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愛してはいけない人ほど、心に強くその根を張る。
それを知ったのは、少女から成長したある日のことであった。
私の処女を散らした相手は、ニコラだった。しかし彼は次の日には他の女を抱き、私のことなんか見向きもしなかった。
しばらくして、私に縁談の話が持ち上がっていた。
それを聞きつけたニコラは、私の身を手酷く抱いていた。
「他の男のところになんか、行かないでくれ」
と。
そして私は、妊娠してしまう。
縁談の話は流れ、ニコラが笑いながら差し出した手のひらを、私は迷わず取っていた。
あの頃の私には、あの手が世界のすべてだったのだから。
ニコラは町でも名の知れた美男子で、気まぐれな猫のように自由気ままに人を惹きつけていた。
誰もが彼の言葉に酔いしれ、そして誰もがその性格を知って離れていった。
けれど私だけは離れなかった。いや、離れられなかった。
少しずつ膨らんでいくお腹に気づいたニコラが、私に向けて結婚しようと言ってくれたのだから。
彼はよく、嘘をついていた。小さな嘘も、大きな嘘も。
でも、彼の声はいつだって優しかった。指先が頬をなぞるたびに、世界が震えるような気がしていた。
けれどその温もりが私の中に残るほど、同じようにその痛みも増していった。
「また他の女のところ?」と問い詰めた夜、彼は笑ってこう言った。
「嫉妬する顔も、可愛いな」
その声の調子があまりにも甘くて、私は何も言うことができなかった。
憎んでいるはずであるといのに、どうして涙はあふれてくるのだろう。
「腹が大きくなっても、お前は可愛いよ」
どうして、抱かれるたびに心がほどけてしまうのだろう。
昔、母は言っていた。
「男は、夢中になる女よりも、許す女のところに帰るものなのよ」
でも私は、その許すということの意味をまだ知らなかった。
彼が他の女の名を呼んだ夜、私は初めて鏡を見た。
泣き腫らした顔の中で、その唇だけが不自然なくらいに笑っていた。
その瞬間、私は悟った。
この人を壊すのは絶対に、私でなければならないのだと。
翌朝、彼の胸に顔を埋めたまま、私は静かに言った。
「私のこと、愛してる?」
彼は少し間を置いて、「もちろん」と答えていた。
その嘘を聞きながら、私は微笑んだ。その甘い毒を、飲み干すかのように。
***
夜が深くなるほど、部屋の空気は冷たく沈んでいく。
風の音も届かない屋敷の一室。
そこには、言葉よりも多くの沈黙があった。
結婚した当初、私はニコラの帰りを玄関で待っていた。
けれど今では、彼がどこにいるのかさえ、確かめようともしなかった。時間の無駄だったからだ。
時計の針が真夜中を指すたびに、私はベッドの上で目を閉じ、その音に重なるように心の中で彼の名を呼んでいた。
呼んでも、その返事はないというのに。
朝方になって、ようやく玄関は大きな音をたてて開いていた。
革靴の音に、酒の匂い。そして甘ったるい香水の匂いが広がっていく。
ドアの影から覗いた彼の横顔は、どこか遠い国の人のようにも見えていた。
「遅かったわね」
そう言うと、ニコラは少し笑って、「仕事だよ」と短く答えていた。
その声の軽さがもう何度目の嘘なのか、数えるのもやめてしまった。
テーブルの上には、私が淹れたまま冷めきった紅茶。
カップの縁に浮かぶ薄い膜を、私は静かに指でなぞる。
その感触は、彼のいない夜よりも冷たいものだった。
「ねえ、ニコラ」
「うん?」
「あなた、幸せ?」
彼は目を伏せたまま、曖昧に笑った。
そして、私のお腹を撫でながらこう言った。
「幸せだよ。可愛い嫁さんに、もうすぐ出てくるこいつ……。幸せすぎて笑えちまう」
私は微笑みを返しながら、心の奥で小さく笑っていた。
その夜、寝室の灯を落としたあと、彼は無言で私の隣へと横たわった。
胸を鷲掴まれ、そっと溢れる出る白い液体に笑みを浮かべて。
「たまんねえな……」
その全てを飲み干すように、ひたすら私の胸だけをまさぐった。
しばらくして気が済むと、彼は私の口の中に向けてその精を放っていた。
