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第一章
第9話 【師匠・1】
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戻って来たエリスさんはいいとして、一緒にやって来たエルドさんの登場に俺は少し驚いていた。
「すまんな、お主の属性の話を偶々エリスから聞いてな。一緒に確認したいと思って来たんじゃ」
「そうだったんですね。鑑定用の道具が高いと聞いた事があるので、ダメと言われるのか思って身構えてしまいました」
「お主は知らぬと思うが商会には冒険者の者達も雇っていてな、そのもの達が商会に入る際に無料で鑑定をさせてやっているから、お主も気にせず使ってよいぞ」
エルドさんは笑みを浮かべながらそう言うと、エリスさんがその間に準備を終わらせていた。
「それじゃ、アルフレッド君。手を置いて、魔力を少しだけ流して」
「はい。分かりました」
属性を測る魔道具は〝属性鑑定石〟と呼ばれる物で、その石に魔力を流すと、その者の属性が分かる石だ。
鑑定石には等級があり、低級の物は一度使うと色が残ってしまうが、等級が高い物は何度も使う事が可能だと本で見た事がある。
その為、属性の鑑定は一般には普及せずお金がある者だけが受けられる形となっている。
ちなみに属性は火なら赤色、水なら水色、風なら緑色、そのほかにも沢山の属性に通ずる色が石に現れる。
その中で最も特別な色は、何色にも染まらない白色。
白色が出た者は、特定の属性だけに偏ってないと言う意味で全ての属性に適性があるという証明。
「……白ね」
「……白だな」
そして俺が石に魔力を送ると、石は白色に変化した。
全ての属性を持つ者は限られた存在で、数百年に一人の天才と世間では言われている。
俺の場合は適性属性が希少でも、スキルがたった一つだけという理由で無能という烙印を押されてしまった。
「嘘を吐く者ではないと思っていたが、まさかこうして生きてる内に白色になる鑑定石を見るとは思わなかったの……」
「私も同じです。もしかしたら、何かの間違いだった可能性も考えましたが……ごめんなさい。少しでも貴方を疑ってしまって」
「い、いえ! 疑うのも仕方ないですから、頭を上げてください!」
頭を下げたエリスさんに俺はそう言って、頭を上げてもらった。
「それにしても、こんな才能があったとはな……スキルが出現せずとも、魔法使いとして訓練させればいずれは魔法スキルも習得出来て腕の良い魔法使いになれたと思うぞ?」
「両親や家の人は属性よりも、代々受け継いできた【複合魔法】の方が大事だと思ってるんです。だからそのスキルを習得出来なかった俺は、無能という扱いをされました」
「こう言ってはなんだが、馬鹿な考えを持ってる者達だな」
エルドさんは俺の家族の考えを知ると、そうハッキリとノルゼニア家の考えを否定した。
「あっ、そうだわ。この機会にアルフレッド君の持ってるスキルについて、エルド様に話したらどうかしら?」
「スキル? 確か一つだけスキルを持っておると言っておったが、そのスキルについてか?」
エリスさんに話したらどうと勧められた俺は、エルドさんに自分の授かったスキルについて話をした。
その内容を聞いたエルドさんは、俺の属性が分かった時以上に驚き、暫くの間考え込んでいた。
「エリスはどう思う? 才能次第だが、化けると儂は考えておる」
「エルド様、私も同じ意見です」
エルドさんとエリスさんは、そう言うとバッと同時に俺の方へと視線を向けた。
「儂は、お主の才能を開花させる為に協力しようと思う」
「えっ? ど、どういうことですか? 才能を開花させる為に協力って、今でも十分な程ですよ?」
「今はただ、住む場所と働く場所を提供してるだけに過ぎん」
「い、いやこれ以上は受け取れませんよ!」
エルドさんの言葉に俺はそう言うと、エルドさんは下手な泣き真似をしだした。
「ふむ……お主がそう言うなら、仕方ないな。無理強いはできないからな……すまぬのう」
「そうですね。今回は私達のただの願望ですからね……うう」
「うっ……」
