【完結】成り上がりの家に嫁いだ公爵令嬢

第一章

第十六話

「では、そろそろ横になるとするか。」

ウィリアムは言った。

「はい。」

アンナはついに来たかという気持ちで返事をした。

アンナは仰向けになり、その上にウィリアムが跨ってきた。アンナの身体を右に左に傾けながら、アンナは徐々に無防備な姿になっていった。ウィリアムはその姿を見て、アンナに口づけした。

それはウィリアムにとっても「初めて」であった。その後も友人たちから聞いた知識をもとに、手探りで事を進めていった。

その過程で、アンナの性感帯を弄っていった。その都度アンナは「ああっ！」と声を上げ、うぶな身体が反応するのを感じていた。

ほどなくしてアンナは一糸まとわぬ姿になった。ウィリアムとアンナはお互いの肌の温もりを感じたり、なおもアンナの感じやすい部分を刺激したりして、気持ちの昂ぶりを待った。

やがてアンナは覚悟を決め、ウィリアムの全てを受け入れる体勢になった。ウィリアムも己の知識を最大限活かして、アンナと身体を重ねた。