最強魔術師、ルカの誤算~追放された元パーティーで全く合わなかった剣士職、別人と組んだら最強コンビな件~

蒼乃ロゼ

文字の大きさ
28 / 94
魔術師と剣士

第二十二話 魔術師の誤算

しおりを挟む
「助かった、後は任せろ」

「おぉ、魔術師様。重いから気を付けてなぁ!」

 ルーシェントから来た船の船員が、積み荷を僕たちの目の前まで降ろしてくれた。
 箱の中では確かに、小瓶が揺れる様な音が聞こえる。

「さて、運びますか?」

「そうだな、魔術師様のご尊顔を拝見しないとだな」

 クレーマー商会から派遣された魔術師。
 どれだけの実力者かは知らないが、少なくとも僕の魔眼で見る限り青々とした魔力を放つこのポーションを、どう評価するのか。

 非常に楽しみである。

「ルカちゃん倒れそうになったら、ちゃんと言うんだよ?」

「誰がひ弱だ!!」





 階段を上り、指定された倉庫へと荷を運ぶ。
 入り口は解放されており、中には魔術師が一人居た。

 どうやら先程僕達以外の冒険者が指定されたのは、別の倉庫だったらしい。
 思ったよりも人は居なかった。

 僕はフードを改めて深く被りなおした。

「すみませーん! ルーシェントからの荷が届きましたー!」

 ヴァルハイトが中の魔術師に元気よく挨拶する。

「おや、ありがとうございます。初めて見ますね。剣士さんに、----魔術師!?」

 僕を姿を見た途端、妙にうろたえた。
 どう考えても怪しい。

「どうかしたか?」

 わざとらしく聞いてみる。

「い、いえ。こんな力仕事に、わざわざ魔術師の方がお見えとは……。意外だったもので」

「そうか、鍛えているから問題ない」

 何せプラハトからここまで、走ってきたのだからな。
 というのは言わないでおいた。

 確かに魔術師はパーティーの後衛として、ダンジョンや依頼をこなすのに欠かせない存在だ。
 それ故、こういった荷を運ぶだけのような依頼はソロの前衛や、魔術師が補充出来ない場合に受けることが多いだろう。

「に、荷はそちらへ置いておいてください。私が検品しますので」

「ほう」

「えーすごーい。魔眼使えるんだねー♪」

「え? えぇ、まぁ……」

 しどろもどろに答える魔術師はどう考えても怪しかった。

「どうぞ、他の荷もお持ちください。こちらはこちらで、きちんと見ておきますので……」

「あぁ」

「りょーかーい」

 倉庫の整理も、という話だったが魔術師はどうやら僕らを遠ざけたいらしい。
 言われるがまま、他の荷も全て倉庫へと運び終える。


「魔術師様、どうでしたか?」

 最初に僕達へ指示をしたギルドの職員が様子を見に来た。

「えぇ、さすが聖王国。をこれだけ用意出来るとは……。素晴らしいです」

「へぇ、ハイ・ポーションだったのかコレ♪」

「さすが、クレーマー商会と言ったところですね!」

 ギルドの職員も、なかなかお目に掛かれないハイ・ポーションの大量納品に浮足立っているようだ。

「他にまだ荷はあるのか?」

「いえ、今日は以上です。一応明日も入荷予定ですので、もしお時間合えばまたいらしてください!」

「あぁ、そうしよう」

 明日も納品があるらしい。
 また明日も来る可能性をほのめかせば、魔術師は焦ったように言った。

「ま、魔術師の方には大変でしょう? 良ければ違う依頼もご紹介しますが……」

「そうか? 普通だったが、なぁヴァルハイト」

「ん? うんー、まぁ。普通だね」

「そ、そうですか」

「では、今日の報酬は今日中に商業ギルド内で受け取ってくださいね」

「オッケー♪」

「わ、私もこれで……」

 ギルドの職員と魔術師、それぞれ立ち去る。

「ヴァルハイト」

「分かってるって♪」

 報酬は今日中で良いらしい。
 なら、僕らがまずやる事はどう考えても怪しい魔術師の後を追うことだ。

「この街にクレーマー商会の別宅があるのかな?」

「さあな。商会自体は屋敷のある王都だろうが、これだけ大規模な商品の仕入れを行うくらいだ、支店くらいはあるだろう」

 『魔術師』に対してやましい思いがあるということは、己が発したハイ・ポーションという見立てに対して、少なからず故意があるか、あるいは魔眼自体使えないかだ。
 検品中とやらは僕らを追い出したため、実際魔眼が使えるかどうかは分からないが。
 

 こっそりと魔術師の後を追う。
 魔力も人ごみに紛れるよう、極力抑えて移動する。
 視線も散乱させ、相手に気取られないよう気を付けた。

 倉庫のあった港付近を大通りへ抜け、街を出る方角へと進んでいる。

「外へ出るのかな……?」

「いや」

 しばらく進むと、僕らも見知った大きい壁が見えてきた。
 すると、その壁に空いた空間ーー検問所で働いていた人物と接触した。
 僕らは南からやってきたが、こちらは東の検問所。
 見たことのない人物だ。

「移動するようだな」

「怪しい……!」

 二人は検問所脇にある建物と建物の隙間、怪しい路地に入って行った。

「どうする?」

 あまり人の出入りのない路地へ行くというのも、逆に目立つものだ。

「奴らの反対側に回るか」

 彼らが入った路地の先は、建物と建物の間を仕切る石壁で突き当たっている。
 その突き当りの石壁の反対側なら、会話くらい盗み聞けるだろう。

 急いで反対側の路地へ回り、二人の居る壁へと近づく。
 ヴァルハイトは何を言うでもなく、自然と足音を殺した歩き方になっていた。
 僕よりも、気配を消すのが上手い。

 やはり、ただの冒険者とは思えない。

 声で存在がバレるといけないので、なるべく簡単な身振り手振りで意志の疎通を図る。
 彼らの声が聴けるギリギリまで近づき、そして耳を澄ませた。


「ーーいですよ!」

「いや、高ランクの……は……してない」

「……、あの魔術師はCランク以下……か?」

「少なくとも最近Cランクより上の……が通過……はないな」

「そう……、なら……バレてはない……」

「あぁ、仮に……しても、……だろ?」

「まぁそうですね、……ても……から」

「なら、そう……なって」

「すみません、……は性分なもの……」

「ホムート様……、王都に……か?」

「いえ、Cランク以下……こともないでしょう。それに三日後……に、間に合う……」

「あぁ、なら……しよう」

「えぇ、……では」


 途切れ途切れに聞こえた会話の中に、しっかりと怪しいワードが入っていた。
 相手の気配が消えたことを確認し、僕らも路地を後にした。


「いや、ルカちゃんめっちゃ警戒されてたね!」

「まだ大丈夫と判断されたらしいが……フードをしていたのが幸いしたな」

 二人の会話によれば、僕らのように外から来る冒険者のランクを検問で把握し、それをクレーマー商会で雇われた者に伝えていることになる。

 単独での判断なのか、そもそも検問の者全員が商会から雇われているのかは不明だが、ここ最近Cランクより上の魔術師が訪れていないことを確認していたようだ。

 Cランクといえば、大体がダンジョンに挑戦するような、複数名推奨の依頼をどんどんこなす頃なので、魔眼が使える魔術師が居るとすれば、確かに場数を踏んだであろうCランクより上の者だ。

 あいにく、僕は違う訳だが。

「それにホムート……ホムート・クレーマー男爵のことだな。王都がどうとか言っていたが、やはり男爵自体は王都か? 港町にまで魔術師を配するとは、よほど魔術師を多く雇っているんだな」

「何か三日後に間に合うとか何とか……、あれ」

「どうした?」

 ヴァルハイトが何かに気付く。

「三日後、王都……?」

「あぁ、即位記念パーティのことか?」

 三日後に王都セント・メーレンスで行われるのは、現王であるエアバルド・フォン・メーレンス王の即位二十周年記念パーティだ。
 国民総出の祝い事で、パーティ自体は王都であるが、各地方から様々な献上品も届けられる。
 国の一大イベントだ。

「それに間に合うって、何だ……?」

「そう言われれば、師匠がクレーマー男爵を警戒するようになったのも、パーティ前という時期があるのかもな」

「ルカちゃん、もしかしてだけど、クレーマー男爵が王に献上するのってーー」

「ポーションか? だがあれはルーシェント産だが……」

「そのパーティには、もうじき誕生日を迎える第一王子がルーシェント王の名代として参加される!」

「! 第一王子が? だが、その場には師匠を含めた王宮魔術師も居るはず。わざわざハイ・ポーションと偽って出したところで……。待てよ、そういうことか?」

 可能性は低いが、ゼロではない。最悪の予想。

「ルーシェントからメーレンスの王へ贈られるのは、毎年王家の威光を示すためでもあるハイ・ポーションと決まっている。だが、今年出席されるご予定の第一王子はまだ光の魔法を会得していない。それでーー」

「本来の贈り物とクレーマー男爵の在庫をすり替えて、自身は本物のハイ・ポーションを献上。偽物になったルーシェントの贈り物を献上させ、王家へ責任を問うつもりか? あるいは、本物を目の前で精製させ、第一王子が光の魔法を使えないことを、各国の使者の前で見せつける気か?」

「どちらにしても、第二王子派にとっては好都合……!」

 ヴァルハイトは、珍しく感情を露わにして怒った。
 まるで自分がされているかのように怒りを感じる姿は、王家に対しての忠義が見てとれる。

「確実に裏が取れていない今の状況で、財政担当のヘクトールがハイ・ポーションを持って第一王子と共にメーレンスに来るのは何ら不思議ではない。……ルーシェントの第一王子派の見立てでは、三十歳の誕生日に何かを仕掛けてくると予想していたが。まさかこの国で」

「これでは、他の国を巻き込むのでは?」

「あぁ、最悪、メーレンス王のお怒りを買えば戦いが起きる可能性だってある。知性溢れる王と伺っているから、それは無いと思いたいが……。クレーマーが何を考えているのか」

「……なるほど、戦いを視野に置いた計略であれば、ポーションを大量に保有するのも納得がいくな。戦いが始まれば必ずポーションは必要になる。クレーマー男爵に金が集まるのは目に見えている」

「だから、これほど輸入しているのか……!」

 それを何故わざわざリスクを負ってカフェで提供しているかは謎だが。

 少なくとも、戦になればポーションは必須。
 商売人であるクレーマー男爵がポーションを大量に保有するのは、恐らくそういった理由に違いない。
 仮に戦が起こらなくとも、必需品であるから在庫はいつかは捌ける。
 
 おまけに魔術師を金で雇いまくっているときた。戦いに備えているのは、ほぼ間違いないだろう。

「ーールカちゃん、ごめん」

「何だ?」

 ヴァルハイトは、観念したような、どこか諦めたような表情をして力無く言う。

「オレ、王都に用事が出来た。…………ルカちゃんとの旅も、ここまでーー」

 その言葉は予想していたが、あいにくとこれだけの事を聞いて他人事を貫く程、僕は弱くない。

「今更だ。僕は……のんびり魔法研究のために冒険者になったとはいえ、国の一大事を放っておける程軽薄でもないつもりだ。もっと理由が欲しいなら、そうだな。僕の師匠はグランツ公爵令嬢。王宮魔術師たる彼女の使命を助けるのは、グランツ家に拾われた者としての役目だ。僕も連れて行け」

「ルカちゃんの師匠って……! ヒルデガルド殿だったのか。巻き込んで、ごめん。でも……ありがとう」

「気にするな」

 いくら他人に興味が持てないとはいえ、国の一大事を放っておけるような考えは持っていない。
 戦が始まれば、真っ先に駆り出されるのは魔術師や冒険者だ。
 この件に関わるのは、ひいてはのんびりと魔法研究を行うために繋がる。

 ヴァルハイトだけの問題では決してない。

「だが、あれだな。今すぐここを発つのも懸命だが。ここに今日納品されたポーションも気がかりだな。かなりの量だろう」

「それは……、確かに。陸路で手配されているポーションは、ルーシェント王の采配で監視されているはず。海路のポーションは、検品があるから盲点だったなぁ」

「一応、正規で貴族に雇われた魔術師だからな。まさか虚偽の報告をするとは、商業ギルドも思うまい」

 国内でも有数の商会、しかも貴族が不正を行うなど、商業ギルドの者もそう簡単には疑わないはずだ。

「僕に考えがある。明日、もう一度依頼を受けて、それでもダメなら王都へ行く。……どうだ?」

「ルカちゃんが言うなら……」

 随分、信用されたものだ。

 警戒されているルーシェントの高官が居るのであれば、少なくとも第一王子の周りには第一王子派の護衛も多いはず。パーティ当日まで、何か事を起こせるとは思えない。

 まずは今日と明日、納品されるポーションをどうにかして王都へ向かう。

 僕なりに、考えがあった。

しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

追放された回復術師は、なんでも『回復』できて万能でした

新緑あらた
ファンタジー
死闘の末、強敵の討伐クエストを達成した回復術師ヨシュアを待っていたのは、称賛の言葉ではなく、解雇通告だった。 「ヨシュア……てめえはクビだ」 ポーションを湯水のように使える最高位冒険者になった彼らは、今まで散々ポーションの代用品としてヨシュアを利用してきたのに、回復術師は不要だと考えて切り捨てることにしたのだ。 「ポーションの下位互換」とまで罵られて気落ちしていたヨシュアだったが、ブラックな労働をしいるあのパーティーから解放されて喜んでいる自分に気づく。 危機から救った辺境の地方領主の娘との出会いをきっかけに、彼の世界はどんどん広がっていく……。 一方、Sランク冒険者パーティーはクエストの未達成でどんどんランクを落としていく。 彼らは知らなかったのだ、ヨシュアが彼らの傷だけでなく、状態異常や武器の破損など、なんでも『回復』していたことを……。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~

空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」 「何てことなの……」 「全く期待はずれだ」 私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。 このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。 そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。 だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。 そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。 そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど? 私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。 私は最高の仲間と最強を目指すから。

外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~

海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。 地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。 俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。 だけど悔しくはない。 何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。 そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。 ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。 アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。 フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。 ※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...