15 / 145
7月の入学
7月の入学 14
しおりを挟む
翌日、わたしは昨日のあずまやに来ていた。屋根を支える柱の傍に立ち、頭上に目をやると、そこだけぽっかりと丸く切り取られた空が見える。
確かにここはいい場所だ。静かだし、それに誰もこない。内緒話をするにはうってつけだ。
草を踏む音に振り返ると、木々の間からテオがこちらに向かってくるところだった。
「この学校にこんな場所があったなんて初めて知ったよ」
「わたしも昨日まで知りませんでした」
木陰からゆっくりと歩を進めるテオの姿が、陽に照らされ徐々に明らかになる。その顔は落ち着いており、うっすら笑みも浮かんでいる。
「それで、どうしたの? こんなところに呼び出して。わざわざこんな手紙をくれなくても、用事があるなら直接言ってくれたらいいのに。おかげで道に迷うところだったよ」
テオは指に挟んだ紙切れをひらひらと振る。わたしが彼の寝室のドアの下に差し込んでおいたものだ。
わたしはごくりと喉を鳴らす。
「すみません。でも、ここなら、あなたとゆっくり話ができると思って」
「話って、なんの?」
「一昨日のフランツの件です」
「ああ、僕も驚いたよ。急に倒れるんだもの。一体どうしたのかな」
「あなたには、その原因がわかってるんじゃないですか?」
それを聞いたテオの顔に陰が差したような気がした。
「……それ、どういうこと?」
「あの時、違和感があったです。フランツが倒れたにもかかわらず、あなたがテーブルの上を片付けようとしていたことに。あの状況なら、普通は目の前で倒れたルームメイトのほうに意識が向くでしょう? そうじゃなかったのは混乱していたから? いえ、あなたの場合はそうじゃなかったんです。あなたは一刻も早くテーブルの上のものを片付けたかった。飲みかけのコーヒーを処理するために。違いますか?」
わたしは深く息を吸い込むと、まっすぐにテオの瞳を見つめる。
「テオ、あなたはあの時、コーヒーに毒を入れましたね?」
テオはわたしの顔を見返して、ぱちぱちと瞬きする。
「僕が? 何を言ってるの? あの時僕も同じサーバーからコーヒーを飲んだんだよ? クルトも一緒に。毒が入っていたなら、僕達だって平気でいられるわけないじゃない」
「正確には、フランツにとって毒となる物質、でしょうか。彼は特殊な体質をもっていたんです」
「……どんな?」
「アレルギーです。おそらく、蝶の鱗粉に対して拒絶反応を起こすタイプの」
テオの眉がぴくりと動いた。わたしは唇を舌で湿らせてから言葉を続ける。
「フランツは時々くしゃみをしていました。テオ、あなたが持っていた蝶の標本に反応したんです。たぶん、標本箱から漏れた鱗粉が部屋を漂っていたんじゃないでしょうか。寝室に飾ってあった標本を見て、彼があんなに取り乱したのも、それなら納得できます。自分の命を脅かすかもしれない存在がすぐ近く、それも寝床の傍にあるなんて、フランツにとっては気が気でなかったでしょうね。だから彼は寝室に入れなかったんです。ただ、彼の負けず嫌いな性格のせいか、それを周囲に打ち明ける事はなかった。だからわたしは彼が単に蝶を嫌いなだけだと思ったんです」
テオは動きを止めて、ただ足元を見つめている。
「テオ、あなたは蝶に詳しいようですし、蝶に対してのアレルギーについても知っていたんじゃないですか? そして、フランツを見たときに彼がその体質だとも気づいた。だから、あなたは蝶の羽を砕いたものをコーヒーに混ぜたんです。コーヒーなら、少しくらい異物が入っていても苦味で誤魔化せますから。もしかすると、わざと苦くなるように淹れたのかもしれない。その結果、それを飲んだフランツの身体はアレルギー反応を起こしてしまった。同じものを口にしたあなたやクルトがなんともなかったのはそのせいです。アレルギー体質ではない人間なら、少しくらい摂取しても害はありませんからね」
そこまで言うと、テオが顔を上げて口を開く。
「ちょっと待ってよ。どうして僕がそんな事しなけりゃならないの? 確かにフランツとはそんなに親しくなかったけど、だからって疑うなんてひどいなあ。証拠もないのに」
「理由は、わかりません……でも、わたし、あの場所でこんなものを見つけました」
わたしはポケットからハンカチを取り出す。広げてみせると、小さな陶器の破片が現れる。
「これ、昨日ソファの下で見つけました。割れたカップの一部です。ここを見てください。コーヒーの汚れと、何かの破片みたいなものが付着していますよね」
「それがどうかしたの?」
「わたしの憶測ですけど、これって蝶の羽の破片じゃないでしょうか?」
「僕にはただのゴミにしか見えないけど」
「確かにそうかもしれません。正直なところ、わたしにはこれが何か判別できません。でも、専門家に見せればこれがなんなのかわかるかもしれない。それに一昨日の騒動のとき、テーブルだけでなく絨毯にもコーヒーが零れてしまいましたよね。残念ながらテーブルの上は片付けられてしまいましたが、絨毯には今もしみが残っています。そこを探せば他にも何かの痕跡が残っているかも」
テオが微かに目を瞠ったように思えた。わたしは続ける。
「あなたは蝶のコレクションを大切にしているようだし、それを砕いてコーヒーに入れるには抵抗があったのでは? おそらく、街にある例の蝶の標本を扱うお店で適当なものを買ったんじゃありませんか? お店の人なら何を購入したかを記録しているかもしれませんね。その記録とこの破片を照らし合わせれば、もしかすると……」
そこで言葉を切って、テオをじっとみつめる。
二人とも動かない。沈黙がその場を支配する。乾いた風が吹き、周囲の木々をざわりと揺らしていく。
やがてテオが微かに笑ったような気がした。
「ユーリ、君は自分の事『無芸大食』だなんて言ってたけど、全然そんな事ないじゃないか。まるで探偵みたいだよ」
「え……?」
「そうだよ。君の言った通り、僕がコーヒーに蝶の羽を混ぜた」
テオが低く呟く。
確かにここはいい場所だ。静かだし、それに誰もこない。内緒話をするにはうってつけだ。
草を踏む音に振り返ると、木々の間からテオがこちらに向かってくるところだった。
「この学校にこんな場所があったなんて初めて知ったよ」
「わたしも昨日まで知りませんでした」
木陰からゆっくりと歩を進めるテオの姿が、陽に照らされ徐々に明らかになる。その顔は落ち着いており、うっすら笑みも浮かんでいる。
「それで、どうしたの? こんなところに呼び出して。わざわざこんな手紙をくれなくても、用事があるなら直接言ってくれたらいいのに。おかげで道に迷うところだったよ」
テオは指に挟んだ紙切れをひらひらと振る。わたしが彼の寝室のドアの下に差し込んでおいたものだ。
わたしはごくりと喉を鳴らす。
「すみません。でも、ここなら、あなたとゆっくり話ができると思って」
「話って、なんの?」
「一昨日のフランツの件です」
「ああ、僕も驚いたよ。急に倒れるんだもの。一体どうしたのかな」
「あなたには、その原因がわかってるんじゃないですか?」
それを聞いたテオの顔に陰が差したような気がした。
「……それ、どういうこと?」
「あの時、違和感があったです。フランツが倒れたにもかかわらず、あなたがテーブルの上を片付けようとしていたことに。あの状況なら、普通は目の前で倒れたルームメイトのほうに意識が向くでしょう? そうじゃなかったのは混乱していたから? いえ、あなたの場合はそうじゃなかったんです。あなたは一刻も早くテーブルの上のものを片付けたかった。飲みかけのコーヒーを処理するために。違いますか?」
わたしは深く息を吸い込むと、まっすぐにテオの瞳を見つめる。
「テオ、あなたはあの時、コーヒーに毒を入れましたね?」
テオはわたしの顔を見返して、ぱちぱちと瞬きする。
「僕が? 何を言ってるの? あの時僕も同じサーバーからコーヒーを飲んだんだよ? クルトも一緒に。毒が入っていたなら、僕達だって平気でいられるわけないじゃない」
「正確には、フランツにとって毒となる物質、でしょうか。彼は特殊な体質をもっていたんです」
「……どんな?」
「アレルギーです。おそらく、蝶の鱗粉に対して拒絶反応を起こすタイプの」
テオの眉がぴくりと動いた。わたしは唇を舌で湿らせてから言葉を続ける。
「フランツは時々くしゃみをしていました。テオ、あなたが持っていた蝶の標本に反応したんです。たぶん、標本箱から漏れた鱗粉が部屋を漂っていたんじゃないでしょうか。寝室に飾ってあった標本を見て、彼があんなに取り乱したのも、それなら納得できます。自分の命を脅かすかもしれない存在がすぐ近く、それも寝床の傍にあるなんて、フランツにとっては気が気でなかったでしょうね。だから彼は寝室に入れなかったんです。ただ、彼の負けず嫌いな性格のせいか、それを周囲に打ち明ける事はなかった。だからわたしは彼が単に蝶を嫌いなだけだと思ったんです」
テオは動きを止めて、ただ足元を見つめている。
「テオ、あなたは蝶に詳しいようですし、蝶に対してのアレルギーについても知っていたんじゃないですか? そして、フランツを見たときに彼がその体質だとも気づいた。だから、あなたは蝶の羽を砕いたものをコーヒーに混ぜたんです。コーヒーなら、少しくらい異物が入っていても苦味で誤魔化せますから。もしかすると、わざと苦くなるように淹れたのかもしれない。その結果、それを飲んだフランツの身体はアレルギー反応を起こしてしまった。同じものを口にしたあなたやクルトがなんともなかったのはそのせいです。アレルギー体質ではない人間なら、少しくらい摂取しても害はありませんからね」
そこまで言うと、テオが顔を上げて口を開く。
「ちょっと待ってよ。どうして僕がそんな事しなけりゃならないの? 確かにフランツとはそんなに親しくなかったけど、だからって疑うなんてひどいなあ。証拠もないのに」
「理由は、わかりません……でも、わたし、あの場所でこんなものを見つけました」
わたしはポケットからハンカチを取り出す。広げてみせると、小さな陶器の破片が現れる。
「これ、昨日ソファの下で見つけました。割れたカップの一部です。ここを見てください。コーヒーの汚れと、何かの破片みたいなものが付着していますよね」
「それがどうかしたの?」
「わたしの憶測ですけど、これって蝶の羽の破片じゃないでしょうか?」
「僕にはただのゴミにしか見えないけど」
「確かにそうかもしれません。正直なところ、わたしにはこれが何か判別できません。でも、専門家に見せればこれがなんなのかわかるかもしれない。それに一昨日の騒動のとき、テーブルだけでなく絨毯にもコーヒーが零れてしまいましたよね。残念ながらテーブルの上は片付けられてしまいましたが、絨毯には今もしみが残っています。そこを探せば他にも何かの痕跡が残っているかも」
テオが微かに目を瞠ったように思えた。わたしは続ける。
「あなたは蝶のコレクションを大切にしているようだし、それを砕いてコーヒーに入れるには抵抗があったのでは? おそらく、街にある例の蝶の標本を扱うお店で適当なものを買ったんじゃありませんか? お店の人なら何を購入したかを記録しているかもしれませんね。その記録とこの破片を照らし合わせれば、もしかすると……」
そこで言葉を切って、テオをじっとみつめる。
二人とも動かない。沈黙がその場を支配する。乾いた風が吹き、周囲の木々をざわりと揺らしていく。
やがてテオが微かに笑ったような気がした。
「ユーリ、君は自分の事『無芸大食』だなんて言ってたけど、全然そんな事ないじゃないか。まるで探偵みたいだよ」
「え……?」
「そうだよ。君の言った通り、僕がコーヒーに蝶の羽を混ぜた」
テオが低く呟く。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる