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筋肉質なタツヤ×妖精のリト
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※人外、授乳手コキ。
―――――――――――
薄暗い部屋で唯一灯る灯りの下、タツヤの肩は張り、腕には無数の筋が浮き出ていた。
日々、訪れる人々の疲れをほぐすことに全力を注ぎ、そのたびに自らの肉体を酷使してきたのである。
鏡に映るその姿を見て、長いため息をつく。
「……俺だって、癒されたい」
そう呟いた瞬間、どこか遠くから柔らかな光が差し込み、辺りを取り巻く空気が変化した。
目の前に現れたのは、小柄で愛らしい顔立ちの青年。
短い金の髪からわずかにのぞいたその耳は、タツヤのものとは違い尖っていた。
癒しの世界からやってきたという彼は、リトと名乗る。
「僕は、妖精の国で生まれて癒しの世界に流れついたんだ。この世界の人って、みんなタツヤみたいに大きいの?」
そのようなあどけない笑みに、タツヤの心はほっこりと温かくなっていた。
リトはタツヤの身を癒すためにやってきたのであると語り、その頬に向けて静かに唇を寄せた。
***
リトは何も言わずタツヤの背後にそっと回り、小さく細い指先で肩の張りを確かめる。
その指のひとつひとつが、タツヤの重くなった身体を押し広げ、心まで溶かしていくようでもあった。
「何か、魔法でも使っているのか?」
「えへへ、ばれちゃった?僕、魔法が使えるんだよ」
リトは誇らしく笑みを浮かべ、何やら呪文を唱えて指を振った。
すると辺りは何もない空白の世界となり、リトとタツヤの目の前には大きなベッドが鎮座していた。
「さあ、上がって上がって?僕が、タツヤのことを癒してあげる」
その笑みに、タツヤは断ることなどできなかった。
手を引かれるままにベッドに横になり、その頭はリトの小さな膝の上にあった。
「タツヤ。よしよし、よく頑張ったね」
華奢な指が、タツヤの髪を優しく撫でる。
少し高いその声色は、昼間の騒がしさやのしかかる重圧を遠くに追いやるように、心の奥底へと染み渡る。
そしてリトはまたも子守唄でもうたうかのように呪文を唱え、タツヤの身をふわりとわずかながら宙に浮かせていた。
「まずは、体の疲れをほぐしてあげるよ。少し浮いてるけど、大丈夫?気分は悪くない?」
その気遣いに、タツヤもまた目を細めて頷いた。
「ごめんね、タツヤは少し重いから……。でも、このほうがうんと気持ちいいと思うから!」
リトはそう、小さな指を広い背の下へと動かした。
まるで小さな虫がその肌を這うような感覚に、タツヤは思わず目を見開いてしまう。
しかし次第にその感触は、ほどよい心地よさへと変わっていく。背中を撫でる指先、首筋を流れるぬくもり、全身を包む甘い安堵。
まるで時が止まり、二人だけの世界が広がっているかのようでもあった。
「すごーい!どこもかしこも、カチカチだねぇ……」
時折そのような言葉をこぼすリトに対して、タツヤはぬくもり以上のむず痒い熱を感じてしまう。
――だめだ。相手は、妖精なんだぞ?
タツヤはそう心の中で自らの邪な考えを戒めるものの、リトの手は無邪気に臀部を撫で上げた。
「……っ!?」
「あはは、ごめんね。びっくりした?この場所にも、大事なツボがあるんだよ?」
そうリトは真面目な顔つきをして、硬い臀部を揉んでいた。
穢れを知らぬような小柄で愛らしい妖精の少年が、自らのむさ苦しい臀部に触れている。その事実だけで、タツヤは自らの肉体の中央に勢いよく熱が集まるのを感じていた。
しかしそこを、職場の中年男性の客の姿を思い浮かべてなんとか堪えていた。
次第に臀部の緊張はほぐれ、タツヤの身を心地よいぬくもりが包む。
「次は、表面だよ。」
そしてその手は、タツヤの胸元へと流れつく。
胸の突起を避けるように、さわさわとその小さな手がタツヤの盛り上がった胸を行き来する。
タツヤはそのようなリトの姿を見ることがないようにと、無意識のうちに目を閉じていた。
しかし、目を閉じてしまうと余計にその手の感覚が伝わってしまう。
――どうすればいいんだ、俺は。
タツヤは短く息を吐きながら、頭の中で仕事漬けの日々を思い返していた。
「ちょっと、タツヤ!何か疲れるようなこと、考えてない?」
リトの強い口調に、思わずタツヤは目を開けてしまう。
「少し、仕事のことを……」
そう伝えれば、リトは小さな頬を膨らませて眉を吊り上げる。
「もう、今は癒しの時間なんだよ?他のことは、考えないで!」
その愛らしい言葉に、タツヤは思わず笑みをこぼしてしまう。
「ごめんごめん、悪かったよ」
思わずその短い金の髪を撫で、タツヤは眉を下げた。
「せっかく僕がほぐしてあげているのに、これじゃあ初めに戻っちゃうよ?」
リトは手を止め、腕を組んで何かを考えはじめてしまう。
タツヤはその姿を、申し訳なさそうに見つめていた。
「うーん、戻った疲れを効率的に癒すのは……。そうだ!あの方法があった!」
ぱちりとリトは手を叩き、タツヤに向きなおる。
そしておもむろに自らの衣服をたくし上げ、その白い肌をさらけ出した。
「とりあえず、吸う?」
タツヤはその意味を理解するのに、少しの時間を要していた。
***
リトが提案した方法は、リトの清らかな気を直接タツヤが体内に取り込むというものであった。
しかし、その方法が悪かった。
「その、リト……?」
「だーかーら、僕の乳首を吸えば気が出てくるんだよ?」
タツヤは、これは悪い夢なのではないのかと考えていた。
あどけない顔をした妖精が、その顔に似合わぬ下品な申し出をしていたのだから。
「もう、また悪いこと考えてるでしょう?ほら、おいで!」
そうリトが呪文を唱えると、タツヤの口は強制的にリトの淡い薄桃色の突起へと向かってしまう。
「リト、やめてくれ!」
声を上げるものの、その声も魔法によって封じられてしまう。
「ごめんね、少しの間だけがまんしてね?」
そしてタツヤは、不本意ながらその場所を吸わざるをえなかった。
吸わなければ、リトは開放しないと伝えていたのだから。
――これは作業だ、作業なんだ。
タツヤは心を無にして、その突起を吸い上げていた。
確かに、そこからは液体でもない不思議な甘い空気が溢れていた。その空気を飲み込めば、たちまち体が軽くなるような気がしていた。
「そうそう、その調子だよ。頑張ってね」
リトは笑みを深めながら、タツヤの髪を撫でていた。
そして頃合いを見計らって、反対側の胸の突起を差し出す。
「こっちも、よろしくね?」
その言葉に、タツヤは頬を赤くしながら強く吸い上げた。
――やばい、うまい。うますぎる!
いつしか体中に巡るその気は、甘い熱となってタツヤの肉体を支配していたのだ。
その目は獣のような荒々しさを宿し、鼻息も強く、タツヤはその空気を味わっていた。そして、自ずと下半身にも再び熱は集まってしまう。
リトはその様を目にして、にっこりと微笑んだ。
「すごいね、気がここまで回ってきたんだね!よし、ちょっと体の向きを……こうして、っと」
それは誇らしいことであると語り、リトは呪文によってタツヤの背を丸まらせた。
必然的にその熱はリトの手の内へと納まるようになり、小さな手は大きな熱を掴みゆるやかに動き出す。
――待て、だめだ!それは……!
口はリトの胸元を吸い上げ、その熱はリトの手の中で膨らみ強く脈を打ちはじめる。
「タツヤ、頑張ってね?」
その言葉に応じるかのように、口を大きく開け平らな胸ごとむしゃぶり尽くす。
「んっ、んんっ……!すごいねっ、」
リトもまた、その強い刺激に思わず声が漏れ出てしまう。
その声にまた、タツヤの熱は質量を増す。いつしか腰は揺れ、先端からは先走りがほとばしりリトの手に絡みついていた。
「よしよし、たくさん吸って元気になろうね?」
その粘液をタツヤの熱に塗り付けながら、リトは頬を赤く染めながら小さな目を細めていた。
タツヤは今まで、このような経験をしたことはなかった。
まるで、自らの心の内を全てさらけ出すことがでるような感覚でもあった。その気の効果か、リトの手つきのせいなのかは定かではなかったがタツヤはいま、確かに安らぎと心地よさを感じていたのだ。
「すごいすごい!どんどん大きくなっていくよ?」
そして極めつけには、小鳥のさえずりのようなリトの無邪気な声である。
その声はタツヤの耳に甘く届き、その本能を揺さぶった。
――手なんかじゃ、物足りない。
その背徳感に苛まれながらも、しかし肉体は与えられる刺激に対して忠実であった。
――だめだっ、出る!出るっ……!
タツヤは勢いよくその精を吐き出し、わずかにその身を震わせた。
「わぁ、すっごーい!」
リトは笑みを浮かべながら、最後の一滴まで絞り出すかのようにその熱に触れていた。
***
「うんうん、やっと全部出してくれたねぇ。これでその体は綺麗になったよ?」
そしてリトは、タツヤの声を解放した。
「はあ、……その、ありがとう?」
タツヤは複雑な笑みを浮かべて、先ほどまでの羞恥を思い返していた。
そしてリトは、頬をわずかに赤らめながらタツヤの目を見つめた。
「それでね、次は……その……」
もじもじと頬に手を添えるその姿に、タツヤは再び全身の熱が湧きたつのを感じていた。
「僕の中に、清らかな気を注いでほしいんだ」
そしてまたも、リトはタツヤに向けてとんでもない提案をしてみせたのだ。
「気を注ぐって、こんどは俺があれをリトにすればいいのか?」
そう問うタツヤに対して、リトはタツヤの下半身へを目を向けた。
「ううん。そうじゃなくって、その……ここから、僕のお尻の中に入れてほしんだ」
そのような言葉に、またしてもタツヤは考え込んでしまう。
「ああっ、ダメダメ!考えないうちに、やっちゃおう?」
そうリトはタツヤの身を再び宙に浮かせ、自らの秘められた場所へとその熱を導いた。
そこはすんなりとリトの内部へと馴染み、ふんわりと包み込まれてしまう。
「リトっ……、何を……!」
そして自らの意思に反して、タツヤの腰は静かに揺れ動く。
いつしかその大きな手はリトの小さな臀部を覆い隠し、リトはタツヤにしがみつくようにその細い腕を大きな背に回していた。
「タツヤっ、ごめんね……?こうでもしないと……っ、清らかな気はでてこないんだっ……ああんっ!」
リトは甘い声をあげながら、全身を使ってタツヤの熱を扱き上げていた。
タツヤはその健気な姿に胸を打たれ、何も言わずその小さな唇を貪った。
「んんうぅっ……、タツヤぁ……」
いつしかリトの目はとろんと蕩け、その身は震えだす。
タツヤはリトの頬や尖った耳にもその舌を這わせ、その甘さを味わっていた。
「リト、気持ちいいか?」
そう耳元でわざと低く囁けば、リトの内はひときわ大きくタツヤの熱を締め付けた。
「……うんっ、すっごく……っ、きもちいいよぉ……!」
気づけば、タツヤは何度もその内に向けて熱い熱を放っていた。
