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愛らしい
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私は佐藤架純(さとうかすみ)。
大学生、だった…
今はメアリー・シェイルという名前で学生をやっている。
今流行りの異世界転生というやつに巻き込まれた。私もなってしまうとは思わなかった。
「平民、そこ邪魔よ。どきなさい」
私を平民と呼ぶのはフェリア・ブルームさん。
とても偉い人らしい。私は座っていた席を変えることにした。
「貴方は平民らしく、窓際に座ってなさい。ほら、左側の一番端っこのところよ。間違えないでくださいね」
取り巻きはクスクス笑う。
すると先程まで、私の座っていた席に暴君と有名な王子、レイド・バトラーさんが座った。なるほど。あの人はすごくプライドが高くて、自分の思い通りにならないと嫌な人だと噂で聞いた。そういうことか。
私を窓際の席に指定したのは、私が先生に当てられないようにだろう。いっつもそうだ。優しいんだから…
「ありがとうございます」
「なんのことかしら?こんなことされて喜ぶなんて平民は本当に頭が悪いんですね」
取り巻きがクスクス笑う。
フェリア様はまんざらでもなさそうな顔で私の近くに座る。周りからは私が嫌がらせされているようにしか見えないらしく、よく心配される。そんなことないのになぁ…今日もまた、慣れない異世界の文字を読みつつ、私は悩むのであった。
この国はアスラーム帝国と言って、そこそこ大きな国らしい。気づいたらメアリー・シェイルという女性になってこの学園の入学式を迎えていたが、あまり不便なこともなく、文字も読めるし、書くこともできる。あと困ったことがあったら、フェリアさんが助けてくれる。遠回しにだけど…
そして、この世界には魔法というものがあるらしく、自然の力が使えるという。火、水、木の3つの属性を基本とし、その中の適正がある属性を派生させ、魔法を使うという。私は光属性という、3つすべてに適正があるすごい人らしい。そのため、フェリアにイジワル(?)されている。
あとこの国の第一王子らしいロイド・バトラーに好かれているのも理由らしい。何で好かれたかは知らないが…
そして、この世界はおそらく乙女ゲームの世界なのだ。ゲーム好きの友達がよく話していたから覚えている。フェリアがかわいい!とよく聞かされていたからだ…
実際そのとおりで整った顔はとても美しいし、スタイルもいい。これはモテる。あと嫌がらせ可愛いしね…
嫌がらせという名の気遣いは本当に可愛らしい。私は同性愛者ではなかったが、これは、惚れてしまっているかもしれない。気の迷いかもしれない。いや、でも、
「愛らしいなぁ…ほんと」
私の心を掴むのは十分すぎるものだった。
大学生、だった…
今はメアリー・シェイルという名前で学生をやっている。
今流行りの異世界転生というやつに巻き込まれた。私もなってしまうとは思わなかった。
「平民、そこ邪魔よ。どきなさい」
私を平民と呼ぶのはフェリア・ブルームさん。
とても偉い人らしい。私は座っていた席を変えることにした。
「貴方は平民らしく、窓際に座ってなさい。ほら、左側の一番端っこのところよ。間違えないでくださいね」
取り巻きはクスクス笑う。
すると先程まで、私の座っていた席に暴君と有名な王子、レイド・バトラーさんが座った。なるほど。あの人はすごくプライドが高くて、自分の思い通りにならないと嫌な人だと噂で聞いた。そういうことか。
私を窓際の席に指定したのは、私が先生に当てられないようにだろう。いっつもそうだ。優しいんだから…
「ありがとうございます」
「なんのことかしら?こんなことされて喜ぶなんて平民は本当に頭が悪いんですね」
取り巻きがクスクス笑う。
フェリア様はまんざらでもなさそうな顔で私の近くに座る。周りからは私が嫌がらせされているようにしか見えないらしく、よく心配される。そんなことないのになぁ…今日もまた、慣れない異世界の文字を読みつつ、私は悩むのであった。
この国はアスラーム帝国と言って、そこそこ大きな国らしい。気づいたらメアリー・シェイルという女性になってこの学園の入学式を迎えていたが、あまり不便なこともなく、文字も読めるし、書くこともできる。あと困ったことがあったら、フェリアさんが助けてくれる。遠回しにだけど…
そして、この世界には魔法というものがあるらしく、自然の力が使えるという。火、水、木の3つの属性を基本とし、その中の適正がある属性を派生させ、魔法を使うという。私は光属性という、3つすべてに適正があるすごい人らしい。そのため、フェリアにイジワル(?)されている。
あとこの国の第一王子らしいロイド・バトラーに好かれているのも理由らしい。何で好かれたかは知らないが…
そして、この世界はおそらく乙女ゲームの世界なのだ。ゲーム好きの友達がよく話していたから覚えている。フェリアがかわいい!とよく聞かされていたからだ…
実際そのとおりで整った顔はとても美しいし、スタイルもいい。これはモテる。あと嫌がらせ可愛いしね…
嫌がらせという名の気遣いは本当に可愛らしい。私は同性愛者ではなかったが、これは、惚れてしまっているかもしれない。気の迷いかもしれない。いや、でも、
「愛らしいなぁ…ほんと」
私の心を掴むのは十分すぎるものだった。
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