659 / 660
Dungeon lecture at the ceremony 4
しおりを挟む
質問者の堀田美奈は澄ました微笑みを浮かべ、ゴールドインセクトへとその視線を向ける。しかし内心では強い高揚を覚えていた。そのため脇汗もちょっとかいていた。
自身も講演者として何度も同じ壇上に立っている。けれどたった二度の質問でこうまで会場の空気を変えられるものなのかと目を疑ってしまう。少し前までは、この講演を楽しもうという観客たちの和やかな空気が会場に満ちていた。美奈も自身の人気とそうした空気を大切にし、講演ではいつも明るく楽しい雰囲気を心掛けていた。
だというのにゴールドインセクトはそうしたことなどお構いなし。食って掛かった質問者を容赦なく切り伏せたのだ。いま、その席は満員の会場の中でポツリと空いている。質問した男性が居た堪れなくなって退席したからだ。
そして壇上に向けられる観客たちの目つきも、また変わった。この講演から何かを学び取ろうと、真剣な眼差しをゴールドインセクトに向けているのだ。その多くはすでにダンジョンに潜った経験のある者達だろう。それは講演会場であっても決して油断はならないのだと、壇上に立つ男が身をもって示したから。
最初はこんな場で怒った様子をみせたので、実に大人げない態度だと感じた。
でもそれは観客の心に揺さぶりをかける為の仕掛け。次の質問でもそれをあげ、教訓へと昇華させてみせた。これにより吐いた暴言もみな教訓と変わった。そしてダンジョンであれば死んでいたぞ。死ななかったのだから感謝しろとまで口にする。
素顔を晒していないとはいえ批判を物ともせぬその姿勢は見事なまで。こうした真似が出来るのも、修羅場を幾度も潜り抜けているからだろう。
(やはり凄い…)
堀田美奈が周囲との差を感じたのは、小学校に上がった時の事。話が噛み合わないのを不思議に思い親に相談したところ、梓沙を紹介された。
『この子となら話も合うだろうから、お友達になってもらいなさい』
両親のその言葉通り、梓沙とはすぐに仲良くなった。だが次に問題が起きたのは小学三年生の頃。学校でも仲の良い友達も出来たと思っていたら、彼らが美奈には知られない場所で激しい足の引っ張り合いをしている事に気付いたのだ。
それもまた家が裕福だったせい。
なかには本気で好意を寄せている者もいたであろうが、行動は他の者と変わらない。歳を経るにつれその手口は巧妙になったものの、状況は変わらず。そして見分けがつかないのであれば、全ての者と距離を置くしかなかった。
似た境遇の梓沙がいなければ、きっと人間不信にでもなっていた事だろう。
その状況は今も続いている。美奈が声をかければ人はすぐに集まるだろう。けれど自分を狙う者達とダンジョンに潜るなど自殺行為でしかない。かといって護衛をしてくれる大人達では責任を恐れ、美奈がダンジョンに潜る事を嫌がっている。会社の管理するダンジョンへ視察にかこつけ潜るのだって、頻度が多ければ付き合わされる社員たちに煙たがられてしまう。
その点、美奈たちにつれない態度でダンジョンにしか興味のなさそうなゴールドインセクトは適任だった。この人物を仲間に加えることが出来たら、どれほど効果があるかと考えると興奮で指先が震えた。
狂暴にして凶悪なゴールドインセクトを従える水の巫女。
それは鬼を従える陰陽師や、孫悟空や沙悟浄を従える三蔵法師のように尊く美しく周囲に映るだろう。 その思いは隣に座っている梓沙も同じようで、微笑のなかに興奮を滲ませ壇上をみつめている。
ただ今回の講演で、ゴールドインセクトはかなり頭のきれる人物だとも知れた。そして敵と認めればまるで容赦のない事も。その為、ゴールドインセクトを味方に引き入れるには細心の注意を払う必要が出てきた。先の質問はこの虎の尾を踏んでしまわぬよう、用心から聞いておかねばと発せられたものだった。
波利井梓沙も堀田美奈とほぼ同様の見解ではあったものの、こちらはよりゴールドインセクトの豪胆さに驚いていた。
講演を重ねていれば、少なからず不快な質問を受けることもある。恋人がいるのかから始まり、果てはダンジョン内でトイレをどうしているか等といった事まで。大抵は司会が間に入ってくれるが、甘い顔をしているとそうした質問が続くこともある。
こんな時にきつく言ってやれればいいのだが、人気のことを考えればそうもいかない。このような失礼な質問で溜まっていた鬱憤。それをゴールドインセクトは見事にやりこめてみせたのだ。これには痛快を覚えずにはいられなかった。自分も初めから顔を隠しておけば良かったかなと、梓沙はちょっと後悔した。
一方、すっかり壮年で一族を束ねる立場のムケーレ・モベンベは、若い者の諍いなど全く意に介してはいなかった。それよりももう少しで精霊の姿が捉えられそうだったので、またスキルを使ってくれないかとそればかりを気にしていた。
ただ、あとひとり。この会場にはスキルトーナメントに出場した能力者の姿があった。
難しい表情で腕を組み、ゴールドインセクトに視線を向ける。ダンジョンが発生した早い段階で運よくスキルを手にし、それをネタに情報発信しインフルエンサーとしての地位を獲得した。そして手にしたスキルから、自らを風の貴公子と名乗った男。
ネットの影響は絶大で、ただの一般人から人気インフルエンサーとなるまでにそう時間はかからなかった。
調子に乗ってダンジョンで強くなるための情報商材を売りまくり、確認の取れていない情報もネットにバンバン流した。情報の錯綜していた時期だったので大した問題にはならなかったし、それで強くなれたという馬鹿な信奉者も現れたことでまさに追い風が吹いた。
これによりスキルトーナメントへの出場権も手に入れられたのだ。順風満帆。トーナメントでも優勝し、この先もサクセスストーリーが続くものと考えていた。
だが、そこへ思わぬ障壁が立ちはだかる。
それはゴールドインセクトというふざけた名の能力者。この俺が栄華栄達に登る為の試合に遅刻してきたうえ、名前と同じくふざけた格好で姿を現した。そのうえ塩などという無粋極まりないスキルを使う奴だったのだ。
しかもこちらが観客を沸かせようと華麗な戦いを演出しているというのに、まるで合わせようとしない。挙句に痛烈な一撃をもらい、気付いた時には病院のベッドの上だった。
そこからは状況が一変。評判は地に落ち、登録者の減少と共に収益も落ちていった。さらには再起を賭け引き受けた講演でも、嘲笑を誘う質問をたびたび受ける始末。これらも全て、あのゴールドインセクトのせいだ。
そんな折、奴がドリームアイランドのオープンセレモニーで講演をするという話を耳にした。
当然コレを逃す手はない。復讐のチャンスが向こうからやってきた。そこで奴の事を調べていた時にみつけたアンチが集う場所で、今回の策を持ちかけた。ゴールドインセクトの講演で奴の嫌がるだろう質問を皆で投げかけ、その慌てた姿を嗤ってやろうと。
だがその作戦も第一段階は上手く行ったものの、即座に失敗となってしまった。
奴が質問者に食って掛かった時には、しめたと思った。そのまま口論に発展しボロを出せば、無様な姿を拝めるだろうと。しかし奴は質問者が答えに困るような返しでその口を封じると、次の質問でもその件をあげることで以降のくだらない質問を完全に封じてみせたのだ。
これもまた無礼な質問を投げかけられた際に答えに窮した自分との差を見せつけられたようで、腹立たしかった。
作戦は失敗だ。もうこの場には居たくない。しかし今ここで退席すれば周囲には不審に映るだろう。それはまずい。アンチを唆したという証拠を残してはいないが、勘の良い者ならその行動からおおよそを察するはず。風の貴公子はゴールドインセクトへ未だ敵意を向けているのだと。
(クッ、忌々しい…!)
