は既定路線に乗らないものが嫌いだ。しかし、残念ながらこの世界には、予定通り行くものの方が少ないのだ。あの時、星空の下眠るミレイに出会ったように。
レイはかすかに微笑み、わかった、と答えた。
私の息子は変わっている。昔から、息子はぼんやりした子供で、なにを考えているのかさっぱり分からなかった。リュミエール学院に通っていた息子は、その当時セーレ・バーネットという少女と婚約をしていた。バーネットは大手製菓会社を営んでおり、家柄も財力も申し分のない相手だった。
セーレはアーカード・コーンウェルという少年と婚約していたのだが、彼がセーレを拒否したらしく、彼女はフリーとなった。なんでも、アーカードは庶民の娘に恋をしたらしい。
くだらない。恋愛感情など、いずれ風化するものだ。
結婚は感情だけでするものではない。しかし、相性というものはあるだろう。私がこの世で最も理解できないのは、レイではない。私の妻だ。
朝はダージリンを飲むことに決めている。新聞を読んでいたら、レイが起き出してきた。あくびまじりに眠たげな目をこすっている。乱れた銀髪が前髪にかかっていた。寝巻きのボタンがずれているのが見苦しい。とても私の息子とは思えない格好だ。
「おはよう、父さん」
私はおはよう、と返した。
「明日、日曜日だから家にいるだろ? セーレを連れてくるから」
その言葉に、私は紅茶を飲む手を止めた。
「彼女は入院しているはずだろう」
「外出許可が出たんだ。記憶が戻ったし、身体もだいぶ回復したから」
レイはパンをかじりながら言う。
「そうか。私は外出する」
「なんで?」
「おまえが誰と交際しようが興味はない」
「でも、セーレは父さんに挨拶したいって」
セーレ・バーネット。彼女のせいでレイの人生は狂ったのだ。そんな娘に会う気は無かった。私は、規定路線を外れた人間が何より嫌いなのだから。
日曜日、まだレイが寝ている時間に、私は屋敷を出た。運転手に申しつけ、行きつけのカフェへ向かった。日曜日だからか、カフェはなかなか混んでいる。私は窓際の席に座り、片付けなくてはいけない書類をめくる。店内のざわめきを耳に入れないよう、意識を集中する。
「ここ、よろしいかしら」
聞き覚えのある声に顔をあげたら、理解できない存在がそこにいた。
「……ミレイ」
「あら、あなた。偶然ね」
ミレイはそう言って微笑んだ。偶然のわけがなかった。彼女はなんの遠慮もせず、私の正面に腰掛ける。座っていいとは一言も言っていないのに。私は書類をめくりながら、ミレイに尋ねた。
「レイに聞いたのか」
「なにを?」
ミレイは首を傾げた。レイに生き写しな銀髪が揺れる。初めて会ったときから、まるで変わらぬ容姿が不気味に思えた。ミレイはおっとりと店員を呼び止める。
「すいません、ココアを」
ココアが運ばれてくるあいだ、ミレイはのんびり窓の外を眺めた。
「天気がいいわね。後で公園でも散歩しない?」
「断る。仕事があるんだ」
あらそう? ミレイは残念がるでもなく答えた。こういう何の生産性もない会話に苛立ってしまう。
「セーレさんが目覚めたんですって」
「知っている。だから来たんだろう」
おそらく、レイはミレイと私が揃った屋敷にセーレを招くつもりだったのだろう。私が苦手なミレイを呼び、味方に付けようとしたのだ。
「なぜここに?」
「あなたがいると思ったの」
ミレイは私の行動を読んでいたわけだ。
「昔、よく連れて来てくれたでしょう?」
「昔の話をするのは嫌いだ。生産性がない」
会話が途切れたテーブルに、ココアが運ばれてきた。彼女がカップに口を付けようとしたので、素早く防いだ。ミレイはキョトンとした顔でこちらを見る。
「猫舌だろう。冷ませ」
「あら、心配してくれるの?」
優しいわね、とミレイが言った。優しいなどという理由ではない。猫舌のくせに学習せず、毎回火傷するのを見ているとイライラするからだ。ミレイはココアを置いたまま、私に笑みを向ける。
「あなたは優しいわ。初めて会ったとき、私を起こしてくれたでしょう」
初めてミレイと出会ったのは社交界だった。ミレイは庭の噴水にもたれ、寝息を立てていた。若い女性が笑いものになっているのを見ていられず、私は彼女を起こした。その時は、まさかそれがクーゼル家の令嬢だとは思っても見なかったのだ。ミレイの父親は変わり者の娘に困り果てていたようで、縁談は瞬く間に進んだ。
「あのときなにをしていたんだ」
初夜にそう尋ねたら、ミレイはこう言った。
「星を見ていたの。そしたら眠くなってしまって」
おかしな女だと思った。それでも、あの夜のミレイは妙に可憐に見えたのだ。私は彼女に口づけて、今夜は途中で眠るなと返した。
嫌なことを思い出した。過去を振り返るのは嫌いだ。私は書類に集中しようとするが、目の前にいるミレイの挙動が視界に入って邪魔だ。彼女はココアのカップを手で包み込んだ。美しい眉根が、困ったように寄る。
「なかなか冷めないわ」
「注文するときにぬる目で頼めばいい」
「だって、暖かいのが好きなんだもの」
知るか。ミレイが醸し出す生温い空気に耐えられず、私はコーヒーを飲み干し、立ち上がった。
「会計は済ませておく」
「ココアを飲むまで、待っていてくれない?」
ミレイの声が追いかけてくる。私は会計を済ませて、店から出た。車に乗り込もうとしたら、店の窓から男がミレイの正面に座るのが見えた。彼女は男に口説かれるような歳ではないが、見た目だけなら若々しい。
子供じゃないんだ。あれくらい退けられるだろう。私は車に乗り込もうとして、動きを止める。ミレイは見知らぬ男相手ににこにこ笑っている。一人が長いから、他人との会話に飢えているのだろうか。そうさせているのは私だ。動けずにいる私に、運転手が不思議そうな声をかけてきた。
「旦那さま?」
「……」
私はドアを閉め直し、喫茶店に入った。男が興奮ぎみにまくし立てる声が響く。
「ですからね、この壺は神の力をじかに集めることができるんですよ」
「まあそうなの。すごいわね」
ミレイはおっとりと返す。一体なんの話をしているんだ。
「あなたのような美しい方には、特別価格でご提供させていただ……」
私はまくし立てる男を遮るように、声をかぶせた。
「商品は適正価格で売るべきだ。他の消費者に対して不誠実だろう」
「へ」
男は私を見上げ、顔を引きつらせた。
「えっ、帰ったんじゃ?」
「彼女は私のつれだ。帰るわけがないだろう」
「そ、そうですか。てっきりただの相席かなって」
そそくさと退いた男のいた場所に腰掛け、ミレイに向かって顎をしゃくる。
「早く飲め」
ミレイはカップに触れ、にこりと笑った。
「あ、冷めたわ。よかった」
彼女はココアを飲み、ふう、と息を吐いた。
「やっぱり最初からぬるいものより、暖かいものがいいわ」
「なぜ。長居をしたせいで、へんな男にからまれたのに?」
「だって、そのぶんあなたと一緒にいられる」
「……別居中の夫に言うセリフか」
「別居中だからよ」
ねえ、シオン。ミレイが私の名を呼んだ。
「セーレさんはいい子よ」
「……だから?」
「認めてあげて。レイとセーレさんのこと」
「私がどうしようが、レイは気にしないだろう」
「そんなことないわ。あの子はあなたが好きよ」
まさか。私は鼻を鳴らした。
「私も、あなたが好きよ」
私は君が苦手だ。君といると、私ばかりが悪者になる気がしてしまう。ミレイがココアを飲みおわるまで、私は苦い顔で座っていた。
店を出たミレイは、じゃあここで、と手を振った。
「乗らないのか」
「乗らないわ。私を屋敷に降ろして、どこかに行っちゃうんでしょう?」
図星をつかれた。
「また今度、一緒にセーレさんと会いましょう」
ミレイは銀髪を揺らしながら歩いていく。私は彼女を見送り、車に乗り込んだ。
レイが幼いころ、ミレイとレイを別荘で二人きりにした。ミレイは居眠りし、バルコニーから転落した。様々な噂がたち、ミレイの様子がおかしくなった。私は苛立った。
なぜ普通にできないのかと、ミレイをののしった。当然のように彼女との距離は離れていった。一番腹がたっていたのは、自分にだった。
その夜帰宅すると、レイが声をかけてきた。
「ねえ、母さんと会った?」
「ああ」
「そう」
レイはセーレのことを口にしなかった。彼にしてみれば、私とミレイを引き合わせる方が重要だったのかもしれない。夫婦のことは、レイが考えるほど簡単ではないのに。彼も結婚すればそれを理解するだろう。
「今度セーレ・バーネットを呼ぶときは、余裕を持って知らせなさい」
そう言ったら、レイが目を瞬いた。私は既定路線に乗らないものが嫌いだ。しかし、残念ながらこの世界には、予定通り行くものの方が少ないのだ。あの時、星空の下眠るミレイに出会ったように。
レイはかすかに微笑み、わかった、と答えた。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢と弟が相思相愛だったのでお邪魔虫は退場します!どうか末永くお幸せに!
ユウ
ファンタジー
乙女ゲームの王子に転生してしまったが断罪イベント三秒前。
婚約者を蔑ろにして酷い仕打ちをした最低王子に転生したと気づいたのですべての罪を被る事を決意したフィルベルトは公の前で。
「本日を持って私は廃嫡する!王座は弟に譲り、婚約者のマリアンナとは婚約解消とする!」
「「「は?」」」
「これまでの不始末の全ては私にある。責任を取って罪を償う…全て悪いのはこの私だ」
前代未聞の出来事。
王太子殿下自ら廃嫡を宣言し婚約者への謝罪をした後にフィルベルトは廃嫡となった。
これでハッピーエンド。
一代限りの辺境伯爵の地位を許され、二人の幸福を願ったのだった。
その潔さにフィルベルトはたちまち平民の心を掴んでしまった。
対する悪役令嬢と第二王子には不測の事態が起きてしまい、外交問題を起こしてしまうのだったが…。
タイトル変更しました。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
所(世界)変われば品(常識)変わる
章槻雅希
恋愛
前世の記憶を持って転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。王太子の婚約者であり、ヒロインが彼のルートでハッピーエンドを迎えれば身の破滅が待っている。修道院送りという名の道中での襲撃暗殺END。
それを避けるために周囲の環境を整え家族と婚約者とその家族という理解者も得ていよいよゲームスタート。
予想通り、ヒロインも転生者だった。しかもお花畑乙女ゲーム脳。でも地頭は悪くなさそう?
ならば、ヒロインに現実を突きつけましょう。思い込みを矯正すれば多分有能な女官になれそうですし。
完結まで予約投稿済み。
全21話。
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
俺の妻になれと言われたので秒でお断りしてみた
ましろ
恋愛
「俺の妻になれ」
「嫌ですけど」
何かしら、今の台詞は。
思わず脊髄反射的にお断りしてしまいました。
ちなみに『俺』とは皇太子殿下で私は伯爵令嬢。立派に不敬罪なのかもしれません。
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
✻R-15は保険です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる