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続・地下5層での死闘
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超巨大ゴキの突進してくる圧倒的な迫力に気圧され、思わず立ちすくんでしまう…。
その濃厚な死の予感に、心臓がバクンと一際おおきく鳴り景色がスローモーションに。そんな走馬灯が視えてきそうになるなか「死ぬにしても嫌いなゴキブリになんか轢き殺されてたまるか!」という強い感情が湧きあがる。
そう思うと歯を食いしばってもどうにもゆるゆるとしか動かないスローモーションに感じる時間のなかで、必死に手足を動かした。
しかし、超巨大ゴキはすぐ目の前にまで迫っている。
(う、上しか逃げ場がない!!)
咄嗟に跳躍。超巨大ゴキは防御陣として張った緑のナイロン製防鳥ネットを、一切気にすることもなく突っ込んできた。身体の下に視えるのは数秒前まで自分がいた空間を、ネットを諸共巻き込みながら猛スピードで通過していく超巨大ゴキ。おまえは特急列車かと言いたい。
だが上空に逃げても安全圏ではなく、張られていた物干し竿やネットがオレに襲いかかる。
(さ、三角飛びッ!)
天井に手をつき右手へと身体を伸ばすと、ダンジョンの壁を蹴ってネットと物干し竿を回避。天井に張り付くような動きでギリギリ躱すことが出来た。しかし無理な動きをした為に、バランスがおおきく崩れてしまう。このままでは受け身も取れずに硬い床に落ちるほかない…。
(にゃ、にゃんぱらり!)
それでも諦めずに身を丸め、頭を前に振って空中三回転。無理くりではあるものの、モーメントを活かしての姿勢制御。すると自分で思っていた以上に猫のような軽やかさで、なにも無くなったダンジョンの床に着地することができた。
そして振り向くと同時に、もの凄い音が。。。
『グギガッ!スギギギギィィ…ッ!!』
二重の簡易防御陣を貫いて直進した超巨大ゴキがそのトゲトゲがたくさん生えた肢にネットを絡ませたまま、コントロールを失って身体の右側面を壁に激しく擦らせながら停止したのだった。
そして超巨大ゴキは、動こうにもネットが身体に絡まり思うように動けずにいる。
(お、あ…ぼ…防御陣張ってて良かったぁ~!)
あんな簡素な防御陣でもしっかりと仕事をしてくれたことに、感激しかない。
『ギチッ!…ミリミリミリ…ブチッ!』
「なッ!?」
しかしそれでも相手は超巨大なゴキ。力技でネットからの脱出を試みる。だが細いとはいえネットはナイロン製。しかもそれが二重だ。まず脱出は不可能だろうと思っていたら、超巨大ゴキは強引に網目を引き千切りはじめた。
「くそッ!粘弾!粘弾!粘弾!粘弾!粘弾!!」
生み出した無数の粘弾(スティッキーショット)により、たちまち超巨大ゴキが粘液まみれに。しかしオレはなにも緊縛ゴキの粘液まみれな姿が観たいわけではない。
粘弾(スティッキーショット)とは要するにトリモチ弾。粘液の液性を可能な限り低くし、粘性の方を可能な限り高めてやる。こうして強力ボンドみたいなトリモチになったモノが、スキル【粘液】の力で生み出した粘弾(スティッキーショット)。
粘弾により超巨大ゴキの動きは封じられた。よし、殺(や)るなら今だ。でも武器がない。バットも盾も、追い回されては体当たりを躱しているうちに手放してしまった。しかも何度も床を転がりあちこちとぶつけたせいで防具もボロボロ。
(そうだ、こんな時の為に!)
そこで急いで辺りを見回し、鉄製の竹槍を探す。簡易防御陣を担いで持ってくるときにはいつも一緒に持ち歩き、陣地に予備の武器として置いておいたあの槍があれば…。
すると、鉄製竹槍は折れることも曲がる事も無く、通路の角に嵌った様にして落ちていた。
(あった!あれだッ!!)
