可哀想は可愛いー不憫な浅井君

浅草A太朗

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クラスメイト編

その頃の浅井くん 2 +α

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耐えている間にもぼこり、ぼこりと何かが腹の中を広げていく。
苦しさに混じり込んだ快楽に浅く息をつきながら何とか堪えようとするが、先程嫌と言うほどの快感を与えられた腹の中のポイントをぎゅいぎゅいと何度となく押しつぶされてわけがわからなくなる。

「んあぉッ♡あーッそれっそれダメっ!!」

見えない何かに懇願するように口走るが動きが止まることはない。
どれほどかかったか分からないがどうやらそこで終わりなのか。
広げられている感覚に対抗するように何度となく肛門を閉めようと力を入れるがそのたびに
敏感になった出口であるはずのそこと、中をごりごりとより強く扱き上げられ、自分でも何を口走っているのかわからない。

頭にはどろりと強制的に快楽を流し込まれたように上手く働かせることもできず、
だらしなく開いた唇からはだらりと舌と唾液が垂れ下がり肌は蒸気し真っ赤に染まっている。

身体からは力が抜けきりひくひくと痙攣するのみ。
時折ぴゅっと力なく精液を吐き出していたが、いよいよ弾切れか。
勃ち上がってはいるものの射精することもない。

と中の何かが突然振動しては内部を苛む。

「お゛ッ♡お゛ッ♡ぉほッんおォー…!!」

ごちゅごちゅと潰される内部に何度も刺激されるポイント。
それが前立腺であるなど、浅井に知る由は無い。
全身が性感帯になったような身体は最早思考には霞がかり快楽だけを求める人形のようだ。

それだけではない勃ち上がった雄に何かが添えられ
白濁と我慢汁で濡れたそれをごりごりと擦られるのだ。
時折その擦る何かがパァンと玉を叩くがそれすらも気持ちがいい。
痛みが快感に変わるのに時間はいらなかった。

唾液と獣のような咆哮しか出なくなり
何をしていいのかわからず、わたわたと動く手はシーツを引っ掴み
足はM字に広げられ自ら快楽を求めるように、腰をうかしてはへこへこと振る。
だが自らが望んだように快楽は得られず
無理矢理に与えられる快楽がよくわからない方向に快楽の回線をこじ開けていく。
中をごりごりすられるのも、雄を扱かれるのもたまらない。

無様で醜いアヘ顔になっていることなど認識もできない。
漏れ聞こえる自分の声は確かに耳に届いているのに、今では快楽へのスパイスの一つに過ぎない。
最初はなんとか押し殺そうとも考えていたのに
声を上げていた方が気持ちが良いと無意識に気がついてしまってから、垂れ流されるままだった。

イケボだなんだと女子に揶揄われた事のあるその声は掠れ醜く濁る。
そしてそれはそのまま獣の咆哮へと変わった。
喉が張り裂けんばかりに声を上げざるを得なかったのだ。

先程まで中を押しすりつぶしていたそれが
急に内臓を外へと引っ張り出すように動いたのだ。

「お゛ッほぉぉおおおあおおお!!!!!」

強烈な排便感にも似た快楽に強い力で前立腺は一気にすり潰される。
びくーんとゆみなりに体をしならせ爪先立ちで
快楽をそらそうとするがそんな事もできず
本人は快楽にやられた頭で理解できなかったが
彼は射精せずに達したのだ。

ビクンビクンと痙攣する雄からは何も出てはいない。

「あ゛っあ゛っあひっ…」

ベッドを軋ませながら沈み込んだ体は次の瞬間またも強烈な快楽に飲まれる事となる。

「ん゛ぉッー!?」

ごりごりと先ほどとは全く違う、だがなによりも大きい物が挿入されたのだ。
あまりの快楽にごろりと体を無意識に動かしてうつ伏せになったその瞬間。
腹の奥深く今この瞬間までも感じた事のない最奥で何かが弾け飛んだ。

結腸弁のその先にまで入り込まれたなどわからずそこに何かが流し込まれる度に
うつ伏せになったばかりに腹部で暴れ回る何かを余計に感じてしまう。

そこからは最早意識は保てなかった。
射精はできず、だが何度となく潮をふきシーツはビシャビシャになっていたが
意識を飛ばしてしまった浅井には判別できない。

強烈な圧迫感と快楽で無理矢理に意識を戻されてはまた弾け飛ぶのを繰り返し続け
べちゃりと潰れた蛙のようになりながら、快楽で痙攣する生理的現象しか起こせない。
快楽に翻弄され、痺れるような快楽を叩き込まれ
勝手に喉から飛び出る声と唾液、吹き出す潮にびっしょりと汗に塗れた身体。

それは空が白むまで続いたが意識を飛ばし飛ばしだった浅井に時間感覚はない。
脱ぎ散らかした服とタオルケットはとっくにベッドから放り落ちビチャビチャになったシーツの上で
だらしのないアヘ顔を晒すしかなかった。

それを見ている視線があるとも知らず。



そう、途中から正確に言えば四時ごろに夜勤のバイトを終え帰ってきた兄がいたのだ。
普段なら静まりかえっている筈の家の中で悲鳴にも聞こえる弟の声に慌てて室内へと入っていたのだ。
だが意識を手放しては起き上がるを繰り返していた浅井は気がつくことができなかった。

運の悪い事に扉はうつ伏せになった彼の尻の方にあったのだから。
兄にはぽっかりと開いた弟のアナルも浮き上がった瞬間に吹き出す潮も
快楽に塗れた声も表情も全て見られていたのだ。

そして動かなくなった弟にそっと寄り添いタオルケットを身体にかけてやっていたが
肌に触れた瞬間にひくりと体を震わせ快楽に負け悦にいった恍惚の笑顔にごくりと生唾が飲み込まれ
股間には大きなテントが張っていた。




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ここまでご覧くださりありがとうございます。
既に公開している2作品の書き直しに追われ
息抜きにここまで書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
気に入ってくださる方が多いようでしたら
不定期にはなるかと思いますが、続きも書いていければと思います。
タグなどについても宜しければ感想など頂ければ幸いです。

浅草p
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感想 1

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