第二次宝玉戦争

完龍卞

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第一章『新勢力』

ケイムの能力

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“鬼道会旗艦甲板上”
『いい天気だな。鳥は歌い花は咲き誇る。大罪人を地獄に落とすなら最高な日だと思わないか?』
ケイムは右手で パチンッ! 音を鳴らした
“審判の間”
『お前さんは「何」得た?「こんなこと」をするもんだから、「約束」を破らないといけない。サリムと交わした約束を。あぁ「最悪」すぎて笑えるぜ!』
鬼山とケイムは審判の間にいた。
何もない真っ白な空間。
『何が目的だ、ケイム!!』
鬼山が怒鳴った。
『お前さんが行きたがってた所だよ。ここまで来たんだ。一緒に「最悪」を過ごそうぜ。………さあ、殺ろうか!』
ケイムが両手を広げた。
すると両方の壁から数百という数の骨が出てきた。
すぐさまに鬼山は避け、ケイムを殴ろうとした瞬間。
シュ! ケイムはその場には居なかった。
『どうした、鬼山。後ろにいるぞ!』
鬼山の足場から骨が出てきた。
ドスッ! 鬼山は突き刺された。
◆◆◆
『どうした?不満そうだな、鬼山』
鬼山は驚いた。
『どういう事だ。今、俺は死んだはず!』
ケイムが笑った。
『これが俺の「ステージ」だ』
シュ! ケイムの姿が消えた瞬間、ドスッ! 鬼山の目の前に現れてナイフを突き刺した。
◆◆◆
『鬼山、今お前さんは何人目だ?』
また、同じ場所にいた。
『どうなっている?』
ケイムが右手を上げた。
『そんなにこっちを睨むなよ?ほら、気を抜くとまた死ぬぜ!』
カチャカチャカチャカチャカチャ
突然、鬼山の目の前に巨大な骨の手が表れた。
ドゴッーン! 鬼山は叩き潰された。
◆◆◆
『なあ、鬼山。俺とずっとここにいろよ?永遠に戦おうぜ?安心しろ、逃がさない。永遠に俺の「裁き」を受けろ!』
ダッ! 鬼山はケイムの方向に走り出した。
『いい気になるな!』
ドゴッーン! しかし、避けられた。
『知ってるか、これは「愛」じゃない。ここが終点さ、お前さんの。諦めた方がいいぜ?諦めないなら、何度でも殺してやるよ!そうこれが、俺の裁きだ!………そろそろ飽きてきたな。お前さんのSOULが欲しかったんだが、もういい。そのSOULを灰にしてやるよ。鬼山!』
ケイムが右手を前に出した。
『動けないだろ、鬼山』
ヒュッ! ケイムは勢いよく右に向けた。
ドゴン! 鬼山が叩きつけられた。
ヒュッ! ドゴン! ヒュッ! ドゴン! 
『久間と同じ場所に行きな!』
ヒュッ! ドゴン! 下から骨が突きだした。
『オラァ!オラオラオラオラオラオラァ!』
ベキベキベキベキ 鬼山は叩き壊した。
『まだまだだぞ!ケイム、親父の敵打たして貰う!』
ケイムが笑いだした。
『フッハッハッハッ。面白い、面白いぞ!相手してやる!』
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