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第5話
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ハッと目を覚ますと、俺はソファで横になっていた。
「あれ、なんでこんなところで寝てたんだろ」
真っ暗な部屋の中で頭をボリボリと掻きながら時計に目をやると、デジタルクロックには二十一時十三分と表示されている。
「うぎゃー! もうこんな時間!?」
マズい、急がないとバイトに遅刻しちまう。
夜の十時から朝の七時までが俺の勤務時間だ。夜中のバイトをしていると時間感覚が狂うから、部屋の時計は二十四時間表記の時計を置いているんだ。
いや、そんなことを説明してる場合じゃない。とにかく支度を……!
部屋の電気を点けて、明るさに目を細める。白い視界が晴れてくると――ベッドに女の子が眠っているじゃないか!
「ごあっ!」
思わず叫び声を上げてしまった。……そうだった。エロゲの中から望月ほたるが飛び出して、俺のベッドで寝ていたんだ。
まだ寝起きで頭がボーッとしている俺は、これは夢なんじゃないかと錯覚した。ゲームの中からヒロインが出て来るなんて、未だに信じられないからな。
しかし、現実にほたるはここにいる。部屋の中が急に明るくなったにも関わらず、俺のベッドでスヤスヤと寝息を立てている。
「う~ん、どうしよう……」
ほたるを放っておいていいものか。まあ、ゲームのヒロインだから帰る家があるわけでもないだろう。そんなことよりも急がないとバイトに遅れてしまう。
俺は慌てて身支度を整え、スッカラカンの財布をポケットにねじ込んだ。
「とりあえず、このまま寝かせておくか。後のことは帰ってからだな」
ほたるの寝顔は、これまた特級品の可愛らしさだった。さっきまでの口が悪くて態度がデカくて、ガツガツと飯を食っていた時とはまるで別人だ。
そんな寝顔を眺めていると、ほたるは「ううん……」と悩まし気な声を漏らして寝返りをうった。その動きでスカートが捲れ、薄いストライプ柄の下着が見えてしまう。
「どはっ!」
っと、俺は思わず一歩下がってしまった。いや、こんな美味しいシチュエーションなのにどうして引いてるんだ!?
しかし、こんな格好のほたるにイタズラするわけにはいかない…………よな。いくらエロゲのヒロインとはいえ、今は眠っている女の子だ。
俺はそっと布団を掛けてやり、部屋の電気を消す。
「ったく、本当にコイツは何しに出て来たんだよ」
そうボヤいてから家を出て、今ならどうにか間に合うだろうと信じてスタートダッシュをキメ、バイトに向かった。
「おはよう、和馬くん」
「光莉先輩、おはようございます!」
ギリギリでバイト先に到着した俺に声をかけてきた女の子は、同じアルバイトの本庄光莉。
歳は俺の二つ上で、このレストランでウエイトレスをやっている先輩。俺と同じ深夜帯のバイト仲間で、小柄で優しくて栗毛色のポニーテールが良く似合う、俺が密かに憧れている人だ。
……まあ、俺は恋愛対象にはなっていないっぽいけど。
「今日は遅かったねぇ。早くしないと遅刻になっちゃうよ?」
「すぐ支度をします!」
とりあえずコックコート(調理服)に着替えてタイムカードを押し、手を洗って厨房に入る。
「和馬、おせーぞ! ギリギリじゃねーか」
「うあぁ、すいません! でも何とかセーフっす」
怒鳴り声をあげてきたのは、キッチンのリーダーで冨澤さんていう強面のオッサン。
「誰がオッサンだ、俺はまだ二十代だコノヤロー!」
う~ん、歳はともかく、外見がどう見てもヤ○ザ屋さんなんだよ。顔はいかついし、身体もゴツイし、言葉づかいも乱暴だし。
「ゴチャゴチャ言ってねーで、さっさと洗い場を片付けやがれ」
「了解ッス」
俺は首をすぼめて洗い場に立つ。
ちょうどその時、使い終わった皿やコップを洗い場に入れてくる光莉先輩と目が合った。光莉先輩は、冨澤さんに吠えられている俺を見て「ドンマイ」と言いたげに笑顔を送ってくる。
この笑顔が可愛いんだ。
俺よりも年上だけど、見た目が幼くておっとりしたところに惹かれるんだよ。声もアニメの声優さんみたいに甘くてトロっとした感じで、
「それにしても、和馬くんも頼もしくなったねぇ」
こんな感じで語尾がゆっくり伸びる喋り方が、まさに癒し系。
「いやいや。俺なんかまだ皿洗いが定位置ですから」
「そうじゃなくて、あの厳しい冨澤さんにもめげずに頑張ってるんだから」
「冨澤さんは厳しいですけど、一生懸命に教えてくれるんでありがたいす」
俺はフライパンに火をかける冨澤さんをチラと横目で見た。
「私ね、最初は和馬くんがすぐ辞めちゃうんじゃないかって心配してたんだよ」
「光莉先輩、俺そんなに根性無しじゃないっすよ」
「だって和馬くん、いつもゲームの話ばっかりしてるから。冨澤さんとは合わないんじゃないかなぁって」
確かにヤ○ザ屋さんみたいな見た目の冨澤さんは、俺のゲーム話にはまったく無関心ですからね。
「でも代わりに光莉先輩が俺の話を聞いてくれるから、それが楽しみで続けてるっていうか」
ここでさり気なく「光莉先輩を意識してます」をアピールだ。これがゲームなら好感度はワンランクアップするはず。
「うんうん。和馬くんはゲームが大好きなんだもんねぇ。ゲームが恋人って感じがするよ」
「あ、いや……そうじゃなくてですね……」
「じゃあ私、バッシング(皿やコップをさげてくること)終わらせてくるね」
「りょ、了解っス!」
そう言って光莉先輩は、パタパタとフロアに駆けていく。
俺のさり気ない「意識してますよ」アピールは気にも留めてもらえなかったご様子。選ぶセリフを間違えたかな。
あそこは「よかったら今度、一緒にゲームやりませんか?」くらいの強引な選択でも良かったのか?
「……いや、無理だな~。光莉先輩がゲームをやる人だとは思えないし」
ポニーテールを揺らしていく光莉先輩を眺めて、俺は深くため息を吐いた。リアルの恋愛って、こんなもんだよな。
俺はこの洗い場から、あの姿をいつも眺めてきた。光莉先輩はああやっていつも一生懸命で、どんな時もニコニコしてるからお客さんからの人気もバツグン。
優しくて頑張り屋さんで可愛くて、あんな人が俺の彼女になってくれたらなぁ……。そこまで行かなくても、まずは一緒にゲームで遊ぶくらいの好感度になってくれればな……。
なんて、俺はゲーム脳をフル回転させた妄想を膨らませていると、
「おい和馬! 洗い場が終わったら仕込みやっとけよ」
後ろから冨澤さんのデカい声が、僕の妄想風船をブチ破ってきた。
「りょ、了解っス!」
この威圧感がハンパないんだよ。泣く子も黙るどころか、泣く子も気絶するほどの凄みだ。
でも冨澤さんは実はスゴイ人で、料理の腕はウチの店でナンバーワン。今もフライパンを振ってスパゲティ・ナポリタンを作ってるけど、薄朱色に染まったパスタが情熱的に輝いて見える。
それを小高く盛り付けて、仕上げにパセリを散らす。
立ち上る湯気、光沢のある中太麺に絡む桃色のベーコンと新緑のピーマン、甘みと酸味が融合した香りは、まさに芸術品。
なんでウチみたいな普通のレストランで働いてるんだろうって疑問だよ。もっと一流のレストランで雇ってもらえそうなのに。
ま、他人の事は言えないけどな。俺も何のために働いてるかといったら、エロゲのためであるからして。
エロゲ――
らぶ☆ほたる――
望月ほたる。
そういえば、アイツ……どうしてるかな。
「あれ、なんでこんなところで寝てたんだろ」
真っ暗な部屋の中で頭をボリボリと掻きながら時計に目をやると、デジタルクロックには二十一時十三分と表示されている。
「うぎゃー! もうこんな時間!?」
マズい、急がないとバイトに遅刻しちまう。
夜の十時から朝の七時までが俺の勤務時間だ。夜中のバイトをしていると時間感覚が狂うから、部屋の時計は二十四時間表記の時計を置いているんだ。
いや、そんなことを説明してる場合じゃない。とにかく支度を……!