立ち去る事も出来ず、風の貴公子はただじっとゴールドインセクトの姿を睨んでいたのだった。
自身も講演者として何度も同じ壇上に立っている。けれどたった二度の質問でこうまで会場の空気を変えられるものなのかと目を疑ってしまう。少し前までは、この講演を楽しもうという観客たちの和やかな空気が会場に満ちていた。美奈も自身の人気とそうした空気を大切にし、講演ではいつも明るく楽しい雰囲気を心掛けていた。
だというのにゴールドインセクトはそうしたことなどお構いなし。食って掛かった質問者を容赦なく切り伏せたのだ。いま、その席は満員の会場の中でポツリと空いている。質問した男性が居た堪れなくなって退席したからだ。
そして壇上に向けられる観客たちの目つきも、また変わった。この講演から何かを学び取ろうと、真剣な眼差しをゴールドインセクトに向けているのだ。その多くはすでにダンジョンに潜った経験のある者達だろう。それは講演会場であっても決して油断はならないのだと、壇上に立つ男が身をもって示したから。
最初はこんな場で怒った様子をみせたので、実に大人げない態度だと感じた。
でもそれは観客の心に揺さぶりをかける為の仕掛け。次の質問でもそれをあげ、教訓へと昇華させてみせた。これにより吐いた暴言もみな教訓と変わった。そしてダンジョンであれば死んでいたぞ。死ななかったのだから感謝しろとまで口にする。
素顔を晒していないとはいえ批判を物ともせぬその姿勢は見事なまで。こうした真似が出来るのも、修羅場を幾度も潜り抜けているからだろう。
(やはり凄い…)
堀田美奈が周囲との差を感じたのは、小学校に上がった時の事。話が噛み合わないのを不思議に思い親に相談したところ、梓沙を紹介された。
『この子となら話も合うだろうから、お友達になってもらいなさい』
両親のその言葉通り、梓沙とはすぐに仲良くなった。だが次に問題が起きたのは小学三年生の頃。学校でも仲の良い友達も出来たと思っていたら、彼らが美奈には知られない場所で激しい足の引っ張り合いをしている事に気付いたのだ。
それもまた家が裕福だったせい。
なかには本気で好意を寄せている者もいたであろうが、行動は他の者と変わらない。歳を経るにつれその手口は巧妙になったものの、状況は変わらず。そして見分けがつかないのであれば、全ての者と距離を置くしかなかった。
似た境遇の梓沙がいなければ、きっと人間不信にでもなっていた事だろう。
その状況は今も続いている。美奈が声をかければ人はすぐに集まるだろう。けれど自分を狙う者達とダンジョンに潜るなど自殺行為でしかない。かといって護衛をしてくれる大人達では責任を恐れ、美奈がダンジョンに潜る事を嫌がっている。会社の管理するダンジョンへ視察にかこつけ潜るのだって、頻度が多ければ付き合わされる社員たちに煙たがられてしまう。
その点、美奈たちにつれない態度でダンジョンにしか興味のなさそうなゴールドインセクトは適任だった。この人物を仲間に加えることが出来たら、どれほど効果があるかと考えると興奮で指先が震えた。
狂暴にして凶悪なゴールドインセクトを従える水の巫女。
それは鬼を従える陰陽師や、孫悟空や沙悟浄を従える三蔵法師のように尊く美しく周囲に映るだろう。 その思いは隣に座っている梓沙も同じようで、微笑のなかに興奮を滲ませ壇上をみつめている。
ただ今回の講演で、ゴールドインセクトはかなり頭のきれる人物だとも知れた。そして敵と認めればまるで容赦のない事も。その為、ゴールドインセクトを味方に引き入れるには細心の注意を払う必要が出てきた。先の質問はこの虎の尾を踏んでしまわぬよう、用心から聞いておかねばと発せられたものだった。
波利井梓沙も堀田美奈とほぼ同様の見解ではあったものの、こちらはよりゴールドインセクトの豪胆さに驚いていた。
