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しおりを挟む果たしてどんな絵を描かれるのかな...。
朝から僕はドキドキしていた。
「朝食を食べたらデッサンを始めようか」
「はい、先生」
テーブルに向かい合い、朝食を取りながら、僕たちにはもう何気ない会話。
だったのだが....。
いつも通り、デッサン前、バスローブを持ち、シャワーを浴びる為、浴室に向かう僕は先生に引き止められた。
「使い方はわかるかな」
手渡されたのは....イチジク浣腸。
「ま、まあ...わかります....」
「シャワーの前にそれを使ってからアトリエに来てくれ。先にアトリエにいるから」
「は、はい....」
手のひらにあるイチジク浣腸に戸惑いながら返事をした。
先生の指示通り、浣腸を済ませ、シャワーを浴びた。
一抹の不安を抱きながら。
アトリエに入ると、先生もバスローブ姿で煙草を吸っていた。
僕より先に先生はシャワーを浴びていたけど...。
まさか、な一言が脳裏に浮かぶ。
「そんなに怯えなくていい。ほら、おいで」
先生へとゆっくり歩き出す。
立ち上がった先生は僕のバスローブを脱がし、先生もバスローブを脱いだ。
見た事のなかった先生の裸体。
思いのほか、胸板が厚く、男らしい姿...そして、視線を落とし、釘付けになってしまった。
先生は勃起していた。
僕のモノより遥かに太く長い。
「絡みを描きたかったんだが、撮影でないと無理だと気づいてね」
「か、絡み....」
「大丈夫。痛くはしないから」
先生は優しい笑みを浮かべるも....。
「ぼ、僕、ゲイじゃありません」
先生が怪訝な顔になった。
「まあ、そうかもしれないけど。アナル、気持ちいいんだろう?毎晩、指を入れてオナニーしているみたいだし」
顔から火が出た。
「し、知ってたんですか」
「偶然、開けたら、夢中で気づかなかったみたいだけどね」
思わず、僕は両手で顔を覆った。
「わかっているよね?仕事だって」
「....わかってます」
既に三十万も頂いている。
覚悟を決めるしかない....ここは僕も男だ。
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