飛びつくようにして拾い上げると、パッと視で一番防御力の低そうな腹部に向けてソレを突きこんだ。
『ガきゃン!』
「だ?…そんなまさか!?」
だというのに弾かれてしまった。
そんな馬鹿な。なんて硬さだ。多少うわずっていたにしても、力を籠めた一撃だったのに。まさか外皮も貫けず、さして傷ついた様子もないとは…。
(うむむ…、どこか急所になりそうな場所は…)
ではと他に弱点になりそうな場所を探して距離を取りつつ頭の方へと回ってみる。
『ビュッ!ピシャーンッ!』
「な?あぶなっ!!」
しかし超巨大ゴキの頭部に回り込んだ途端、急に長い鞭のようなモノで攻撃された。
すんでのところで気付き立ち止まれたので当たらなかったが、鞭は床に当たると硬いワイヤーを叩きつけたみたいな音を立て、床に広がっていたネットをその摩擦熱で溶かしてみせた。
だがそんな恐ろしい鞭がいったいどこから現れたのかと思ったら、なんとそれは超巨大ゴキの触角。しかもその強靭な顎でネットを齧り、いつの間にか頭周りのネットを僅かな間にズタズタにしてしまっていた。
(うわやっば!粘液ッ!粘液ッ!)
動きを封じるために大量の粘弾を超巨大ゴキの頭に浴びせ、視界と顎と触角を封じておく。
(よし、いいぞ。これで超巨大ゴキの動きは封じられた。でもどうする?倒す手段がないぞ…)
一番柔らかそうに見えた腹部にすら、槍が通らないのだから。酸の霧で呼吸器官を傷つけじわじわと殺す方法もあるか…いや、それだと時間がかかり過ぎて先にネットから脱出されてしまうかもしれない。それに動きを封じている粘弾だって、そう長くは持たないだろう。
だがここで、ふとあることを思いついた。
恐ろしいモンスターといえ、見た目的にも生物は生物。そうだ、相手だって生き物だ。ならば生物に共通する弱点というモノは必ずあるはず。この一見難攻不落に見える超巨大ゴキにも、必ず通る攻撃があるはずなんだ。
…そして謎は解けた。
そう、真実(アナル)はいつもひとつ!
「たぁあああぁぁぁーーー!」
超巨大ゴキの背後に回り、裂帛の気合を込め弱点に鉄製竹槍を突き込む。
『ずぶぶぶぶうう!(ビクビクビクビク!)』
ものすごく嫌で確かな手応えと共に、鉄製竹槍が超巨大ゴキの真実に深々と突き刺さる。
(うむ、この手応えッ!!)
クリティカルヒットだ。この一撃を喰らっては、さしもの超巨大ゴキも身体を震わせて苦しんでいる。
(しかしまだだッ!!)
真の地獄はこれからでゴワス。散々に追い回し甚振ってくれた恨みを、何倍にもして返してやるので存分に味わうがいい。
「喰らえ!急速、酸液注入(アシッドチャージ)!」
鉄製竹槍の根元に右手を当てると、それを管にして超巨大ゴキの体内に向け濃厚な酸液を流し込む。
「ギゅびぃぃぃぃいいぃッッッ!!??」
濃厚酸液の浣腸を喰らい、苦しみ悶える超巨大ゴキ。だが許しはしない。死ぬまで安心できない以上、生きてる限り酸液を注入し続けてやる。。。
そして静かなる死闘。
しかし生命力の高い超巨大ゴキは、酸液を体内に注入されてもなかなか死なずに、30分以上もかかってようやく絶命した。その巨躯から力が抜け完全に地に伏すと、いままでモンスターを倒した時には視たこともない光が溢れ出した。
「うッ…!?」
突然のことにたじろいぎ、手で顔を庇いながら後退る。しかし溢れ出た光は、そのまま渦を巻きながらオレを追いかけてくるではないか。
そして逃げる間もなく光に取り囲まれる。慌ててその場から逃れようとするが、光に触れた身体の部分が、なぜかまるで風呂に浸かった時のように温かく心地が良い事に気付く。
「え?なんだ…これ…??」
その場に立ち止ると、スルスルとオレの中へと流れ込んでくる光の奔流。
ぜんぜん不快な感じはせず、むしろ身体に力が漲るかのよう。そうしている間に超巨大ゴキから湧き上がった光が全てオレに吸い込まれ、周囲はいつものダンジョンの明るさに戻った。