講演を重ねていれば、少なからず不快な質問を受けることもある。恋人がいるのかから始まり、果てはダンジョン内でトイレをどうしているか等といった事まで。大抵は司会が間に入ってくれるが、甘い顔をしているとそうした質問が続くこともある。
こんな時にきつく言ってやれればいいのだが、人気のことを考えればそうもいかない。このような失礼な質問で溜まっていた鬱憤。それをゴールドインセクトは見事にやりこめてみせたのだ。これには痛快を覚えずにはいられなかった。自分も初めから顔を隠しておけば良かったかなと、梓沙はちょっと後悔した。
一方、すっかり壮年で一族を束ねる立場のムケーレ・モベンベは、若い者の諍いなど全く意に介してはいなかった。それよりももう少しで精霊の姿が捉えられそうだったので、またスキルを使ってくれないかとそればかりを気にしていた。
ただ、あとひとり。この会場にはスキルトーナメントに出場した能力者の姿があった。
難しい表情で腕を組み、ゴールドインセクトに視線を向ける。ダンジョンが発生した早い段階で運よくスキルを手にし、それをネタに情報発信しインフルエンサーとしての地位を獲得した。そして手にしたスキルから、自らを風の貴公子と名乗った男。
ネットの影響は絶大で、ただの一般人から人気インフルエンサーとなるまでにそう時間はかからなかった。
調子に乗ってダンジョンで強くなるための情報商材を売りまくり、確認の取れていない情報もネットにバンバン流した。情報の錯綜していた時期だったので大した問題にはならなかったし、それで強くなれたという馬鹿な信奉者も現れたことでまさに追い風が吹いた。
これによりスキルトーナメントへの出場権も手に入れられたのだ。順風満帆。トーナメントでも優勝し、この先もサクセスストーリーが続くものと考えていた。
だが、そこへ思わぬ障壁が立ちはだかる。
それはゴールドインセクトというふざけた名の能力者。この俺が栄華栄達に登る為の試合に遅刻してきたうえ、名前と同じくふざけた格好で姿を現した。そのうえ塩などという無粋極まりないスキルを使う奴だったのだ。
しかもこちらが観客を沸かせようと華麗な戦いを演出しているというのに、まるで合わせようとしない。挙句に痛烈な一撃をもらい、気付いた時には病院のベッドの上だった。
そこからは状況が一変。評判は地に落ち、登録者の減少と共に収益も落ちていった。さらには再起を賭け引き受けた講演でも、嘲笑を誘う質問をたびたび受ける始末。これらも全て、あのゴールドインセクトのせいだ。
そんな折、奴がドリームアイランドのオープンセレモニーで講演をするという話を耳にした。
当然コレを逃す手はない。復讐のチャンスが向こうからやってきた。そこで奴の事を調べていた時にみつけたアンチが集う場所で、今回の策を持ちかけた。ゴールドインセクトの講演で奴の嫌がるだろう質問を皆で投げかけ、その慌てた姿を嗤ってやろうと。
だがその作戦も第一段階は上手く行ったものの、即座に失敗となってしまった。
奴が質問者に食って掛かった時には、しめたと思った。そのまま口論に発展しボロを出せば、無様な姿を拝めるだろうと。しかし奴は質問者が答えに困るような返しでその口を封じると、次の質問でもその件をあげることで以降のくだらない質問を完全に封じてみせたのだ。
これもまた無礼な質問を投げかけられた際に答えに窮した自分との差を見せつけられたようで、腹立たしかった。
作戦は失敗だ。もうこの場には居たくない。しかし今ここで退席すれば周囲には不審に映るだろう。それはまずい。アンチを唆したという証拠を残してはいないが、勘の良い者ならその行動からおおよそを察するはず。風の貴公子はゴールドインセクトへ未だ敵意を向けているのだと。
(クッ、忌々しい…!)
立ち去る事も出来ず、風の貴公子はただじっとゴールドインセクトの姿を睨んでいたのだった。
45
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる