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第三章 始まる闘い
第八話 痛み1
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しばらく貴哉は1人で呆然としていた。殴られた顔と、殴った拳が今になってジンジン痛む。
「....帰るか。」
貴哉は痛む体を起こして、どうにか学校の外まで歩いた。
「おい、不良!」
校門の近くの街灯の下で声をかけられた。祐士だ。
「あっ、どうも....」
「お前、俺のこと覚えてるか?」
「3年の....えっと....」
「祐士だよ、宮城祐士。」
「あ、そうでしたか....」
祐士が気にするなと言うように肩を叩く。
「それよりお前、顔どうしたよ?」
「あ、これは....」
「手、見せてみろ。」
しゃべることもままならない貴哉の手を掴み、まじまじと眺める。
「....喧嘩したなお前?」
「....はい。」
祐士が豪快に笑う。
「お前、恵弥たちですらまだ喧嘩してないのによ!もしかしたらお前が1番の悪なんじゃねぇか!」
「....ははは。」
苦笑いで答えるのが精一杯だ。
「それでよ、お前、勝ったのか?」
「えっ?」
「えっ、じゃねぇよ。勝ったのかって。」
祐士が核心を突く質問をしてきた。
「....僕が馬乗りで殴ってる時にとめられたんで、勝ったかどうかは分かんないです....」
外では俺と言ってる貴哉も、この時ばっかりは素に戻って僕になっている。
「勝ってんじゃねぇか!」
祐士がまた豪快に笑う。
「そんで、相手は誰だ?」
「....桃子....先輩です。」
祐士が途端に真顔になる。
「あ?お前、女相手に手あげたのか?」
「....」
そして、祐士がいきなり貴哉の胸ぐらを掴んだ。
「黙ってねぇでなんとか言えやこらぁ!」
「....!?」
「なんてな、嘘だよ。」
祐士が笑いながら貴哉を離す。
「ど、どうして....」
「ま、あんまりいいことじゃねぇが、お前は理由もなく人殴るタイプじゃねぇだろ?原因もなんとなく想像つくぜ。」
祐士が煙草を吸いはじめる。
「ま、よく分からねぇ理屈でも押し付けられたんだろ?」
「そんな感じです....」
「でも、お前みたいなチビが女とは言えボクシングやってるやつに馬乗りになるなんて、大したもんじゃねぇか。」
「....」
「どうだ、喧嘩に勝ててよ?正直嬉しかったろ?」
「え?」
「俺がお前だったら、明日学校で自慢してるぜ。」
祐士が笑う。しかし、
「....嬉しくなんかないですよ。」
「あ?」
「自分の顔と手もこんなに痛いですし....」
祐士が貴哉の頭を小突いた。
「いて....」
「馬鹿野郎!そんなのしょうがねぇだろ?喧嘩には付き物じゃねぇか!」
「....」
貴哉が少し黙って口を開く。
「じゃあ、祐士先輩....」
「なんだ?」
「....僕は今、顔や手なんかより、とっても心が痛いんです....」
「あ?」
貴哉が涙ぐみながら語る。
「桃子....桃子先輩は小さい頃からの仲で、とっても良くしてもらいました。そんな桃子先輩がボロボロになった姿見て、すっごい、自分で自分が怖くなって....」
「....」
「....昔、中学生に殴られて金取られたことがあります。それはもう、馬乗りになられて、死ぬんじゃないかってぐらい殴られました。それと同じこと自分がやったって考えたら、もう....」
貴哉が言葉に詰まる。
「....なんだよ?続けろよ。」
見かねた祐士が促す。貴哉は蚊の泣くような声で続ける。
「....桃子先輩の弟が泣きながら駆け寄ってくの見て、僕まで泣きそうになっちゃって。本当は僕も駆け寄りたかった。でも、そんなことできる雰囲気じゃなくて....僕が完全な悪者になってて....」
「....」
「こんなに心が痛いのも、喧嘩には付き物なんですか?」
「....大体分かった....」
「....え?」
戸惑う貴哉を尻目に、祐士が煙草を投げ捨てる。
「おもしれぇ野郎だ....」
「....?」
そして、再び祐士が貴哉の胸ぐらを掴む。予想してなかった展開に、貴哉も頭がついていってない。
「....い、いきなり何を!?」
「ヤガマシ!」
祐士が貴哉を一喝する。
「いいか小僧!お前にはな!これから喧嘩三昧の日々が待ってんだ!そん中にはよ、お前のやりたくねぇ喧嘩もあるだろうよ!女1人殴ったぐらいでメソメソしてたんじゃ、お前ついていけねぇぞ!」
「....!?」
「こんなことでへこたれるぐらいならよ!野球部とつるむのやめちまえ!」
言うだけいって、祐士は貴哉を放り投げた。
「....祐士先輩、僕そんなの嫌です!」
「あ?」