エルドさんの泣き真似を見たエリスさんは、同じように下手な演技を始めた。
お、恩人の人達にこんな泣き落としされたって、今回ばかりは……。
「……わかりました。わかりましたから! だから、下手な泣き落としはやめてください! 嘘ってわかってても、断り切れないじゃないですか!」
嘘泣きを続けるエルドさん達に対し無視出来なくなった俺は、そう叫びエルドさん達の提案を受け入れる事にした。
「全く……今後は嘘泣きで強行突破しないでくださいね。それだけは約束です」
「すまんすまん。だけどこれは、お主にとってもいい事だと思うぞ。強くなりたいとお主自身も思って居る事だろ?」
「……わかってます。でも、泣き落としは今回が最後ですからね」
「ふむ、そこまで言うのであれば、これで最後としよう」
俺の意思が伝わり、エルドさんからその言葉を聞けた俺は今回の事は思う所はあるが納得する事にした。
その後、具体的な俺の才能開花についての話は後日する事になり、今日は解散となった。
解散後、エリスさんはエルドさんの手伝いがある為、魔法の訓練は流れてしまった。
時間的にまだ昼前なので、広場に残った俺は剣の訓練をする事にした。
「剣の握る感じ、昨日よりもいい気がする」
そう思った俺は、一旦休憩を挟もうとベンチに座ってステータスを確認した。
すると、昨日までは【剣術:0(16/100)】と表示されていたのが、【剣術:1(9/100)】とレベルが上がっていた。
「……0から1に上がってる。もしかして、俺は【剣術】のスキルを習得したのか?」
【剣術】のスキル効果は、剣の種類に関係なく使用していると、身体能力が強化されるという効果だ。
レベルが上がると、強化効果が上がり人間離れした動きも可能となると、剣術の本で見た事がある。
「剣を振ってた時、動きが軽い感じがしたんだよな……何はともあれ、俺にも戦闘用のスキルが手に入ったぞ」
戦闘用のスキルを手に入れた俺は、これで無能卒業だと感じた。
しかし、よく考えてみると、普通であれば神様からスキルを授かる時に〝三つ〟のスキルを手に入る。
だけど俺はまだ二つしか、スキルを手に入れてない。
「……まずは、最低三つだな」
俺は自分の目標を定め、取り合えず今日の所は【剣術】のスキルをもっと磨こうと、休憩を終えた後も剣を振り続けた。
「すまんな、お主の属性の話を偶々エリスから聞いてな。一緒に確認したいと思って来たんじゃ」
「そうだったんですね。鑑定用の道具が高いと聞いた事があるので、ダメと言われるのか思って身構えてしまいました」
「お主は知らぬと思うが商会には冒険者の者達も雇っていてな、そのもの達が商会に入る際に無料で鑑定をさせてやっているから、お主も気にせず使ってよいぞ」
エルドさんは笑みを浮かべながらそう言うと、エリスさんがその間に準備を終わらせていた。
「それじゃ、アルフレッド君。手を置いて、魔力を少しだけ流して」
「はい。分かりました」
属性を測る魔道具は〝属性鑑定石〟と呼ばれる物で、その石に魔力を流すと、その者の属性が分かる石だ。
鑑定石には等級があり、低級の物は一度使うと色が残ってしまうが、等級が高い物は何度も使う事が可能だと本で見た事がある。
その為、属性の鑑定は一般には普及せずお金がある者だけが受けられる形となっている。
ちなみに属性は火なら赤色、水なら水色、風なら緑色、そのほかにも沢山の属性に通ずる色が石に現れる。
その中で最も特別な色は、何色にも染まらない白色。
白色が出た者は、特定の属性だけに偏ってないと言う意味で全ての属性に適性があるという証明。
「……白ね」
「……白だな」
そして俺が石に魔力を送ると、石は白色に変化した。
全ての属性を持つ者は限られた存在で、数百年に一人の天才と世間では言われている。
俺の場合は適性属性が希少でも、スキルがたった一つだけという理由で無能という烙印を押されてしまった。
「嘘を吐く者ではないと思っていたが、まさかこうして生きてる内に白色になる鑑定石を見るとは思わなかったの……」
「私も同じです。もしかしたら、何かの間違いだった可能性も考えましたが……ごめんなさい。少しでも貴方を疑ってしまって」
「い、いえ! 疑うのも仕方ないですから、頭を上げてください!」