部屋の電気を点けて、明るさに目を細める。白い視界が晴れてくると――ベッドに女の子が眠っているじゃないか!
「ごあっ!」
思わず叫び声を上げてしまった。……そうだった。エロゲの中から望月ほたるが飛び出して、俺のベッドで寝ていたんだ。
まだ寝起きで頭がボーッとしている俺は、これは夢なんじゃないかと錯覚した。ゲームの中からヒロインが出て来るなんて、未だに信じられないからな。
しかし、現実にほたるはここにいる。部屋の中が急に明るくなったにも関わらず、俺のベッドでスヤスヤと寝息を立てている。
「う~ん、どうしよう……」
ほたるを放っておいていいものか。まあ、ゲームのヒロインだから帰る家があるわけでもないだろう。そんなことよりも急がないとバイトに遅れてしまう。
俺は慌てて身支度を整え、スッカラカンの財布をポケットにねじ込んだ。
「とりあえず、このまま寝かせておくか。後のことは帰ってからだな」
ほたるの寝顔は、これまた特級品の可愛らしさだった。さっきまでの口が悪くて態度がデカくて、ガツガツと飯を食っていた時とはまるで別人だ。
そんな寝顔を眺めていると、ほたるは「ううん……」と悩まし気な声を漏らして寝返りをうった。その動きでスカートが捲れ、薄いストライプ柄の下着が見えてしまう。
「どはっ!」
っと、俺は思わず一歩下がってしまった。いや、こんな美味しいシチュエーションなのにどうして引いてるんだ!?
しかし、こんな格好のほたるにイタズラするわけにはいかない…………よな。いくらエロゲのヒロインとはいえ、今は眠っている女の子だ。
俺はそっと布団を掛けてやり、部屋の電気を消す。
「ったく、本当にコイツは何しに出て来たんだよ」
そうボヤいてから家を出て、今ならどうにか間に合うだろうと信じてスタートダッシュをキメ、バイトに向かった。
「おはよう、和馬くん」
「光莉先輩、おはようございます!」
ギリギリでバイト先に到着した俺に声をかけてきた女の子は、同じアルバイトの本庄光莉。
歳は俺の二つ上で、このレストランでウエイトレスをやっている先輩。俺と同じ深夜帯のバイト仲間で、小柄で優しくて栗毛色のポニーテールが良く似合う、俺が密かに憧れている人だ。
……まあ、俺は恋愛対象にはなっていないっぽいけど。
「今日は遅かったねぇ。早くしないと遅刻になっちゃうよ?」
「すぐ支度をします!」
とりあえずコックコート(調理服)に着替えてタイムカードを押し、手を洗って厨房に入る。
「和馬、おせーぞ! ギリギリじゃねーか」
「うあぁ、すいません! でも何とかセーフっす」
怒鳴り声をあげてきたのは、キッチンのリーダーで冨澤さんていう強面のオッサン。
「誰がオッサンだ、俺はまだ二十代だコノヤロー!」
う~ん、歳はともかく、外見がどう見てもヤ○ザ屋さんなんだよ。顔はいかついし、身体もゴツイし、言葉づかいも乱暴だし。
「ゴチャゴチャ言ってねーで、さっさと洗い場を片付けやがれ」
「了解ッス」
俺は首をすぼめて洗い場に立つ。
ちょうどその時、使い終わった皿やコップを洗い場に入れてくる光莉先輩と目が合った。光莉先輩は、冨澤さんに吠えられている俺を見て「ドンマイ」と言いたげに笑顔を送ってくる。
この笑顔が可愛いんだ。
俺よりも年上だけど、見た目が幼くておっとりしたところに惹かれるんだよ。声もアニメの声優さんみたいに甘くてトロっとした感じで、
「それにしても、和馬くんも頼もしくなったねぇ」
こんな感じで語尾がゆっくり伸びる喋り方が、まさに癒し系。
「いやいや。俺なんかまだ皿洗いが定位置ですから」
「そうじゃなくて、あの厳しい冨澤さんにもめげずに頑張ってるんだから」
「冨澤さんは厳しいですけど、一生懸命に教えてくれるんでありがたいす」
俺はフライパンに火をかける冨澤さんをチラと横目で見た。
「私ね、最初は和馬くんがすぐ辞めちゃうんじゃないかって心配してたんだよ」
「光莉先輩、俺そんなに根性無しじゃないっすよ」
「だって和馬くん、いつもゲームの話ばっかりしてるから。冨澤さんとは合わないんじゃないかなぁって」
確かにヤ○ザ屋さんみたいな見た目の冨澤さんは、俺のゲーム話にはまったく無関心ですからね。
「でも代わりに光莉先輩が俺の話を聞いてくれるから、それが楽しみで続けてるっていうか」
ここでさり気なく「光莉先輩を意識してます」をアピールだ。これがゲームなら好感度はワンランクアップするはず。
「うんうん。和馬くんはゲームが大好きなんだもんねぇ。ゲームが恋人って感じがするよ」
「あ、いや……そうじゃなくてですね……」
「じゃあ私、バッシング(皿やコップをさげてくること)終わらせてくるね」
「りょ、了解っス!」
そう言って光莉先輩は、パタパタとフロアに駆けていく。
俺のさり気ない「意識してますよ」アピールは気にも留めてもらえなかったご様子。選ぶセリフを間違えたかな。
あそこは「よかったら今度、一緒にゲームやりませんか?」くらいの強引な選択でも良かったのか?
「……いや、無理だな~。光莉先輩がゲームをやる人だとは思えないし」
ポニーテールを揺らしていく光莉先輩を眺めて、俺は深くため息を吐いた。リアルの恋愛って、こんなもんだよな。
俺はこの洗い場から、あの姿をいつも眺めてきた。光莉先輩はああやっていつも一生懸命で、どんな時もニコニコしてるからお客さんからの人気もバツグン。
優しくて頑張り屋さんで可愛くて、あんな人が俺の彼女になってくれたらなぁ……。そこまで行かなくても、まずは一緒にゲームで遊ぶくらいの好感度になってくれればな……。
なんて、俺はゲーム脳をフル回転させた妄想を膨らませていると、
「おい和馬! 洗い場が終わったら仕込みやっとけよ」
後ろから冨澤さんのデカい声が、僕の妄想風船をブチ破ってきた。
「りょ、了解っス!」
この威圧感がハンパないんだよ。泣く子も黙るどころか、泣く子も気絶するほどの凄みだ。
でも冨澤さんは実はスゴイ人で、料理の腕はウチの店でナンバーワン。今もフライパンを振ってスパゲティ・ナポリタンを作ってるけど、薄朱色に染まったパスタが情熱的に輝いて見える。
それを小高く盛り付けて、仕上げにパセリを散らす。
立ち上る湯気、光沢のある中太麺に絡む桃色のベーコンと新緑のピーマン、甘みと酸味が融合した香りは、まさに芸術品。
なんでウチみたいな普通のレストランで働いてるんだろうって疑問だよ。もっと一流のレストランで雇ってもらえそうなのに。
ま、他人の事は言えないけどな。俺も何のために働いてるかといったら、エロゲのためであるからして。
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