「僕はただ、野球部と一緒にいるのが楽しいからつるんでるのに....」
「....お前、俺の話聞いてなかったのか?」
「....これからあいつらと一緒にいるだけでこんな辛い思い、我慢し続けなきゃならないんですか?」
祐士が声を荒げる。
「だからよ!それができねぇならやめとけつってんだろ!」
「....どうして....どうして....」
貴哉の目から一杯の涙が溢れる。
「....あのぉ....普通の友だちじゃ....ダメなんですか?」
「あ?」
「....普通に冗談言って、笑って、泣いて、怒って....そんな普通の友だちでいるのは....ぐすっ、ダメなんですか?」
貴哉はそれだけ言って泣き出した。しばらくして、祐士が無言で貴哉の肩に手を置いた。
「....俺はお前みたいな奴は初めて見たぜ。」
「....」
「お前見てるとなんだか、こっちまで調子狂っちまうよ。」
「....」
貴哉は無言で涙を流している。
「おい貴哉。あんまりにも見てらんねぇから、1つだけお前にアドバイスやるよ。」
「うぅ....え?....」
「聞きたいか?」
「ぐすっ....はい....」
祐士が貴哉から手を離し、再び煙草に火を点ける。
「お前、そんなに今辛いのか?」
「うぅ....はい....」
「そうか。だったらよ、今のその気持ち、何があっても忘れるんじゃねぇぞ?」
「....え?」
貴哉が涙を拭いながら祐士の方を見る。すると、祐士が貴哉の肩を軽く小突いた。
「え、じゃねぇよ。はい、だろうが。」
「....は、はい。」
「そうすりゃあよ、お前はもっと強くなれるよ。」
祐士が貴哉を置いて歩き出した。
「じゃ、俺はこの後行く所あるからよ、またな。」
貴哉は再び1人になる。
「....何なんだよあいつ。」
沈んだ気持ちのまま、学校の校舎を眺める。入学してから1ヶ月、本当に色んなことがあった。幼なじみと同じクラスになれたと思えば、いきなり知らない場所へ連れて行かれて殴られた。そして自分を殴った相手と友だちになり、毎日のようにふざけ倒した。先輩たちから理不尽な理由で殴られ、女子からも言い掛かりをつけられた。それでも、入学してから今日までの日々は貴哉にとって、楽しく刺激的なものだった。
(....僕は一体どうすればいいの?....)
そんなことを考えながら、街灯の下に座り込む。放課後のことを思い出して、また涙が出てきた。
(....恵弥たちとも一緒にいれなくて、伯亜たちとも一緒にいれなくなったら....僕、どうなっちゃうのかな....)
つづく
「....帰るか。」
貴哉は痛む体を起こして、どうにか学校の外まで歩いた。
「おい、不良!」
校門の近くの街灯の下で声をかけられた。祐士だ。
「あっ、どうも....」
「お前、俺のこと覚えてるか?」
「3年の....えっと....」
「祐士だよ、宮城祐士。」
「あ、そうでしたか....」
祐士が気にするなと言うように肩を叩く。
「それよりお前、顔どうしたよ?」
「あ、これは....」
「手、見せてみろ。」
しゃべることもままならない貴哉の手を掴み、まじまじと眺める。
「....喧嘩したなお前?」
「....はい。」
祐士が豪快に笑う。
「お前、恵弥たちですらまだ喧嘩してないのによ!もしかしたらお前が1番の悪なんじゃねぇか!」
「....ははは。」
苦笑いで答えるのが精一杯だ。
「それでよ、お前、勝ったのか?」
「えっ?」
「えっ、じゃねぇよ。勝ったのかって。」
祐士が核心を突く質問をしてきた。
「....僕が馬乗りで殴ってる時にとめられたんで、勝ったかどうかは分かんないです....」
外では俺と言ってる貴哉も、この時ばっかりは素に戻って僕になっている。
「勝ってんじゃねぇか!」
祐士がまた豪快に笑う。
「そんで、相手は誰だ?」
「....桃子....先輩です。」
祐士が途端に真顔になる。
「あ?お前、女相手に手あげたのか?」
「....」
そして、祐士がいきなり貴哉の胸ぐらを掴んだ。
「黙ってねぇでなんとか言えやこらぁ!」
「....!?」
「なんてな、嘘だよ。」
祐士が笑いながら貴哉を離す。
「ど、どうして....」
「ま、あんまりいいことじゃねぇが、お前は理由もなく人殴るタイプじゃねぇだろ?原因もなんとなく想像つくぜ。」
祐士が煙草を吸いはじめる。
「ま、よく分からねぇ理屈でも押し付けられたんだろ?」
「そんな感じです....」
「でも、お前みたいなチビが女とは言えボクシングやってるやつに馬乗りになるなんて、大したもんじゃねぇか。」
「....」
「どうだ、喧嘩に勝ててよ?正直嬉しかったろ?」
「え?」
「俺がお前だったら、明日学校で自慢してるぜ。」
祐士が笑う。しかし、
「....嬉しくなんかないですよ。」
「あ?」