頭を下げたエリスさんに俺はそう言って、頭を上げてもらった。
「それにしても、こんな才能があったとはな……スキルが出現せずとも、魔法使いとして訓練させればいずれは魔法スキルも習得出来て腕の良い魔法使いになれたと思うぞ?」
「両親や家の人は属性よりも、代々受け継いできた【複合魔法】の方が大事だと思ってるんです。だからそのスキルを習得出来なかった俺は、無能という扱いをされました」
「こう言ってはなんだが、馬鹿な考えを持ってる者達だな」
エルドさんは俺の家族の考えを知ると、そうハッキリとノルゼニア家の考えを否定した。
「あっ、そうだわ。この機会にアルフレッド君の持ってるスキルについて、エルド様に話したらどうかしら?」
「スキル? 確か一つだけスキルを持っておると言っておったが、そのスキルについてか?」
エリスさんに話したらどうと勧められた俺は、エルドさんに自分の授かったスキルについて話をした。
その内容を聞いたエルドさんは、俺の属性が分かった時以上に驚き、暫くの間考え込んでいた。
「エリスはどう思う? 才能次第だが、化けると儂は考えておる」
「エルド様、私も同じ意見です」
エルドさんとエリスさんは、そう言うとバッと同時に俺の方へと視線を向けた。
「儂は、お主の才能を開花させる為に協力しようと思う」
「えっ? ど、どういうことですか? 才能を開花させる為に協力って、今でも十分な程ですよ?」
「今はただ、住む場所と働く場所を提供してるだけに過ぎん」
「い、いやこれ以上は受け取れませんよ!」
エルドさんの言葉に俺はそう言うと、エルドさんは下手な泣き真似をしだした。
「ふむ……お主がそう言うなら、仕方ないな。無理強いはできないからな……すまぬのう」
「そうですね。今回は私達のただの願望ですからね……うう」
「うっ……」
エルドさんの泣き真似を見たエリスさんは、同じように下手な演技を始めた。
お、恩人の人達にこんな泣き落としされたって、今回ばかりは……。
「……わかりました。わかりましたから! だから、下手な泣き落としはやめてください! 嘘ってわかってても、断り切れないじゃないですか!」
嘘泣きを続けるエルドさん達に対し無視出来なくなった俺は、そう叫びエルドさん達の提案を受け入れる事にした。
「全く……今後は嘘泣きで強行突破しないでくださいね。それだけは約束です」
「すまんすまん。だけどこれは、お主にとってもいい事だと思うぞ。強くなりたいとお主自身も思って居る事だろ?」
「……わかってます。でも、泣き落としは今回が最後ですからね」
「ふむ、そこまで言うのであれば、これで最後としよう」
俺の意思が伝わり、エルドさんからその言葉を聞けた俺は今回の事は思う所はあるが納得する事にした。
その後、具体的な俺の才能開花についての話は後日する事になり、今日は解散となった。
解散後、エリスさんはエルドさんの手伝いがある為、魔法の訓練は流れてしまった。
時間的にまだ昼前なので、広場に残った俺は剣の訓練をする事にした。
「剣の握る感じ、昨日よりもいい気がする」
そう思った俺は、一旦休憩を挟もうとベンチに座ってステータスを確認した。
すると、昨日までは【剣術:0(16/100)】と表示されていたのが、【剣術:1(9/100)】とレベルが上がっていた。
「……0から1に上がってる。もしかして、俺は【剣術】のスキルを習得したのか?」
【剣術】のスキル効果は、剣の種類に関係なく使用していると、身体能力が強化されるという効果だ。
レベルが上がると、強化効果が上がり人間離れした動きも可能となると、剣術の本で見た事がある。
「剣を振ってた時、動きが軽い感じがしたんだよな……何はともあれ、俺にも戦闘用のスキルが手に入ったぞ」
戦闘用のスキルを手に入れた俺は、これで無能卒業だと感じた。
しかし、よく考えてみると、普通であれば神様からスキルを授かる時に〝三つ〟のスキルを手に入る。
だけど俺はまだ二つしか、スキルを手に入れてない。
「……まずは、最低三つだな」
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