私はそれを全て飲み干して、何事もなかったかのように目を閉じた。
互いのあいだにある、たった数センチの距離。
その狭間には、かつてあったぬくもりの残響だけが漂っていた。
沈黙の中で、私は自らの手を強く握りしめていた。
爪は指に食い込んで、わずかな痛みが走っていた。けれどその痛みだけが、まだ私が“生きている”という証のようにも思えていた。
やがて、ニコラの寝息だけが静かに響く。
私はそっと体を起こして、月明かりの中で彼の顔を見つめていた。
長いまつげ、高い鼻、寝返りを打つたびに揺れる唇。この唇が、どれだけの嘘を紡いできたのだろうか。
それでも私はその唇を見ていると、涙が出そうになってしまう。
「かわいそうな、あなた」
外では、雨が降り出していた。
窓を叩くその音が、やけにうるさく響いていた。
その音に重ねるように、私は静かに笑う。もう少しだけ、この嘘を許してあげようと。
***
しばらくして私は、愛する息子を産んだ。
その時ニコラは、他の女と楽しく過ごしていた。
彼は息子の前では父親のような顔をして、いつものような嘘を語っていた。
「父さんは、仕事で忙しいんだ。お前のために、働いているんだぞ?」
息子はあどけない笑みを浮かべながら、ニコラの手を握っていた。
息子が寝静まったある晩、私は寝室でニコラに服を脱がされていた。
「なあ、少しだけいいだろ?」
「嫌よ、やめて」
そのような声も届くはずもなく、私はうつ伏せにされて背後からのしかかられていた。
遠くで、息子の鳴き声が聞こえた。
「ニコラ!」
ようやくその身がどいた時には、私の腿には白濁の液体が伝っていた。
「興ざめだな」
そして私は急いで体を拭いて、息子の口に向けて乳房を含ませていた。
「……なあ、俺のは?」
「あるわけないでしょう」
「そうか、わかったよ」
そしてニコラは、外へと出かけてしまう。
***
その知らせは、あれから数年後にやってきた。
遠い国の親戚の結婚式に出席するために、ニコラがしばらく遠出すると言って家を出てから三日目のことであった。
突然の来客の名を聞いたとき、私は一瞬息を呑んでいた。
――クリス。
その名を口の中で転がすと、遠い昔の陽だまりが蘇るようでもあった。
彼は私のかつての縁談相手であり、もしあのときニコラが割って入らなければ、私は彼の妻になっていたはずであった。
扉を開けると、爽やかな風とともにあの日と何ら変わらぬ彼が優しい笑みを浮かべていた。
「カレン……!」
久々に呼ばれた私の名前に、思わず強く抱きついてしまう。
しばらく抱きしめ合った後に、私は彼を部屋へと招いていた。
並んで座れば、クリスは私の手にそっと唇を寄せていた。
「久しぶりだな、カレン」
その懐かしい声が、胸の奥を激しく叩いていた。
「どうして……、ここに?」
「ニコラが遠出すると聞いたものだから、つい……ね」
それだけの言葉であるというのに、私の心は舞い上がる。
客間に通すと、彼は懐かしそうに部屋を見渡していた。
「変わらないね。君の選ぶ花は、いつも白だ」
「白は、汚れが目立つの。だからいいのよ」
そう言って微笑むと、クリスの瞳が一瞬だけ揺れたような気がした。
そして居間の奥から、愛する息子の小さな足音が聞こえてくる。
まだ幼い彼は、私のスカートを握りしめてわずかにその顔をのぞかせていた。
「ママ、このひとだあれ?」
「お客様よ。ご挨拶できる?」
クリスは優しく膝を折り、息子と目線を合わせて微笑んだ。
「やあ、小さな紳士。僕はクリス。君のママの……、昔からの友人だよ」
その瞬間、息子は笑身を浮かべていた。
小さなその手を差し出し、クリスと握手を交わしていた。
「ぼくと、あそんでくれる?」
「ああ、もちろんだよ。一緒に遊ぼう」
何の疑いもない、まっすぐな笑みだった。
クリスはしばらく息子と遊んだ後に、静かに私に向けて伝えていた。
「君に、よく似ている」
胸の奥が、きしむ音がした。
何も答えることなく、私は紅茶を注ぎ足していた。
カップの中で光が揺れて、その反射が、まるで私たちの遠い過去を照らしているようでもあった。
夜になると、クリスは客間に泊まることになった。