「自分の顔と手もこんなに痛いですし....」
祐士が貴哉の頭を小突いた。
「いて....」
「馬鹿野郎!そんなのしょうがねぇだろ?喧嘩には付き物じゃねぇか!」
「....」
貴哉が少し黙って口を開く。
「じゃあ、祐士先輩....」
「なんだ?」
「....僕は今、顔や手なんかより、とっても心が痛いんです....」
「あ?」
貴哉が涙ぐみながら語る。
「桃子....桃子先輩は小さい頃からの仲で、とっても良くしてもらいました。そんな桃子先輩がボロボロになった姿見て、すっごい、自分で自分が怖くなって....」
「....」
「....昔、中学生に殴られて金取られたことがあります。それはもう、馬乗りになられて、死ぬんじゃないかってぐらい殴られました。それと同じこと自分がやったって考えたら、もう....」
貴哉が言葉に詰まる。
「....なんだよ?続けろよ。」
見かねた祐士が促す。貴哉は蚊の泣くような声で続ける。
「....桃子先輩の弟が泣きながら駆け寄ってくの見て、僕まで泣きそうになっちゃって。本当は僕も駆け寄りたかった。でも、そんなことできる雰囲気じゃなくて....僕が完全な悪者になってて....」
「....」
「こんなに心が痛いのも、喧嘩には付き物なんですか?」
「....大体分かった....」
「....え?」
戸惑う貴哉を尻目に、祐士が煙草を投げ捨てる。
「おもしれぇ野郎だ....」
「....?」
そして、再び祐士が貴哉の胸ぐらを掴む。予想してなかった展開に、貴哉も頭がついていってない。
「....い、いきなり何を!?」
「ヤガマシ!」
祐士が貴哉を一喝する。
「いいか小僧!お前にはな!これから喧嘩三昧の日々が待ってんだ!そん中にはよ、お前のやりたくねぇ喧嘩もあるだろうよ!女1人殴ったぐらいでメソメソしてたんじゃ、お前ついていけねぇぞ!」
「....!?」
「こんなことでへこたれるぐらいならよ!野球部とつるむのやめちまえ!」
言うだけいって、祐士は貴哉を放り投げた。
「....祐士先輩、僕そんなの嫌です!」
「あ?」
「僕はただ、野球部と一緒にいるのが楽しいからつるんでるのに....」
「....お前、俺の話聞いてなかったのか?」
「....これからあいつらと一緒にいるだけでこんな辛い思い、我慢し続けなきゃならないんですか?」
祐士が声を荒げる。
「だからよ!それができねぇならやめとけつってんだろ!」
「....どうして....どうして....」
貴哉の目から一杯の涙が溢れる。
「....あのぉ....普通の友だちじゃ....ダメなんですか?」
「あ?」
「....普通に冗談言って、笑って、泣いて、怒って....そんな普通の友だちでいるのは....ぐすっ、ダメなんですか?」
貴哉はそれだけ言って泣き出した。しばらくして、祐士が無言で貴哉の肩に手を置いた。
「....俺はお前みたいな奴は初めて見たぜ。」
「....」
「お前見てるとなんだか、こっちまで調子狂っちまうよ。」
「....」
貴哉は無言で涙を流している。
「おい貴哉。あんまりにも見てらんねぇから、1つだけお前にアドバイスやるよ。」
「うぅ....え?....」
「聞きたいか?」
「ぐすっ....はい....」
祐士が貴哉から手を離し、再び煙草に火を点ける。
「お前、そんなに今辛いのか?」
「うぅ....はい....」
「そうか。だったらよ、今のその気持ち、何があっても忘れるんじゃねぇぞ?」
「....え?」
貴哉が涙を拭いながら祐士の方を見る。すると、祐士が貴哉の肩を軽く小突いた。
「え、じゃねぇよ。はい、だろうが。」
「....は、はい。」
「そうすりゃあよ、お前はもっと強くなれるよ。」
祐士が貴哉を置いて歩き出した。
「じゃ、俺はこの後行く所あるからよ、またな。」
貴哉は再び1人になる。
「....何なんだよあいつ。」
沈んだ気持ちのまま、学校の校舎を眺める。入学してから1ヶ月、本当に色んなことがあった。幼なじみと同じクラスになれたと思えば、いきなり知らない場所へ連れて行かれて殴られた。そして自分を殴った相手と友だちになり、毎日のようにふざけ倒した。先輩たちから理不尽な理由で殴られ、女子からも言い掛かりをつけられた。それでも、入学してから今日までの日々は貴哉にとって、楽しく刺激的なものだった。
(....僕は一体どうすればいいの?....)
そんなことを考えながら、街灯の下に座り込む。放課後のことを思い出して、また涙が出てきた。
(....恵弥たちとも一緒にいれなくて、伯亜たちとも一緒にいれなくなったら....僕、どうなっちゃうのかな....)
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