訳が分からない。だがともかくもオレは超巨大ゴキを倒し、そして無事生き残った。他のゴキの群れは放った酸霧によってすでに全滅しているし、周囲にモンスターの姿はない。
なので今目の前に在るのは、中身が無くなってバラバラに崩れた超巨大ゴキの外殻だけ。え、もしかしてこれがドロップだってこと?。ともかく一度階段の脇にまで身を隠すと、気を落ち着けて何がどうなったのかの理解に努めた。
すると、ステータスがとんでもない事になっていた。
現在 前回
レベル 36 26
種族: 人間
筋力 200 100
体力 201 101
知力 202 102
精神力 220 120
敏捷性 208 108
運 103 3
器用さ 200 100
技能:
【強酸】・【俊敏】・【病耐性】5・【簒奪】・【粘液】2
称号:
【蟲王】
レベルが10も上がり、各能力値が100も上がっている。いままで鉄壁の不動だった運ですら、100も上がり103という数値になっている。なんだこれは…。
色々とおかしな点のあるステータスだ。数値はいつもずれてるし、今回もさりげなく知識だった能力値が知力に置き換わっている。コレを信じて大丈夫なのかと本当に不安になる。
しかし体には力が満ちていた。必死で超巨大ゴキから逃げ回り、あちこちとぶつけて傷めた身体の痛みは、思いのほか和らいでもう痛みすら感じない。能力値的に倍率ドンさらに倍!とはいかないまで、2倍になった体力が身体を自然回復させたようだ。
うむむ、色々と考えたいことは多い。だがともかく、ここは一度ダンジョン前室にまで引き返そう。
頭はひどく混乱しているし装備はボロボロ。こんな状態でまた超巨大ゴキがもう一匹現れたなんてなれば、それこそ目も当てられない。取り急ぎバーベキューシールドとバットを探して回収すると、ざっとドロップ品を集めネットで引き摺りながら帰還することにした。
その濃厚な死の予感に、心臓がバクンと一際おおきく鳴り景色がスローモーションに。そんな走馬灯が視えてきそうになるなか「死ぬにしても嫌いなゴキブリになんか轢き殺されてたまるか!」という強い感情が湧きあがる。
そう思うと歯を食いしばってもどうにもゆるゆるとしか動かないスローモーションに感じる時間のなかで、必死に手足を動かした。
しかし、超巨大ゴキはすぐ目の前にまで迫っている。
(う、上しか逃げ場がない!!)
咄嗟に跳躍。超巨大ゴキは防御陣として張った緑のナイロン製防鳥ネットを、一切気にすることもなく突っ込んできた。身体の下に視えるのは数秒前まで自分がいた空間を、ネットを諸共巻き込みながら猛スピードで通過していく超巨大ゴキ。おまえは特急列車かと言いたい。
だが上空に逃げても安全圏ではなく、張られていた物干し竿やネットがオレに襲いかかる。
(さ、三角飛びッ!)
天井に手をつき右手へと身体を伸ばすと、ダンジョンの壁を蹴ってネットと物干し竿を回避。天井に張り付くような動きでギリギリ躱すことが出来た。しかし無理な動きをした為に、バランスがおおきく崩れてしまう。このままでは受け身も取れずに硬い床に落ちるほかない…。
(にゃ、にゃんぱらり!)
それでも諦めずに身を丸め、頭を前に振って空中三回転。無理くりではあるものの、モーメントを活かしての姿勢制御。すると自分で思っていた以上に猫のような軽やかさで、なにも無くなったダンジョンの床に着地することができた。
そして振り向くと同時に、もの凄い音が。。。
『グギガッ!スギギギギィィ…ッ!!』
二重の簡易防御陣を貫いて直進した超巨大ゴキがそのトゲトゲがたくさん生えた肢にネットを絡ませたまま、コントロールを失って身体の右側面を壁に激しく擦らせながら停止したのだった。
そして超巨大ゴキは、動こうにもネットが身体に絡まり思うように動けずにいる。
(お、あ…ぼ…防御陣張ってて良かったぁ~!)
