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「料理、上手だね、広斗さんが女なら結婚してるのに」
和風ハンバーグとポテトサラダ、作り置きしていた、きんぴら、ネギと豆腐の味噌汁。
「なに言ってんだ、お前」
「あ、違うか。男同士でも結婚できるんだよね。同性婚だっけ」
「日本では無理だよ」
「詳しいんだね」
「...友達にゲイがいて聞いただけ。日本ではパートナーシップ性制度、てのがあるんだって」
「ふーん...じゃ、それで結婚できるんだ」
「たぶんな」
「じゃ、結婚しようか、広斗さん」
「な、なにバカ言ってんだよ」
「冗談だよ。広斗さん、どれくらい、彼女いないの?」
「どれくらいかな、忘れた」
思い起こせば、中1の頃に付き合い始めた先輩だけだ。
高校で寮に入ってから、寮の仲間とやり合ったけど、ただの性処理に過ぎなかった。
告られたこともあったけど、断ってきた。
「忘れるくらいいない、てこと?」
「そうなるな、お前はどうなの」
「んー...気になる人はいる」
「へえ、どんな人」
「よくわからない人、プライド高そうかな、と最初は思ってたんだけど、違うみたい」
「また面倒くさそうな女だな」
「かなり」
慶太が味噌汁を啜り、ご馳走様、と手を合わせ、食器を2人分、シンクに持って行ってくれた。
「お前、眠くないの」
「寝るのがもったいない」
慶太はなにやら難しそうな本を読み漁っていた。
肩越しに覗く。
「見るなよ」
と払いのけられた。
互いに風呂に浸かり、先に慶太はベッドへ。
俺も遅れてベッドに入ると、慶太はすやすや眠ってた。
「おやすみ」
夢の中にいる慶太に声をかけ、俺も瞼を閉じた。
「おはよ。広斗さん」
目を開けたら、かなりの近さで慶太の顔があり固まった。
「お腹すいた、食べていい?」
「なに言ってんだ、お前。すぐ朝食にするから顔洗ってこいよ」
「もう洗ったし歯も磨いたよ」
俺は起き上がり、キッチンに立った。
早炊きで炊飯し、卵焼き、鯖の塩焼き、もやしのナムル、キャベツの味噌汁を作った。
「いただきます!美味そ!」
ガツガツ慶太が食べながら、
「今日はどこに行きたい?」
「お前が行きたいんだろ?」
「でも楽しかったでしょ?海」
「...まあな」
こっそり、て訳ではないが、トイレで見知らぬ男とやった事を思い出し、後ろめたさを感じた。
「とりあえず、しばらくの食材買いたいかな」
車を走らせ、スーパーに向かう。
「いつも車だね、不健康。たまには徒歩とか自転車とかで体を動かした方がいいよ」
もっともな事を言われ、言い返せない。
カートを押し、数日分の食材を考えながら買った。
その間、慶太はついてまわる。
「スーパーって楽しいね」
「来たことないのか」
「ないよ。うち、家政婦いるし」
「すげーな」
和風ハンバーグとポテトサラダ、作り置きしていた、きんぴら、ネギと豆腐の味噌汁。
「なに言ってんだ、お前」
「あ、違うか。男同士でも結婚できるんだよね。同性婚だっけ」
「日本では無理だよ」
「詳しいんだね」
「...友達にゲイがいて聞いただけ。日本ではパートナーシップ性制度、てのがあるんだって」
「ふーん...じゃ、それで結婚できるんだ」
「たぶんな」
「じゃ、結婚しようか、広斗さん」
「な、なにバカ言ってんだよ」
「冗談だよ。広斗さん、どれくらい、彼女いないの?」
「どれくらいかな、忘れた」
思い起こせば、中1の頃に付き合い始めた先輩だけだ。
高校で寮に入ってから、寮の仲間とやり合ったけど、ただの性処理に過ぎなかった。
告られたこともあったけど、断ってきた。
「忘れるくらいいない、てこと?」
「そうなるな、お前はどうなの」
「んー...気になる人はいる」
「へえ、どんな人」
「よくわからない人、プライド高そうかな、と最初は思ってたんだけど、違うみたい」
「また面倒くさそうな女だな」
「かなり」
慶太が味噌汁を啜り、ご馳走様、と手を合わせ、食器を2人分、シンクに持って行ってくれた。
「お前、眠くないの」
「寝るのがもったいない」
慶太はなにやら難しそうな本を読み漁っていた。
肩越しに覗く。
「見るなよ」
と払いのけられた。
互いに風呂に浸かり、先に慶太はベッドへ。
俺も遅れてベッドに入ると、慶太はすやすや眠ってた。
「おやすみ」
夢の中にいる慶太に声をかけ、俺も瞼を閉じた。
「おはよ。広斗さん」
目を開けたら、かなりの近さで慶太の顔があり固まった。
「お腹すいた、食べていい?」
「なに言ってんだ、お前。すぐ朝食にするから顔洗ってこいよ」
「もう洗ったし歯も磨いたよ」
俺は起き上がり、キッチンに立った。
早炊きで炊飯し、卵焼き、鯖の塩焼き、もやしのナムル、キャベツの味噌汁を作った。
「いただきます!美味そ!」
ガツガツ慶太が食べながら、
「今日はどこに行きたい?」
「お前が行きたいんだろ?」
「でも楽しかったでしょ?海」
「...まあな」
こっそり、て訳ではないが、トイレで見知らぬ男とやった事を思い出し、後ろめたさを感じた。
「とりあえず、しばらくの食材買いたいかな」
車を走らせ、スーパーに向かう。
「いつも車だね、不健康。たまには徒歩とか自転車とかで体を動かした方がいいよ」
もっともな事を言われ、言い返せない。
カートを押し、数日分の食材を考えながら買った。
その間、慶太はついてまわる。
「スーパーって楽しいね」
「来たことないのか」
「ないよ。うち、家政婦いるし」
「すげーな」
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