息子は彼をすっかり気に入り、「また明日も一緒に遊んでね」と笑みを浮かべていた。
それを知ったのは、少女から成長したある日のことであった。
私の処女を散らした相手は、ニコラだった。しかし彼は次の日には他の女を抱き、私のことなんか見向きもしなかった。
しばらくして、私に縁談の話が持ち上がっていた。
それを聞きつけたニコラは、私の身を手酷く抱いていた。
「他の男のところになんか、行かないでくれ」
と。
そして私は、妊娠してしまう。
縁談の話は流れ、ニコラが笑いながら差し出した手のひらを、私は迷わず取っていた。
あの頃の私には、あの手が世界のすべてだったのだから。
ニコラは町でも名の知れた美男子で、気まぐれな猫のように自由気ままに人を惹きつけていた。
誰もが彼の言葉に酔いしれ、そして誰もがその性格を知って離れていった。
けれど私だけは離れなかった。いや、離れられなかった。
少しずつ膨らんでいくお腹に気づいたニコラが、私に向けて結婚しようと言ってくれたのだから。
彼はよく、嘘をついていた。小さな嘘も、大きな嘘も。
でも、彼の声はいつだって優しかった。指先が頬をなぞるたびに、世界が震えるような気がしていた。
けれどその温もりが私の中に残るほど、同じようにその痛みも増していった。
「また他の女のところ?」と問い詰めた夜、彼は笑ってこう言った。
「嫉妬する顔も、可愛いな」
その声の調子があまりにも甘くて、私は何も言うことができなかった。
憎んでいるはずであるといのに、どうして涙はあふれてくるのだろう。
「腹が大きくなっても、お前は可愛いよ」
どうして、抱かれるたびに心がほどけてしまうのだろう。
昔、母は言っていた。
「男は、夢中になる女よりも、許す女のところに帰るものなのよ」
でも私は、その許すということの意味をまだ知らなかった。
彼が他の女の名を呼んだ夜、私は初めて鏡を見た。
泣き腫らした顔の中で、その唇だけが不自然なくらいに笑っていた。
その瞬間、私は悟った。
この人を壊すのは絶対に、私でなければならないのだと。
翌朝、彼の胸に顔を埋めたまま、私は静かに言った。
「私のこと、愛してる?」
彼は少し間を置いて、「もちろん」と答えていた。
その嘘を聞きながら、私は微笑んだ。その甘い毒を、飲み干すかのように。
***
夜が深くなるほど、部屋の空気は冷たく沈んでいく。
風の音も届かない屋敷の一室。
そこには、言葉よりも多くの沈黙があった。
結婚した当初、私はニコラの帰りを玄関で待っていた。
けれど今では、彼がどこにいるのかさえ、確かめようともしなかった。時間の無駄だったからだ。
時計の針が真夜中を指すたびに、私はベッドの上で目を閉じ、その音に重なるように心の中で彼の名を呼んでいた。
呼んでも、その返事はないというのに。
朝方になって、ようやく玄関は大きな音をたてて開いていた。
革靴の音に、酒の匂い。そして甘ったるい香水の匂いが広がっていく。
ドアの影から覗いた彼の横顔は、どこか遠い国の人のようにも見えていた。
「遅かったわね」
そう言うと、ニコラは少し笑って、「仕事だよ」と短く答えていた。
その声の軽さがもう何度目の嘘なのか、数えるのもやめてしまった。
テーブルの上には、私が淹れたまま冷めきった紅茶。
カップの縁に浮かぶ薄い膜を、私は静かに指でなぞる。
その感触は、彼のいない夜よりも冷たいものだった。
「ねえ、ニコラ」
「うん?」
「あなた、幸せ?」
彼は目を伏せたまま、曖昧に笑った。
そして、私のお腹を撫でながらこう言った。
「幸せだよ。可愛い嫁さんに、もうすぐ出てくるこいつ……。幸せすぎて笑えちまう」
私は微笑みを返しながら、心の奥で小さく笑っていた。
その夜、寝室の灯を落としたあと、彼は無言で私の隣へと横たわった。
胸を鷲掴まれ、そっと溢れる出る白い液体に笑みを浮かべて。
「たまんねえな……」
その全てを飲み干すように、ひたすら私の胸だけをまさぐった。
しばらくして気が済むと、彼は私の口の中に向けてその精を放っていた。
私はそれを全て飲み干して、何事もなかったかのように目を閉じた。
互いのあいだにある、たった数センチの距離。
その狭間には、かつてあったぬくもりの残響だけが漂っていた。
沈黙の中で、私は自らの手を強く握りしめていた。
爪は指に食い込んで、わずかな痛みが走っていた。けれどその痛みだけが、まだ私が“生きている”という証のようにも思えていた。
やがて、ニコラの寝息だけが静かに響く。
私はそっと体を起こして、月明かりの中で彼の顔を見つめていた。
長いまつげ、高い鼻、寝返りを打つたびに揺れる唇。この唇が、どれだけの嘘を紡いできたのだろうか。
それでも私はその唇を見ていると、涙が出そうになってしまう。
「かわいそうな、あなた」
外では、雨が降り出していた。
窓を叩くその音が、やけにうるさく響いていた。
その音に重ねるように、私は静かに笑う。もう少しだけ、この嘘を許してあげようと。
***
しばらくして私は、愛する息子を産んだ。
その時ニコラは、他の女と楽しく過ごしていた。
彼は息子の前では父親のような顔をして、いつものような嘘を語っていた。
「父さんは、仕事で忙しいんだ。お前のために、働いているんだぞ?」
息子はあどけない笑みを浮かべながら、ニコラの手を握っていた。
息子が寝静まったある晩、私は寝室でニコラに服を脱がされていた。
「なあ、少しだけいいだろ?」
「嫌よ、やめて」
そのような声も届くはずもなく、私はうつ伏せにされて背後からのしかかられていた。
遠くで、息子の鳴き声が聞こえた。
「ニコラ!」
ようやくその身がどいた時には、私の腿には白濁の液体が伝っていた。
「興ざめだな」
そして私は急いで体を拭いて、息子の口に向けて乳房を含ませていた。
「……なあ、俺のは?」
「あるわけないでしょう」
「そうか、わかったよ」
そしてニコラは、外へと出かけてしまう。
***
その知らせは、あれから数年後にやってきた。
遠い国の親戚の結婚式に出席するために、ニコラがしばらく遠出すると言って家を出てから三日目のことであった。
突然の来客の名を聞いたとき、私は一瞬息を呑んでいた。
――クリス。
その名を口の中で転がすと、遠い昔の陽だまりが蘇るようでもあった。
彼は私のかつての縁談相手であり、もしあのときニコラが割って入らなければ、私は彼の妻になっていたはずであった。
扉を開けると、爽やかな風とともにあの日と何ら変わらぬ彼が優しい笑みを浮かべていた。
「カレン……!」
久々に呼ばれた私の名前に、思わず強く抱きついてしまう。
しばらく抱きしめ合った後に、私は彼を部屋へと招いていた。
並んで座れば、クリスは私の手にそっと唇を寄せていた。
「久しぶりだな、カレン」
その懐かしい声が、胸の奥を激しく叩いていた。
「どうして……、ここに?」
「ニコラが遠出すると聞いたものだから、つい……ね」
それだけの言葉であるというのに、私の心は舞い上がる。
客間に通すと、彼は懐かしそうに部屋を見渡していた。
「変わらないね。君の選ぶ花は、いつも白だ」
「白は、汚れが目立つの。だからいいのよ」
そう言って微笑むと、クリスの瞳が一瞬だけ揺れたような気がした。
そして居間の奥から、愛する息子の小さな足音が聞こえてくる。
まだ幼い彼は、私のスカートを握りしめてわずかにその顔をのぞかせていた。
「ママ、このひとだあれ?」
「お客様よ。ご挨拶できる?」
クリスは優しく膝を折り、息子と目線を合わせて微笑んだ。
「やあ、小さな紳士。僕はクリス。君のママの……、昔からの友人だよ」
その瞬間、息子は笑身を浮かべていた。
小さなその手を差し出し、クリスと握手を交わしていた。
「ぼくと、あそんでくれる?」
「ああ、もちろんだよ。一緒に遊ぼう」
何の疑いもない、まっすぐな笑みだった。
クリスはしばらく息子と遊んだ後に、静かに私に向けて伝えていた。
「君に、よく似ている」
胸の奥が、きしむ音がした。
何も答えることなく、私は紅茶を注ぎ足していた。
カップの中で光が揺れて、その反射が、まるで私たちの遠い過去を照らしているようでもあった。
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