devil's royalty

切り裂きジャック

文字の大きさ
7 / 15

血の契り

しおりを挟む
鵺煌に虐められてた事がバレた。
いつもひとりで風呂に入るのに今日は何故か一緒に入ろうと言われて無理やり上を脱がされたのだ。

この身体の傷を誤魔化そうとしたけど、鵺煌は学校生活を覗いてたようで無駄だった。
体をタオルで拭いてくれて薬を塗ってくれた時、いつから虐められ、名前はなんて言うのか聞かれた。

「学校に通い始めて数週間経った時から、名前はコリンって言ってた」

「数週間!?あの魔法は強くは無いが、地面の、、土の力と風の力を合わせて使っているから厄介ではあるな」

鵺煌は急に俯いて黙り出した。
隠していた事に怒っているのだろうか。
そんな事を思っていると顔をバッと上げて
「シキ。血の契りをしよう」
と言った。

鵺煌からの説明はこうだ。
元々の俺と生前の俺の契約というのは、俺が魔法陣に自身の血を垂らし、呪文を唱えながら舞を踊り、血をその舞で魔法陣に散らすことで成功する。

鵺煌は俺の血を一方的に接種して体が記憶し、魔法陣に垂れた俺の血に反応し鵺煌が召喚される。
つまりは、俺は鵺煌を呼ぶ度にその儀式をしなければいけなかった。

しかし、血の契りは呪文を唱えてお互いがお互いの血を飲む。
すると、お互いに何かがあった時に察知する事が出来、そして呼べばその場に即召喚されるという物だ。

早速鵺煌は準備に取り掛かる。
床に魔法陣を描き、その上に二人で跪く。
料理用のナイフを手に取り俺達は腕を切る。その傷口から出た血をお互い別々の小皿に入れ、交換する。
俺は目の前に置かれた鵺煌の血を少量飲み、鵺煌も俺の血を飲む。
お互い呪文を唱え、皿に残ったお互いの血を1つにし、それをまた呪文を唱えながら魔法陣に垂らす。

「よし、これでいいはずだ。呼ぶ時は魔名では無く、真名で呼ぶこと。俺らにしか聞こえないから安心だし、魔名より、真名の方が価値が高くいい効果だからな。」

俺達は1度お互い遠くに離れ、試してみる事にした。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

花鳥見聞録

木野もくば
ファンタジー
花の妖精のルイは、メジロのモクの背中に乗って旅をしています。ルイは記憶喪失でした。自分が花の妖精だったことしか思い出せません。失くした記憶を探すため、さまざまな世界を冒険します。 記憶を取り戻して真実を知った時、ルイとモクの選ぶ道は?

レオナルド先生創世記

ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

『嫌われ令嬢ですが、最終的に溺愛される予定です』

由香
恋愛
貴族令嬢エマは、自分が周囲から嫌われていると信じて疑わなかった。 婚約者である侯爵令息レオンからも距離を取られ、冷たい視線を向けられている――そう思っていたのに。 ある日、思いがけず聞いてしまった彼の本音。 「君を嫌ったことなど、一度もない」 それは誤解とすれ違いが重なっただけの、両片思いだった。 勘違いから始まる、甘くて優しい溺愛恋物語。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

処理中です...