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もう一人の7魔将
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翌日、朝食後にいつもの【セカンドビーチ】の見回りにいつものかっこで出かける俺……。
俺は昨日のデビルシャークの事などをギルド長に聞いて見ることにする。
「あの、昨日の海のモンスターってなんで襲ってくるんですかね?」
「うむ、いい質問だな。奴らは7魔将の1人、水魔龍エウムの配下達でね……。ここいらの海岸地帯は結界外なんで度々人間を襲いにやってくるわけだな」
(成程……という事はギルド長の事だ……)
「もしかしてギルド長が俺にサーフィンを教えている事と水魔龍エウムに何か関係している……とか?」
でなければ、こんな好待遇流石にないと思う。
「ふふ……聡いな……。実は水魔龍エウムを倒すのに君に協力してほしくてね……」
「……え? お、俺がですか?」
(正直、昨日のデビルシャークだけでもかなり危険を感じるので断りたいんですが……)
でも、もう契約しちゃってるから断れないしな。
ダークマギデ族とのコンパは絶対外したくないし……仕方ない……。
「あ、あの……相手はあの魔王の手先7魔将でしょ? 何か勝機はあるんでしょうか?」
「当然ある! そしてその鍵は君が握っているんだよ……」
ギルド長はそう言うと俺の肩を力強く叩く。
「お、俺っ? 一体どうすれば?」
「うん、私の言う事を聞いてこのまま鍛えて行けばいい。その証拠に体力も随分ついてきているだろう? デビルシャークだって君が数匹倒した。君は間違いなく強くなっているんだ」
「あ、そう言えば……」
「美味しい食事に規則正しい生活。……体力をとられる砂浜の移動、それにサーフィン。これらの行動で君の体は身体強化されてきているんだ」
(そ、そうだったのか……。さ、流石ギルド長……遊びながら俺を鍛えてくれるなんて……)
「あ、あのサーフィンはギルド長の趣味と身体強化以外に何か理由が?」
「勿論だ……だからこそ私は君にサーフィンの色々な技を見せている。まあ、私を信じなさい」
「は、はいっ!」
「よし、いい返事だ! 数か月間、君を色々鍛えるから覚悟するように!」
「はい!」
(こうなったら覚悟決めてやるしかないな!)
幸い、周りにはギルド長やウィンフィルさん、レノアそしてギルドの皆がいるしな!
「では今日は、見回りとサーフィンだ!」
という事で今日はみっちりサーフィンを鍛えられる。
そして翌日の朝食後。
「今日は南のセカンドの森に実践経験を積みに行くからね」
「ということで、今日は私もついて行くから」
という事で今日は、レノアのユニコーンに跨り3人でセカンドの森へ行くことに。
当然、俺達の今日の装備は【風揺らぎシリーズ一式】だ。
ギルド長は立派な装飾が入った、銀色の鎧一式と壁に掛けてあった装飾剣を背に担いでいる。
(……こうやって見るとギルド長はパラディンなんだけどね)
ちなみにウィンフィルさんは他のギルドメン達とセカンドビーチ見回りの任務で居残りだ。
数時間後……。
草原をある程度進んでいくと……真正面にうっそうと生い茂った木々がチラホラと見えて来る。
「ふむ、そろそろセカンドの森だな……」
俺達はギルド長の言葉と共にユニコーンから降りる。
「そこで待っていてね!」
レノアの言葉と共に軽くいななくユニコーン。
俺達はそこから程なく前進していく。
……すると不思議な事に、周囲はまるで夕方になったかのように薄暗くなってくるではないか。
(これは色々と怖いな……)
「レノア」
「分かってる」
ギルド長の言葉と共に何やら詠唱を始めるレノア。
「光の精霊よ……我が召喚に応じよ!」
レノアの力ある言葉と共にぼんやりと光る光の精霊が現れる。
「そのまま、私達のやや前方に……そうそう」
レノアの言葉通り、俺達のやや前方に位置し、暗がりを明るく照らしてくれる光の精霊。
「こいつは有難いね!」
「へへ……まあ定番だけど、ないと結構馬鹿にならないからね」
俺の言葉にちょっと照れくさそうにしているレノア……。
「ほほう! 随分と嬉しそうだね? レノア?」
「そ、そんな事はないですよ?」
(……えっと、何やら口論が始まったんですが……?)
「あ、そんな事より前方から何か来るって精霊が言っているわ!」
「……ふむ、この感じダークウルフか……」
「ええっ!」
素早く戦闘態勢に入る2人。
俺も慌てて、ライトボーガンをリュックから取り出し、素早く弓矢を装填する。
てか、俺には足音すら聞こえてこないのに、この2人感覚がちょっとおかしいぞ?
(こ、これが、レジェンドと上級冒険者達か……)
俺は改めて2人との差を感じるのであった。
俺は昨日のデビルシャークの事などをギルド長に聞いて見ることにする。
「あの、昨日の海のモンスターってなんで襲ってくるんですかね?」
「うむ、いい質問だな。奴らは7魔将の1人、水魔龍エウムの配下達でね……。ここいらの海岸地帯は結界外なんで度々人間を襲いにやってくるわけだな」
(成程……という事はギルド長の事だ……)
「もしかしてギルド長が俺にサーフィンを教えている事と水魔龍エウムに何か関係している……とか?」
でなければ、こんな好待遇流石にないと思う。
「ふふ……聡いな……。実は水魔龍エウムを倒すのに君に協力してほしくてね……」
「……え? お、俺がですか?」
(正直、昨日のデビルシャークだけでもかなり危険を感じるので断りたいんですが……)
でも、もう契約しちゃってるから断れないしな。
ダークマギデ族とのコンパは絶対外したくないし……仕方ない……。
「あ、あの……相手はあの魔王の手先7魔将でしょ? 何か勝機はあるんでしょうか?」
「当然ある! そしてその鍵は君が握っているんだよ……」
ギルド長はそう言うと俺の肩を力強く叩く。
「お、俺っ? 一体どうすれば?」
「うん、私の言う事を聞いてこのまま鍛えて行けばいい。その証拠に体力も随分ついてきているだろう? デビルシャークだって君が数匹倒した。君は間違いなく強くなっているんだ」
「あ、そう言えば……」
「美味しい食事に規則正しい生活。……体力をとられる砂浜の移動、それにサーフィン。これらの行動で君の体は身体強化されてきているんだ」
(そ、そうだったのか……。さ、流石ギルド長……遊びながら俺を鍛えてくれるなんて……)
「あ、あのサーフィンはギルド長の趣味と身体強化以外に何か理由が?」
「勿論だ……だからこそ私は君にサーフィンの色々な技を見せている。まあ、私を信じなさい」
「は、はいっ!」
「よし、いい返事だ! 数か月間、君を色々鍛えるから覚悟するように!」
「はい!」
(こうなったら覚悟決めてやるしかないな!)
幸い、周りにはギルド長やウィンフィルさん、レノアそしてギルドの皆がいるしな!
「では今日は、見回りとサーフィンだ!」
という事で今日はみっちりサーフィンを鍛えられる。
そして翌日の朝食後。
「今日は南のセカンドの森に実践経験を積みに行くからね」
「ということで、今日は私もついて行くから」
という事で今日は、レノアのユニコーンに跨り3人でセカンドの森へ行くことに。
当然、俺達の今日の装備は【風揺らぎシリーズ一式】だ。
ギルド長は立派な装飾が入った、銀色の鎧一式と壁に掛けてあった装飾剣を背に担いでいる。
(……こうやって見るとギルド長はパラディンなんだけどね)
ちなみにウィンフィルさんは他のギルドメン達とセカンドビーチ見回りの任務で居残りだ。
数時間後……。
草原をある程度進んでいくと……真正面にうっそうと生い茂った木々がチラホラと見えて来る。
「ふむ、そろそろセカンドの森だな……」
俺達はギルド長の言葉と共にユニコーンから降りる。
「そこで待っていてね!」
レノアの言葉と共に軽くいななくユニコーン。
俺達はそこから程なく前進していく。
……すると不思議な事に、周囲はまるで夕方になったかのように薄暗くなってくるではないか。
(これは色々と怖いな……)
「レノア」
「分かってる」
ギルド長の言葉と共に何やら詠唱を始めるレノア。
「光の精霊よ……我が召喚に応じよ!」
レノアの力ある言葉と共にぼんやりと光る光の精霊が現れる。
「そのまま、私達のやや前方に……そうそう」
レノアの言葉通り、俺達のやや前方に位置し、暗がりを明るく照らしてくれる光の精霊。
「こいつは有難いね!」
「へへ……まあ定番だけど、ないと結構馬鹿にならないからね」
俺の言葉にちょっと照れくさそうにしているレノア……。
「ほほう! 随分と嬉しそうだね? レノア?」
「そ、そんな事はないですよ?」
(……えっと、何やら口論が始まったんですが……?)
「あ、そんな事より前方から何か来るって精霊が言っているわ!」
「……ふむ、この感じダークウルフか……」
「ええっ!」
素早く戦闘態勢に入る2人。
俺も慌てて、ライトボーガンをリュックから取り出し、素早く弓矢を装填する。
てか、俺には足音すら聞こえてこないのに、この2人感覚がちょっとおかしいぞ?
(こ、これが、レジェンドと上級冒険者達か……)
俺は改めて2人との差を感じるのであった。
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