リトもまた、その清らかな気の味に満面の笑みを浮かべながら、タツヤの名を呼んでいた。
***
朝が近づくとともに、リトの姿は徐々に透き通っていく。
タツヤはわずかな寂しさを感じつつも、心も体もすっきりとした充足感に包まれていた。
「ありがとう、リト。すっかり、気分がよくなったよ」
「えへへ、それはよかった!でもね、タツヤ。無理はしちゃいけないよ?じゃないと僕、またきちゃうからね?」
そう悪戯な笑みを浮かべながら、リトはタツヤの鼻先に小さくキスをした。
「リト!」
あっという間に、その姿は消えてしまった。
しかしタツヤは、穏やかな笑みを浮かべていた。
「明日からも、頑張ってみるか」
その声は誰にも届くことはなかったが、タツヤの心には確かにリトの温もりと優しさが残っていたのである。
END
―――――――――――
薄暗い部屋で唯一灯る灯りの下、タツヤの肩は張り、腕には無数の筋が浮き出ていた。
日々、訪れる人々の疲れをほぐすことに全力を注ぎ、そのたびに自らの肉体を酷使してきたのである。
鏡に映るその姿を見て、長いため息をつく。
「……俺だって、癒されたい」
そう呟いた瞬間、どこか遠くから柔らかな光が差し込み、辺りを取り巻く空気が変化した。
目の前に現れたのは、小柄で愛らしい顔立ちの青年。
短い金の髪からわずかにのぞいたその耳は、タツヤのものとは違い尖っていた。
癒しの世界からやってきたという彼は、リトと名乗る。
「僕は、妖精の国で生まれて癒しの世界に流れついたんだ。この世界の人って、みんなタツヤみたいに大きいの?」
そのようなあどけない笑みに、タツヤの心はほっこりと温かくなっていた。
リトはタツヤの身を癒すためにやってきたのであると語り、その頬に向けて静かに唇を寄せた。
***
リトは何も言わずタツヤの背後にそっと回り、小さく細い指先で肩の張りを確かめる。
その指のひとつひとつが、タツヤの重くなった身体を押し広げ、心まで溶かしていくようでもあった。
「何か、魔法でも使っているのか?」
「えへへ、ばれちゃった?僕、魔法が使えるんだよ」
リトは誇らしく笑みを浮かべ、何やら呪文を唱えて指を振った。
すると辺りは何もない空白の世界となり、リトとタツヤの目の前には大きなベッドが鎮座していた。
「さあ、上がって上がって?僕が、タツヤのことを癒してあげる」
その笑みに、タツヤは断ることなどできなかった。
手を引かれるままにベッドに横になり、その頭はリトの小さな膝の上にあった。
「タツヤ。よしよし、よく頑張ったね」
華奢な指が、タツヤの髪を優しく撫でる。
少し高いその声色は、昼間の騒がしさやのしかかる重圧を遠くに追いやるように、心の奥底へと染み渡る。
そしてリトはまたも子守唄でもうたうかのように呪文を唱え、タツヤの身をふわりとわずかながら宙に浮かせていた。
「まずは、体の疲れをほぐしてあげるよ。少し浮いてるけど、大丈夫?気分は悪くない?」
その気遣いに、タツヤもまた目を細めて頷いた。
「ごめんね、タツヤは少し重いから……。でも、このほうがうんと気持ちいいと思うから!」
リトはそう、小さな指を広い背の下へと動かした。
まるで小さな虫がその肌を這うような感覚に、タツヤは思わず目を見開いてしまう。
しかし次第にその感触は、ほどよい心地よさへと変わっていく。背中を撫でる指先、首筋を流れるぬくもり、全身を包む甘い安堵。
まるで時が止まり、二人だけの世界が広がっているかのようでもあった。
「すごーい!どこもかしこも、カチカチだねぇ……」
時折そのような言葉をこぼすリトに対して、タツヤはぬくもり以上のむず痒い熱を感じてしまう。
――だめだ。相手は、妖精なんだぞ?
タツヤはそう心の中で自らの邪な考えを戒めるものの、リトの手は無邪気に臀部を撫で上げた。
「……っ!?」
「あはは、ごめんね。びっくりした?この場所にも、大事なツボがあるんだよ?」
そうリトは真面目な顔つきをして、硬い臀部を揉んでいた。
穢れを知らぬような小柄で愛らしい妖精の少年が、自らのむさ苦しい臀部に触れている。その事実だけで、タツヤは自らの肉体の中央に勢いよく熱が集まるのを感じていた。
しかしそこを、職場の中年男性の客の姿を思い浮かべてなんとか堪えていた。
次第に臀部の緊張はほぐれ、タツヤの身を心地よいぬくもりが包む。
「次は、表面だよ。」
そしてその手は、タツヤの胸元へと流れつく。
胸の突起を避けるように、さわさわとその小さな手がタツヤの盛り上がった胸を行き来する。
タツヤはそのようなリトの姿を見ることがないようにと、無意識のうちに目を閉じていた。
しかし、目を閉じてしまうと余計にその手の感覚が伝わってしまう。
――どうすればいいんだ、俺は。
タツヤは短く息を吐きながら、頭の中で仕事漬けの日々を思い返していた。
「ちょっと、タツヤ!何か疲れるようなこと、考えてない?」
リトの強い口調に、思わずタツヤは目を開けてしまう。
「少し、仕事のことを……」
そう伝えれば、リトは小さな頬を膨らませて眉を吊り上げる。
「もう、今は癒しの時間なんだよ?他のことは、考えないで!」
その愛らしい言葉に、タツヤは思わず笑みをこぼしてしまう。
「ごめんごめん、悪かったよ」
思わずその短い金の髪を撫で、タツヤは眉を下げた。
「せっかく僕がほぐしてあげているのに、これじゃあ初めに戻っちゃうよ?」
リトは手を止め、腕を組んで何かを考えはじめてしまう。
タツヤはその姿を、申し訳なさそうに見つめていた。
「うーん、戻った疲れを効率的に癒すのは……。そうだ!あの方法があった!」
ぱちりとリトは手を叩き、タツヤに向きなおる。
そしておもむろに自らの衣服をたくし上げ、その白い肌をさらけ出した。
「とりあえず、吸う?」
タツヤはその意味を理解するのに、少しの時間を要していた。
***
リトが提案した方法は、リトの清らかな気を直接タツヤが体内に取り込むというものであった。
しかし、その方法が悪かった。
「その、リト……?」
「だーかーら、僕の乳首を吸えば気が出てくるんだよ?」
タツヤは、これは悪い夢なのではないのかと考えていた。
あどけない顔をした妖精が、その顔に似合わぬ下品な申し出をしていたのだから。
「もう、また悪いこと考えてるでしょう?ほら、おいで!」
そうリトが呪文を唱えると、タツヤの口は強制的にリトの淡い薄桃色の突起へと向かってしまう。
「リト、やめてくれ!」
声を上げるものの、その声も魔法によって封じられてしまう。
「ごめんね、少しの間だけがまんしてね?」
そしてタツヤは、不本意ながらその場所を吸わざるをえなかった。
吸わなければ、リトは開放しないと伝えていたのだから。
――これは作業だ、作業なんだ。
タツヤは心を無にして、その突起を吸い上げていた。
確かに、そこからは液体でもない不思議な甘い空気が溢れていた。その空気を飲み込めば、たちまち体が軽くなるような気がしていた。
「そうそう、その調子だよ。頑張ってね」
リトは笑みを深めながら、タツヤの髪を撫でていた。
そして頃合いを見計らって、反対側の胸の突起を差し出す。
「こっちも、よろしくね?」
その言葉に、タツヤは頬を赤くしながら強く吸い上げた。
――やばい、うまい。うますぎる!
いつしか体中に巡るその気は、甘い熱となってタツヤの肉体を支配していたのだ。
その目は獣のような荒々しさを宿し、鼻息も強く、タツヤはその空気を味わっていた。そして、自ずと下半身にも再び熱は集まってしまう。
リトはその様を目にして、にっこりと微笑んだ。
「すごいね、気がここまで回ってきたんだね!よし、ちょっと体の向きを……こうして、っと」
それは誇らしいことであると語り、リトは呪文によってタツヤの背を丸まらせた。
必然的にその熱はリトの手の内へと納まるようになり、小さな手は大きな熱を掴みゆるやかに動き出す。
――待て、だめだ!それは……!
