君に恋をした

ミヒロ

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隠されていた真実と失踪

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結局、俺は隼一を見つけることが出来ず、自宅に戻った。

「ったく、何処行ってたんだよ、灯真。スマホも電源入ってやしないし」

玄関のドアに寄りかかって俺を待っていたらしい、明文に出くわし、デニムのポケットからスマホを取り出した。

「....ごめん。充電切れてた」

「早く部屋上がろうぜ、暑いのなんの」

「てか、どうしたの、明文」

部屋へと入りながら尋ねた。

「いや、返事はまだかな、と思ってさ」

ふと、スマホを充電し始めて、隼一の連絡先を明文が聞いていたことを思い出した。

「....そういえば、明文」

「あ?」

「隼一と連絡、取ってたりする...?」

僅かな沈黙の後、

「ねーよ。てか、あいつは諦めろよ、灯真」

先日まで、告れ、と言っていた筈、と怪訝に感じ、再び、

「本当に隼一と連絡を取っては無いの?一度も?」

「無い」

「....嘘だよね?明文、嘘が下手すぎ。それに、ついこないだまで、当たって砕けろ、みたく言ってたのに、諦めろ、てどういう風の吹き回し?」

「それは...あいつはノンケだろ?傷つくだけだから」

「....おかしいよね。あんなに逃げ回ってないで、どうせノンケだろうけど、友人になれる筈、て隼一へ気持ちをぶつけろ、て言ってたのに」

また、沈黙になった明文を軽く睨み上げると、降参したかのように明文が小さく息を吐いた。

「....詳しくはあいつから直接、聞け。プライバシーの問題だってある、俺からは何も言えない」

明文は俺を見ようとはしないまま、そう言い残し、部屋を後にした。

「....明文に話した....何だろう...とりあえず、早く充電、終わってくれ」

ようやく、充電器に差し込んだままで、隼一に電話したが、隼一は出なかった。

メールも既読にならない。

翌日は隼一のバイト先に出向いたが、

「家庭の事情で暫くお休みらしいです」

と、別のバイトの子が教えてくれた。

「隼一の自宅、わかる人、ている?」

「あー、どうだろ...履歴書から店長はわかるだろうけど...個人情報だし....」

諦めるしか無いのか....?

「心配なんです...俺、中学からの知り合いで...助けて貰ったのに、礼一つ、まだ伝えていなくって....」

泣きそうな思いだった。

あんなに再会したくなかった筈なのに。
再会したら、また、隼一に会いたいし、声が聞きたい。

あの笑顔が見たい。




ෆ꒡ .̮ ꒡ෆෆ꒡ .̮
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