あんな簡素な防御陣でもしっかりと仕事をしてくれたことに、感激しかない。
『ギチッ!…ミリミリミリ…ブチッ!』
「なッ!?」
しかしそれでも相手は超巨大なゴキ。力技でネットからの脱出を試みる。だが細いとはいえネットはナイロン製。しかもそれが二重だ。まず脱出は不可能だろうと思っていたら、超巨大ゴキは強引に網目を引き千切りはじめた。
「くそッ!粘弾!粘弾!粘弾!粘弾!粘弾!!」
生み出した無数の粘弾(スティッキーショット)により、たちまち超巨大ゴキが粘液まみれに。しかしオレはなにも緊縛ゴキの粘液まみれな姿が観たいわけではない。
粘弾(スティッキーショット)とは要するにトリモチ弾。粘液の液性を可能な限り低くし、粘性の方を可能な限り高めてやる。こうして強力ボンドみたいなトリモチになったモノが、スキル【粘液】の力で生み出した粘弾(スティッキーショット)。
粘弾により超巨大ゴキの動きは封じられた。よし、殺(や)るなら今だ。でも武器がない。バットも盾も、追い回されては体当たりを躱しているうちに手放してしまった。しかも何度も床を転がりあちこちとぶつけたせいで防具もボロボロ。
(そうだ、こんな時の為に!)
そこで急いで辺りを見回し、鉄製の竹槍を探す。簡易防御陣を担いで持ってくるときにはいつも一緒に持ち歩き、陣地に予備の武器として置いておいたあの槍があれば…。
すると、鉄製竹槍は折れることも曲がる事も無く、通路の角に嵌った様にして落ちていた。
(あった!あれだッ!!)
飛びつくようにして拾い上げると、パッと視で一番防御力の低そうな腹部に向けてソレを突きこんだ。
『ガきゃン!』
「だ?…そんなまさか!?」
だというのに弾かれてしまった。
そんな馬鹿な。なんて硬さだ。多少うわずっていたにしても、力を籠めた一撃だったのに。まさか外皮も貫けず、さして傷ついた様子もないとは…。
(うむむ…、どこか急所になりそうな場所は…)
ではと他に弱点になりそうな場所を探して距離を取りつつ頭の方へと回ってみる。
『ビュッ!ピシャーンッ!』
「な?あぶなっ!!」
しかし超巨大ゴキの頭部に回り込んだ途端、急に長い鞭のようなモノで攻撃された。
すんでのところで気付き立ち止まれたので当たらなかったが、鞭は床に当たると硬いワイヤーを叩きつけたみたいな音を立て、床に広がっていたネットをその摩擦熱で溶かしてみせた。
だがそんな恐ろしい鞭がいったいどこから現れたのかと思ったら、なんとそれは超巨大ゴキの触角。しかもその強靭な顎でネットを齧り、いつの間にか頭周りのネットを僅かな間にズタズタにしてしまっていた。
(うわやっば!粘液ッ!粘液ッ!)
動きを封じるために大量の粘弾を超巨大ゴキの頭に浴びせ、視界と顎と触角を封じておく。
(よし、いいぞ。これで超巨大ゴキの動きは封じられた。でもどうする?倒す手段がないぞ…)
一番柔らかそうに見えた腹部にすら、槍が通らないのだから。酸の霧で呼吸器官を傷つけじわじわと殺す方法もあるか…いや、それだと時間がかかり過ぎて先にネットから脱出されてしまうかもしれない。それに動きを封じている粘弾だって、そう長くは持たないだろう。
だがここで、ふとあることを思いついた。
恐ろしいモンスターといえ、見た目的にも生物は生物。そうだ、相手だって生き物だ。ならば生物に共通する弱点というモノは必ずあるはず。この一見難攻不落に見える超巨大ゴキにも、必ず通る攻撃があるはずなんだ。
…そして謎は解けた。
そう、真実(アナル)はいつもひとつ!