口はリトの胸元を吸い上げ、その熱はリトの手の中で膨らみ強く脈を打ちはじめる。
「タツヤ、頑張ってね?」
その言葉に応じるかのように、口を大きく開け平らな胸ごとむしゃぶり尽くす。
「んっ、んんっ……!すごいねっ、」
リトもまた、その強い刺激に思わず声が漏れ出てしまう。
その声にまた、タツヤの熱は質量を増す。いつしか腰は揺れ、先端からは先走りがほとばしりリトの手に絡みついていた。
「よしよし、たくさん吸って元気になろうね?」
その粘液をタツヤの熱に塗り付けながら、リトは頬を赤く染めながら小さな目を細めていた。
タツヤは今まで、このような経験をしたことはなかった。
まるで、自らの心の内を全てさらけ出すことがでるような感覚でもあった。その気の効果か、リトの手つきのせいなのかは定かではなかったがタツヤはいま、確かに安らぎと心地よさを感じていたのだ。
「すごいすごい!どんどん大きくなっていくよ?」
そして極めつけには、小鳥のさえずりのようなリトの無邪気な声である。
その声はタツヤの耳に甘く届き、その本能を揺さぶった。
――手なんかじゃ、物足りない。
その背徳感に苛まれながらも、しかし肉体は与えられる刺激に対して忠実であった。
――だめだっ、出る!出るっ……!
タツヤは勢いよくその精を吐き出し、わずかにその身を震わせた。
「わぁ、すっごーい!」
リトは笑みを浮かべながら、最後の一滴まで絞り出すかのようにその熱に触れていた。
***
「うんうん、やっと全部出してくれたねぇ。これでその体は綺麗になったよ?」
そしてリトは、タツヤの声を解放した。
「はあ、……その、ありがとう?」
タツヤは複雑な笑みを浮かべて、先ほどまでの羞恥を思い返していた。
そしてリトは、頬をわずかに赤らめながらタツヤの目を見つめた。
「それでね、次は……その……」
もじもじと頬に手を添えるその姿に、タツヤは再び全身の熱が湧きたつのを感じていた。
「僕の中に、清らかな気を注いでほしいんだ」
そしてまたも、リトはタツヤに向けてとんでもない提案をしてみせたのだ。
「気を注ぐって、こんどは俺があれをリトにすればいいのか?」
そう問うタツヤに対して、リトはタツヤの下半身へを目を向けた。
「ううん。そうじゃなくって、その……ここから、僕のお尻の中に入れてほしんだ」
そのような言葉に、またしてもタツヤは考え込んでしまう。
「ああっ、ダメダメ!考えないうちに、やっちゃおう?」
そうリトはタツヤの身を再び宙に浮かせ、自らの秘められた場所へとその熱を導いた。
そこはすんなりとリトの内部へと馴染み、ふんわりと包み込まれてしまう。
「リトっ……、何を……!」
そして自らの意思に反して、タツヤの腰は静かに揺れ動く。
いつしかその大きな手はリトの小さな臀部を覆い隠し、リトはタツヤにしがみつくようにその細い腕を大きな背に回していた。
「タツヤっ、ごめんね……?こうでもしないと……っ、清らかな気はでてこないんだっ……ああんっ!」
リトは甘い声をあげながら、全身を使ってタツヤの熱を扱き上げていた。
タツヤはその健気な姿に胸を打たれ、何も言わずその小さな唇を貪った。
「んんうぅっ……、タツヤぁ……」
いつしかリトの目はとろんと蕩け、その身は震えだす。
タツヤはリトの頬や尖った耳にもその舌を這わせ、その甘さを味わっていた。
「リト、気持ちいいか?」
そう耳元でわざと低く囁けば、リトの内はひときわ大きくタツヤの熱を締め付けた。
「……うんっ、すっごく……っ、きもちいいよぉ……!」
気づけば、タツヤは何度もその内に向けて熱い熱を放っていた。
リトもまた、その清らかな気の味に満面の笑みを浮かべながら、タツヤの名を呼んでいた。
***
朝が近づくとともに、リトの姿は徐々に透き通っていく。
タツヤはわずかな寂しさを感じつつも、心も体もすっきりとした充足感に包まれていた。
「ありがとう、リト。すっかり、気分がよくなったよ」
「えへへ、それはよかった!でもね、タツヤ。無理はしちゃいけないよ?じゃないと僕、またきちゃうからね?」
そう悪戯な笑みを浮かべながら、リトはタツヤの鼻先に小さくキスをした。
「リト!」
あっという間に、その姿は消えてしまった。
しかしタツヤは、穏やかな笑みを浮かべていた。
「明日からも、頑張ってみるか」
その声は誰にも届くことはなかったが、タツヤの心には確かにリトの温もりと優しさが残っていたのである。
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