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home cooking
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ではと早速、糧品宅のキッチンをお借りして調理を開始。
『ばきゃッ!ごりゅッ…、バカリッ!!』
「うわぁ、スッゲェ~。コイツ相変わらず、エンジンみてェな中身してんなぁ~」
巨大カニの甲羅を剥がしてみせると、なかを覗きこんでシャークがそんな感想を漏らす。ふむ、なるほどエンジンか、またうまいこと言うな。
確かに巨大カニの甲羅を剥がした中身は、エンジンもかくやという構造。
なにせデカいしな。ちなみにカニダンジョン産の食材は、糧品宅に着く少し前に確保しておいた。さらにこのカニは、ミスリル靴箆をヴンとさせ口からスンと突っ込んでの神経締め。なので鮮度も抜群なのだ。
「ほら、ココの少し黒くてビラビラしてるのがエラだ。ガニなんて呼ばれるが、エンジンでいえばキャブレターってとこか。さ、左右にあるからふたりでそれぞれ取り除いてごらん」
「おう!」
「や、やってみます!」
そして調理のお手伝いには、シャークと結月ちゃんが参戦。
料理に関してはいつでも教えられるということで瀬来さんのご実家にいた時には、ふたりには農業体験とか自然に触れあうことを優先させていたのだ。どうよこの取捨選択。さすがは職業:教師って感じじゃない?
「うへぇ~ッ!なんかグチュグチュしてるッ!」
「おいおい、シャーク。雑に剥がしてエラを崩すなよ。ヘタに崩すと、身に雑味が移るからな?」
「ウッサイなぁ、解ってるよもぉ…」
「こ、こうでしょうか…?」
「うんうん、根元は固いトコだけど、ソコは丁寧に…そう!ウン、雛形くんは筋が良いぞ!実にナイスだ!」
「そ、そうでしょうか?」
そして褒めて伸ばすことをモットーにしているオレは、よく出来た時にはベタ褒め攻撃。
そうして持ちあげることでマインドアップさせるのも忘れない。うむ、なにせこうして指導した瑠羽がバッチリ見事な成長を遂げてくれたのだから、信頼と実績が違うというモノでおじゃるよ。
そして調理の間、待たせてしまう方たちへのフォローも忘れない。
隙をみて、サッとファイヤーワンドで炙り香りを立たせたお爺さんの採ってくれた新鮮キノコたち。コレにパラリとゴッドソルトをまぶせば、もうそれだけで最高のアテの完成だ。
そんな炙りキノコを口にし、瑠羽のお父さんもお母さんもしみじみとその味を噛み締めている。
「はぁ~…。コレはまた、絶品だねェ…」
「ええ、アナタ。とってもいいお味ねぇ」
炙ったことで香りの引き立ったキノコは、まずその香しさだけでも楽しめる。
しかしソレをひとたび口に入れれば、優しくありつつも芳醇な味と香りのダブルパンチ。それをひときわ際立たせる味付けも、ちっさい塩の神さまから授かったゴッドソルトという念の入れよう。うむ、コレで不味い訳がないだろう。
「コーチ、身を剥いて殻だけになったら、コチラにください。お味噌汁のお出汁に使いますから」
「うむ、心得た。肢の身を今から順に剥いていくから、準備しておいてくれ」
「はい、おねがいします」
「ああ、任せてくれ」
シャークと結月ちゃんが巨大カニの本体に悪戦苦闘している隙に、オレは肢の方の処理をすすめてしまう。
何本もある肢をサクサクッと切り落とすと、シャブシャブしやすいようカットし氷水にイン!コレにより身が締まりつつも立体感を持った感じで繊維が立ってくれるので、見栄え的にも食感的にも効果的な処置なのだ。
「はい瑠羽。この殻をおねがいね」
「わかりました」
阿吽の呼吸でオレからカニの殻を受け取った瑠羽が、それでおダシをとっていく。
こうすることで殻から出る旨味とわずかについてた身も汁の中に泳ぎ出てきて、漏らさず美味しく頂くことが出来る。
「じゃあふたりは、継続してカニの身とおミソの確保。ああ、空いた殻は瑠羽にまわしてくれ。オレはコッチのピラゴロウを捌いてしまうから」
「わかった」
「わかりました」
そうして指示を出しつつも、流れるような動きでピラゴロウを捌き始めるオレ。
うん。ピラゴロウってのは、適当につけたモンスターの名前。で、それはカニダンジョン地下2層の泥湿地にいる、ピラニアみたいな歯並びをした巨大ムツゴロウのこと。だがコイツも淡泊でありつつも脂の乗った身質をしている。
なのでしゃぶしゃぶで食っても美味いだろうということで、一尾だけ獲ってきたのだ。
『ごっしごっしごっし!ジャァ~…!!』
そしてオレの持つスキルは、【塩】と【強酸】。
ゆえにソルトカッターでこそげば鱗もカンタンに落とせるし、塩と酸のダブルアタックでぬめりも臭みもバッチリ排除。なのでオットセイサイズのピラゴロウも、アッという間に捌けてしまうのだ。
「ねぇ師匠…」
と、ココでキッチンテーブルの方で野菜を切っていた瀬来さんから、声がかかった。
「ん、なんだい瀬来さん?」
「なんで私って、いっつも野菜切る係なの…??」
い、いや…、それが適材適所っていうモンなんですよ瀬来さん。。。
『ばきゃッ!ごりゅッ…、バカリッ!!』
「うわぁ、スッゲェ~。コイツ相変わらず、エンジンみてェな中身してんなぁ~」
巨大カニの甲羅を剥がしてみせると、なかを覗きこんでシャークがそんな感想を漏らす。ふむ、なるほどエンジンか、またうまいこと言うな。
確かに巨大カニの甲羅を剥がした中身は、エンジンもかくやという構造。
なにせデカいしな。ちなみにカニダンジョン産の食材は、糧品宅に着く少し前に確保しておいた。さらにこのカニは、ミスリル靴箆をヴンとさせ口からスンと突っ込んでの神経締め。なので鮮度も抜群なのだ。
「ほら、ココの少し黒くてビラビラしてるのがエラだ。ガニなんて呼ばれるが、エンジンでいえばキャブレターってとこか。さ、左右にあるからふたりでそれぞれ取り除いてごらん」
「おう!」
「や、やってみます!」
そして調理のお手伝いには、シャークと結月ちゃんが参戦。
料理に関してはいつでも教えられるということで瀬来さんのご実家にいた時には、ふたりには農業体験とか自然に触れあうことを優先させていたのだ。どうよこの取捨選択。さすがは職業:教師って感じじゃない?
「うへぇ~ッ!なんかグチュグチュしてるッ!」
「おいおい、シャーク。雑に剥がしてエラを崩すなよ。ヘタに崩すと、身に雑味が移るからな?」
「ウッサイなぁ、解ってるよもぉ…」
「こ、こうでしょうか…?」
「うんうん、根元は固いトコだけど、ソコは丁寧に…そう!ウン、雛形くんは筋が良いぞ!実にナイスだ!」
「そ、そうでしょうか?」
そして褒めて伸ばすことをモットーにしているオレは、よく出来た時にはベタ褒め攻撃。
そうして持ちあげることでマインドアップさせるのも忘れない。うむ、なにせこうして指導した瑠羽がバッチリ見事な成長を遂げてくれたのだから、信頼と実績が違うというモノでおじゃるよ。
そして調理の間、待たせてしまう方たちへのフォローも忘れない。
隙をみて、サッとファイヤーワンドで炙り香りを立たせたお爺さんの採ってくれた新鮮キノコたち。コレにパラリとゴッドソルトをまぶせば、もうそれだけで最高のアテの完成だ。
そんな炙りキノコを口にし、瑠羽のお父さんもお母さんもしみじみとその味を噛み締めている。
「はぁ~…。コレはまた、絶品だねェ…」
「ええ、アナタ。とってもいいお味ねぇ」
炙ったことで香りの引き立ったキノコは、まずその香しさだけでも楽しめる。
しかしソレをひとたび口に入れれば、優しくありつつも芳醇な味と香りのダブルパンチ。それをひときわ際立たせる味付けも、ちっさい塩の神さまから授かったゴッドソルトという念の入れよう。うむ、コレで不味い訳がないだろう。
「コーチ、身を剥いて殻だけになったら、コチラにください。お味噌汁のお出汁に使いますから」
「うむ、心得た。肢の身を今から順に剥いていくから、準備しておいてくれ」
「はい、おねがいします」
「ああ、任せてくれ」
シャークと結月ちゃんが巨大カニの本体に悪戦苦闘している隙に、オレは肢の方の処理をすすめてしまう。
何本もある肢をサクサクッと切り落とすと、シャブシャブしやすいようカットし氷水にイン!コレにより身が締まりつつも立体感を持った感じで繊維が立ってくれるので、見栄え的にも食感的にも効果的な処置なのだ。
「はい瑠羽。この殻をおねがいね」
「わかりました」
阿吽の呼吸でオレからカニの殻を受け取った瑠羽が、それでおダシをとっていく。
こうすることで殻から出る旨味とわずかについてた身も汁の中に泳ぎ出てきて、漏らさず美味しく頂くことが出来る。
「じゃあふたりは、継続してカニの身とおミソの確保。ああ、空いた殻は瑠羽にまわしてくれ。オレはコッチのピラゴロウを捌いてしまうから」
「わかった」
「わかりました」
そうして指示を出しつつも、流れるような動きでピラゴロウを捌き始めるオレ。
うん。ピラゴロウってのは、適当につけたモンスターの名前。で、それはカニダンジョン地下2層の泥湿地にいる、ピラニアみたいな歯並びをした巨大ムツゴロウのこと。だがコイツも淡泊でありつつも脂の乗った身質をしている。
なのでしゃぶしゃぶで食っても美味いだろうということで、一尾だけ獲ってきたのだ。
『ごっしごっしごっし!ジャァ~…!!』
そしてオレの持つスキルは、【塩】と【強酸】。
ゆえにソルトカッターでこそげば鱗もカンタンに落とせるし、塩と酸のダブルアタックでぬめりも臭みもバッチリ排除。なのでオットセイサイズのピラゴロウも、アッという間に捌けてしまうのだ。
「ねぇ師匠…」
と、ココでキッチンテーブルの方で野菜を切っていた瀬来さんから、声がかかった。
「ん、なんだい瀬来さん?」
「なんで私って、いっつも野菜切る係なの…??」
い、いや…、それが適材適所っていうモンなんですよ瀬来さん。。。
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