「たぁあああぁぁぁーーー!」
超巨大ゴキの背後に回り、裂帛の気合を込め弱点に鉄製竹槍を突き込む。
『ずぶぶぶぶうう!(ビクビクビクビク!)』
ものすごく嫌で確かな手応えと共に、鉄製竹槍が超巨大ゴキの真実に深々と突き刺さる。
(うむ、この手応えッ!!)
クリティカルヒットだ。この一撃を喰らっては、さしもの超巨大ゴキも身体を震わせて苦しんでいる。
(しかしまだだッ!!)
真の地獄はこれからでゴワス。散々に追い回し甚振ってくれた恨みを、何倍にもして返してやるので存分に味わうがいい。
「喰らえ!急速、酸液注入(アシッドチャージ)!」
鉄製竹槍の根元に右手を当てると、それを管にして超巨大ゴキの体内に向け濃厚な酸液を流し込む。
「ギゅびぃぃぃぃいいぃッッッ!!??」
濃厚酸液の浣腸を喰らい、苦しみ悶える超巨大ゴキ。だが許しはしない。死ぬまで安心できない以上、生きてる限り酸液を注入し続けてやる。。。
そして静かなる死闘。
しかし生命力の高い超巨大ゴキは、酸液を体内に注入されてもなかなか死なずに、30分以上もかかってようやく絶命した。その巨躯から力が抜け完全に地に伏すと、いままでモンスターを倒した時には視たこともない光が溢れ出した。
「うッ…!?」
突然のことにたじろいぎ、手で顔を庇いながら後退る。しかし溢れ出た光は、そのまま渦を巻きながらオレを追いかけてくるではないか。
そして逃げる間もなく光に取り囲まれる。慌ててその場から逃れようとするが、光に触れた身体の部分が、なぜかまるで風呂に浸かった時のように温かく心地が良い事に気付く。
「え?なんだ…これ…??」
その場に立ち止ると、スルスルとオレの中へと流れ込んでくる光の奔流。
ぜんぜん不快な感じはせず、むしろ身体に力が漲るかのよう。そうしている間に超巨大ゴキから湧き上がった光が全てオレに吸い込まれ、周囲はいつものダンジョンの明るさに戻った。
訳が分からない。だがともかくもオレは超巨大ゴキを倒し、そして無事生き残った。他のゴキの群れは放った酸霧によってすでに全滅しているし、周囲にモンスターの姿はない。
なので今目の前に在るのは、中身が無くなってバラバラに崩れた超巨大ゴキの外殻だけ。え、もしかしてこれがドロップだってこと?。ともかく一度階段の脇にまで身を隠すと、気を落ち着けて何がどうなったのかの理解に努めた。
すると、ステータスがとんでもない事になっていた。
現在 前回
レベル 36 26
種族: 人間
筋力 200 100
体力 201 101
知力 202 102
精神力 220 120
敏捷性 208 108
運 103 3
器用さ 200 100
技能:
【強酸】・【俊敏】・【病耐性】5・【簒奪】・【粘液】2
称号:
【蟲王】
レベルが10も上がり、各能力値が100も上がっている。いままで鉄壁の不動だった運ですら、100も上がり103という数値になっている。なんだこれは…。
色々とおかしな点のあるステータスだ。数値はいつもずれてるし、今回もさりげなく知識だった能力値が知力に置き換わっている。コレを信じて大丈夫なのかと本当に不安になる。
しかし体には力が満ちていた。必死で超巨大ゴキから逃げ回り、あちこちとぶつけて傷めた身体の痛みは、思いのほか和らいでもう痛みすら感じない。能力値的に倍率ドンさらに倍!とはいかないまで、2倍になった体力が身体を自然回復させたようだ。
うむむ、色々と考えたいことは多い。だがともかく、ここは一度ダンジョン前室にまで引き返そう。
頭はひどく混乱しているし装備はボロボロ。こんな状態でまた超巨大ゴキがもう一匹現れたなんてなれば、それこそ目も当てられない。取り急ぎバーベキューシールドとバットを探して回収すると、ざっとドロップ品を集めネットで引き摺りながら帰還することにした。
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