contract

古本屋

俺は抵抗も出来ないまま、言いくるめられあの子はそそくさと逃げていった。

俺は呆れたのと理不尽な状況に呆然としていた。

その瞬間背後から肩を掴まれ、あれ、この感じどっかで、、と思った瞬間りき君によっての行為が始まる。

嗚呼、またか。。
いつになったらこの日々は終わるのか。。

家に帰っても自由なんてない。
学校にいる僅かな時間が、俺一人の自由な時間だったのに。。
その時間まで、こうして失われた。
俺はどうしたらいいんだろうか。
本当は、一緒に笑う人が欲しかった。
でもこの人達とはその関係になりたくない。
こんな訳の分からない腐った人達といた所で楽しくなんてないだろう。

―――――――――

やっと開放された。
今日は、意識を留めることが出来た。

そうだ。もう家にある本は全て読み終えたんだった。

俺は本屋へ足を向ける。

「いらっしゃせー」
ダラけた店員の声が店内へ鳴り響く。

特に探してる本はないんだけど、適当に見ていたら、いいものが見つかるなんてよくあることだろう。

「なにか無いかな」
とうろちょろ歩き回ると、1冊の古本が目に入った。

demon summoningと書いてある黒い古本だ。
正直に言うと古すぎてタイトルもギリギリ読める程度だ。

まぁ、こんなのは本当にそうなる訳じゃないし、暇潰しに買ってみよ。。


本には興味深いのがいくつかあった。
もしこれが本当なら、友達が出来るだろうか。。皆に復讐が出来るだろうか。

いや、そんな訳ないよな。
これで願いが叶うなんて、、。
でも、それっぽいやり方だなぁと読んで思った。
 
まぁ、、一度お遊びでやってみるのもいいかな、、