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第九章 山湫哀華
193.殿下のお望み
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少しだけ、話がもどる――、
西候セルジュは、アイカに深々と下げていた頭を上げると、切々と内戦の悲惨さを語り始めた。
国王と王弟がともに果て、王位の正統がうしなわれたことで、長年にわたって沈殿していた矛盾が噴き出した。
最初は王位を巡るような争いではなかった。
領土の境界線について不満をためていた側が、取り返そうと攻め込む。しかし、調停者たる国王が不在で戦闘が泥沼化する。
死者がでれば、怨みが重なる。報復にでる。
親子兄弟は領土を隣り合わせることが多い。親戚も同様だ。必然、身内どうしで争いが起きる。戦局を有利にしようと他家と同盟を結ぶ。しかし、その相手にも争っている親子兄弟がいる。
誰が敵で、誰が味方か。
信じられるものを喪ったまま、争い続ける。たしかなのは「攻めてくる者は敵」ということだけ。攻められないように、調略を繰り返す。成功しても裏切った者に信頼を置いていいか分からない。ますます関係が不明瞭になっていく。
セルジュ自身も弟を2人斬ったと、涙をこぼした。
家老のパイドルが悲痛な笑みを浮かべて、主君に話しかける。
「……しかし、セルジュ様。イエリナ姫にお戻りいただき、これで国の軸が戻ります」
「おお、そうじゃ、そうじゃ……」
セルジュは頬をつたう涙をぬぐうこともなく、アイカに笑顔をむけた。
小太りで人の良さそうな中年――大人の、そのような表情を見るのは、アイカには初めてのことであった。
胸が、締めつけられる。
パイドルが、ズイッと進み出た。
「まずは、この慶事を、精霊に報告せねばなりません」
「もっともじゃ、もっともじゃ……」
セルジュは感極まったように、おなじ言葉を繰り返す。
パイドルは、アイカに向きなおって、優しげに話しかけた。
「……イエリナ様。カタリナ陛下からの書状によれば、反魂の秘法によって命をつながれたとか」
「あ……、はい……」
「ならば、ザノクリフ王国のことは記憶にございますまいが、我ら《山々の民》は精霊を尊びます」
「……き、聞いたことがあります」
うんうんと、パイドルがうなずいた。
「この城でもっとも精霊に近いのは、我らが《聖塔》と呼ぶ、尖塔にございます。そちらにご案内いたします。どうぞおひとりで、精霊への帰還のご挨拶をなさいませ。王国和平のため、きっと精霊がお力をくださましょう」
「はい……、分かりました」
アイカは目にたまっていた涙をぬぐった。
その時、優雅な微笑みを浮かべたナーシャが、すっくと立ち上がった。
「アイカ殿下……、いえ、イエリナ姫。参られますか?」
「はい! ……国の神様にご挨拶は欠かせません」
日本で、家庭の荒れ場を神社にこもってやり過ごしていたアイカには、信仰に対する基本的なリスペクトがある。
見かけたら手を合わせる程度のことであったが、自分の魂を容れてくれたイエリナ姫の国が大切にする精霊であれば、そこに足を運ぶのは自然なことであった。
パイドルが、ナーシャに微笑を向けた。
「メイド殿。王族は、ひとりで精霊に向きあうのが習わし……」
「我らはイエリナ姫の直臣なるぞ」
ナーシャも微笑をくずさず、パイドルを見据えた。
しかし、全身から発する威厳はテノリア王国の王妃、いや、《ファウロスの嫁》としてのそれであった。
気圧されて言葉に詰まるパイドルに、ナーシャが続けた。
「いま、この時まで、イエリナ姫の御身を護り育んできたのは《聖山の大地》である。そこで縁を結んだ我ら直臣。そなたらが仰ぎみる精霊が、よもや、それを拒むような狭量な存在である訳があるまい」
「……しかし、カタリナ陛下からの書状には、その方らが第3王女の臣下とある」
「我とアイラは、イエリナ姫の直臣である。ともに精霊にご挨拶させていただき、末永くお付き合い願わねばならん。もちろん、姫の臣下に相応しくないと精霊に判断され、命を落とすようなことがあっても、微塵も悔いはない」
アイカたち一行の中でも、もっとも末席に座るメイドが、有無を言わせぬ気迫を発している。
その状況に困惑したパイドルは、セルジュの方に振り返った。
セルジュは、ギラリとした目付きで軽くうなずいた。
アイカは案内されて、ナーシャ、アイラと一緒にらせん階段を登る。赤いレンガづくりの壁は、ところどころに朽ちており、古い時代の余韻を感じさせられた。
どこまでも続くような長い階段は、特別で神聖な場所であることを表しているようであった。
やがて天辺にある小部屋に入った。
窓からは《バルドル》の街が一望でき、山々に囲まれた雄大な景色にも圧倒される。
目を輝かせたアイカは窓に駆け寄り、ナーシャは澄ました顔でその背中を見守った。
歴史の面影を感じる小部屋に、外側から鍵がかけられたことに、アイカはまだ気が付いていない――。
*
「我らをアイカ殿下から引き離したかったのではないのか?」
「アイカ殿下の望まれたことです」
声を潜めて尋ねるチーナに、カリュが平然と応えた。
カリュ、チーナ、ジョルジュ、ネビ、カリトンの5人、そしてタロウとジロウには別室があてがわれた。城門からみて奥側にあるが、窓も大きく、幽閉されたという気配はない。
納得できないチーナは、なおも言葉を重ねた。
「……あの者たちは、なにか企んでおるのではないか?」
「ええ、そうでしょうね」
「ならば、なぜ!?」
カリュが立てた人差し指をそっと、唇にあてた。
「見張りはおらぬようですが、声の大きさにはご用心を」
「……申し訳ない」
「……アイカ殿下はザノクリフ王国の和平をお望みです。それを叶えるためには、いずれにしても西候陣営の内情を知る必要があります」
「むむっ……」
「殿下に危害を加えると決めていたなら、あの場で斬りかかっておりましたでしょう」
「それはそうですな」
と、ジョルジュがモジャモジャの顎ひげをなでた。
チーナは眉間にしわを寄せたまま、腕組みして立っている。
カリュがタロウの背をなでながら微笑んだ。
「……アイカ殿下は、高貴な身分をとりまく《悪意》を、あまりにご存じありません」
「な、ならば、側に仕える者が支えねばなりますまい」
「リティア殿下が御義妹君のために、私を選んだのは、王族として育てよということでございましょう」
「…………」
「さしあたって、アイラとナーシャ殿が側におれば不安はございません。それに……」
「……それに?」
「タロウとジロウが落ち着いております。アイカ殿下に危険が迫るなら、この子たちが連れ去っておりましたよ」
「むむっ……」
チーナも、タロウ、ジロウと一緒に砂漠を渡って旅をした。アイカとの強い絆をよく知っている。
「しかし……、いざというとき駆け付けられぬのでは……」
「大丈夫ですよ」
どこまでもアイカの身を案じるチーナのことを、カリュは好ましく思い、顔を上げた。
「すでに牢番は買収しております」
「なんと…………」
チーナは、ついに返す言葉をうしなった。
優れた間諜であるとは聞いていた。しかし、いつの間に、どのように、そんな芸当ができたのか想像もつかない。
にっこりと微笑んでみせるカリュ。
チーナの背筋に、ぞっとしたものが走った――。
西候セルジュは、アイカに深々と下げていた頭を上げると、切々と内戦の悲惨さを語り始めた。
国王と王弟がともに果て、王位の正統がうしなわれたことで、長年にわたって沈殿していた矛盾が噴き出した。
最初は王位を巡るような争いではなかった。
領土の境界線について不満をためていた側が、取り返そうと攻め込む。しかし、調停者たる国王が不在で戦闘が泥沼化する。
死者がでれば、怨みが重なる。報復にでる。
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誰が敵で、誰が味方か。
信じられるものを喪ったまま、争い続ける。たしかなのは「攻めてくる者は敵」ということだけ。攻められないように、調略を繰り返す。成功しても裏切った者に信頼を置いていいか分からない。ますます関係が不明瞭になっていく。
セルジュ自身も弟を2人斬ったと、涙をこぼした。
家老のパイドルが悲痛な笑みを浮かべて、主君に話しかける。
「……しかし、セルジュ様。イエリナ姫にお戻りいただき、これで国の軸が戻ります」
「おお、そうじゃ、そうじゃ……」
セルジュは頬をつたう涙をぬぐうこともなく、アイカに笑顔をむけた。
小太りで人の良さそうな中年――大人の、そのような表情を見るのは、アイカには初めてのことであった。
胸が、締めつけられる。
パイドルが、ズイッと進み出た。
「まずは、この慶事を、精霊に報告せねばなりません」
「もっともじゃ、もっともじゃ……」
セルジュは感極まったように、おなじ言葉を繰り返す。
パイドルは、アイカに向きなおって、優しげに話しかけた。
「……イエリナ様。カタリナ陛下からの書状によれば、反魂の秘法によって命をつながれたとか」
「あ……、はい……」
「ならば、ザノクリフ王国のことは記憶にございますまいが、我ら《山々の民》は精霊を尊びます」
「……き、聞いたことがあります」
うんうんと、パイドルがうなずいた。
「この城でもっとも精霊に近いのは、我らが《聖塔》と呼ぶ、尖塔にございます。そちらにご案内いたします。どうぞおひとりで、精霊への帰還のご挨拶をなさいませ。王国和平のため、きっと精霊がお力をくださましょう」
「はい……、分かりました」
アイカは目にたまっていた涙をぬぐった。
その時、優雅な微笑みを浮かべたナーシャが、すっくと立ち上がった。
「アイカ殿下……、いえ、イエリナ姫。参られますか?」
「はい! ……国の神様にご挨拶は欠かせません」
日本で、家庭の荒れ場を神社にこもってやり過ごしていたアイカには、信仰に対する基本的なリスペクトがある。
見かけたら手を合わせる程度のことであったが、自分の魂を容れてくれたイエリナ姫の国が大切にする精霊であれば、そこに足を運ぶのは自然なことであった。
パイドルが、ナーシャに微笑を向けた。
「メイド殿。王族は、ひとりで精霊に向きあうのが習わし……」
「我らはイエリナ姫の直臣なるぞ」
ナーシャも微笑をくずさず、パイドルを見据えた。
しかし、全身から発する威厳はテノリア王国の王妃、いや、《ファウロスの嫁》としてのそれであった。
気圧されて言葉に詰まるパイドルに、ナーシャが続けた。
「いま、この時まで、イエリナ姫の御身を護り育んできたのは《聖山の大地》である。そこで縁を結んだ我ら直臣。そなたらが仰ぎみる精霊が、よもや、それを拒むような狭量な存在である訳があるまい」
「……しかし、カタリナ陛下からの書状には、その方らが第3王女の臣下とある」
「我とアイラは、イエリナ姫の直臣である。ともに精霊にご挨拶させていただき、末永くお付き合い願わねばならん。もちろん、姫の臣下に相応しくないと精霊に判断され、命を落とすようなことがあっても、微塵も悔いはない」
アイカたち一行の中でも、もっとも末席に座るメイドが、有無を言わせぬ気迫を発している。
その状況に困惑したパイドルは、セルジュの方に振り返った。
セルジュは、ギラリとした目付きで軽くうなずいた。
アイカは案内されて、ナーシャ、アイラと一緒にらせん階段を登る。赤いレンガづくりの壁は、ところどころに朽ちており、古い時代の余韻を感じさせられた。
どこまでも続くような長い階段は、特別で神聖な場所であることを表しているようであった。
やがて天辺にある小部屋に入った。
窓からは《バルドル》の街が一望でき、山々に囲まれた雄大な景色にも圧倒される。
目を輝かせたアイカは窓に駆け寄り、ナーシャは澄ました顔でその背中を見守った。
歴史の面影を感じる小部屋に、外側から鍵がかけられたことに、アイカはまだ気が付いていない――。
*
「我らをアイカ殿下から引き離したかったのではないのか?」
「アイカ殿下の望まれたことです」
声を潜めて尋ねるチーナに、カリュが平然と応えた。
カリュ、チーナ、ジョルジュ、ネビ、カリトンの5人、そしてタロウとジロウには別室があてがわれた。城門からみて奥側にあるが、窓も大きく、幽閉されたという気配はない。
納得できないチーナは、なおも言葉を重ねた。
「……あの者たちは、なにか企んでおるのではないか?」
「ええ、そうでしょうね」
「ならば、なぜ!?」
カリュが立てた人差し指をそっと、唇にあてた。
「見張りはおらぬようですが、声の大きさにはご用心を」
「……申し訳ない」
「……アイカ殿下はザノクリフ王国の和平をお望みです。それを叶えるためには、いずれにしても西候陣営の内情を知る必要があります」
「むむっ……」
「殿下に危害を加えると決めていたなら、あの場で斬りかかっておりましたでしょう」
「それはそうですな」
と、ジョルジュがモジャモジャの顎ひげをなでた。
チーナは眉間にしわを寄せたまま、腕組みして立っている。
カリュがタロウの背をなでながら微笑んだ。
「……アイカ殿下は、高貴な身分をとりまく《悪意》を、あまりにご存じありません」
「な、ならば、側に仕える者が支えねばなりますまい」
「リティア殿下が御義妹君のために、私を選んだのは、王族として育てよということでございましょう」
「…………」
「さしあたって、アイラとナーシャ殿が側におれば不安はございません。それに……」
「……それに?」
「タロウとジロウが落ち着いております。アイカ殿下に危険が迫るなら、この子たちが連れ去っておりましたよ」
「むむっ……」
チーナも、タロウ、ジロウと一緒に砂漠を渡って旅をした。アイカとの強い絆をよく知っている。
「しかし……、いざというとき駆け付けられぬのでは……」
「大丈夫ですよ」
どこまでもアイカの身を案じるチーナのことを、カリュは好ましく思い、顔を上げた。
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「なんと…………」
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