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さらば平穏な日々?
しおりを挟む「だからっていきなり来るものでもないと思うんですよ。貴方達もそう思いませんか?到底許されることではないですよこれは」
「そうね」「そーだなー」
「お前らぁ…」
「ていうか、メアリー貴方結構ノリノリだったじゃないの…」
なんのことだろうか。二人に引っ張られ渋々中庭に来た私はフェリア様を花壇から盗み見していた。あーお美しい。カメラぱしゃ。
「おい今こいつカメラしやがったぞ」
「写真撮ったの…?」
そんな哀れな人を見る目で見るなよ、お前ら写真撮らせたかったんだろもっと応援しろよ。いざ連れてきて撮ったらそんな態度するんですね~友達やめます~
「流石にこんなに早くやっちゃうとはね…話が別よね」
そんな私の心の中を見たかのような発言やめなさい。ちょっと罪悪感というかなんというか…やめてほしいです…
「つーかなんか取り巻きがこっちに気づいてね?なんか告げ口してるぞ」
「え?あーほんとだ。あっあの女フェリア様に近づきすぎ…ありえねぇわまじ」
「…私は自業自得って感じもするけど」
「おい、そこの…三人組。ちょっとコッチにきなさい」
「「?」」「……」
「なんだね…その格好は」
「何って…顔を絵の具で塗って、髪の毛を緑色のアフロをつけただけですよ」
「ほら、保護色っていうだろう……でしょう。別に特にやましいこととかないんだが……です」
私達の格好は、見つからないように中庭にある植物などに隠れる前提の格好にしてきていた。クレアはしていないが…こうすることによって少しでも見つからないようにした。かえって目立ったみたいだが…
ていうかレイ先生相手にたどたどしくてウケるんだけどひゃー。
「私は止めたんですけどね」
「あれ、クレア?裏切るの?」
「おい、てめえ。むしろ笑ってたろ」
「…そうですね。まあ、優秀な二人はいいとして…メアリーさん?ついてきてください。お説教をします」
「あれ?先生?二人はいいんですか?ていうかお説教ってわかってて行く人なんていないですよ。やめてくださいよやだ~。
……やだよ!ほんとにやだよ!こいつら怒ってくださいよ!まじかよ!!」
薄毛の低身長クソジジイが!ふざけんな!!贔屓贔屓!!公平平等目指せよ!
「メアリーさん、こちらへ」
「おつかれ。メアリー」
「まあ、がんばりなさい?」
あの二人自分が何も言われないからって!いっそ清々しいな!くっそどうにでもなりやがれ…!!
********
「うわ、もうこんな時間じゃん。先生に授業休んだ理由説明しないとなぁ…先生誰だっけ…確か幾何学の先生だから…」
あれから小一時間ほど説教され(日頃の行いのせいでもあると思うが)、反省文も今日中に書けと、ご丁寧に作文用紙までもらった。3枚。
「…まさかグレイオス先生…?なわけ…」
私のことが嫌いだという噂の学年1怖いと言われているグレイオス先生。私もその先生のことは嫌いだ。
「……幾何学だもんなぁ…確か。違うといいなぁ…」
「お前、さっきから何ブツブツ言いながら歩いてんだ?」
「…?」
顔を上げると身長180センチはあるだろう巨大な男が目の前にいた。あれ、何処かで見たような…?
「俺様の前に来るとはいい度胸だなァ…!」
「すみませんが…、何処かでお会いしたことがありますでしょうか?」
「は…?ねぇよ。ただ、名前を聞いたら分かるんじゃねぇか?レイド・バトラーだよ」
「レイド…?バトラー…?なっ!まさか…」
そうだ!!あの、暴君王子として有名な!ちょっとまってくれ…バトラーってじゃあ…?
「そう!俺様は第三王子のレイド・バトラー…本当なら第二王子になってたんだけどなっ!クソが…。で、お前に頼みがあるんだ、俺を第一王子にしろ」
「…………はぁ!?」
いきなりこの人は何を言っているのだろうか。
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