ギャルゲーの悪役子息に転生しましたが、主人公の邪魔をする気はないです。 それよりも領地に引きこもってのんびり魔道具開発を行いたいです。

みゅう

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2章 領地での暮らし

神子様、森の守護精霊と会う

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「すっごい」

深い深い暗い森の中にふわふわ飛ぶ精霊子や、小型のエンよりもちょっと精霊の気配が薄い精霊や、ジエイドよりも濃い気配を纏う精霊、様々な精霊たちが、ふわふわキラキラ飛び回っていて、すごく幻想的な光景が広がっていた。

『すごいですね、フェルディナンド様。ボクも、こんなにたくさんの精霊たちが集まっているところを見るのは初めてです』

ほぇーっとエンも呆けて顔で、この幻想的な光景に見入っていた。だけれど、ジエイドとスピネルは、そこ目で感激している様子ではない。なんでだろう?すっごくきれいなのに。

「二人は、こんなにたくさんの精霊たちが、集まっているところをよく見るの?」

そうじゃないと、こんなに幻想的な光景そう見ないだろう。

『はい、世界樹の島の祭りではもっとたくさんの精霊たちがいましたから』

そっか、ジエイドは世界樹の島生まれのエリートだったか。

『私が剣をやっていた時には、地上にもっとたくさんの精霊たちがいましたから』

へぇー、ん?昔は今より精霊が多かったのか?精霊も、前世みたいに少子高齢化していたりして‥‥‥なんか、普通にあり得そうだな。


『神子様、今日はおいでいただきありがとうございます』

ジエイドと同じくらいで高校生くらいの、薄い若葉のような緑の髪と、同色の瞳の絶世の美少年が、俺に深々と頭を下げた。3歳児に、頭を下げる高校生。なかなかシュールな光景だな。

「こちらこそ、歓迎に感謝する」

俺も、深々とそのイケメン精霊君に頭を下げた。

『こちらこそ、神子様に来ていただき光栄です』

イケメン精霊君は、また深ーく頭を下げた。いや、そこまで頭下げなくていいから。

「えっと、名前は?」

『申し遅れました。私の名前は、植物の上級精霊フォレスタと申します。カルリオン公爵所領の森の守護精霊です』

フォレスタね、フォレスタ。覚えた覚えた。うちの家の森に、守護精霊なんているんだ、びっくりだな。

「いつも森を守ってくれて、感謝する」

この世界には、魔物がいるからな。領の人が襲われていたらかわいそうだ。

『いえいえいえ、これが私の役目ですから』

両手を胸の前で、大きく振りながら謙遜してきた。こいつ、アメリカ人みたいだな。

「これからも、頑張ってくれ」

カルリオン公爵領の領民のために。

『もったいない御言葉です』

またまた、深々とお辞儀をした来た。フォレスタって、今のやり取りの中、何回お辞儀をしたかな?
 
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