【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

イメージギャラリー＆登場人物紹介・設定資料

◉リンシン [ネタバレ・挿絵あり]

【名前】リンシン
【年齢】37歳
【身分】薬師
【漢字表記】林杏
【初出】第116話

農家の嫁で薬師。妖艶な若マダム。

貴族階級には治癒の呪符があるため、薬師は平民相手であり身分は決して高くない。農家と兼業で病気やケガの相談に乗る程度だった。人獣襲来によって夫を含む薬師は、リンシンと娘のホンファを残して全員亡くなった。

剣士団に備えられていた治癒の呪符が失効したため、剣士団からも命令に近い治療の依頼が多数入るようになって、忙殺されていた。

状況を把握した勇吾によって、司空府に新たに設けられた医療責任者として重臣の地位を与えられ、薬房を開設してもらった。

高い地位を与えられたことで剣士の権威に振り回されることがなくなり、治療者側で優先順位が付けられるように。それまでは、かすり傷の剣士の治療に時間を取られて重傷の兵士の治療が後回しになってしまうことなどもあった。

それによって、自律的に治療を行えるようになりジーウォ城内の医療が安定する。それまで往診オンリーだったものが、患者の方が足を運んでくれるようになっただけでも移動時間のロスがなくなり効率的に治療が行えている。

日々の戦闘においても、雨の日は体温を維持できる薬湯を準備したり、戦闘を医療・健康面から支えていくことになる。

また、シュエンの提案でマッサージルームを薬房に併設し、整体・整形外科的なアプローチも可能になった。

人体を知り尽くした闇の者であるツイファから直伝でマッサージを習ったシュエンは、城内で出来ることがなく肩身の狭い思いをしていた高齢男性にそれを教え、リンシンに預けた。

毎晩、激しい戦闘に晒される兵士たちだが、元はと言えば農民や商人。兵士としての訓練を積んでいた訳ではなく、疲労で体にガタの来る者も多かったが薬房でのマッサージが体調維持に一役買うことに。

役に立って感謝される仕事をもらった高齢男性陣はがぜんやる気を出して活き活きと働いている。また、大人の魅力あふれる美しいリンシンは、爺さんたちのアイドル的存在となる。

勇吾に筆おろしの相手になっても良いと提案し、大いに困惑させる。また、同席していたシアユンは全身真っ赤になった。

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