R18】クーラーがぶっ壊れた。夏と秋の境界線ってどこだろう。/グループ内カップルの夜事情(智太×サトル)

中端ざつ

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でれでれの日/君の瞳が優しく笑う。その黒目の中に俺がいた。

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〝智太の瞳が優しく笑う。その黒目の中に俺がいた。やたらトロけた顔した自分が映るもんだから、恥ずかしくって見てられなくなった俺は目を閉じた。〟







「サトくん」なんて慣れない呼び方されると心臓がふわっと舞い上がる。やたら恥ずかしくなってバカみたいに息苦しい。

「と、もたっ、」智太に押される度に強制的に呼吸させられる。

中に入ってきてピストン、グングンと出たり入ったり。見上げると「はあ」と智太のため息と汗が落っこちてきた。首元で受け止めて、「んん、」と鼻から空気を逃がして、ふあっと口を開けて息を吸う。

「っあごめん苦しい?」
「っう、ちょっと」

腰を止めて、智太が「っふ~~~」と息を吐いた。下から見る智太。顔の奥に見える薄暗い天井。柔らかい香水の匂いと、智太の男の匂いがする。

「なんかさ、変な感じ」
「うん?」
「智太を下から見てるのって変な感じ」
「あー。確かに。そっちも変な感じだよ」
「ん?」
「サトルが下に居るって変な感じ」
「そっか・・・」

当たり前なんだけど「そうだよな」と何故か関心してしまった。俺が智太を見上げるように、智太は俺を見下ろしてる。

「イケそう?」と智太に聞かれて、少し苦笑いしそうになる。
「ん~、わかんない」
「あれ、ローションどこいった?」
「え?さっき持ってなかった」

シーツのどこかに埋もれたボトルを漁るとすぐ出てきた。智太に渡す前に自分の手に垂らす。濡らしたてのひらを自分のに擦りつけて、「こすればイケるから・・・」と応えた。

「後ろ向いて」
「ん・・・、バック?」
「そー」

背中を向けて四つん這いになると、すぐに後ろから智太が入って来た。

「う」
「痛い?」
「大丈夫・・・」
「角度へーき?」
「うん・・・」

ゆっくり動き始めると、カリが中を進んでったり戻ってったりを感じやすい。イイトコに当たるように腰をくねらせて、自分のペニスをシコる。シーツに沈まないように何とか片腕を張る。

智太を見ようと首を捻ったら、立ち膝で俺の腰を両手で支えてる。薄暗闇の中ちらと目が合った。智太の静かな目が見下ろしてる。

惚けた雄の目。
薄く開いた唇。

「もしかして足んない?」という智太の声の後、「え?」と返事するとググッと何かがアナルに差し込まれる感覚。

「な、なに?」振り返ると指をねじ込もうとしてるところだった。

智太のペニスが既に入ってるのに、更に追加でねじ込もうとする小指。心臓がグワッと飛び上がるみたいに苦しくて、慌てて胸を見ると乳首が立ち上がっている。

「あっ・・・、」

指がグリグリとアナルを拡げようとする。痛みと苦しさと興奮と性欲がないまぜになって声が漏れる。

智太の小指がアナルに入ろうとクリクリと探る。
「あっ、ぁ」
「サトくん」
「う、うん」
「入れれる?指」
「う、っぅ、うん・・・っ」

智太の指を入れるにはこのままじゃ絶対無理。「は~、」静かに息を吐きながら自分のペニスをゆるゆるとシコる。

下半身がジンとして膝の力が抜けそう。ぬるぬるのままの指で、今度は自分の乳首を撫でる。はやく、と自分の体を急かして強めに乳首をつねって引っ張った。

「っあぁ~、」どうにか入れようと腰を智太に押しつけるけど「無理か」と智太の笑う声が聞こえた。

「無理じゃ無いから、そのまま入れてっ」
「いやいや無理でしょ、良いよ無理しなくて」
「はいる、」
「無理だってば」
「っともたぁ!」

入らないんだ、と思ったら無性に悲しくなってくる。智太はそれに気がついたのか「な~に」と笑った。

智太に押しつけてたお尻は結局重力と筋力が耐えられなくてシーツに突っ伏した。

「っむりかぁー」とシーツに向かって言うと、智太が抱きつくように被さってきた。

「ちんこは入るでしょ」と良いながら、にゅるんとアナルに異物が入ってくる。

「うっん」ローションが香った。「サトくん」と背中で呼ばれるとやっぱり弱い。「ともた」「うん~?」

にゅるにゅると覆われて、智太の体が行き来する。最近鍛えてて出来てきた筋肉が柔らかい。

「ごめん、ちょと、好きにしてイイ?」

智太が言うこの言葉が結構好きだ。

「いいよ」と返事すると、「ちょっと・・・、ごめんね?」と優しい風に言っておいて、それからガシガシと容赦なくピストンし始める。

「うっぅ、ん」

時々背中を舐める舌の感触、それから甘噛みするみたく肩甲骨に歯が触る。

智太の手が体の前に回ってきて、側面から乳首に触れる。撫でさする指先が繊細で、だけど骨っぽくて、細っこくて好きだ。

優しいふりした智太の、ホントは男っぽい瞬間が好きだ。出来たらコレは俺だけに見せてて欲しいんだけど、今まで他の女の子にもこんなことしたのかな、とかも思っちゃう。

ピストンされてる間おとなしく待つ。
そのうち智太が「っあー、そろそろ、イキそ」と言う。

他の女の子もこんな風に言われたんだろうなぁと思うと、なんか変な感じだ。自分でも知らなかった感情が湧いてくる。心臓がギュッと絞られたみたいな気持ちになる。息苦しくって、淡い感じで、とろけるみたいな。

「・・・、サトくん・・・っ」

強く抱きしめられて、グリと腰を押しつけるみたいに擦りつけられ、それから智太はビクンビクンと数回ちいさく痙攣した。

生々しい振動が止まるのを大人しく待つ。智太が中でイッてくれるのは嬉しい。自分なんかの体で智太がイッたんだと思うと、ジクンと体がざわつく。嬉しいのに苦しくて切なくて、それから淡い何かがふわぁっと上がっていくみたいな。

智太はイッたばっかなのに俺の事も一応考えてくれている。達したばっかりのくせに、俺の体の前へと手を伸ばす。
指先がぬるぬるとペニスをシゴいて、カウパーが垂れてゆっくり智太の指も汚してく。
「んぅ、っ・・・」イキそうだけどイケないのが、逆に焦らされてるようで気持ち良い。

智太の萎えたペニスがズルンと抜けていくのを感じながら、背中を丸めて自分の指をアナルに突っ込んだ。
智太のもう片方の手が胸に回って来て乳首をこねる。「はぁ、は」汗が垂れていくのが視界の端に映る。
立ち上がった乳首と自分のペニスと、ソレをしごく智太の細長い指、その指を伝ってシーツへと伸びていくローション。

自分のアナルへ指を増やしながら、快楽ばっかり追って奥の小さな突起を撫でる。「ふ、う、う」

智太に自慰を手伝われながら達して、精液が数回に分けてシーツへ弾けた。射精してる間も智太は指を止めてくれなくて痙攣が引き延ばされる。

「っは、あ、っぁ、と、もた、」だんだん力が無くなってって、耐えられなくなりガクガク震え始める。

「も、もういいよ、」制止を求めるけど「いいの?」と優しい声のまま指は止まらない。乳首をこねてた指先はいつのまにか強く引っ張られ、刺激に敏感になってるペニスの入り口をゆるゆると撫でさする。「っゃ、やだ、っやだやだ、・・・」

そう訴え始めると智太は嬉しそうな声で「んん?」と応えてくれる。体の力が全部抜けて、とうとうシーツに埋もれると、智太にひっくり返されて仰向けにさせられた。

「イキたてサトル」と笑った智太が、その細長い指を俺のアナルへと差し込む。

「っもう、いいってぇ」薄暗闇の中、うっすら見える智太の顔に結局俺は弱くて、破顔して笑ってしまう。

智太は「イキたてが一番かわいい」と智太の可愛い声。
入れられた指はあっという間に奥へと入っていって、感じやすくなった体はその指の感触を強く求めてしまう。

「っぅ、う、い、いいっ、いいって、もういいから」
「すんげー締め付けてくる」
「イッたばっかだからっ」
「グングン来る」
「ばか、ぐんぐんってなに?」
「ぐいぐい?ぎゅんぎゅん?」
「知らないよ」
「あー、はは」

入れられた智太の指がピースする見たいに開いて、そこをジッと見られてる。
「すげ」と小さく呟いて、アナルの入り口をぐるりとゆるりと撫でられた。

今更『好き』とか言うのも恥ずかしいし、『キスして』なんて尚更言いづらい。『抱きしめて』だなんて女子みたいな事はぜったい言えない。

だから智太の腕をひっぱって、「うお、どしたっ?」と近づいてきた智太の後頭部を引き寄せてキスをした。

智太の瞳が優しく笑う。その黒目の中に俺がいた。やたらトロけた顔した自分が映るもんだから、恥ずかしくって見てられなくなった俺は目を閉じた。


『智太、好きだよ』って言えない代わりに、智太の匂いを一杯吸い込んだ。


智太好きだよ。恥ずかしくってぜんぜん言えてないけど、どうにか伝われと願いながら今夜も越える。

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